« 珊瑚模型のセムとセムフ(7) | トップページ | モデル8のセム(セム6000) »

2022.08.23

珊瑚模型のセムとセムフ(8)

6年のブランク?を超えてようやく工作完了。
しかし、それだけでは完成と言えない(そりゃそうだ)
 
Semu1_20220823
セムフキャブ下ステップの改良
上画像を見れば判る通り「薄板抜きのステップ」ではどう考えても
折れてしまうので補強を行う。
・t0.3x1.5洋白帯板を裏打ち
・0.6φ洋白棒をさらに追加
・床板側に0.6φの穴を開けて差し込んでハンダ付け
 
Semu2_20220823
台車に当たらないように工夫
これでどうだ!と補強したステップをキャブ下に穴を開けて
差し込むのだが、短台車の軸箱が干渉しそうなことと
そのままだと幅が34mmになってしまうので微妙なカーブを
付けて固定する(苦労多し)
 
Semu3_20220823
アダチのはしごを使う
洋白ながらもぐにゃぐにゃのエッチング抜きのステップは
結局「困ったときのアダチのはしご」に交換した。
台枠に上下2ケ所ハンダ付けして強度を確保する。
 
Semu4_20220823
票差を接着
票差については黒染したものを塗装後に接着?と思っていたが
それもどうか?と思い直いして塗装前に接着することにした。
なぜ接着なのか?
それは「どう考えても(私には)ハンダ付けはムリ」だからである。
炭庫補強の横に貼る票差はエポキシが硬化するまでグラグラする
位置なので裏側から1x1ヒノキ角材で添え木?する。
 
Semu5_20220823
セムフの票差は背面に補強
セムフキャブ後ろに貼る票差は実物であれば鉄板をボルト止め
または溶接で良いのであろうが模型ではそうはいかない(笑)
仕方がないので0.8角線を接着してそこに貼ることにした。
 
Semu6_20220823
塗装
いつものようにカラープライマー(黒)を塗装する。
貨車のような複雑なものはコンプレッサーのエアー圧を増して
ドライヤーを使いながらの塗装になる。
結果、塗料は結構使うことになる。
 
Semu7_20220823
台車の傾き補正
塗装を終わったので組み立てるのだが「由緒正しい昭和のキット」
なので(注:2016年製ですが)素直に組立てられるハズもない。
台車枠&カプラー取付台が微妙に曲がっていると車輪がレールに
接地しないのでスペーサを入れて調整する(地味)
 
Semu8_20220823
ステップが干渉
あんなに台車に当たらないように工夫してもやはり干渉する(怒)
仕方がないのであちこち削って調整する。
 
Semu9_20220823
どうにか揃って並べてみると・・・
結局、調整を終わったものは1両であるが、他の5両も
それなりに形にして並べてみた。
う~ん・・・短いなぁ(遠い目)
判っていたことではあるが、九州の石炭車は小さい割には
組むのが面倒なのに、出来てみると「少し」である。
苦労した結果はC12の重連くらいの長さである(ち~ん)
 
Semu10_20220823
1両ずつ地味に台車を調整
なにしろ「昭和の模型」なのでロストの出来もまちまちで
1両ずつ違いを確認しつつ調整しないといけない。
(注:2016年の製品です(笑))
ロスト製のディテールを削り落とす覚悟がないとちゃんと
走らない!というのはちょっと哲学的である(遠い目)
 
Semu11_20220823
残り5調整完了!
2時間ほどかけて残りの車両を調整した。
ああ、本当に修行だったな(笑)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
RAILFAN N.792 鉄道友の会 発行

|

« 珊瑚模型のセムとセムフ(7) | トップページ | モデル8のセム(セム6000) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 珊瑚模型のセムとセムフ(7) | トップページ | モデル8のセム(セム6000) »