« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »

2019年12月

2019.12.30

宮沢模型のED16

年末進行もいよいよ終盤。
 
Mon2_20191230
発掘したED16と前から持っていたED16
 
組みかけ品をチェックしていて気が付いたED16。
完成品なのでちょっと直せば・・・と思って置きっぱなし。
このままでは可哀そうなので、整備して使用する。
そういえば、同タイプのED16があった!
奥にあるものがそうなのだが、NGDCCの初期サウンドデコーダを
搭載するために、車体情報が空になるように改造したもの。
久々に開けてみると・・・あれ?
NGDCCのデコーダを外しただけで配線がない!(放置?)
こりゃダメだ、とこちらの整備にかかる(仕事が増えただけ)
 
Mon3_20191230
デッキ手摺修理
この手のロコはデッキ手摺が壊れていることが多い。
例外なく、このED16もそうだった。
しかし、模型職人にはチョロい修理である。
こういう小さく細いものは「そこだけハンダ付け」が
可能だからである。
こういうことは、デッキ付きロコを維持しているとよくある
修理なので経験豊富である(自慢?)
バーが無くなっているところを追加して、外れているところ
を修理し、ついでに台車を洗浄する。
 
Mon4_20191230
モータ交換、先台車改良、絶縁処理
DCCサウンドも今ではナローの車両にも搭載可能なほどに
小型になっている。
今回もDCCサウンド化するのか?はともかくとして、これで
通常の電機用モータ(やや大きめ)が使用可能になった。
ウォームギアはギアは2:16に交換する(これが一番調子がいい)
先台車は前に車両は作り直しているのだが、年末進行なので
元のものをちょっと手直しして使う。
ベリリウム銅t0.08板材で下に押す方式は、手慣れた方法で
ある(良い材料があるからこそ出来る方法)
ボルスターは台車が当たらないようにあちことカット。
あちこち絶縁処理をして、K&Dカプラー対応をして・・・
簡単に済むと思った私がバカだった(遠い目)
 
Mon5_20191230
DCC対応配線をして修理完了
これで走行可能になった(手前)
このモータは低速から調子よく回るので走行テストは良好。
あとはウェイトをどれだけ載せるか?(両方とも)
奥のものはMRC28φスピーカを標準のエンクロージャ付きで
入れるためにウェイトはこれだけしか搭載出来なかった。
今回のED16の現状の重量
・車体:74g
・下回り:197g
機関車なので450gくらいにはしたいのだが、どうしたものか?
サウンドデコーダも新型を試してみたい気もするのだが・・・
 
さて、来年は何をしようか?

| | コメント (0)

2019.12.26

旧型国電を完成させる!

毎年恒例の「年末模型職人」である。
1両でも年内完成車両を増やす。
 
Kumo1_20191226
鉄模社モニ13を発掘
このところ、パーツや組みかけ車両の棚卸を進めているのだが、
下回りだけを直せば良い鉄模社のモニ13を発掘した。
さっそく分解するのだが、配線を止めていたテープ(画像下方)が
岸和田のお店(模型店?)のもので、2つに切ったものが
ちゃんと繋がって読めたのには運命を感じた(遠い目)
 
Kumo2_20191226
モニ13の窓ガラス交換、パンタグラフを塗装
 
Thu3_20191226
床下機器も作る(エコーのセット(1618))
 
Kumo3_20191226
追加で発掘したカツミの73系x3の台車交換
 
Kumo8_20191226
動力は吊掛モータなので床板をフラットにする
 
Kumo4_20191226
モニは10.5φ車輪(ギア比9:30の初期タイプ)
 
Kumo6_20191226
ピノチオのクモハ40(11.5φ ギア比9:33の現行タイプ)
 
Kumo5_20191226
配線を上に回す私の定番方式(楽だから)
 
Kumo7_20191226
とりあえず国電が5両完成!
ということで、5両の旧型国電が完成した。
クモハ40は最近入手したものだが、他の4両はよくもまあ
長年存在を忘れていたものである(反省)
 
先に京福テキ512が完成し、旧型国電の工作をしていると
「来年は東急の旧車、南武線、地鉄なんていいな」という
妄想が湧いて来る。
 
さて、年内にあと1両くらい完成させられるか?

| | コメント (2)

2019.12.21

京福テキ512(鉄模社EC40改)(9)

思っていたより完成まで引っ張ってしまった。
 
Keifuku1_20191221
塗装開始!
集中して工作をすればいいのに、あれこれ他の車両に手を出して
塗装がノビノビになってしまった。
快晴の日にようやく塗装開始!
まずはカラープライマー(黒)を吹付。
 
Keifuku2_20191221
悪夢のトラブル連続!
カラースプレーの塗装完了。
さて、次はスプレーでぶどう2号を、ということで吹付ると・・・
ブシャッ・・・(唖然)え?なにこのびちゃっと出た塗料は!
あ~、こりゃダメだ!とシンナーどぼん(ち~ん)
手持ちのラッカーを発掘し、まずはプライマーを吹くか・・・
ビシュ~・・・え?エムテックのパイプに盛大に亀裂が入って
空気漏れ(呆然)
慌ててタミヤのスプレーワーク登場!
さすがは世界のタミヤ!問題なく塗装出来た!
 
Keifuku3_20191221
マッハのぶどう1号?はどうか
どうにか塗装を完了。
ところで、今回使用したマッハの塗料は旧EL・PC外部というもので
おそらくはぶどう1号のことか?
昔から「黒すぎでは?」と使わなかったので、半端に残っていた
ので使った(ケチ?)のだが、やはり「黒いなぁ」が実感。
 
Keifuku4_20191221
前から見たところ
 
Keifuku5_20191221
デッキ側(スノープロー装備)
 
仕上げを行い、どうにか完成した。
「鉄道模型社らしさ」を残すために、ナンバーの10000は
残してあるし、正面中央の窓もオリシナルのままである。
他にもいろいろあるのだが、全体としては「いい感じ」には
なったと思う。
工作再開時に「勢いをつけるためにスノープローも」と
思ったのは正解で、この車両の面白さが倍になった。
 
Keifuku6_20191221
小貨物列車を牽引する古典機
テスト走行を行うと、古い小型機関車がノッシノッシと
ロッドを動かしながら走る姿はほほえましい。
 
さて、2019年はあと何両完成出来るか?
模型職人の闘いは続く。

| | コメント (1)

2019.12.11

カワイモデルED911

12月になった。
2019年もあと1ケ月を切った。
そうなると「年内完成車両を1両でも増やしたい」となる。
模型職人の季節である。
ということで、鉄模社の車両工作はしばしお休み。
(京福テキ512は塗装しよう)
 
Wed2_20191211
カワイモデルのED911
私が子供の頃には「高級品」でとても買うことは出来ない
模型であったが、令和になってまさか入手出来るとは思わなかった。
開けてみると「ああ、本当に一体鋳物だ」と感心する。
ここまでは良い話なのだが、当然動かない(ち~ん)
 
Wed3_20191211
とてもリアルな構造のボルスター
アングル材を組んで作っている下回り、ボルスターはエボナイト?
のような材料でリアルといえばリアルな作りである。
これだけ嵩張るボルスターなのに、インサイドギアのモータ取付部が
低すぎて当たってしまう。
そのせいかは不明(後で判る)だが、ショートして動かない。
 
Wed4_20191211
バラして各部を整備
カワイモデルのED911は下回りはグレーだったはず。
なぜか黒く塗装されているのだが、塗りがテキトーでムラがある。
仕方がないのでベンジンで洗浄して、台車枠はさらに洗浄して
トビカで塗装を行う。
インサイドギアは分解して車軸を抜ける変わった構造なのが
幸いして整備は楽であった。
ボルスターは片方がまっすぐなままだったので、インサイドギアの
当たり部分を削る。
 
Wed5_20191211
モータ取付台を作成する
古いモータを使用するインサイドギアは、取付部が低くいため
かさ上げしないといけない。
手持ち車両をほぼ全てシールドモータに交換する作業の中で
かさ上げとネジ穴間隔をするために簡単な変換取付台を
作る方法は手慣れたものである。
このモータの場合は、取付ネジが1.7φなのでその変換も兼ねている。
 
Wed6_20191211
とりあえず走行テスト
あ~面倒せぇ~、と思いながら組立完了。
さっそく走行テスト!・・・あれ?動かない。
盛大にショートしている。
整備したのになんで? と1時間もかかって調べた結果、
台車枠の1つがブレーキシューのハンダ付位置が微妙に間違って
いて、絶縁側の車輪に当たっていた。
グラインダーで削って対応完了!
ああ、疲れる・・・
 
Wed7_20191211
ヘッド/テールライトのレンズを入れて整備完了
上回りはガラスを交換、ヘッド/テールライトを入れて作業終了!
・・・あ!屋根上の配線! と思ったが、調べるのに時間がかかりそう
なので後にしよう(妥協)
ウェイト無しでも440gあるので、しばらくはこのまま使うことにした。
走行させてみると、低速での走行性能が良いいい感じのロコに
なった。
 
Wed14_20191211
台車の刻印
台車の洗浄をしているときに気が付いたのだが、拡大してみると
「カワイ」の刻印が入っていた。
え?スケールものの模型に自分の名前!(笑)とも思ったが、
刻印を入れたくなるくらいに意欲作の自負があったということ
なのだろうか?
そういうことを想像するのがまた楽しい。
 
さて、次に早く完成しそうなものはなんだ?
「模型職人」の年末進行は続く。

| | コメント (2)

« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »