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2021.04.14

路面電車のトラバーサ(5)

このトラバーサねた、2017.6.15ぶりである。
 
Traversar1_20210414
動力部は既に出来ているものの
複線レイアウトが線路・敷石の設置を終わったので、ここからは
ストラクチャ作り?とも思ったのだが「やりかけはいけない」
ということでトラバーサを完成させることにした。
動力部は既に出来ているものの、車両を載せるトラバーサ台車の
斜行の解決方法が思いつかずに3年以上・・・(遠い目)
さて、どうするか?
 
Traversar2_20210414
このパーツがあるのを思い出した
このコロのようなものは、いさみやのパーツケースの中で
見かけたものを購入しておいたものである。
「何かに使えるだろう」程度で忘れていた。
今回のトラバーサの工作再開でパーツ物色して「これだ!」
と閃いた。
3x3アングル材に2個取付てみると「おお転輪だ!」
という具合である。
 
Traversar3_20210414
真鍮板+チャンネル材で台車本体
あとは本体の作成。
動作試験で使っていたt0.6の板(200mm)を京福モボや
阪国71の長さ(170mm)に短縮してそれっぽくカット、
2x3x2チャンネル材を両脇にハンダ付けして、先の転輪部を
両端にネジ止めした。
とりあえず上路のレールはシノハラ#83をG17で接着。
(これは今イチ感高し)
 
Traversar4_20210414

レールを固定して動作確認!
とりあえず作成したものを動かしてみると・・・
おお!ちゃんと動くではないか!
レールの位置決めが面倒だったくらいで思いのほか
あっさり斜行が解決してしまった。
 
Traversar5_20210414
実使用のためコントロール部を分離
テストのため台枠に固定されていたコントロール部と電池Boxを
分離した。
元々コネクタで分割出来るようにしておいて良かった。
 
Traversar6_20210414
レールは脱着可能にする
一晩考えて「フレキ接着は雑すぎだろう」と反省。
路面電車のトラバーサは架線を張った後でも整備や改造のため
脱着することがあるのだが、接着してしまってはどうしようも
ない。
・t0.4にレールを付けてセル板+プラネジ/ワッシャで絶縁
・t0.6をトラバーサ台車にネジ止めする
 =>後から追加するパーツ(ランボードや架線柱など)は
  この板にネジ止めする
・通電はレール部にラグをネジ止め
ところで過去の記録を調べて判ったのだが、前作のトラバーサ
でも同じような改造を行っていた。
「20年以上前に反省したものをまたやってしまう」のは
なんとも間抜けである(反省)
 
Traversar8_20210414
通電セレクタの設置
1番線が本線に繋がる(常時通電)で2~4は選択式に
するために簡易セレクタを設置した。
 
Traversar9_20210414
線路配置の割りに配線が多い?
全ての配線を終わったところ。
簡単な線路配置でもそれなりに配線は複雑になる。
 
Traversar10_20210414
動作させてみると楽しい
線路の取付・調整が終わったところでトラバーサを使って
格納・出庫テストを行う。
結構楽しい。

これで「架線ナシの状態は完成」である。
架線をどのようにするか?
 
Traversar11_20210414
前作トラバーサの仕様
このトラバーサは以前作成して現在もレイアウト上に設置
してあるものである。
完全架線集電の路面レイアウトにおいて、建物の間に納めるため
架線を台車上に張って「そのまま移動」するようになっている。
この仕様のためポール集電を諦めなければいけなかった。
(ポールの向きを変えられないため)
この経験により今回のものは周囲に何もない構成にしてある。
実物の路面電車のように「移動時は集電装置を下げ」れば
いいのだが・・・
 
どうしたものか?
  
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究5 鉄道友の会 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究6 鉄道友の会 発行

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