トーマの新型モータ(#6061)
トーマモデルワークスから興味深い製品が発売になった。

小型コアレスモータ2種類
さっそく購入。
予告時には「何が違うのだろう」と思ったのだが、実物を見て納得。
#6061:高回転タイプ、外径7φ
#6051:中回転?タイプ、外径8φ
どちらのモータもそうなのだが、なにしろ強力な磁力!
計測した訳ではないのだが、#6051などはちょっと離して置いた
くらいではパチンとくっ付き合ってしまうくらいである。

EB電機に搭載してみようと思ったのだが・・・
走行性能や牽引力測定をするためには「比較対象」が無くては
意味がない。
手っ取り早くEB電機を使おう!として問題が発覚!
改造のための検討をしていると・・・パチン!
あ!この模型は「鉄板製」だった(驚愕の事実)
だから動かないというのではないが、これだけ強力に磁力の
影響が出ると、どうも精神衛生上良くない。
問題はそれだけではなく、このモータが小型すぎて、台枠の
ダイナミックな改造が必要で、そうなると工数がバカにならない。
(トーマのシェイやビスタカーの工作が停滞しているのに)

結局、新規作成にする
検討の結果、吊掛モータのテストの経験を元に新規作成を行う。
使用モータは#6061の高速タイプ。
(インサイドギアの内側にこちらしか収まらなかった)
動力伝達は31mmのインサイドギア、モータブラケットは
最新技術の3Dプリンタ!・・・などは当然使わず(ち~ん)
切れっ端真鍮板をカットして「縦型モータ取付」と同様のものを
作成する。
令和の時代とは思えない超ローテク!
(気休めに銅線で縛ったりしているし)
ギアはエンドウの16:2(ウォーム側1.0φ車軸対応)を使用。

車体?はこんな感じ
上はロンビックイコライザのテスト用動力である。
今回はリジットの台枠である。
頑張ればロンビックにも出来そうだが、面倒(!)なので諦めた。

上面はフラット
偶然なのだが、上面はフラットになった。
これで気が付いたのだが「天賞堂の新型パワトラはなぜ床板下に
納まる構造にしなっかった?」である。
モータは同様のものを使っていると思われるし、ギア径は小さい
だろうから十分に可能だと思われるのだが。

平坦線で走行テスト
運転スペースで走行テストを行った。
自重184g、後ろには400gのトレーラーという「鉛の塊」が
この小さなモータで軽々と走行する。
9vで10分ほど走らせてもまったく発熱などはなく、スムーズに
走行することが確認出来た。
さて、いよいよ本格的牽引力測定である。

重量貨車による牽引力測定を実施
大型レイアウト上で400g貨車を牽引して登坂を含む長距離走行を
行うのは私の車両の通過儀式である。
2%勾配(一部3%)では1,000g(2両+1/2)を15v/0.05A
(Aメーターはほとんど動かない)は2%勾配は登れるのだが、
3%のところで止まってしまった(無念)
900gでは15v/0.05A?で登坂可能で、モータも一時的な
高電圧でも充分に耐えることが確認出来た。

ついでに走行テスト
動力組込みを完了していない日東科学ビスタカー(490gくらい)の
走行テストをトーマ新型モータ動力でついでに実施。
この重量であれば12v/0.05A?で楽勝で登坂していく。
このテストを含めて、500g重量貨車牽引を20分以上実施したが
モータは”温くもならない”余裕の走行ぶりであったのには
驚かされた。

つぼみ堂のBタンクをテスト用に発掘したが・・・
#6051も使いたい!
この小型モータが16番の中型クラスの車両でも動かせる実力が
あれば、古典ロコ制作の悩みが一挙に解消!
ということで、つぼみのBタンクを発掘したのだが・・・
動輪のかかりがあるので一度は諦めたのだが、夕食で飲酒して
酔いが回ってきたらムラムラと修理したくなり、あれこれ
手を入れたら直ってしまった。
動輪のメッキが剥がれ気味なのだが、テストくらいであれば
可能だろうか?
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