アダチED61にSmileSound搭載
ED16へのSmileSound搭載は「少し不完全燃焼」だった。
これではいかん!
ということで違う車両に搭載して比較することにした。
アダチのED61に搭載
そういえばEL-1のテスト用に改造した車両があった。
確か片台車だけ動力だったような?
開けてみると「あれ?吊掛モータ(2:16)になっている」
どうやらEL-1テスト後に吊掛モータのDCC化のテストを
行ったようである(配線で判る(笑))
それならそのまま使えるだろうと使用することにした。
ウェイトを新規作成
メーカー純正の1M時代のデカいウェイトではデコーダも
スピーカーも搭載出来ない。
こんなときに参考になるのが宮沢ED16である。
中央を広く空けて両脇にウェイトを置く方法である。
ED16の場合は28φスピーカーだったが、先の経験から
ウェイトの間隔はもう少し広く取らないとSmileSoundの
搭載には余裕がないことが判った。
ということでかなり広めの間隔のものを作成した。
とりあえずSmileSoundを搭載
吊掛モータのおかげで広めの間隔のウェイトでも納まった。
さっそくSmileSoundを搭載して走行テストをすると・・・
ギクシャクしてダメだった(遠い目)
原因を考えてみると以下のようなことが考えられた。
(1)吊掛モータとの相性
4個モータ/全並列の方式が微妙に相性が悪いか?
さらにテストしていて判ったのだが、この吊掛モータの
ウォームの取付がロックタイトのみの固定(古い方法)で
1φ軸に固定していた。
この方法は「使用時の衝撃or発熱」で抜けてしまうことが
あり、全並列の場合は「ギアの抜けた軸が過回転して他の
軸が止まってしまう」ことがある。
(その後イモネジで固定する方法になった)
(2)リジットの台車枠の集電(接触)が悪い
アダチのED61は片方台車にメーカー製の大きなパワトラ
が入る方法が純正だった。
さすがにその方法では・・・と動力は変更したのだが、
台車は板材にネジ止めのリジットであった。
これはさすがに集電(接触)が悪いだろう。
そうなると「足回りは全部やり直し」である。
これはパワー出して作業せんと!
そんなときに新型コロナに感染してしまった(が~ん)
私は「重い基礎疾患」があるので回復までに2週間かかって
しまった。
一応回復した今でも体力低下などあってしんどい。
台車の改良
まだフラフラながら作業再開。
軸受は2φの穴でダイキャストに直だったのでカシメを使って
2-1.5のメタルを入れた。
接着になるので「集電(接触)」がちょっと心配。
次はリジット式の台車を「普通の可動式」にする。
台車側の段付きネジを入れる部分は3φのデカい穴(絶望)
仕方がないのでt0.6の板に3φのネジ棒を入れてそこを中心に
接着することにした。
中心に2φのネジを切り、回り止め/補強で下に1φネジを
入れた。
台車改造
動力は吊掛から31mmインサイドギアに変更する。
軸の長さに合わせて枕梁を作るのに苦労した。
小形モータを使用
短いボディに間隔の広いウェイトを入れるのでモータを
小さいものにすることにした。
IMON12-10-20を使うことにしたが、幅が小さいので
床板との接触を意識せずにt0.6の板でスペーサを作る
だけで済んで楽が出来た。
ウォームギアは吊掛時代の2:16を使用する。
ボルスターは方式を変えて着脱が楽なものになった。
再度SmileSound搭載
さっそくデコーダを搭載する。
今度はSmileSound搭載用にしたので余裕で納まった。
モータは径の小さいものにしたので楽勝で納まっている。
集電(レール接触)の改善
走行テストをするとやはりギクシャクする。
軸受のメタルが接着なので集電(接触)に問題があるのか?
そういうこともあるだろうと枕梁には集電ブラシを付ける
ためのネジ穴を2ケ所開けておいた。
(SmileSoundにもだいぶ慣れてきた)
とりあえずは非絶縁側にベリ銅t0.08の集電ブラシを付けて
車輪を清掃したら改善した。
ようやく調子の良いロコ
全軸集電にしないとダメか?と心配したのだが、結果的に
上記の改造だけでよく走るようになった。
それでも反転/停止後の再起動がしなかったり、勝手に
PF4(ATS)が入ったりする。
なんでだろう?
SmileSoundの問題?と思ったものの「ひょっとして」と
コマンドステーションをD101=>Lenzに交換したら
あっさり解決した。
これは「D101のバグ(あるいは故障)」なのだろうか?
どうやらPF9を押しても反応しなかったりするので、
小形のコマンドステーションを買い替えないとダメか?
なんにしても「ようやく調子の良いEL」が出来て良かった。
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
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