アールクラフトの遠鉄モハ1+サハの制作
前回まで「思い出の地鉄電車」だった。
今回は少し違う。
幻の「地鉄レイアウト構想」
これまでの車両は「自分が旅行したときに実際に見た車両」である。
ところが遠鉄モハ1+サハは違う。
というか「自分の年齢では実車は見ることが不可能」だったものである。
ではなぜ購入したのか?
キットの内容が良いこともあるが「当時”地鉄レイアウトを検討”」
していたのである。
過去の模型日誌を見ると
・2002.8.30~12.27に地鉄レイアウトのテストレイアウトの記述
・テスト項目は勾配を登れる車両の確認
・12%~6%を試した結果「不可能」となり計画廃止
・検討の結果「レイアウトは軽便鉄道にする」に方針転換
とある(遠い目)
それでも「台枠+線路敷設」したのだから「本気」でヤル気に
なっていたのである。
その割には「記録画像も図面もない」のはなんとも情けない。
(反省)
このために2002年に購入・制作車両
・乗工社名鉄モ750 2002年に完成
・珊瑚模型名鉄モ510+520 2002年に完成
・モデル8叡電デナ21 2002年に完成
・珊瑚模型上田交通デハ5250(ん?) 未塗装完成
=>なぜかエンドウの上田デハに買換え 箱組み
・フクシマ新潟交通モハ24 箱組み
・乗工社一畑デハ 箱組み
・アールクラフト遠鉄モハ1+サハ 箱組み
完成した車両については着工~塗装~仕上げで1週間で
作業を完了していることも判った(遠い目)
=>若いって素晴らしい(さらに遠い目)
この「完成するか箱組み止まりか?」の差はなにか?
日誌には書いていないものの「実車との親密度」らしい。
名鉄600v路線については、年に2度は訪問していたのである。
(野電、日立電鉄の車両がないのは謎)
まずはサハから
上述の理屈からすると、次に再着手するのは新潟交通or一畑である。
しかし、ここで思ったのである。
「アールクラフトのデハ+サハを使わないのはもったいない」
この車両「思い出の・・・」ではなく「キットの出来」で
当時購入したものだったのである。
そのため、今も昔も高価だったダルマヤ25mm動力を最小している。
ということで(なにが?)まずはサハから工作開始!
残りパーツは少ないので、単台車の軸受(ピボット)をいさみやの
軸穴仕上げカッターで削って回転をスムーズにする。
モハの残り部分を工作
22年前(う~ん)に箱組みは済んでいるのでディテールパーツを
付けるだけである。
こうしてみると「床下もカッチリしたパーツで構成されている」
良いキットだとしみじみ思った。
パンタ台
ウチの電車は「架線対応可能(各種装置対応)」が必要なので
この車両でもパンタ台交換式に改造する。
笑ってしまったのがキット純正のパンタ台(ロスト製)が
真ん中の脚の位置が「パーツ毎で違う」のである。
そのため「カッチリ差し込むようにカット」したのが無駄になり
グダグダに拡げてハンダ付けすることになった(無念)
改造したパンタ台の装着確認
パンタはKATOのPS16(イコライザ取付)を使用する。
絶縁していないのだが架線を擦ることは可能である。
(注:絶縁自体は簡単なので必要があれば後改造)
今回オリジナルのパンタ台を改造したのは、この位置に
ベンチレターがあるためである。
塗装開始
モハ+サハの工作を終わったので塗装開始!
塗り始めてみると車体はぶどう2号単色なのに、案外塗装する
ものが多い。
下回り(動力)も組む
塗装を終わったところでパーツの取付と動力の組込みを行う。
ここまで来ると充実感あり!
ところで、資料によるとこの車両の床下・台車は明灰色なのだが、
私の好みで黒色を塗ってある。
とりあえず完成
窓ガラス、ヘッドライト/テールライトのレンズを入れて完成。
ああ、22年もかかってしまった(遠い目)
架線集電の悩み
ウチでは「急カーブ対応の定番」のダルマヤ25mmなので
走行テストは快調であった。
問題は架線対応で、叡電に続いてこの車両もパンタが台車の
センターより内側なのでカーブではシュー範囲に収まらない
ことが判った。
まあ、それはいずれ解決するか(う~ん)
前述の2002年「地鉄レイアウト構想」であるが、近年も少し
検討を行っていた。
2023年まではそのときの「軽便レイアウトへシフト」で
活動を行ってきたが、2024年からは「地鉄レイアウト」の
勝つそうをするのは面白いかもしれない。
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
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