ゴムベルト式ターンテーブル動力装置(5)
マイクロスイッチ式動力が出来たところで「初心に帰る」
そう!「最初に作ったターンテーブル」の改良である。
なぜかというと「主桁の構造を再確認するため」で、
現物を修正して試行錯誤するのが一番楽だからである。
(要するにずぼら)
モータを交換で「初心に返る」
クラッチ式で作成したターンテーブル(ピット径60φ)に
装着した動力装置のモータをギアードモータ(コパル製)に
交換する。
このタイプは12v仕様で1.5v~12vの電圧調整で回転数を
コントロールすることが可能で(試してみて判った)
極低速で主桁位置合わせが可能であることが判った。
つまりは・・・「マイクロスイッチ無しも可」
う~ん、苦労してカム+マイクロスイッチを試したのは
なんだったんだ・・・(遠い目)
まあ、ちゃんと制御するのは良いことである(さらに遠い目)
試せることは全部やるのは良いことである(ポジティブ)
結局、初心に返ったことになる!
=>コントロール装置なしのターンテーブル動力装置
ということで、気を取り直して主桁の改良である。
主桁上部を改良
改良のポイントは以下の通り。
(1)主桁上のレールをt0.6真鍮板に固定して主桁上部板に
絶縁ネジで固定する
=>取付位置精度、強度の大幅up
=>レール長は60mm(主桁)+前後3mmずつ
(2)主桁上部板のネジ止め部分の補強
(3)集電ピンの配線をネジ止めにする
=>分解整備を容易にする
主桁接点をシュー式にする
とりあえず動作確認すると主桁の旋回は調子良くなったが
接点ピンによる集電は導通不良が発生することが判った。
結局、ベリ銅t0.1板でシューを作成した。
ようやく主桁改良が終わった
作成した改良パーツで主桁を組み直す。
全体に精度/強度が向上して動作もスムーズである。
(ここまでの道は長かった(遠い目))
動作確認
主桁精度が上がり、地上側レールとの上下位置も良くなり
通電性能向上もあって問題なく動作することを確認した。
いよいよ「本命」の検討
まだまだ試したいことはあるものの「一応運用可能な
ターンテーブルを量産する目途が付いた」ことになる。
さて、ここでいよいよ「本来の目的」である。
約2ケ月ターンテーブルの作成に取り組んできたのは
「味噌汁軽便レイアウトを作りたい」からである。
どうせやるなら「今まで活用してなかった車両を生かす」
ものにしたい。
そう!単端気動車である!
電車や通常のDCであれば折り返し運転をすれば良いだけ
なのだが、単端気動車は「方向転換しないといけない」
のである。
そこで必要になるのがターンテーブルである。
こういう「後で考えればいいんじゃね?」ということを
先回りしてやりたがるのが私の性格なのである。
(ああ、面倒くせ~)
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
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