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2023.02.27

寄棟屋根の建物(1)

なにもやっていないように見えて、実は結構あれこれやっている。
昨年末からの路面電車レイアウト用のストラクチャ工作は続く。
 
Yose1_20230227
M'sの駅前食堂をベースにする
路面電車レイアウトのストラクチャ作りに時間がかかっている
最大の理由はよいデザインがなかなか思いつかないことである。
私のレイアウトにおける原則「小型」を実現するため、建物や
地形を入れるスペースが小さいのだが、路面電車レイアウトは
さらに道路+架線柱のスペースが必要なのでさらに制約が
増える。
結局、悩んでいても仕方がないのでM'sの駅前食堂のキットを
ベースに1階:店舗/2階:共同住宅(洋風)に改造する。
こう書くと「全部作ればいいじゃん」と言われるかもしれないが
車両でもストラクチャでも「改造するベース」があると考える
手間が少し減るのである。
 
Yose2_20230227
作りながらデザインしていく
とりあえず1階の店舗部分を作って2階を考える。
3世帯分をこの長さに入れるのはムリっぽい。
ということで2階部分を伸ばす方法を考える。
 
Yose3_20230227
2階居住スペースを拡大
2階部分の拡張と「洋風建築」というテーマをどうやって
実現するか?
この建物、実はかつて私が通勤していた'90年代の恵比寿~代官山
にあった建物を目標にしている。
壁のモルタルというか「洗い出しコンクリート」の表現を
どのように作っていくか?
かつてはサーフェサに粉末を振って作る方法をやっていたが、その
方法はマスキングなどかなり手間である。
あれこれ考えた末に、レモン画翠で購入した紙を使うことにした。
モルタル風や漆喰風に使う薄くて微妙な色の紙は、お茶の水のこの
店に行くと「ああ、全部買って試したい」とアホになるくらい
選べるので楽しい(素材フェチか?)
この壁紙方式(というのか?)でモルタル表現をする場合は、隙間
無く貼る手順を考えながら進めるので少し面倒である。
まあ「面倒な段取りを考える」のが楽しいのでもあるが・・・
 
Yose4_20230227
思い切って寄棟屋根にしてみる
前画像の段階では切妻屋根だったのだが、洋風建築で切妻は
どうも愛がないような気がする(そうか?)
そこで一部壁をカットして寄棟屋根にすることにした。
私が寄棟屋根に躊躇いを感じるのは「貴重な瓦屋根板をいっぱい使う」
からである。
エコーモデルの瓦屋根板、それなりにストックしてはあるのだが、
時々品切れになったり、ついに値上がりしたりと色々あるので
あまり量を使うやり方は辛い。
コスト問題もあるが、ピッタリ切らないといけないので内側に
すっぽり入る屋根部分を作ってから作業するので手間も多い。
 
Yose5_20230227
屋根はネジ止め
屋根が出来たのでネジで脱着式にした。
今後ディテールを足したり、必要に応じて室内や照明を入れる
ためには屋根は脱着にしておいた方がいい。
 
Yose6_20230227
レイアウト上に置いて感じを見る
ここからディテールを加えていくのだが、店舗は何がいいか?
玄関口や2階スペースをどう仕上げるか?
あれこれ妄想していると楽しい。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究5 鉄道友の会 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究6 鉄道友の会 発行

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