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2020.09.24

復活の大判デジカメ

猛暑だから復活する謎のクラカメやらを使っていると
あることを思い出した。
 
Oban1_20200924
託された?バレル単玉レンズ
そういえば、使っていないレンズがあったような?と
しばし考えて思い出した!「あのバレルレンズ!!」
クラカメ友人(と言っても私の父とほぼ同年齢)から
「これ使ってみてよ」と託された英国大判カメラといっしょに
譲ってもらったのがこのレンズである。
口金がその大判カメラとは違うので、使わずにいたのだが、
なにもしないのはよろしくない。
(新規にBiogon35F2.8を入手するくらいなので)
キングダムで信が王騎将軍から鉾を譲られたようなもの
(そうなのか?)なので、いよいよ実戦投入である!
 
Oban2_20200924
まずは手軽にデジカメ撮影のはずが・・・
コンパクトな単玉(100年以上前のレンズ)なので、バリ
ヘリコイド前に付ければ撮影出来るだろう・・・と
撮影を開始した。
ところが・・・である。
いくら延長リングを足してもぜんぜんピンが来ない!
こりゃダメだ!と家中の捜索してベローズやらリングを
探し出してはこれでどうだ?あれはダメか?とやっていたら
夜になってしまった。
結果は「え?こんなに焦点距離長いの!」である。
上画像の通り、ほぼ「山猫は眠らない」のトーマス・ベケット
のような状態になってしまった。
 
Oban3_20200924
無名バレル単玉レンズ 絞りリング無し
想像を超えて長焦点レンズなので、室内での撮影は面倒で
あったが、どうにか撮影したのがこの画像である。
う~む、なかなかにいいソフトっぷり!(そこか)
この画像を見て思った「この写りは35mm版では惜しい!」
ということで、大判デジカメ久々の復活である。

 
Oban4_20200924
まずはレンズボードを作る
口金が無いので、レンズボードを作成して固定する。
銀塩ではちょっとでも隙間があると露光してしまうし、
シャッターを付けないといけないのだが、大判デジでは
両方とも心配がないので楽である。
(レンズ固定の押さえを作るのが面倒なくらい)
 
Oban5_20200924
久々の大判デジカメ登場!
レンズ装着可能になったので、大判デジカメ登場である。
焦点距離が長いので大きなカメラを使うのだが、スキャナ式の
大判デジカメを最後に使ったは2013.4.30なので、動作するか?
が心配であった。
(実際、パソコンのPhotoShopがドライバを認識しなかった)
試しに室内光で使用したのだが、暗くて露光不良だったので
翌日に日当たりの良い部屋で撮影を行った。
(そこでも結構トラブったのだが略)
 
Oban6_20200924
無名バレル単玉レンズ 絞りリング無し
撮影結果はこのような感じで「ま、いい感じかな」である。
前回のデジカメ撮影よりはシャープな感じ?
 
とりあえず、おおよその使い方は判った。
とはいえ、この大がかりな装置を持ち歩いて撮影することは
老齢な私にはムリである。
そうなると、スキャナ式ではなくiPhone式である。
 
Oban7_20200924
ピントグラス撮影Boxを作る
現代はスマホ時代である!
大判デジカメもピントグラスをiPhoneで撮影するのが楽で
あることは当然である。
さっそく撮影Box式を作るのだが、素材はエコで室内にある
ボール紙(テッシュの空き箱)やダンボール箱を使う。
ラッキーなことに、トーマプラシェイの商品送付用の箱が
なんと!ピントグラスと同じ大きさだった!
これにテッシュの空き箱を2個使ってあてずっぽうに
Boxを作成する。
 
Oban8_20200924
無名バレル単玉レンズ 絞りリング無し(驚愕!)
これで撮影出来れば楽でいいよねぇ~、写りはスキャナで
やった通りなら期待通りだよねぇ~・・・あれ?
な、なんだこのシャープな写りは!
ピントグラスを肉眼で見ると決してこんな感じではない。
う~む、何が起こっているんだ?
この「こんなにシャープなバレル単玉は変!」というこの
矛盾した感覚・・・
 
Oban11_20200924
クックのレンズも試写してみる
これは何かの間違いだろう?ということで、英国大判カメラの
クックのレンズでも撮影してみることにした。
急ぎなのでダンボールにパーマセル固定(笑)
 
Oban12_20200924
Cooke Primoplane 6inch f/6.5 絞り解放
まずはイメージサークルを確認するためスキャナで
撮影する。
撮影画像は真っ暗なのだが、PhotoShopでレベル自動補正を
するとこのような画像になる。
(スキャナカメラはシャッター速度調整出来ないのが難)
銀塩で撮影すると結構良い上がりになるのではないか?
 
Oban10_20200924
Cooke Primoplane 6inch f/6.5 絞り解放
続いて、iPhoneで撮影するとこんな感じである。
肉眼でピントグラスを見ると、真ん中にポチっと像が見えるだけ
なのだが、iPhoneで撮影するとまさのそのまま写る。
なるほど、撮影する機器によりそういう差が出るのか。
 
おかげで一つ判ったことがある。
前回のiPhone式でピントグラスを写す方式はダメだ!と
判断した。
今回のテストにより「レンズ次第でうまくいく」のである。
 
Oban13_20200924
意を決して前板を外す
思いついたらすぐやる!
ということで、英国大判カメラの前板を外す。
難しい?と思っていたが簡単に外れた。
せっかくなので、ピントグラスも流しで中性洗剤で綺麗に
洗浄した。
 
Oban14_20200924
焦点距離が長いのでBoxを足して装着
バレル単玉は焦点距離が長いのでコンパクトなこのカメラでは
蛇腹の長さが不足する。
急遽、ボール紙でBoxを作って装着する。
 
Oban15_20200924
無名バレル単玉レンズ 絞りリング無し
おお!バッチリ写る!
これでこのカメラも大判デジカメとして使える!
 
なんだかんだで4日以上かかって長年の悩み解消。
(疲れた)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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