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2022.02.01

トラバーサ接続と架線

いよいよトラバーサを使えるようにする。
 
Trav1_20220201
台枠の接続に苦労する
レイアウト本体は収納の都合で台枠が低い。
それに対してトラバーサは動力部の都合で5mmほど
台枠が高い。
当然、天板に置いても平行が出ない(ち~ん)
一晩寝てから角材を出してきておおよその高さを合わせて
レイアウト本体側に載せかけるように接続するようにした。
さて、次は架線である。
 
Trav6_20220201
集電装置を下げておくこと
実物は各線にまっすぐ架線を張って、車両の集電装置を
下げてトラバーサ台車を動かす。
実車は集電装置を下げるのは簡単である。
模型ではどうか?
(現状の)鉄道模型の場合、多くの車両はダミーの
集電装置なのでそこそこの位置に上がって止まる。
架線集電で実際に使用する集電装置の場合、下げた
位置で保持する装置が必要なのだが、ポール以外の
装置でこれを作ろうとすると意外に使い勝手が悪い。
上画像はビューゲルの例である。
フックで引っ掛けるのだが、あまりスムーズにいかない。
そのうえ「カッコ悪い」のである(ご~ん)
集電装置は交換する場合もある。
(ビューゲル<=>パンタで入れ換えるなど)
車体側にフックを付けるのはデメリットしかない。
では、どうするか?
 
Trav2_20220201
トラバーサ台車に架線柱を立てる
以前、長尾軌道で作ったトラバーサはトラバーサ台車に
架線を張って集電装置を下げずに動くようにしてある。
結局、それを踏襲することにした。
トラバーサ台車側には架線柱取付部を付けてあるので
問題なく工作終了。
 
ここまではいいのである。
問題は「架線の接続」である。
前回トラバーサはDCC制御で全自動になっているのだが
架線接続のしくみを自動化することが出来ず、ポールの
使用を諦めた。
今回は自動ではないのでポールは使用したい!
 
Trav3_20220201
チョロく架線を接続する方法
またも一晩寝て考えた結果「パイプをスライドする」
ことを思い付いた。
1.0-1.2φパイプを楕円に潰し、スライドさせて差し込むと
あっさりポール通過OK!
方法はこれで良いことは判った。
あとはビューゲルやパンタで動いてしまわないようにする
しくみを考えれば良い。
 
Trav4_20220201
簡易ロックを付けて車庫線に架線を張る
パイプの長さを3mmほど伸ばし、真鍮帯板で簡易ロックを
付けることでOKになった。
 
Trav5_20220201
入出庫して遊ぶ
車庫線にも架線を張って準備OK!
集電装置を上げてトラバーサを動かし、入出庫して遊ぶ
となんとも楽しい。
パイプを手動で刺したり抜いたりするのはちょっと
ダサい?かもしれないが、考えてみればポールはどうせ
手動で方向転換するのである。
架線接続方式はいずれもっと良い方法を思い付くかも?
 
ということで、路面電車レイアウトの設備関係はこれで
全部揃ったか?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究5 鉄道友の会 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究6 鉄道友の会 発行

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