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2022年2月

2022.02.27

ロンビック単台車の動力化(2)

歯茎痛で2日ほど寝られない不幸・・・(ち~ん)
そんな災難を挟んで模型工作は続く。
実はカツミN電の残り2両をロンビック単台車に交換
することを決めたのだが・・・
前回が6年近く前に作ったのでやり方が判らん!(あほ)
結局「ほぼ新規」で作り方を考えていく。
 
Ron1_20220227
アルモデルの単台車を加工
まずはアルモデルの単台車をメタル入りに加工する。
Oナロー用軸受を使うのだが2.0φで貫通させるのを忘れて
ハンダ付けして、あとでプレーン軸が入らずに焦る(あほ)
先端も少し落としておかないと飾りの軸箱も付けにくい。
台車中央にハトメ改造の段付きネジが入るように少し削って
おく。
 
Ron2_20220227
延長軸を作る
エコーのパイプ3種類を使って延長軸を作る。
3.0-2.0はイモネジ部である。
 
Ron3_20220227
イコライジング部はこんな感じ?
出来上がったパーツでロンビック台車を組む。
台枠がブレないように前後にアングル材を入れているが
前回使用した5x5の手持ちがなく6x6を使用した。
 
台車が出来ると次は動力部である。
 
Ron4_20220227
モータブラケット
インサイドギアのモータ固定部をカットする。
ブラケットについては以前は単純な形であったが、上画像の
ような形状にするとモータの固定が楽であることが判った。
 
次はモータ側のカバーの曲げ方である。
以下の手順でやると簡単に作成可能である。
(ここに到るまで結構苦労した) 
Ron5_20220227
(1)片側の縁(2.5mmくらい)を直角に曲げる
 
Ron6_20220227
(2)板を挟んでモータより細いドライバに巻きつける
 ある程度形になったら外してモータにぴったりくっつく
 形に整形する。
 
Ron7_20220227
(3)モータに巻いてもう片方の縁の位置を決める。
 正しい位置にしないとモータ位置が決まらないので注意!
 
Ron8_20220227
(4)気合で直角に曲げる
 この後で縁の余り部分をカットする。
 
Ron9_20220227
これでネジ止めが可能になった
モータカバーに両面テープを付けてモータを固定し、
ブラケット側の両面テープを付けてウォーム位置を合わせて
から1.0φネジでモータを固定する。
最後にインサイドギアとモータブラケットを1.4φネジで
固定する。
 
Ron10_20220227
台車に集電ブラシを付ける
t0.1のベリリウム銅板をカットして集電ブラシを付ける。
床板と台車支点部分は充分に絶縁しておく。
 
Ron11_20220227
各種ギア比の動力装置の走行テスト
ギア比のテストも兼ねているので6年前の1:14、
今回の2:16、1:16と3種類の動力装置が揃った。
低速性能についてはやはり1:16が良いのだが静音性は
2:16が優位でDCCサウンド化を考えると悩ましい。
 
これで架線システム、集電装置、レイアウト、車両と
メンバーが揃ってきた。
アルモデルの単台車車両キットを3個発掘したので
新車を作りたいものの26mmインサイドギアの手持ちが
終わってしまった。
30年以上前に高くて買うのに苦労したものなので潤沢に
ストックがあるはずもないのだが、21世紀になってまさか
使い切るとは!
手持ちのギアでインサイドギアを作るか?それとももっと
違う動力連動を考えるか?
やることがいっぱいなのに資金と体力が乏しい。
いやそれより老眼が辛い!(涙)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究5 鉄道友の会 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究6 鉄道友の会 発行

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2022.02.24

PROMINENTを使う(2)

コロナ禍なので松屋のカメラ市には行かない予定だった。
しかし、結局行ってしまうダメな私。
 
Voigtlander31_20220224
PROMINENTの交換レンズ
カメラ市の会場を流すだけでいいか?と思っていたのだが
早田カメラさんで話をしているうちに棚にあったものに
気が付いた。
PROMINENTの交換レンズである。
HP更新で20年ぶりくらいにフォクトレンダーの本を読んで
その独自の仕組みを実際に体験したい!と思っていたので
ある。
ということで購入。
 
Voigtlander32_20220224
独特なマウント部
パッと見た目には「どうやって装着?」のマウント部である。
装着のこの画像の位置でレンズを入れて角度2度!程度回すことで
ロックする。
ロック部は右側のレバーだがちょっと頼りなく見えるが外れた
ことはない。
装着時にはボディ左のヘリコイドリングを無限遠にしておかないと
この爪部分に入らずにちょっと焦る。
 
Voigtlander34_20220224
フォーカシングのしくみ
フォーカシングは標準レンズ同様にボディ左のフォーカスリングを
回して行う。
ピントを合わせていくとレンズ部(画像左)とシャッターユニット
の間が狭くなっていって鏡筒本体内の機構でレンズ焦点距離の
焦点距離変換(かなり凝ったしくみ)になるのだが外から見ても
あまりよく判らない(正面から見ると内筒が動くのが判る)
 
Voigtlander39_20220224
DYNARON100F4.5 F=1:16
とりあえず撮影してみよう!ということでビドム装着で試写。
35mmは特に問題ないのだが100mmでは上下にズレてしまう
ことが多かった。
この画像(のみ)はまあまあ成功か?
ところで、フィルムは10年期限切れのISO400フィルム(けち?)
を使ったのだが劣化ナシは嬉しいのだがシャッター速度が
MAX1/500のこのカメラでは絞り値が不足しそうになって焦った。
 
Voigtlander40_20220224
PROMINENTでやりがちな失敗
試写結果はそれなりだったが100mmのズレを克服するために
キヤノン35mm/ZEISS85-135mmファインダを装着して
撮影を行った。
ところが!である。
実際に撮影しているとフォクトレンダー本にも注意書きされて
いる「PROMINENTのレリーズトラブル」を連発!
レンズシャッター機のこのカメラ、レリーズすると巻止め解除
とシャッター作動していくのだが「レリーズをとことん押し込
まないと巻止めのみ解除」になってしまうのである。
安いレンズシャッター機ならばそれでもレンズシャッターを
切ることは出来るのだが、PROMINENTは多重露出の防止の
ためなのか?作動しなくなってしまう。
そうなると1コマ無駄にして巻き上げて撮影するのだが、
撮り鉄のようなものでは上画像のように完全にタイミングずれ
の撮影になってしまう(怒)
このトラブルは「押しにくい位置のレリーズの押込み不足」が
原因で縦位置では発生しやすい。
これはなんとかしないと!
 
Voigtlander37_20220224
色々と工夫する
2回の撮影経験(失敗)を元に対策を行う。
(1)ファインダ(100mm)はニコン10.5cmを使う
(2)頻繁にファインダ交換するので脱着式アクセサリシューで
 ボディが傷つかないようにパーマセルを貼る
(3)レリーズミスについては超ショートレリーズを作成して
 押込み不足が発生しないようにする
21世紀の「ミラーレスデジのマウントアダプタ全盛期」に
超不便なこのカメラを使う工夫をする自分がエライ?
 
Voigtlander41_20220224
DYNARON100F4.5 F=1:5,6
レリーズ対策後に縦撮りすると良いタイミングで撮影可能になり
失敗コマもなくなった。
それは良いのだがVSEのような白いボディを1/500MAXの
レンズシャッター機で撮影するのは厳しい(そこか)
 
Voigtlander42_20220224
SKOPARON35F3,5 F=1:5,6
100mmの話ばかりしたが35mmについては特にトラブルは
なく「よく写るレンズだな」であった。
ここでもISO100フィルムを使用したのだが「シャッター速度が
1/1000まであったら絞り解放が使えるのに」とちょっと惜しい
気持ちになった。
フィルム3本使用してようやく使い方がマスター出来たか?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
画像の描写についてはあくまで個人の感想です。
参考文献
フォクトレンダー オフィスヘリア 発行

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2022.02.09

架線集電対応のポール作成(2)


ポールについては既に1本バネのタイプが出来た。
それで問題はないのだが「普通に入手出来るバネ」で
作れるタイプも開発しておくことにした(慎重派)
 
Pole1_20220209
バネはアルモデルのパンタ用
アルモデルがパンタ用バネを分売パーツとして販売
してくれるのはありがたい。
ということでこのバネを使うタイプを作成する。
実用に耐えつつ量産しやすいように部品数少なく
簡単な構造にする。
 
Pole2_20220209
組み立てたところ(左側)
先の部品を組み立ててみると以下のようなことが判った。
(1)先端側のバネ固定帯板のハンダ付けが面倒
(2)ポール関節部のバネ固定部の線材が急に曲げようと
 すると折れる(怒)
(3)バネを伸ばしてはめるのだが硬いバネなのでなかなか
 輪っか部分を穴に入れられない(怒)
この問題は、1本バネタイプが「組みやすさ優先」した
構造との比較の結果なのだが、改善すべき点ではある。
 
Pole3_20220209
走行テスト結果は問題なし
バネの本数が2本なので上昇力は強めになるが
走行テストの結果は問題なし。
 
Pole4_20220209
改良型を量産
先端部の帯板を止めて線材にした改良型を作成した。
少し楽になったがバネが入れにくいのは変わらず(怒)
バネをここまで引っ張らずに使うようにすれば良いの
かもしれない。
 
車体側取付用ネジも量産したのでそろそろ車両側の
改修を実施するか?
  
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究5 鉄道友の会 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究6 鉄道友の会 発行

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2022.02.01

トラバーサ接続と架線

いよいよトラバーサを使えるようにする。
 
Trav1_20220201
台枠の接続に苦労する
レイアウト本体は収納の都合で台枠が低い。
それに対してトラバーサは動力部の都合で5mmほど
台枠が高い。
当然、天板に置いても平行が出ない(ち~ん)
一晩寝てから角材を出してきておおよその高さを合わせて
レイアウト本体側に載せかけるように接続するようにした。
さて、次は架線である。
 
Trav6_20220201
集電装置を下げておくこと
実物は各線にまっすぐ架線を張って、車両の集電装置を
下げてトラバーサ台車を動かす。
実車は集電装置を下げるのは簡単である。
模型ではどうか?
(現状の)鉄道模型の場合、多くの車両はダミーの
集電装置なのでそこそこの位置に上がって止まる。
架線集電で実際に使用する集電装置の場合、下げた
位置で保持する装置が必要なのだが、ポール以外の
装置でこれを作ろうとすると意外に使い勝手が悪い。
上画像はビューゲルの例である。
フックで引っ掛けるのだが、あまりスムーズにいかない。
そのうえ「カッコ悪い」のである(ご~ん)
集電装置は交換する場合もある。
(ビューゲル<=>パンタで入れ換えるなど)
車体側にフックを付けるのはデメリットしかない。
では、どうするか?
 
Trav2_20220201
トラバーサ台車に架線柱を立てる
以前、長尾軌道で作ったトラバーサはトラバーサ台車に
架線を張って集電装置を下げずに動くようにしてある。
結局、それを踏襲することにした。
トラバーサ台車側には架線柱取付部を付けてあるので
問題なく工作終了。
 
ここまではいいのである。
問題は「架線の接続」である。
前回トラバーサはDCC制御で全自動になっているのだが
架線接続のしくみを自動化することが出来ず、ポールの
使用を諦めた。
今回は自動ではないのでポールは使用したい!
 
Trav3_20220201
チョロく架線を接続する方法
またも一晩寝て考えた結果「パイプをスライドする」
ことを思い付いた。
1.0-1.2φパイプを楕円に潰し、スライドさせて差し込むと
あっさりポール通過OK!
方法はこれで良いことは判った。
あとはビューゲルやパンタで動いてしまわないようにする
しくみを考えれば良い。
 
Trav4_20220201
簡易ロックを付けて車庫線に架線を張る
パイプの長さを3mmほど伸ばし、真鍮帯板で簡易ロックを
付けることでOKになった。
 
Trav5_20220201
入出庫して遊ぶ
車庫線にも架線を張って準備OK!
集電装置を上げてトラバーサを動かし、入出庫して遊ぶ
となんとも楽しい。
パイプを手動で刺したり抜いたりするのはちょっと
ダサい?かもしれないが、考えてみればポールはどうせ
手動で方向転換するのである。
架線接続方式はいずれもっと良い方法を思い付くかも?
 
ということで、路面電車レイアウトの設備関係はこれで
全部揃ったか?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究5 鉄道友の会 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究6 鉄道友の会 発行

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