新電鉄軽便レイアウト(1)
路面電車の複線レイアウト、トラバーサ、リバース線と来て・・・
さて、ストラクチャを!と思って来た付いたことがある。

私の悪い癖「コレジャナイ感」
電化軽便レイアウト(花巻風改め)はストラクチャをある程度
作ったところで手が止まっている。
理由はいくつかあるのだが、一番気になっているのは
「風景の中の位置関係」である。
上画像を見ると小高い山=>緩く棚田=>農家と少しずつ
低くなっていくのだが「家が水田より低いの変じゃね?」
それをカバーするために背景に低い山を足すことでバランスを
取るのだが、これでいいのか?=>自分

「黒子の思想」を試したものの
私くらいの世代にとってTMSの1973年の影響は大きい。
あの「ダックスストーリー」である。
その中で「町線の”黒子の思想”」をいつかやってみよう!
と思っていた。
結果的には40年以上経って草軽風レイアウトを作るときに
「沢を超える築堤」を小さな台枠サイズで表現するために
中央を空洞(カッティング)にして、向こうの斜面を
「遠くの山肌」に見せようとする魂胆である。
この試みの結果
(1)目線を車両(築堤上)と平行にするとまあまあ見える
(2)ちょっと斜め上から見ると「巨大池」
という風になってしまった(ち~ん)
それで1つ思ったことがある「どうせなら真ん中は池か
田んぼにでもすれば良かった」(ご~ん)
さて、どうするか?

長年テスト用だった台枠を改造
路面電車のレイアウトについては、少し考えてから続きを
やろうということで、まずはこの「コレジャナイ感」を
解消することにした。
先の草軽風レイアウトを改造(台枠延長、真ん中を田んぼ)
するか?とも思ったのだが「寺町線の反省」の教訓から
新しく作成することにした。
新規に台枠を作るのは疲れるので2013.5.1にテスト用と
して作成(900x510)してから、テスト用としては使っても
レイアウトになれなかったものを760x450に改造して
電化軽便レイアウト2とすることにした。
今回の試行錯誤は「台枠右下2/3を30mm下げてある
部分」を使う。

高低差をスチレンボードで表現
このレイアウトは先に作成した電化軽便レイアウトの
コレジャナイ感解消なので「建物と田んぼの位置関係」の
見直しである。
30mm下げてある部分をスチレンボードで等高線モデルの
ように積んでいきながらそれっぽくしていく。
脱着可能なスチレンボード上に積んでいく方法にしたのは
「気に入るまで色々な試行錯誤をする」とともに「ダメだった
ら違うものに差し替える」ためである。
当初はもっと田んぼ1反を小さくして棚田にしようと思った
のだが、スチレンボードをカットして置いてみると
30mm程度の高低差では不自然になることが判った。
結局「なだらかに下がっていく田んぼ」にした。

田んぼに稲?を入れて調子を確認
稲の表現は今回も人工芝になった。
田んぼの形にカットして築堤に車両を置いて確認する。

地面の表現はいつもの通り
田んぼの配置とおおよその地形は決まったのでいつものように
ペーパータオルを貼って灰、砂、土などを撒きつつ実感処理を
行っていく。
作業をしていると「地面が外せると傾けたり立ってたりして
作業が可能」でやりやすいことが判った。

新工法「石垣シート」
ツィッターで見かけた「石をシート状にする」方法を見て
これはいい!と試すことにした。
大きさや質感(ザラっとした角のある石)は何がいいか?
探した結果、金魚濾過槽に使う麦飯石を使用した。

シートはちぎるようにカットして使う
等高線である程度勾配が出来ているところに嵌め込むように
石垣シートを入れていく。
木工ボンドで緩く繋いだシートなのでちぎりながら使用可能で
押し付けると地形にしっかりなじむ。

ターフ(3種類)で実感処理
地面(基本色)と石垣の取付を済ませたところで「地面の記憶」
を付けていく。
ターフ(3種)を使って畦と石垣を実感的にしていく。
この次にコースターフ(2種)で畦を仕上げる。

出来栄え確認(1)

出来栄え確認(2)
田園風景はどうか?とトラクターとクルマを置いて感じを見る。
ここからさらに足すものはあるにしても、まあまあか?

建物、車両の位置関係はこんな感じ
一番の問題は「撮り鉄」したときの感じである。
建物はこのような配置にして、農家からなだらかに下ってくる
景色は一応クリアか?

反対側の建物配置(街の風景)
建物は違うものを作成するのだが、おおよそこんな感じか?
さて、そろそろ線路と架線柱を設置するか?
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
鉄道模型趣味 No.302
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究5 鉄道友の会 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究6 鉄道友の会 発行
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