路面電車の新レイアウト(8)
線路設置を終わり、架線柱/架線の設置を行う。
架線設置完了
上半分については以前作成したものを戻しただけである。
渡り線側では架線柱間隔を見直したので直線部分の架線は
作り直した。
ポイント分岐部のシュー案内部
この部分については、先に作成した花巻風レイアウトのものでは
なく、米国のトロリーレイアウトでよく使われている形態のもの
を使うことにした。
3x1アングル材を使って作成、0.8帯板を差し込んである。
渡り線の架線設置
集合側(前画像右方向)はスパン部から20mmの位置に固定、
メッセンジャーからプルオフは不要になるよう強度を持たせて
ある。
これを2組作成して上画像のように設置した。
ポール装備車両を整備
テストのためポール装備車両を整備する。
現在入手可能なポールはYAMA模型のもので、それを加工して
使用している。
ウチの車両は制作時から「架線対応」になっており、台座を
交換することで対応可能になっている。
古い装備を更新
1995年に都電400を作った時点でDCC/架線対応であった
ので、2021年に使おうとするとデコーダや動力装置の
整備が欠かせない。
とりあえずはレール集電/デコーダなし、モータは調子が
悪いものは交換するなど手間である。
ポールの改良
せっかくポール対応の架線なのでYAMA模型のポールの
改良をあれこれ試す。
下:カワイモデルのポール(シュー式に改造)
2段目:YAMAのポールをカワイの長さに合わせたもの
3段目:オリジナルのYAMAのポール
4段目:YAMAのポールの改良型(+2mm)
架線高65mmでは短い方が良いのでは?と思ったが、分岐時
のポールの追従を確認すると長い方が良好であった。
ところで、YAMAのポールについては長さ以外にも上昇角を
増やして先端部のコロ(ロスト製)は溝を大きくしてある。
ポール車両によるポイント分岐テスト
パンタ装備車両でもテスト
ビューゲル装備車もOK
ポールだけでなく、パンタ(アルモデル)、ビューゲルについても
通過テストを実施、問題がないことを確認した。
これまでの経緯を思い出してみると、1995年に都電400を
作成してポールを採用したが分岐での離線や他の集電装置との
共用がうまくいかずに諦めた時期があった。
その後のレイアウトで解決はしたもののシュー案内部の
構造については試行錯誤が続いていた。
今回のものは「急角度(カーブ)ポイントとセットにした構造」
にすることで成功した(ように思われる)が、より良い方法が
あるかどうか?は今後も継続確認していく。
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究5 鉄道友の会 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究6 鉄道友の会 発行
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