日東科学のビスタカー(5)
いつの間にか2月になってしまった。

動力を組み込む
資料探しとあれこれディテールパーツをどうするか?で手間取って
1ケ月以上かかってしまった。
ようやく「あとちょっと」まで来たので、動力を組み込んで
走行テストをすることにした。
連接部にもモータを搭載する可能性があるので、吊掛モータを
使用する。
モータ搭載前で188gあるので「片台車なら150gあれば十分」と
経験的に判断した。
で、結果は・・・あれ?スムーズに走らないぞ。
吊掛モータにしては走行開始時に珍しく空転したり、モータが
回らなかったりと動作がおかしい。
仕方がないのでモータの状態を確認するのだが、特におかしな
ところはない。

連接車ならではの問題?
あれこれ確認してもパワー不足。
どうやら、動力搭載されていない台車に隣の車両の重量がかかる
状態ではバランスが悪くて粘着が低下するようである。
さてはて、どうしたものか?

急遽搭載するモータは?
結局、連接側台車にもモータを搭載する。
そのこと自体はいいのだが、新しく組むのも面倒でもあるし、
追加予算が厳しい(超現実的問題)
で、気が付いた!
先日のトーマモデルワークスの新型モータテスト時に
ロンビックイコライザのテスト用動力を見つけたのだが、
それには「量産前評価用モータの1,2号」を使用していた。
このモータ「どこまでやったら壊れるか?」を確認しようと
過酷にもほどがあるテストを行ってきたのだが、ついに壊れ
なかった「つわもの」である。
よし、この強運に賭けよう!ということで搭載する。

連接部台車の苦労
連接側台車はセンターピンにフィーダを繋げない。
モータが入って狭い枕梁にどうにかラグを取付。

ウェイトも搭載
ウェイトはプラ床板の真ん中を切って36gと取り付けた。
これで作業完了。

余裕のパワーで快調に走行
この編成の重量
モハ:188g=>230g
サハ:91g
クハ:169g
全体で490gとなり、吊掛モータ(4個全て並列)では余裕の
状態になった。
走行させると当たり前なのだが、なんの不安もない走行ぶりで
ある。
あとちょっとなので、サハの工作を行う。

いい加減に貼ってある雨どいを直す
0.6φ真鍮線をいい加減に貼ってあるので、屋根の段差部分が
浮いていた。
全部剥がしてやり直すのは簡単だが「元ある素材を生かす」のが
模型職人である(そうなのか?)
ハッキリ言って、そういう工作には慣れている。
まずは長い方にきっちりハンダを回してから、いい加減になっている
段差部分を半分ほどにヤスって削り帯線にして、じわじわと
屋根のカーブに合わせてハンダ付けする。

ネジがダメになっているので1.4φネジに換える
あちこち補強をして、床板?を戻すのだが、t0.4の板に2.0φの
ネジは無理があり、ダメになっていた。
仕方がないので、1.4φのネジ穴を開けて、床板?が平行になる
ように(取付部が斜め)帯線を貼って補正する。
さて、あとはモハの屋根上配線と仕上げだ!
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