エンドウの上田交通5250(4)
2024年は手が止まっていた車両工作をすることにした(遠い目)
まずは下回りから
エンドウの上田交通5250形は2012年2月にボディの工作を
終了したところで手が止まっていた。
手が止まった最大の理由はボディの塗装である。
上田交通の塗装(白っぽいクリーム+紺色)は両色とも
「透過色(下地が透ける)」なのである。
この色、どちらの色から塗るのがいいのか?
悩んでいても仕方がないので、手持ちの塗料(マッハ)を両方の
組合せで塗装テスト・・・あれ?クリームがダメになってる(絶望)
そんな訳で時が止まってしまった(ち~ん)
それから3年経過・・・
偶然、別件で模型知人(上田交通の車両を何両も作っている人)と
連絡が取れてその悩みが解消したので、ようやく工作再開である。
実際の塗料を使ってテストピースで塗装を試しつつ、床下機器も
配置して完成させる。
塗装開始
塗装テストの結果、何色も重ねるのでカラープライマー下地ではなく
プライマー出発で塗装することにした。
灰色はいさみやの屋根色を明灰色を少し入れて明るめにした。
床下についてはカラープライマー(黒)で塗装する。
屋根上パーツの塗装
ベンチレター、ヘッドライト、ランボード?はマッハの明灰色で
塗装する。
上田交通5250形は他の同社車両と違ってランボードやベンチレターが
??な塗装になっているのだが、私はどうも・・・なので、灰色で
行くことにした。
(注:結果的には気が変わるかもしれないが)
私の場合「模型は模型」という考え方なので、基本は実車のイメージを
踏襲するのだが、こういう「好みで変えても差し支えないもの」は
変えることにしている。
ヘッドライトがエコー製の「点燈しないタイプ」になっているのも
その一例である。
モハ5250形の手摺兼雨樋
この車両の塗装を躊躇した理由は「雨樋兼手摺」をどうやって
マスキングするか?であった。
この「手摺兼雨樋」という構造は、私の模型経験では都電400形も
同様の構造なのであるが、この細さで雨樋として大丈夫?と
心配になってしまう(そこか)
最大の難関
上記のように一般的車両の手摺と異なる形態のため塗分けを
どうするか?が悩みであった。
結局「手摺に巻き付けつつドアに連続してマスキングする」を
練習してどうにか塗装を済ませた。
またマスキング
やっと全部塗装が済んだ・・・と思ったらまたグルグル巻きである。
この2両の塗装でマスキングテープ1巻を使いきってしまった。
ここまでやって「紅い線が数本」なのだから塗装は辛い!
ほぼ塗装終了
ようやく車体の大部分の塗装を完了した。
ここからは仕上げである。
追記:2024.1.29
下回り
この車両は地鉄車両として「低速/極低速運転」を可能にするため
ダルマヤ25mm動力を使用している。
2両のうち1両はさらにダルマヤ純正の台車が付いている(豪華!)
下回りの仕上げをしていて気が付いたが、ダルマヤの台車は
ブレーキシューは別に付けるタイプである。
とりあえず完成させて、後日追加する予定。
一応完成
パンタグラフ(天賞堂の103系用PS16)を使用しているのは
この車両を組み始めたときに「これしか入手出来なかった」から
である。
私の場合、地鉄車両は「基本架線対応」なので、将来その対応を
するためにパンタ台ごと交換可能になっている。
(結果的に最近制作・改装する電車は同仕様が標準)
その他の屋根上パーツ、レンズ類、窓ガラスを入れて仕上げを
行った。
まだまだ追加するパーツ(カプラーなど)はあるが一応完成。
走行テストは当然OK!
今後は地鉄車両としての性能確認を行っていく。
思い出の車両
上田交通のモハ5150形は高校生のときに撮影していた。
若者時代に「模型を作るぞ!」と思ったものが人生終盤近くで
ようやく誓いを果たすことが出来そうである。
今年は他にも「思い出の地鉄車両」を完成させたいと思っている。
そうなると「地鉄レイアウト」の実現も検討するべきか?
とりあえず検討開始である。
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
鉄道模型趣味No.951 (株)機芸出版社 発行
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