モデル8のセム(セム8000)
まだまだ続く石炭車ワールド。
次はセム8000である。
前回の日記

進め方を検討
基本的にはセム6000と同じはずだがパーツ構成を確認する。
問題となりそうなのは「自分で組むハシゴ」なのだが、先の
セム4500や6000より長いしパーツがぐにゃぐにゃなので
アダチのハシゴ(プレス製で丈夫)を使うのが無難か?

ハシゴはアダチのプレス製を使う
キットの自分で組むハシゴを組んでみたがグニャグニャで
組むのに時間がかかり、出来上がったものがカッコよくない。
ということでアダチのハシゴに決定!

思い込みがミスの原因
あとはセラ6000と同じ・・・とハンダ付けをしていく。
キットに入っているブレーキレバーも8000では長さが足りた。
ブレーキラッチは作り直したが「よしよし順調だ」と組んでいく。
これはちょっと後になるのだが、接着作業のため図面を見て
気が付いた。
「手ブレーキのレバーの支点は右寄り」
そういえば、セム8000は6000の改良型だが構造はセラ1と
同じなのである(呆然)
失敗学の本を読むと「そんなの当たり前、そうに決まっている」
という思い込みが失敗の原因になるとあった。
ああ、こんなところでそれを再現するとは!(無念)

ハンダ付け工作終了(失敗は続く)
炭庫蓋レバー、ブレーキレバーは接着作業時に曲げられる
ようにしてある。
付け忘れたステップを付けてよしよし・・・あれ?
おいおい、ステップはブレーキレバー側じゃないか!
ここで端梁を左右間違えたことが発覚!(が~ん)
なんてこったい!
残り2両を確認したら・・・合っていた(ホッ)
ここでも「思い込み」で失敗である。
(面倒なので結局そのまま(あほ))

ブレーキシューはやはり加工あり
続いて接着作業である。
ブレーキシューは炭庫側をちょっと削る必要があった。
さすがは昭和のキット「そのまま組めない」のである。

保持しながら1個ずつ
形状的にグラグラするパーツなので1個ずつ保持しながら接着。
やはり失敗学で「時間制約で焦って作業するとミス発生」なので
1個ずつ余裕を持って作業していく。

アームを曲げて差し込む
ブレーキレバーはブレーキラッジも曲げて持ち上げられる
ようにしておいた。
こういうことは「経験」がモノを言う。
単台車固定後でブレーキラッジはエポキシを流して補強する。

接着作業終了
曲げて作業するのは炭庫扉ハンドルも同様である。
票差も接着して接着作業終了!
それにしてもエラー多発。
「2両組んだから余裕!」という驕りが失敗を呼ぶという
教訓の多いセム8000なのであった(凄い遠い目)
ということでブログ更新。
そのため図面を見ていて気が付いた!
「あ、なんだこの謎のハシゴ!」
ブレーキシリンダ側の票差右に謎の2段しかないハシゴ!
なんてこったい!

諦めずに対策
忘れるくらいだから省略するか?
しかし!である。
失敗学では「誰でもミスはする、問題は素早く挽回するかだ!」
そういえば父も「よいモデラーは失敗してもすかさず対策する
人のことだ」と言っていた。
少し考えた結果、アダチのハシゴの切れっ端に座を付けて
接着することにした。

対応終了!
ということで謎のハシゴを接着して対応終了!
笑ってしまうことに、アダチのセラも付け忘れていた(ち~ん)
それにしても・・・このハシゴはナニ?(笑)
3両も組むと工夫やら苦労やらがハッキリしてくる。

ステップ手スリは接着方式が定着
1両目で付け忘れが発覚して急遽パーツを作って接着した
「謎のハシゴ」なのだが、実物写真を見るとブレーキ操作の
ためステップに乗ったときの手スリらしいことが判った。
次は忘れないぞ!と思いつつこの位置は色々と細かい
パーツがハンダ付けされているうえに、この手スリは台枠の
チャンネル材上に来るように付けるのでハンダ付けはリスク
が多い。
ということで、少し背を低くして接着方式を継続する。

いつも忘れるこのパーツ
2軸炭庫車の炭庫内にあるこの2本のバー。
珊瑚の6両、そしてモデル8と大量に組んでいるのに
なぜか付けるのを忘れるのが定番になっている(あほ)
見た目は単純なのだが強度を確保した固定方法にしないと
いけないのだが、このパーツは「どう取り付けるのが正解?」
なのだろうか?
私は先端を潰して直角に曲げてハンダ付けするのだが、幅を
ピッタリ合わせて作るのが面倒なうえに、ハンダ付けしよう
とするとコテで位置ズレしたり落ちてしまったり・・・
モデル8の炭庫車はセム8000x3を組んだので終わったが
まだアダチのセラx4がある(呆然)
まったく、悩みが尽きない。

ようやくモデル8のセムx5
セム8000x3の塗装を終わり、これでモデル8のセムが
全部完成した。
晴れ晴れとした気分・・・(遠い目)
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
RAILFAN N.792 鉄道友の会 発行
鉄道資料 第37号 鉄道資料保存会 発行
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