旧型電機にサウンドDCC搭載(1)
すっかり猛暑。
日中は外出など出来ないレベル(遠い目)
宮沢のED16
猛暑=外出しないのだから「エアコンの効いた部屋で
ハンダ付け工作」で良いはず。
しかし、なにか忘れているような?
あ!SmileSoundの旧型電機への搭載である。
これまであれこれとテストしてきたが、私は元々
EL/ECのサウンド化はSmileSoundに統一したいと
導入テストをしてきたのである。
理由は簡単で、El/ECは米国製のデコーダに対応した
製品が無いからである。
(DigitraxのSFXシリーズは可能なのだが物足りない)
それなのにELだけテストしていないのは悲しい。
ロコは何にするか?
ウチにはED16が5両ある(あほ)
その中で宮沢模型のものが2両あって、1両はNGDCCの
EF58用サウンドデコーダを搭載していた。
それならばDCC対応は済ませているので良さそうである。
久々に「昔の苦労」を偲ぶ
かつてのサウンドデコーダ搭載は大変だった。
NGDCCのEF58用デコーダはEF級のボディ(センター間)に
合わせてある大きなもので、スピーカーもちゃんとELの音を
堪能するためには大きなスピーカーを入れる必要があった。
(そのため各種動力装置を作りに作った(遠い目))
大きなスピーカーを限られたスペースに入れるためには
中央を大きく開ける必要があり、ロコに多い中央にモータが
デ~ンとあるスタイルではなく伝統的なインサイドギアに
ウォーム垂直にウォームを落とし、天井部分にデコーダを
納めるために極限までモータ高を下げてある。
絶縁処理もありとあらゆる処理をして、モータにもビニール
テープが巻いてある(う~ん)
中央部分は2連スピーカーなどあれこれやった結果、28φの
大型スピーカー(エンクロージャー付き)を納めるため
ウェイトも特別な配置になっている。
過去の努力のおかげで「今回は楽出来る」ような?
NGDCC時代の画像(2006年8月)
サウンドデータのローディング
SmileSoundのページから旧型電機のサウンドデータを
ダウンロードしてローディング/テストを行う。
テスト結果は以下の通り。
(1)走行音は「ハッキリと電機(モータ音+ブロワー音)」
で良い感じである。
音量も余裕があり良く聞こえて好印象である。
(2)問題は「汽笛」である。
PF2で鳴らして見て「は?」
汽笛の音を文字起こしするのは難しいが、電機の場合は
ポ~ッ(国鉄標準機)や小型や海外機はピィ~!という
感じ、あるいはホーン音の「ファ~ン」だと思っている。
(表現については”個人の感性”です)
ところがこのサウンドデータは「ホワワァ~ン」という
音なのである。
(表現については”個人の感性”です)
海外のELなどでは「楽器のような音」のものがあり、
「世界は広いんだなぁ(遠い目)」となるのだが、
今回のデータは「旧型電機(国鉄)」である。
これはどうしたものだろうか?
汽笛の件は書き始めるとキリがないので、とりあえず
走行テストを優先することにした。
注:ひょっとするとデコーダの障害?とも思ったので
2個のデコーダでテストしても結果は同じでした。
MTC21を搭載
今回はデコーダが小さい(笑)ので28φスピーカーを
納める中央のスペースをプラセルで絶縁強化して
そこにMTC21のデコーダを納めた。
スピーカーはSQなので昔のような悩みはない!(遠い目)
走行は問題ないのだが
搭載を終了してテスト開始。
なにしろ過去に「嫌というほどDCCサウンドテストした車両」
なので基本的には走行は問題はない。
(強いていうなら「もうちょっと集電性能上げた方が?」
くらいのレベル)
こうなると、やはり「汽笛がダメなのは致命傷」だと思う。
サウンドデータをHP公開する前に発音チェックは
しないのだろうか?
メーカーのサウンド公開データは「いずれは自分でサウンドを
作る人」のお手本となるものでもある。
そういう意味での「品質チェック」はするべきではないだろうか?
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
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コメント
サウンドデコーダーは、デコーダー自体のハードだけではなく、プログラムや音データも揃わないと出来ないので、話がややこしいですね。
現時点で公開されているスマイルサウンドのサウンドデータでも、他形式からの音源流用がかなり多いようです。
ネット上でもご自分で収録された鉄道音を公開されているサイトは多いですが、ダウロードした個人使用限定がほとんどなので、自分で切り出し二次加工して他人のデコーダーにインストールしてあげるとかネットで公開するいうことができないのが難しいところです。
スマイルサウンドで、使用自由の音ライブラリーみたいなものを作って、広く鉄道音の寄付を募っていただくのが一番よいのかもしれませんが、そうすると他社にその資産をパくられるリスクがありますね。
スマイルサウンドは、そのサウンドファイルから 汎用形式の音ファイルを取込み・取り出し出来るのがウリですから、音ファイルは独自形式ということになってもマズいとは思います。
米国のサウンドトラックス社あたりは、莫大な音データを持っているようですが、なかなかああいう風にはいかないですね
投稿: ゆうえん・こうじ | 2024.07.22 11:06
ゆうえんさん、こんにちは
DCCサウンドの悩みについては先進国である米国や欧州の状況を現地のモデラーさんが国際鉄道模型コンベンションで説明してくれないかなぁ、とず~っと思っていますが実現しませんね。
投稿: ム | 2024.07.26 19:22