珊瑚模型のセムとセムフ(8)
6年のブランク?を超えてようやく工作完了。
しかし、それだけでは完成と言えない(そりゃそうだ)

セムフキャブ下ステップの改良
上画像を見れば判る通り「薄板抜きのステップ」ではどう考えても
折れてしまうので補強を行う。
・t0.3x1.5洋白帯板を裏打ち
・0.6φ洋白棒をさらに追加
・床板側に0.6φの穴を開けて差し込んでハンダ付け

台車に当たらないように工夫
これでどうだ!と補強したステップをキャブ下に穴を開けて
差し込むのだが、短台車の軸箱が干渉しそうなことと
そのままだと幅が34mmになってしまうので微妙なカーブを
付けて固定する(苦労多し)

アダチのはしごを使う
洋白ながらもぐにゃぐにゃのエッチング抜きのステップは
結局「困ったときのアダチのはしご」に交換した。
台枠に上下2ケ所ハンダ付けして強度を確保する。

票差を接着
票差については黒染したものを塗装後に接着?と思っていたが
それもどうか?と思い直いして塗装前に接着することにした。
なぜ接着なのか?
それは「どう考えても(私には)ハンダ付けはムリ」だからである。
炭庫補強の横に貼る票差はエポキシが硬化するまでグラグラする
位置なので裏側から1x1ヒノキ角材で添え木?する。

セムフの票差は背面に補強
セムフキャブ後ろに貼る票差は実物であれば鉄板をボルト止め
または溶接で良いのであろうが模型ではそうはいかない(笑)
仕方がないので0.8角線を接着してそこに貼ることにした。

塗装
いつものようにカラープライマー(黒)を塗装する。
貨車のような複雑なものはコンプレッサーのエアー圧を増して
ドライヤーを使いながらの塗装になる。
結果、塗料は結構使うことになる。

台車の傾き補正
塗装を終わったので組み立てるのだが「由緒正しい昭和のキット」
なので(注:2016年製ですが)素直に組立てられるハズもない。
台車枠&カプラー取付台が微妙に曲がっていると車輪がレールに
接地しないのでスペーサを入れて調整する(地味)

ステップが干渉
あんなに台車に当たらないように工夫してもやはり干渉する(怒)
仕方がないのであちこち削って調整する。

どうにか揃って並べてみると・・・
結局、調整を終わったものは1両であるが、他の5両も
それなりに形にして並べてみた。
う~ん・・・短いなぁ(遠い目)
判っていたことではあるが、九州の石炭車は小さい割には
組むのが面倒なのに、出来てみると「少し」である。
苦労した結果はC12の重連くらいの長さである(ち~ん)

1両ずつ地味に台車を調整
なにしろ「昭和の模型」なのでロストの出来もまちまちで
1両ずつ違いを確認しつつ調整しないといけない。
(注:2016年の製品です(笑))
ロスト製のディテールを削り落とす覚悟がないとちゃんと
走らない!というのはちょっと哲学的である(遠い目)

残り5調整完了!
2時間ほどかけて残りの車両を調整した。
ああ、本当に修行だったな(笑)
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
RAILFAN N.792 鉄道友の会 発行
| 固定リンク
コメント