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2022年9月

2022.09.25

乗工社 静鉄ハニ改めダージリン風客車

運転スペース上に放置プレイになっていた草軽ホトを
完成させたのでもう一両完成させることにした。
乗工社 静鉄ハニである。
 
Hani1_20220925
アロンアルファ組みをバーナーでバラす
このキットはEBで安くかったものである。
乗工社のキットにありがちな「アロンアルファで組んで止まる」
パターンなので安かった。
買ったは良いが使う予定のない車種だったのでそのままに
なっていた。
バーナーで炙ってバラバラにする。
 
Hani2_20220925
組み易いが「昭和のキット」
乗工社のキットは現代の「エッチング板パタパタ」とはまた
違った組み易さがある。
手順を思い出しながら組んでいけば簡単ではあるのだが
位置決め時は指で摘まんでハンダチョイ付けするところは
「昭和のキット」である(笑)
 
Hani5_20220925
台車を組む
この時代の台車はドロップ製の台車枠を枕梁にハンダ付けする
原始的なものである(笑)
簡単に治具を組んで組んでいく。
 
Hani6_20220925
ベンチレターを選ぶ
うっかりしてベンチレターを付けたままバーナーで炙って
溶かしてしまった(あほ)
左がエコーモデル、右がアルモデルのベンチレター
ああ、中間の大きさのものが欲しい(遠い目)
結局、エコーモデルのものを採用。
 
Hani7_20220925
センターピンはバネ入り
床板に簡単にターンバックルを付けて台車は定番の
バネ入りに交換した。
 
Hani8_20220925
とりあえず組み終わった
これで工作は完了。
ところで一つオチがある。
車体側面を組んで屋根板を付けようとしたときに前後に長く
幅が微妙に不足していることに気が付いた。
う~ん、これは雨どいがクッキリ出るようになのか?
ということで前後は削って妻にすっぽり納めた。
で、完成すると・・・「あれ?なんか違う」
実車の資料を見るとハニの屋根は「上からスポッとキャンバスが
被る形」である。
う~ん、やってしまったか・・・(遠い目)
しかし、まあいいのである。
どうせスケールモデルを狙ってないのだから、違う使い方を
開拓してみよう!
 
Hoto1_20221002
塗装開始
カラープライマー(白、黒)で塗装を開始。
ボディを白から開始するのは「ラインとして使う」からである。
 
Hoto2_20221002
仕上げをして走行テスト
前述した通り「実物とは屋根が違う」になった段階で
「それならばダージリン風にしよう」と思いついた。
ダージリン風レイアウトは勾配が6%なので「1両で客貨両用」
にして重量を軽く済ませたいのである。
完成した状態で計量すると41gだったが塗装前の37gから
増えたのはなんで?(笑)
窓セルを入れてK&Dカプラーを付けて走行テスト。
R120/6%勾配でも走行OKであった。
 
Hoto3_20221002
ぎりぎりでセーフ?
走行テストをして気が付いたのだが反時計回りで運転すると
なぜか客車が脱線する。
なぜだろう?と思って確認すると高架前の崖部分が微妙に
車体を擦っていた。
崖を削って確認するため上から見るとR120カーブでは
ダージリンタンクの屋根下ぎりぎりで走っているのが
よく判る。
 
Wed3_20221005
崖削り終了!
客車を通すために崖部分を削り表面の仕上げを行った。
こうしてみるとこの車両もそこそこボディは大きいようだ。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2022.09.19

草軽電鉄ホト100(2)

モデル8のセムx5を完成したので、さて次は?
ふと運転スペース上にある箱に気が付いた。
ワールド工芸の草軽ホト100のキットである。
前回の工作記録:
 
Hoto1_20220919
とりあえず床板
2018年10月に上回りを組んだときに「センターピンはバネ入り
にしたい!」と思って手が止まったのであった。
ウチには草軽デキが5両もあるのに貨車がない!ということで
購入したのに放置プレイとは・・・
運転スペース上を片づけるためにも決着を付けよう!
ということでまずは床板(台枠)を組んでみた。
 
Hoto2_20220919
一部作り直し
一晩寝かせて方針を決めた。
・カプラーは台車マウント
 (ホハ17が車体マウントなのでカーブが辛い)
・ボルスターは3.0mmカプラー台
・センターピンはバネ入り
・床板板(台枠)は脱着式
・カプラーはアルモデルの朝顔タイプ(短)
方針が決まればあとは簡単である。
枕梁を作り直し、床板は穴を広げてカプラー台をハンダ付けする。
 
Hoto3_20220919
なぜ穴が開いていない?(笑)
下回りの工作を終了。
車掌室前の手ブレーキカバーを接着・・・あれ?穴がない。
凝ったキットなのに穴無しはなにか意味があるのか?
 
Hoto4_20220919
ようやく完成
1両組んでうまくいくことが判ったのでもう一両も同様の
工作をする。
アホなことにアルモデルの朝顔カプラー(短)が1セットしかない。
なんてこったい!
これで完成なので塗装を済ませよう。
 
ところでこのホト100は真鍮板を貼り重ねているので手に取ると
結構重いので計量する。
・ホハ17:39g
・ホト100:33g
あれ?手に感じる重量感と違う。
こういうことってあるのだなぁ(しみじみ)
 
Hoto1_20220923
塗装を行う
今回も黒一色の車両なのでカラープライマーを塗装する。
 
Hoto2_20220923
ようやく完成
 
Hoto3_20220923
レイアウトで運転
完成した車両を草軽風レイアウトで走行させる。
乗工社デキでR140のこのレイアウトで2両楽勝で牽引可能。
う~ん、満足。
  
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2022.09.11

モデル8のセム(セム8000)

まだまだ続く石炭車ワールド。
次はセム8000である。
前回の日記
 
8semu10_20220911
進め方を検討
基本的にはセム6000と同じはずだがパーツ構成を確認する。
問題となりそうなのは「自分で組むハシゴ」なのだが、先の
セム4500や6000より長いしパーツがぐにゃぐにゃなので
アダチのハシゴ(プレス製で丈夫)を使うのが無難か?
 
8semu11_20220911
ハシゴはアダチのプレス製を使う
キットの自分で組むハシゴを組んでみたがグニャグニャで
組むのに時間がかかり、出来上がったものがカッコよくない。
ということでアダチのハシゴに決定!
 
8semu12_20220911
思い込みがミスの原因
あとはセラ6000と同じ・・・とハンダ付けをしていく。
キットに入っているブレーキレバーも8000では長さが足りた。
ブレーキラッチは作り直したが「よしよし順調だ」と組んでいく。
これはちょっと後になるのだが、接着作業のため図面を見て
気が付いた。
「手ブレーキのレバーの支点は右寄り」
そういえば、セム8000は6000の改良型だが構造はセラ1と
同じなのである(呆然)
失敗学の本を読むと「そんなの当たり前、そうに決まっている」
という思い込みが失敗の原因になるとあった。
ああ、こんなところでそれを再現するとは!(無念)
 
8semu13_20220911
ハンダ付け工作終了(失敗は続く)
炭庫蓋レバー、ブレーキレバーは接着作業時に曲げられる
ようにしてある。
付け忘れたステップを付けてよしよし・・・あれ?
おいおい、ステップはブレーキレバー側じゃないか!
ここで端梁を左右間違えたことが発覚!(が~ん)
なんてこったい!
残り2両を確認したら・・・合っていた(ホッ)
ここでも「思い込み」で失敗である。
(面倒なので結局そのまま(あほ))
 
8semu1_20220911
ブレーキシューはやはり加工あり
続いて接着作業である。
ブレーキシューは炭庫側をちょっと削る必要があった。
さすがは昭和のキット「そのまま組めない」のである。
 
8semu2_20220911
保持しながら1個ずつ
形状的にグラグラするパーツなので1個ずつ保持しながら接着。
やはり失敗学で「時間制約で焦って作業するとミス発生」なので
1個ずつ余裕を持って作業していく。
 
8semu3_20220911
アームを曲げて差し込む
ブレーキレバーはブレーキラッジも曲げて持ち上げられる
ようにしておいた。
こういうことは「経験」がモノを言う。
単台車固定後でブレーキラッジはエポキシを流して補強する。
 
8semu4_20220911
接着作業終了
曲げて作業するのは炭庫扉ハンドルも同様である。
票差も接着して接着作業終了!
それにしてもエラー多発。
「2両組んだから余裕!」という驕りが失敗を呼ぶという
教訓の多いセム8000なのであった(凄い遠い目)
 
ということでブログ更新。
そのため図面を見ていて気が付いた!
「あ、なんだこの謎のハシゴ!」
ブレーキシリンダ側の票差右に謎の2段しかないハシゴ!
なんてこったい!
 
8semu6_20220911
諦めずに対策
忘れるくらいだから省略するか?
しかし!である。
失敗学では「誰でもミスはする、問題は素早く挽回するかだ!」
そういえば父も「よいモデラーは失敗してもすかさず対策する
人のことだ」と言っていた。
少し考えた結果、アダチのハシゴの切れっ端に座を付けて
接着することにした。
 
8semu7_20220911
対応終了!
ということで謎のハシゴを接着して対応終了!
笑ってしまうことに、アダチのセラも付け忘れていた(ち~ん)
それにしても・・・このハシゴはナニ?(笑)
 
3両も組むと工夫やら苦労やらがハッキリしてくる。
 
Tue5_20220913
ステップ手スリは接着方式が定着
1両目で付け忘れが発覚して急遽パーツを作って接着した
「謎のハシゴ」なのだが、実物写真を見るとブレーキ操作の
ためステップに乗ったときの手スリらしいことが判った。
次は忘れないぞ!と思いつつこの位置は色々と細かい
パーツがハンダ付けされているうえに、この手スリは台枠の
チャンネル材上に来るように付けるのでハンダ付けはリスク
が多い。
ということで、少し背を低くして接着方式を継続する。
 
Tue2_20220913
いつも忘れるこのパーツ
2軸炭庫車の炭庫内にあるこの2本のバー。
珊瑚の6両、そしてモデル8と大量に組んでいるのに
なぜか付けるのを忘れるのが定番になっている(あほ)
見た目は単純なのだが強度を確保した固定方法にしないと
いけないのだが、このパーツは「どう取り付けるのが正解?」
なのだろうか?
私は先端を潰して直角に曲げてハンダ付けするのだが、幅を
ピッタリ合わせて作るのが面倒なうえに、ハンダ付けしよう
とするとコテで位置ズレしたり落ちてしまったり・・・
モデル8の炭庫車はセム8000x3を組んだので終わったが
まだアダチのセラx4がある(呆然)
まったく、悩みが尽きない。
 
Sun2_20220918
ようやくモデル8のセムx5
セム8000x3の塗装を終わり、これでモデル8のセムが
全部完成した。
晴れ晴れとした気分・・・(遠い目)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
RAILFAN N.792 鉄道友の会 発行
鉄道資料 第37号 鉄道資料保存会 発行

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2022.09.07

アダチのセラ、セムフ

石炭車沼はまだまだ続く(ち~ん)
 
先行して完成している珊瑚模型、モデル8のセムと同時期に
工作をした(はず)なのだがアダチのセラはなぜか過去日記
がない。
それには理由がある。
アダチのセムフ、セラ(1両)は模型友人の遺品で、組みかけ
だったものを私が残り工作を行ったものである。
そのため「あまり書くことがなかった」のだろう。
(注:単にサボったのかも?)
 
Asera5_20220907
ブレーキシューが車輪に当たる
これは以前から気になっていたのだがオリジナルの状態では
ブレーキシューの取付部が車輪に当たるのである。
それも「車輪が止まってしまうくらい」のゴツさである。
う~ん、昭和のキットだなぁ(注:たぶん2016年製)
故人が組んだものはグラインダーで削ることになる。
上画像の下が削ったもの、上は私が組んだ(追加購入キット)
時点で気が付いてカットしておいたものである。
 
Asera1_20220907
切削作業で折れたブレーキシリンダの修理
ブレーキシュー基部切削はかなり力がかかる。
ブレーキシューは0.8角線に華奢にハンダ付けする取付なので
見事に折れてしまった。
仕方がないので穴を開けてガッチリ接着する。
(どうせならこういう形のホワイトメタルにして欲しかった)
 
修理は終わっていよいよパーツ取付である。
 
Asera2_20220907
手ブレーキの取付
手ブレーキのロッドをどうつけるのか?がよく判らないので
上画像のように接着、最後に上からカバーを接着した。
 
Asera3_20220907
穴が開いてない
続いて発煙筒を接着するのだが、穴が開いてない(ち~ん)
ああ、昭和のキット・・・(注:たぶん2016年製)
ま、こういうものは穴を開ければ良いのである。
 
Asera4_20220907
パーツ取付終了
テールライトも接着して工作終了。
先に塗装したセラに追いつくために単独で塗装するか?
 
ところで、このセムフは故人が「組みかけにしたもの」
なので無くなってしまったパーツが結構ある。
(テールライトのリング、ステップなど)
ま、それは「思い出」としてそのままにしておこう。
模型は「スケールがどうの」ということよりそういう
エピソードを楽しむ余裕が大事である。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
RAILFAN N.792 鉄道友の会 発行
鉄道資料 第37号 鉄道資料保存会 発行

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2022.09.06

モデル8、アダチの石炭車塗装

暑いから、雨だからと言い訳をしてサボっていたがようやく
塗装を行う。
 
8semu1_20220906
炭庫が複雑なので塗装が面倒
珊瑚のセムと同様にカラープライマーで塗装を行う。
先のものは炭庫が単純な形?なのでその点では楽だった。
今度のセム、セラは炭庫の形が複雑なので吹付塗料が思った
ところに届きにくく、1両仕上げるのに時間と手間がかかった。
 
8semu2_20220906
どうにか3両塗り終わった
そうでなくても複雑な形なのでドライヤーを使いながらの作業に
なるので暑いことこのうえない。
3両塗り上げてグッタリ。
 
8semu3_20220906
アダチのセラ、カプラー穴が・・・(怒)
まずはアダチのセラから仕上げる。
車輪があちこち接触しそうなので小型の絶縁ワッシャーを入れて
ブレーキシュー間隔を調整する。
さてK&Dカプラーを・・・あれ?なんだこれは!(驚)
ネジ穴の位置がどのK&Dカプラーとも合っていない(ち~ん)
くっそ~、やられた~!(怒)
仕方がないのでK&D No.5の位置(実際は上に寄りタイプ)に
穴を開け直した。
せっかく塗装したのに・・・(無念)
教訓:塗装する前にカプラー高さ合わせをしよう(当たり前)
 
8semu4_20220906
モデル8、お前もか!
続いてモデル8のセム6000である。
車輪は説明書にある日光モデルのものは入らない(おいおい)ので
カツミの両絶を使用する。
さて、カプラー・・・うっ、穴位置が悪くてK&Dが付かない。
くっそ~!お前もか!
考えてみるとモデル8の石炭車キットはベーカーカプラーの時代
なのでK&Dが合わないのは仕方がないのかも?
(注:個人の感想です)
結局、こちらもネジ穴を開け直した。
ところで、セム4500はK&D No.5の穴位置だった。
(注:カプラーは上寄りのタイプ)
 
8semu5_20220906
ようやく3両完成
色々あったがどうにか3両が仕上がった。
アダチのセラは模型友人の遺品なので、ようやく少し供養が
出来たか?
 
さて、まだまだ石炭車はあるぞ~!(さらに遠い目)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
RAILFAN N.792 鉄道友の会 発行
鉄道資料 第37号 鉄道資料保存会 発行

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