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2022.08.16

珊瑚模型のセムとセムフ(7)

セムx5両の完成を目指す!
 
Semu1_20220816
補強材の縦リブ
補強材の帯部分はエッチングで凹んでいるのでハンダ付けは
それなりに出来るのだが、縦リブはそのせいで帯が引っ込んで
いるので位置決めは指で立てた状態を維持しつつハンダ付けを
するという「昭和のハンダ職人」をやらないといけない。
位置決めのためチョコっと下側を固定、上から順にハンダを
回していく。
注意!
ワークを指で押さえながらハンダ付けをするのは危険です!
マネしないようにしましょう!
 
Semu2_20220816
ステップなどが台車に干渉
1両目のセムはステップとブレーキラッジがオリジナルの
パーツが固定してあったが強度不足であった。
仕方なく帯板で補強すると・・・台枠上に付けると台車が
干渉してしまうことが発覚(う~む)
さらに炭庫蓋開閉のテコがブレーキに干渉!
 
Semu3_20220816
補強、作り直し・・・
色々と考えた結果、台枠のアングル材に干渉しない形に
することにした。
ステップは補強を上側に出るように作成。
ブレーキラッチは洋白1mm帯板で作り直し。
 
Semu4_20220816
紙を挟んでハンダ付け
少しカッコ悪いが台枠上に引っかける形にして強度を
確保する。
ステップなどは意外に手に取ったときにグイッと力を入れて
しまうことがあるので「見た目より実用重視」である。
ラッジの固定については、ボール紙を挟んでハンダ付けすると
うっかりハンダが回ってしまうミスを防ぐことが出来る。
典型的「地味な努力」である。
 
Semu5_20220816
炭庫蓋テコの留め具
小さいうえにアングル材のヘリにハンダ付けするという
この留め具は、下にボール紙を挟んでハンダ付けすると
作業が楽になる。
 
Semu6_20220816
側面補強材はよく磨く
ふにゃふにゃのこのパーツ、ちゃんとハンダを回さないと
後で剥がれて泣くことになるので入念に磨いて形を整える。
角度を揃えておくことも重要である。
(側面に付けるときに角度が両側でおかしいとやりにくい)
 
Semu7_20220816
炭庫と台枠の固定
上下の固定については中央の梁の両側4点で行う。
この取付のときに左右対称であるか?炭庫が平行について
いるか?は入念に確認する。
コツとしては「きちんと平行が出ていることが確認出来る
までは本格的にハンダを回さない」である。
4点止めにしているのは、後で修正したくなったときに
コテで炙って調整出来るようにという「生活の知恵」も
ある。
妻側の炭庫支えは先に台枠に付けるか?炭庫を付けてから?
を迷ったが後者にした(その方が楽か?という意味)
そのため、固定は炭庫リブ側だけハンダ付けしてある。
 
Semu8_20220816
どうにか5両組立完了!
たっぷりハンダ付け工作を味わって5両の組立を完了した。
ああ、疲れた。
この後、細かい部分を確認してから塗装である。
 
それにしても「珊瑚模型らしい製品」である。
この「使えそうなパーツは入れておくので後は考えて」と
いう感じのキットが2016年に発売されたのは面白い。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
RAILFAN N.792 鉄道友の会 発行

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