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2020年5月

2020.05.29

軽便レイアウト用の腕木信号

レイアウトのストラクチャー工作は続く。
 
Signal1_20200529
建物の制作と平行で小物作り
電鉄ナロー線については、建物工作を続けながら小物作りも
開始した。
中学校時代に購入したドラム缶(エコー+どこか??の製品)
の塗装をやり直し、Oゲージ用の鉛製エアータンク?を
自分で工作して作った給油機も発掘したりする。
これだけあれば、田舎のガソリンスタンドが出来そうである。
 
電鉄線がここまで進むと林鉄線の方が気になって来た。
 
Signal2_20200529
腕木信号機の腕木の寸法は?
林鉄レイアウト(駅側)も少しディテールを追加しよう。
チョロくやるなら電柱と信号機がいいか?
エコーモデルの腕木信号・・・いくら探しても出て来ない。
(というか、購入した記憶なし)
じゃあ、通販で・・・え?長らく品切れ?(が~ん)
仕方がない、自作することにした。
TMSと手持ち書籍を調べる・・・のだが、あれ?腕木信号の
作り方の記事って意外にない。
1週間ほどあれこれ考え、実物の本を見て検討した結果は
「え~い、面倒だ!適当にやっちまえ!(ちーん)」
まずは、基本寸法を推理(?)
・レンズ部はおそらく2φくらいだろう
 (実際は1.8φにした)
・全体の長さは人の身長よりやや短いくらいか?
・レンズ角度は45度くらい
 (レンズ外周2.5φを接するように置くとそのくらい)
それを元に絵を描いて、レンズの角度が決まったところで
真鍮板を切り抜いて「これで良いか」となった。
糸ノコで抜きやすいように板厚を0.4t=>0.6tにして
6枚ほど切り抜いた。
 
Signal3_20200529
1本形にして高さを検討する
信号機の高さをどうするか?
この問題は、スケールうんぬんより「架線との関係」が
重要であることに気が付いた。
ウチの軽便用の架線高は60mmである。
ということは、腕木位置はそれより低くないと見えない。
あれこれ高さを試して、55mmにすることにした。
 
Signal4_20200529
パーツ数はこのくらい
レイアウトにアクセントをチョロく付けるのが目的なので
簡単な作りとした。
・柱
・腕木
・台座(かしめを改造)
・キャップ(正式名はピナクル、3φ真鍮棒をドリルレース)
・ライト部(4x2真鍮角材)
・操作部(解放テコ?ラグ、ピン)
・1.0φネジ
組立てて2本分塗装してみた。
 
Signal6_20200529
腕木のレンズ部分
レンズ部分の着色をどうするか?
しばし考えた結果、セルを貼ってマジックで塗っただけである。
案外いい感じ?
後ろのライトケース?に電球部の筒のようなものが出ている
のだが、それを付けると透かして色が見えなくなるので、
とりあえずは付けないでおいた。
 
Signal5_20200529
仮置きして確認
とりあえずの出来上がりはこんな感じである。
まあまあか?
 
実は、この仮置きで気が付いたことがあるのだが・・・

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2020.05.16

電鉄ナロー線の建物改修(3)

続いては、駅舎である。
 
Kei7_20200516
高さ変更を伴う大胆なリフォーム
駅舎はM'sの駅前食堂を改造して、花巻電鉄の大沢温泉駅に
似せようとして・・・で放置されたいた。
こちらは、かなり大規模に改修しないとダメである。
(1)高さを6mm下げる
(2)待合室の戸を解放にする
(3)庇(トタン板)
糸ノコでばっさりとカットして、屋根部分を切り離す。
 
Kei8_20200516 
正面部分の変更と張り出し部のカット
正面部分は左側は扉を解放、右側はいかにも商店という
扉を交換した。
妻部分は高さを6mmカットして、ハーフティンバーの
表現を行った。
前方に15mm張り出した部分はカットして、右側面は
窓形状が変わっている。
エコーモデルの波板でトタンの庇を作成。
 
Kei9_20200516
待合室の床を三和土にする
待合室をどのようにするか?を悩んでいたら、友人から
「いい感じの駅舎があるよ」と画像を送ってもらった。
それを参考に簡単に室内を作成、床は三和土にしてみた。
屋根を外してライティングして撮影するとこんな感じ。

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電鉄ナロー線の建物改修(2)

勢いがついてきたので、建物の改修は進む。
 
Kei16_20200516
茅葺屋根の実感処理開始!
田園風景の中に置いた農家は「このレイアウトには大きい」と
不満であった。
かなり前に作成した花巻風レイアウト用のものは小さくて良い
のだが、出来が気に入らない。
ということで、まずはキサゲ刷毛で屋根をゴリゴリ削って
毛羽立てる処理を行う。
この作業、意外に力が必要で、結構疲れる。
 
Kei4_20200516
塗料を染み込ませる
そうでなくても柔らかいバルサ板なので、ガリガリ削ると
強度が低下する。
事実、割れたり穴が開いたりしたのだが、むしろラッキー!で
そこを補修すると、これまたいい感じになったりする。
薄めた塗料(ブラウンとダークイエロー)を染み込ませながら、
質感を確認しながら塗装していく。
完全に乾燥しないと色調が確認出来ないので、意外に時間がかかる
作業である。
 
Kei5_20200516
窓を障子に変更する
農家の実感を低下させていた?窓を、障子に変更する。
さて、どうやって表現するか?
エコーモデルの障子を縁側部分を別個に作成して、
そこに貼ることにした。
横の小窓は裏側から貼り付ける。
 
Kei10_20200516
屋根と本体はこんな感じ
別々に工作を行った結果はこのような感じである。
正面と左に縁側が出来たことで、屋根の中心位置がズレるのだが
別体になっているので、固定(両面テープ)時に調整が可能な
構造になっている。
 
Kei6_20200516
レイアウトに置いてみる
とりあえず置いてみると、まあまあいい感じである。
小さくなったことで、狭いスペースでも無理が無い?
 
さて、ストラクチャー工作はまだまだ続く

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電鉄ナロー線の建物改修(1)

コロナ感染防止の外出自粛生活は続く。
そのような状況で、林鉄レイアウト(駅側)の工作を進めて
いると「電鉄ナロー線もストラクチャーのレベルアップしたい」と
いう気持ちが高まってくる。
さて、どこから手を付けるか?
 
Kei1_20200516
まずは「しもたや」の改修
駅側の建物はM'sのキットに少し手を入れながら途中まで
組んで停滞しているものが多い(遠い目)
おおざっぱに建物を作って、配置しておけばいずれ良い
考えが・・・と思って、2年ほど経過(ち~ん)
その中でも、コレジャナイ感が一番高い「しもたや」から
開始する。
 
Kei2_20200516
旅館開業と洋食屋開業
設定は「商売で来る人の要望で宿屋を開業」とした。
リフォーム?の内容は以下の通り。
(1)2階を宿泊用(2室)の改造
(2)右側は入口と予備の客室
(3)左側は日中の駅関係の客用の洋食屋(喫茶店)
電鉄ナロー線用建物は、後加工で室内や照明を入れる予定で
作成しているので頑丈で屋根が着脱出来るよう考慮してあった。
おかげで、「ビフォーアフター作業」はやり易い。
 
Kei3_20200516
「な~んということでしょう」を堪能
簡単な店内を作成して、表からチラっと見えるようにした。
「人気のない物置になっていた部屋が・・・な~んという
ことでしょう!素敵な洋食屋さんになったじゃありませんか!」と
一人ナレーションをしながら中を覗くのが楽しい。
 
1店リフォームすると、ヤル気が出て来た!
 
Kei11_20200516
空家のリフォームで店舗を増やす
旅館+洋食屋が出来ると「もっと賑わいが欲しい!」という
気持ちが湧いてきた。
よい物件?を物色すると、あった!
M'sのキットを2階建ての看板建築にしたものである。
中途半端な作りで「これは何の店?」で放置されていた。
 
Kei12_20200516
BARと割烹料理店が開業

リフォーム?の内容は以下の通り。
(1)2階を2軒で分けて使う部屋に改造
(2)裏側(勝手口)も2軒に分割
(3)屋根の方向を隣の「しもたや」と同じに変更
(4)店舗入り口をBAR/割烹らしく作り変え
(5)モルタル部の実感処理(色調を変更)
店舗入り口については、あれこれディテールを足して
活気を出そう!
さて、次はどこを改造するか?

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2020.05.09

CONTAX AX

コロナ感染防止の外出自粛は続く。
私の場合は模型工作があるのでやることはあるのだが、それでも
息抜きがあるとココロに余裕が出来る。
 
Ax1_20200509
AXが修理より帰還
友人から譲ってもらったAXがリペアサービス諏訪から
戻ってきた。
まったく動かない状態だったものがきちんとメーカー整備
出来るというのはありがたいことである。
1996年製造の銀塩カメラが2020年に修理可能なのは
ありがたい。
 
Ax2_20200509
横から見るとデカい!
正面から見るとさして感じない(?)のだが、横から見ると
中版カメラ?と思うほど大きい。
RTSもそれなりの大きさなのだが、AXはとにかくデカい。
MFレンズでAFを行うために内部ボディを10mm動かすため
には大きくならざるおえない。
RライカもR8が主力となり、大柄なボディにはさして違和感を
感じなくなってきた。
 
外出自粛で人が多い場所には行かれないので、近場で試写を行う。
 
Ax3_20200509
Planar50F1.7 F=1:4  最近接(60cm)

Ax4_20200509
Planar50F1.7 F=1:4 MACROモード 
プラナー50F1.7は良く写るレンズだが、近接が60cmなので
桜やつつじを撮影するには不向きであった。
AXのマクロモードは内部ボディを10mm後退させて準マクロ
撮影を可能にするものである。
さっそくやってみると、なるほど素晴らしく寄ることが出来る。
 
Ax7_20200509
Sonnar85F2.8 F=1:4 MACROモード
このレンズは1mまでしか寄れず、良いレンズなのに出番が
ほとんど無い不遇な状態にあった。
マクロモードにより、出番が増えそうだ。
 
続いては、AF性能の確認である。
(古いカメラなのでそれほど期待してはいないが) 
 
Ax5_20200509
Planar50F1.7 F=1:4 MFモード 
 
Ax6_20200509
Planar50F1.7 F=1:4 SAFモード 
初期のAFであるうえにボディ内AFという特殊な方式で、当時も
・・・だと思っていたAF性能である。
もっとも、リペアサービス諏訪から戻ってきたAXのAFを試して
いると「あれ?案外早いじゃないか」と感じた。
そういえば、生産末期のAXはそこそこAFが良かったとい話を
聞いたことがあるので、修理時になにか対策をしてくれたのかも
しれない。
近所の踏切に行って撮り鉄比較をすると、同じタイミングで
レリーズすると上のような結果になった。
露光なしでAFを試していると、いいタイミングで中央の
測距点にメリハリの効いた部分が来るとAF/レリーズとも
良い感じになるのだが、ツルンとした面になるとダメなようである。
まあ、こういう撮影ではMFで撮影すればいいのである。
(要するに「今までと同じ」なだけである)
 
Ax8_20200509
Distagon28F2.8 絞り解放
AXのAFは広角レンズは苦手なようで、なかなか合焦しない。
どこで見たか?であるが、ボディ内AFは広角レンズ向きでは
ない(=使用制約)らしい。
まあ、広角レンズのフォーカシングはさして大変なことでも
ないので特に問題はない。
 
いずれ外出自粛が無くなったところで、本格的に試してみよう。

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2020.05.03

林鉄レイアウト(駅側)の工作(3)

コロナウィルス対策の自粛要請はますます厳しくなる中で、
私のようにそれほど外出しない人間でも閉塞感を感じる日々。
 
Sat1_20200502
林鉄用「よろづや」の制作
電鉄ナローレイアウト用の「よろづや」を参考に林鉄レイアウト用の
ものを作成する。
駅舎と田んぼとの間に納めるため、長さを3mm縮める。
 
Sat2_20200502
反対側は壁の仕様を変える
建物裏側は壁をトタン=>土壁/板壁に変更する。
 
Sat3_20200502
実感処理を行う
M'sのキット素組のままでは回りの風景から浮いてしまうので
実感処理を行う。
駅前の砂利道ロータリー?にある建物なので、泥や砂ぼこりは
飛ぶだろうから・・・とウォームグレーでの処理を中心に
もうちょっともうちょっと・・・で、こんな感じになった。
この手の処理は「どのくらいまでやればいいのか?」は
常に迷うポイントである。
 
Sat4_20200502
裏側の土壁
田んぼ側の壁は「田舎にある建物はこんな感じだよねぇ」と
ブラウンを入れてみたが・・・どうなんだろう?
 
Sat5_20200502
駅舎は控えめの実感処理にした
「よろづや」に続いて駅舎も実感処理をしたのだが「駅なんだから
手入れがいいだろう」という設定なので、控えめの処理に留めた。
 
並べてみるとこんな感じ。
これから小物を足していくと、いい感じになるだろうか?

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