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2021年11月

2021.11.28

作業軌道レイアウトの制作(4)

銀塩で紅葉撮影を行っているので模型工作の進捗が遅い?
 
Sagyo1_20211128
草撒き作業開始
これまでの林鉄レイアウトが「スポンジの草」なので迷っていたが
NOCHの草撒きの方が作業が早いのでこちらを選択した。
コツとしては「植生の違いを出すため」に4種類の素材を
小さいスポットに分けて何度も細かく散布していく。
そのため、600x400の小さいこのレイアウトでも撒き終わるのに
6時間かかった。
 
Sagyo2_20211128
垂直に刺さったもの以外は除去
NOCHの草撒き器で散布を行うと
・狙ったところ以外に落ちる
・横倒しや重なって落ちている草がある
これらを掃除機で除去して刺さったものをドライヤーで固定して
「狙ったところに絞り込む」ように散布するので、結果的に
半分以上の素材がムダになってしまう。
林鉄系のレイアウトでは傾斜部があるのでさらにロスが多い。
素材単価は安いのだが少し気になるところだ。
(まだまだ改善が必要)
 
Sagyo3_20211128
全体に草撒きを行い樹木との相性確認
草撒きを完了。
植生の違いはまあまあ出たが、草の素材は草原前提?の
ような感じで枯草っぽい色(ウォームグレー)で長短の素材が
あると助かるのだが・・・
先日作成した樹木を仮置きして相性を確認する。
樹木を置いて気が付いたのだが短い方の木でも傾斜部の
上の方に植えるとレイアウト全高が20cmを超えてしまい
収納に不便であることが判った。
う~む、どうしたものか。
 
Sagyo4_20211128
予定変更して建物を置く?
ここからは植林と伐採跡の表現になっていくのだが、
緩勾配側の少し平な部分を見ていて気が付いた。
「ここに伐倒手の宿舎があるといいかも?」
私はどうも「自然しかないレイアウト」が苦手である。
ここで少し生活感のある風景を入れるといいかも?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合があります。
参考文献
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
ナローゲージモデリング 機芸出版社 発行
木曽谷の森林鉄道 西 裕之 著 (株)ネコパブリッシング 発行

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2021.11.20

樹木の作成(モミの木卒業の努力)

作業軌道の地形が出来ると必要なのは樹木である。
そこがまた悩ましい。
 
Tree1_20211120
伝統的針葉樹
これは以前から所有している林鉄&地鉄レイアウトである。
樹木はウチで伝統的?に使用している「ブラシの木」である。
古いモデラーの人はこの呼び名を使う人が多い。
針金を折り曲げてブラシの毛をグルリと回し、円錐形にして
針葉樹にしたものである。
形からすると子供時代に見覚えのあるモミの木(クリスマスツリー)
にソックリなのでなんとなく親近感がある。
で、思うのである「私はモミの木が欲しいのか?」
 
Tree2_20211120
実物樹木(杉)の画像
これは近所の森林公園で撮影したものである。
細かい差異はあるものの、林鉄で伐採される杉、ヒノキの
ような樹木はこのような形をしている。
葉っぱ、枝ぶり(上向き/下向き)などを考えつつ
レイアウトで使う樹木を作れないものか?
 
Tree10_20211120
手持ち素材で色々と試す
今までにも色々な素材で樹木を作成している。
各種素材のストックの中からまずはコケ類を使ってみたが
「コレジャナイ感」に少し凹む(ち~ん)
 
Tree3_20211120
幹素材を捩じっていく
KATO 24-309 樹木キット針葉樹(中)を捩じって幹を
作る。
高さは10cmくらいで「もうちょっと高さと太さが欲しい」と
思うくらいのサイズである。
作業していて思うのだが「枝の数はこの倍以上欲しいので
捩じる加工の必要ない幹」を製品化出来ないのだろうか?
 
Tree4_20211120
FINE-LEAFで枝葉を付けた
ストックしてあったウッドランドシーニックのFINE-LEAFを
使って枝葉を付けていく。
予想していた通り枝が少ないので枝葉のボリューム感を付ける
ために盛って行くと先の画像(実物)のような針葉樹の
イメージから遠くなって少し凹む。
それでもなんとか形になった。
両脇に「ブラシの木」を置いて比較すると「まあまあか?」
とは思うもののもう少し大きな木が欲しい。
 
Tree5_20211120
大きな幹を作る
ウッドランドシーニックの17cmくらいのサイズの幹を
使って大きな木を作成する。
このキットは広葉樹?なのでますます枝が少ない(涙)
 
Tree9_20211120
とりあえず枝葉を付けたが・・・
先の樹木同様にFINE-LAEFで枝葉を付けた。
う~ん・・・なんという「コレジャナイ感」(ち~ん)
仕方がないので、木工ボンド水溶液を染み込ませるときに
ボリューム感を足すことにする。
 
なんとか針葉樹(大・小)が揃ったので出来を確認する。
 
Tree6_20211120
水平に見たところ(地上目線)
 
Tree7_20211120
上方から見たところ(模型目線)
全体的に「そうなのかなぁ~」という感じになった。
レイアウトを見る視線(やや上方から)ではそれほど高さに
違いがないようにも見えるが水平からではそれなりに差異が
出ている。
林鉄で切り出すサイズは大きい方の樹木、「切り残した木」
は小さい方という見方が出来るのか?
 
Tree8_20211120
他素材の木とストラクチャを置いて確認
こうしてみると「樹木って大きい」と思う。
右側に「ブラシの木」「オランダフラワーの木」を置いて
比較してみたがどうだろうか?
正直なところは「気持ちモミの木感は少し抜けたが・・・」
である。
 
Tree11_20211120
「レイアウトに合う樹木」を作る努力
これまでに各種素材を使って樹木を作ってきた。
ここにあるものは「とりあえず合格」のものである。
まだまだ理想には遠い。
レイアウトで使う樹木は
・模型としてのリアル感
・運転する場所として使うための耐久性
・レイアウトのサイズによる制約
などの要求事項があって正解を出すのが難しい。
それで思うことがある。
「日本の植生に合った素材は製品化されないのか?」
 
とりあえず樹木問題はこのくらいにして、作業軌道の植生
をやることにしようか?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合があります。
参考文献
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
ナローゲージモデリング 機芸出版社 発行
木曽谷の森林鉄道 西 裕之 著 (株)ネコパブリッシング 発行
木曽の森林鉄道 銀河書房 発行

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2021.11.07

作業軌道レイアウトの制作(3)

レイアウト工作は「地味に工作を続ける」ので、ブログへの
UPのタイミングが難しい。
 
Sagyo1_20211107
枕木塗装にミッチャクロンを使う
作業軌道にPECOのフレキを使うと「枕木に着色した」と思う
ことが多い。
そのために良いプライマーを探していた(時間かかった)のだが
ミッチャクロンが良さそうなので地味にテストしてから
枕木を塗装した。
あまりがっちり塗装はせず、軽く吹く程度で充分である。
 
Sagyo2_20211107
発泡スチロールを貼る
枕木とレール側面の塗装を済ませてから発泡スチロールを貼って
地形を作っていく。
この作業を行うと「作業軌道全体を俯瞰(ジェットコースター)」
が味わえなくなるのと軌道の保守が難しくなるので確認作業を
充分な時間行った。
 
Sagyo3_20211107
ペーパータオルを貼っていく
発泡スチロールの固定が済んだところで削り取って地形を
作っていく。
平地部分はペーパータオル、急峻な部分はテッシュで下地の
細かい凹凸が出るように貼っていくのだが「ここから先の作業で
土、岩肌、乾いた急峻な地面」などにしていけるように
発泡スチロールを刻み込んでいくのは慣れが必要である。
素材は安く(梱包材を保管しておけばタダ)一般ゴミとして
捨てられるものなので充分に練習が可能である。
木工ボンドの薄めた液を染み込ませて固定しながら地面の
基本色を入れていく。
木工ボンドが完全に乾燥すると塗料が染み込まないことと
真っ白い上に塗装していくのは意外に手間だからである。
塗料はリキテックスを使うとペーパーの強度も出て良い。
 
Sagyo4_20211107
地形全体に基本色を入れ終わったところ
基本色なので薄く茶色を全体に入れもいいのだが「この後の
地形の仕上げ方検討」のために「ある程度想定した色」を
入れていく方がイメージを決めやすくなる。
急峻な部分は灰色(硬い地層や岩)アイボリーイエローや
パステルサンドなどの色(急峻で乾燥して崩れたの地層)
などを意識している。
(注:着色はこの後の工程で変更可能)
 
Sagyo5_20211107
灰を撒いてザラっとさせ本格着色
基本色を入れて完全に乾燥を済ませたところで表面に線香の灰を
全体に撒くことで「ザラっとした感じ」を出す。
この作業も木工ボンド薄め液が固まったところで本格的に地面に
着色していく。
 
Sagyo6_20211107
岩肌ばかりでは気が植えられえない
先の画像で「岩っぽい山」に仕上げてしまったものの、よ~っく
考えると「それだと林鉄としておかしくないか?」と気が付いた。
3ケ所をザクッと削り取って(発泡スチロールなので簡単)
緩斜面にして土にする。
 
Sagyo8_20211107
地形の着色を済ませターフ2種を撒く
各地形の着色をしてから、ターフ2種で植生感を出していく。
地面敷設の線路にはバラストを撒く。
 
Sagyo7_20211107
おおよそ地形が出来てきたので車両を走らせる
ターフを撒いて着色も落ち着いてくると「地形っぽくなった」
と感じたので車両走行可能にレールを整備する。
地形は「運材列車が微妙に見え隠れする」ように意識して
あるのだがまあまあか?
 
ここから「林鉄風」にしていくのだが、何をどう試すか?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合があります。
参考文献
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
ナローゲージモデリング 機芸出版社 発行
木曽谷の森林鉄道 西 裕之 著 (株)ネコパブリッシング 発行

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