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2024年9月

2024.09.29

第20回軽便鉄道模型祭

今年も祭りの日である。
 
Sun620240929
今年の祭の板
祭り恒例のエッチング板は「栗原鉄道ED18」である。
現物を見た印象は「この大きさなら老眼の私でも?」である。
のちに狭軌に改装されるクラスのロコなのでレイアウトで
使うのは厳しいか?と思ったが案外ウチのレイアウトでも
使えるかもしれない。
 
とりあえず物販コーナーを見るのだが、思ったことがある。
 
Sun720240929
魅力的なコッペルの3Dプリンタ製品
 
Sun2120240929
3Dプリンタで車体を作り動力は定評のある市販品
 
Sun2220240929
これがあれば非電化地鉄レイアウトが?
去年の段階で3Dプリンタ製品も多かった。
今年もそうかな?と思って見ていると「あれ?なんか仕上がりが
良いのでは?」と思うようになった。
以前見た3Dプリンタ製品は「表面仕上げのうえ塗装」という
感じが多かった(全部ではないにしろ)が今年の祭りで見た
製品は「購入即運用」のレベルに思えた。
私は「一応工作派のモデラー」のつもりなのだが、ここまでの
レベルのものが「購入するとすぐに走る」となると
「ロコは買ってレイアウトに注力すべき?」と思ったりもする。
技術の進歩に驚くばかりである。
 
Sun820240929
自分の老眼を嘆く(遠い目)
コンさんのコーナーに行って「自分の世界(金属工作)」を
見る。
いいなぁ、とは思うものの「老眼の私にはムリ」と思った。
(初老の挫折)
 
物販コーナーを見てからレイアウトを見る。
 
Sun920240929
OO9レイアウト
上の階に上がってまず気になったのはOO9のレイアウト。
私は英国に行ったことはないのだが、一連のレイアウトを
見ていると「イギリスってこういう街なんだ」と見えて
くるから面白い。
適切な素材を選んでちょっと複雑な線路と組み合わせる
考え方は面白い。
 
Sun1020240929
いつも勢いがあるレゴの世界
毎年「活気があるなぁ」と思うのがこのグループの展示。
レゴって凄い。
 
Sun1120240929
レイアウトの形とは?
納めるケースに合わせた台枠形状という考え方は、
「制約を付けて正解を出す遊び」として面白いのかもしれない。
私もときどきやってみようか?と思うのだが、結局完成出来ない
ような気がして諦めることになる。
この挑戦、来年はどうなるか?と楽しみになっている。
 
Sun1320240929
毎年発展していく世界観がいい
駿遠線モジュールは「車両もモジュールも進化を続けている」
という意味で楽しみである。
1つの題材(鉄道)を楽しみつくす感じが素晴らしい。
 
Sun1220240929
3Dプリンタの話を聞きたかったが・・・
いつも「3Dプリンタ導入について」話がしたいと思うのだが
他の「私よりパワフルな人」と会話しているので今年も
聞けないで終わってしまった(無念)
 
Sun2020240929
街並みの表現
軽便の世界で「電鉄系」が増えてくると「街中を走る風景」が
多くなってきて「私的には嬉しい(参考になるから)」のだが
だんだんと立ち並ぶ建物やストラクチャーが進歩していて
「自分の進化の無さ」にちょっと凹むこともあったり・・・
 
Sun1420240929
やはり路面電車はいいなぁ
スケールは違うものの、私も路面レイアウトを作っているので
街並みの作り方に憧れている。
 
Sun1820240929
今年の買い物
なんだかんだで資金難なので今年は書籍だけ(まっとー)
 
軽便祭、来年も楽しみである。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2024.09.25

名鉄7000系にSmileSound搭載

あれこれやってきて「本命」に戻る?
 
Mei120240925
古いデコーダを交換する
SmileSound採用検討は「そもそもミュージックホーンが
標準で使えるサウンドデコーダが欲しい」だった。
ウチの場合、以下の車両が対象になる。
・小田急のSEとNSE
 =>NSEに搭載しようとしたがサウンドが今イチで
   なぜか名鉄1000系になっている(う~ん)
・名鉄7000系と8800系
 =>8800系が搭載済(名鉄1000系のデータ)
思い出したので7000系に搭載する。
開けてみるとLenz+SFX004にデカいツインスピーカーが
搭載されているがこれを外す。
この車両も10年くらい走らせていないので、まずはDC仕様に
して入念に走行テストを行った。
(天賞堂ハチロクの教訓)
 
Mei220240925
もはや手慣れた搭載方法
この時代の標準だったのか?160gのデカいウェイトから
先に交換したキハ80から外した88gのウェイトに交換する。
その上を絶縁強化してMTC21と搭載する。
(このウェイト20m車に調度良いことを発見)
スピーカーがキューブタイプのエンクロージャの手持ちが
無くなったのでプラ板で作成した。
 
Mei320240925
搭載完了!
MTC21に名鉄7000系+KATOパワトラのデータを
ロードして搭載完了!
(かなり手慣れてきた感じ?)
 
Mei420240925
快調に走行!
名鉄8800系とNSE(なぜか名鉄データ)でテスト済
なので当たり前だが結果は良好である。
名鉄のミュージックホーン「イヤダイヤダイヤダヨ~」を
爆音で鳴らしながら走るのは楽しい。
 
そこで思うのである。
「小田急NSEもこの仕様で編集し直して欲しい」
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2024.09.22

天賞堂ハチロクにSmileSound搭載

秋になって欲しい、と思うのに猛暑(ち~ん)
こんなときは「ミスが発生しやすい」のである(言い訳?)
  
Hati120240922
DCCサウンド搭載したハチロク
ウチには天賞堂のハチロクが2両ある。
この車両、モータがフルイチ1624なのでアダチ聖?と
思われるのだが、問題はスピードが遅くて非力であった。
それでも前オーナーは結構走行させて手放したようだ。
ほぼ不動で来た2両は、モータをLN14(高速)に交換して
(構造的にかなり大変だった)使用していたが、1両を
DCCサウンド化したことだけ覚えていた。
それから10年以上・・・
デコーダはTSUNAMIだっけ?ととりあえず動かしてみる
ことに・・・ん?
あれ?動かない!(汗)
ロコ側でビビビッとかジジッと音がする(大汗)
開けてみてビックリ!
・メーカ純正のライト接点(スナップ式)の基板が腐食して
 分解してショート(というか車体に接触)
 =>デコーダのモータ配線がモロにやられる
・触ると動いてしまうブレーキシュー(金属)ががっつり
 絶縁側動輪で接触
分解したので、動力系はガッツリ整備してライトは配線を
カットした!(怒)
 
Hati220240922
デコーダ全滅(涙)
サウンドDCCはDZ123+MRCサウンダー(SL)である。
モバイルはダメであった(それは覚悟のうえ)
問題はサウンダーで「まったく音出ない」(ち~ん)
搭載デコーダ全滅!(が~ん)
 
モバイルはともかく、サウンダーは一連のショート問題で
破損したのか? または「寿命」なのか?
モバイル/サウンド分離式は後者が生き残るところに
メリットがあるのだが、製品寿命だとすると問題は
深刻である。
 
ショックから立ち直ってSmileSoundを搭載する。
 
Hati320240922
MTC21搭載
このロコはDCCサウンド化としては後期に改造した
ものなので構造的にこなれている。
(1)天板が開くので上からデコーダ搭載が出来る
 =>デコーダやスピーカーの配置が楽
(2)ロコ側配線(通電+モータ)がコネクタになっていて
 メンテ時に脱着が可能
 =>このハチロクのドローバーはがっちり挟むタイプで
  固定状態から外した状態にするのが便利
 =>モータ配線が外せるとモータ整備や動輪清掃が楽
   =>通電出来るから
 ※常識ですがデコーダ配線状態でモータ側から電気を
  流すとデコーダは破損します(遠い目)
基本的な整備をしたうえでショートの原因になる
ブレーキシューは撤去(怒)
MTC21のデコーダ+基板を用意、本体からのコネクタが
接続出来る仕様にした。
 
Hati420240922
天板が開く便利さ
デコーダを設置してスピーカーとコンデンサを配置、
本体からの配線を引き込んで接続、最後は上から
調度良い位置に綺麗に並べる。
ああ、天板が開くと作業が楽!
そういえば天プラキューロクも天板が開くので
サウンドの搭載は楽であった。
それで思い出した!
「これからのデコーダ搭載ロコは天板が開く構造」
にすることにしたのだった。
それから10数年・・・
まったく忘れていた(あほ)
 
Hati520240922
亡き父の教訓・・・
走行テストを行うと、この時代の天賞堂ロコは減速比の
問題で高速タイプのLN14でも低速である。
そのため、先のトビーのハチロクC50改のようにブラスト
レートが調度いいとはやや言い難し。
それでも走行はスムーズで静かである。
 
走行させながら思い出した。
電気系のエンジニアだった父が良く言っていた。
「古い電気製品はうかつに電源ONしてはいけない」
その教訓から「DCC車両は点検してから使う」ように
していたつもりなのだが・・・
 
やはり「初心忘るべからず」である(反省)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2024.09.18

エンドウB20にSmileSound搭載テスト(2)

忘れそうなくらい前にやった話。
あることを思い付いたのでリベンジ。
 
B20420240918
鉄模社C56の集電ブラシ
C56のDCCサウンドをSmileSoundに交換するときに
通常のテンダー機と同じ「ロコとテンダーで片方ずつ」の
集電に戻すか?本体のみ集電を生かすか迷った。
というのが集電ブラシが0.25φリン青銅だったためである。
私のこれまでの経験では「集電ブラシは接触面積が多い方が
良い」だったからである。
そのため、ベリ銅のt0.08やt0.1で1mm幅の帯を作って
集電ブラシを作るようになっていた。
いっそ作り直すか?と思ったものの「若さゆえの頑張り」
を残したかったのでそのまま使用した。
(たぶん「これだけではダメ」になるだろうとの予想で)
結果は前のC56記事の通りで「なぜか快調」であった。
 
そこで思ったのである!
「SmileSoundと0.25φ集電ブラシは相性が良い?」
ひょっとするとこの方式?の方が接触がいい?
またはノイズが出ない??
 
B20120240918
B20の集電ブラシを交換する
リン青銅0.25φの集電ブラシ作りは簡単である。
t0.6の板を切ってリン青銅0.25φをハンダ付けするだけ
である。
一応フィーダ線は別にして外せるようにしてある。
(注:上画像には”間違い”があります!(笑))
 
B20220240918
Next18を再度搭載
前回同様にNext18の基板を搭載する。
何度やっても「デコーダのスペースがない」
サウンドデータはC12/C56を使用する。
 
B20320240918
結果は・・・
さっそく走行テストを行う。
前回は「カクカクするだけでほぼ走行しない」であった。
今回はというと、ときどきカクッとするだけでそれなりに
走行するようになった。
ちょっと?はあるものの「こんなにも集電(接触)が
改善するとは」とちょっと感動。
それはいいのだが、違う問題が発生!
なんと!「ブラスト音と汽笛が聞こえない」のである。
なぜかメカニカルノイズはまあまあ聞こえる。
こうなると・・・DCCサウンドとは?となってしまう。
どうしたものか?(遠い目)
 
追伸:2024.9.20
Fri720240920
非絶縁側動輪にも集電シュー
さらなる走行性能改善の方法は?
調査の結果「非絶縁側動輪の軸受のモリブデングリスが
SmileSoundには汚れとして接触不良になっている?」と
いうひらめきがあった。
とりあえず簡単にリン青銅0.25φでシューを作って付けて
みたらちょっと走行がスムーズになった。
 
ちょっとした隠し味チューンで走行改善!
まるでお惣菜のようなデコーダ?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2024.09.16

鉄模社C56にSmileSound搭載(2)

なぜか後発のC50に抜かれてしまった。
理由はこの後徐々に明らかに・・・(それほど?=>自分)
 
C56120240916
モータ交換
まずはモータをマシマ1025=>IMON12-10-20に
交換する。
IMONのこのモータはアダチED61でも使ったがDCCとの
相性が良いからである。
 
C56220240916
交換終了(集電ブラシに注目)
モータ交換を終わり、配線(DC走行)を済ませたところ。
このC56は絶縁側動輪にも集電ブラシが付いている。
(先の記事参照)
ロコ単独で走行可能であるため、上回りを載せてDC走行
テストを行ってみた。
結果は、なぜか集電が悪くてギクシャクする。
 
C56320240916
ウェイトを後ろに10mm
調査の結果、ウェイトの位置が前すぎて重量バランスが悪い
ことが判った。
古いロコなので、棒モータ時代には仕方がなかったのだが
小形モータ交換後なのでウェイト位置は変更可能である。
(注:マシマ1025時代に出来なかったのは上にデコーダが
 載っていたから(だと思う))
ウェイトにナットを埋め込んで10mm後ろにした。
 
C56420240916
テンダーの構造
C56のDCC化が停滞したのはテンダーの構造の問題
である。
このテンダーは台車を固定するネジと床板と上回りを
固定するネジが兼用になっている。
そのため「台車を組んで(集電ブラシ含む)から
上回りを載せる」ことが出来ないのである。
そうなるとデコーダの搭載方法が制約される。
固定方法を変更しようか?と検討したが、それをやる
と大改造になっていまうので止めた。
苦労を覚悟?してこのまま進める。
 
C56520240916
驚愕の事実
テンダー集電をどうするか?とチェックしていて気が付いた。
「あれ?台車枠がなんか変」
C56の台車は後方にツリアイバリがあるのだが、上画像を
見ると片方にはそれがない。
う~ん、なんでだろう?
ナゾはナゾのまま工作を進める。
 
C56620240916
ロコ側からの配線
モータ交換とウェイト固定も終わったのでロコ側は組んで
配線を引き出す。
線を出しておくのは「テンダー側の通線が大変だから」
である。
こういうことは「長年の経験」がものを言う。
 
C56720240916
テンダー側の配線
MTC21のデコーダはテンダー天井部分を絶縁強化して
貼り付ける。床板の穴から基板の線を出してロコ側の
配線を繫げて長くする。
長くしないとこの後床板を閉める作業が大変だから
である(う~ん)
スピーカーは通常のキューブタイプ+エンクロージャー
を使用するが、C56の小型テンダー内はコンデンサーと
配線でいっぱいである(う、う~ん)
もっと綺麗にやる方法はないか?と考えたのだが、
とりあえず動かしてみたいのでこれで閉める。
この状態ではテンダー側の集電はナシで、ロコ側だけで
給電する。
 
C56820240916
どうにか納まった
とりあえずはテンダーを閉めて配線も縛って運転可能に
なった。
 
C56920240916
とりあえずちゃんと走行
SmileSoundなのでテンダー側の集電ナシで大丈夫か?
心配しながらテストすると・・・あれ?快調だ(歓喜)
特に車輪が激しく汚れるでもなく、ギクシャクもせず
普通に走行する。
 
本来は「テンダー集電で快調に走行」になると予想して
テンダーだけ集電をC50で試してからC56に結果を
繁栄するため順番が前後したのだが、結果は予想外の
方法に行っている。
(テンダーだけ集電についてはC50参照)
 
こういう番狂わせはよくあることである。
C56のテンダー側はどうしたものか?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2024.09.15

トビー ハチロク改めC50にSmileSound搭載

鉄模社C56はどうした?の声がありそう?
 
C50120240915
トビーのハチロクを改造したC50
30年くらい前に国鉄制式機を揃えようと思ったときに
「C50はどうしようか?」と思った。
当時製品としてあったのはトビーなのだが、このメーカの
製品は高級品で買うことが出来なかった(遠い目)
そこで諦めたら話はそこで終わりなのだが、ふと「ハチロク
から改造出来るのでは?」と思いついた。
運よく「よくぞここまで」とボロになっていたトビーの
ハチロクを入手出来た。
改造ポイントは以下の通り。
・テンダーと下回りはほぼそのまま
・上回りはボイラー+キャブ前面/屋根を使用して
 キャブ側面(雨樋下で継ぎ)とランボードは全部
 新規作成
凄く苦労して作ったのだが、いざ使おうとすると実車が
地味な運用だったのと同じで、運転会などでは大型パシ機が
良く使われてC50は仕舞ったままに・・・
 
そんな不遇だったC50だが、30年を経て思い出した。
「ハチロクやC50のテンダーは床板と台車が別ネジ?」
先の鉄模社C56はテンダーと台車の取付ネジが兼用に
なっていて、デコーダや集電ブラシの取付をやりにくい。
それならばC50のテンダーでテンダー集電を試してから
C56をやるのが良いのでは?
え?そんなことで?と思うかもしれないが、使い易い
ロコという観点は大事である。
ということでC56はちょっと保留でこちらの工作を開始。
 
C50220240915
まずはモータ交換
当たり前だが30年前のロコにポンッとデコーダを積めば
動くわけがない(遠い目)
まずはSmileSoundと相性が良い(経験的に)モータに
交換する。
開けてみるとタネダのモータが搭載してあったが、モータ
ブラケットを見ると前に別モータが付いていたようだ。
今回で3回目のモータ交換である。
その前はハチロクで棒モータだったのだから「ここまで
しぶとく改造する」モデラーは私くらいか?
 
C50320240915_20240915115101
交換完了
モータ交換は特に問題なく終了。
 
さて、いよいよテンダーの工作である。
 
C50420240915
絶縁強化
今回のDCCサウンド化では「テンダーだけ集電でいけるか?」
がポイントである。
C56については「ロコの動輪集電だけ」で動くことが
判ったのだが、それは意外に大変なのである。
(1)SLの絶縁側に集電ブラシを当てるのは難しい
(2)テンダー内デコーダに2本配線を持って行くのが手間
ハチロクの3軸テンダーは大きいので集電ブラシを付けて
3軸集電にすれば「ロコからは不要」になるか?の
検証である。
それに加えてDCC化で車輪が汚れやすいのを遊輪だけにすれば
掃除が楽である(そこか)
 
車輪を調べると軸絶縁であった。
これなら集電ブラシを付けるのは楽なので、絶縁ワッシャを
入れて絶縁強化するくらいで対応可能である。
 
C50520240915
集電ブラシを付ける
床板が大き目なのでプラ板を敷いてL字の真鍮板に
ベリ銅t0.08でシューを当てる方式はもはや定番である。
 
C50620240915
ウェイトを貼る
デコーダが入るのと集電ブラシの配線があるので真ん中に
デ~ンといたウェイトは止めて側面にウェイトを貼る。
ウチではかなり前からこの方法になっている。
(ハチロク=>C50ではサボった?)
 
C50720240915
ドローバーは作り直し
配線もあるのでロコとテンダーは永久連結になる。
ドローバーは作り直し、テンダー側はネジに交換している。
 
C50820240915
前輪上の絶縁強化
デコーダ搭載前に確認すると、デッキ下に先輪が擦った跡が
あった。
プラシートを貼って絶縁強化する。
 
C50920240915
配線を通す苦労
これでようやくデコーダ搭載である。
MTC21にC12/C56をローディングする。
さあ搭載だ!とやってみると、床板が台車を付けて
着脱出来るのはいいのだが、取付板が「デコーダを
ギリ通せる間隔」という意地悪をしている(が~ん)
集電ブラシへの配線、本体との配線をあちこちの穴を
通して・・・なのだが、線の入れ方を間違えたり、やっと
デコーダが収まったらスピーカーが外に・・・(あほ)
そんなこんなで何度もやり直した(遠い目)
 
C501020240915
SmileSound搭載完了
結構苦労してようやく搭載完了!
 
これで「テンダーだけ集電」が試せる!
テスト走行する・・・あれ?
ギクシャクするだけで動かん!(絶望)
車輪の汚れ?と思ったがそうでもない。
なんで?
 
C501120240915
バイパス回路
しばし考えて気が付いた!
「集電ブラシ側の接触が不足しているのでは?」
集電ブラシの通電については、先の工作時にかなり
ガッチリ確認してある。
SmileSoundを使う場合、DC運転ではOKな集電(接触)
ではダメなことがあるのはこの3ケ月でさんざん経験
している(凄く遠い目)
対処は簡単で、本体側からバイパス線を集電ブラシに
接続する。
 
結果は良好で、ウソのように快調に走行するようになった。
 
C501220240915
無事走行
「テンダーだけ集電」の野望は挫折したものの、3ケ月の
SmileSound経験から立ち直りは早かった。
ブラスト音を出して快調に走るC50は良い感じである。
 
しかし、それだけで終わらないのがDCCサウンド!
快調に走らせていると・・・あれ?コマンドを受け付けない!
これはNSEやキハ82でも発生した問題である。
 
C501320240915
明らかになった課題
キハ82同様に「どれくらい走るとコマンド受けない障害?」を
調べると、面白いことにキハ同様に「R730エンドレスと10周」
でそうなることが判った。
これは一体・・・
車輪の状態を確認して判ったのだが、本来はレールを擦っている
動輪が?と思ったのだが、そちらはほとんど汚れていない。
汚れが付いていたのはテンダー側の車輪で、10周程度で上画像の
綿棒の汚れになることが判った。
え?この程度でこんなに汚れるのか・・・
なぜ遊輪が?と考えて気が付いた!
同じ距離を走行した場合「大きな車輪より小さい車輪が回転数が
多い=レールを擦る回数が多い」のである。
なるほど、それでこういう差が出るのか(ふむ)
ということは「10.5φ車輪はR730x10周でクリーニング」という
ことなのか?(対症療法的解決策)
 
この問題、キハ82のときは「SmileSoundの消費電力が高い」
ことが原因だと思っていた。
今回のC50の件もあり2006年のC56(3度もデコーダ交換)
の模型日誌の記録を調べると面白いことが判った。
「TSUNAMIは車輪がすぐ汚れて走行不良」
「MRC miniでも同様」
の記載があったのである。
この問題「18年前からの宿題」だったのである(驚愕の事実)
 
原因は判ったが根本的解決策は・・・(う~ん)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2024.09.08

カツミ キハ82のSmileSound搭載

前回C56ネタで引っ張ったくせに違う話をする私。
 
Kiha1_20240908
カツミのキハ82
モータ設定ファイルにKATOパワトラを指定することで
SmileSoundのDCサウンドが使えるようになった。
「次に搭載すると良い車両は?」と考えて思い出した。
ウチの「始祖の16番車両」である。
私が産まれたときに父が所有していた車両。
・鉄模社ED16
・小高模型オハ35系x4両
・天賞堂のサンタフェ(なぜ?)
・天賞堂の米国スイッチャー(ん?)
・パイオニア模型C51(たぶん)
・カツミ キハ82
幼稚園くらいになって子供心に一番好きだったのは
キハ82であった(遠い目)
なんといっても「色が綺麗」だからである。
(サンタフェも充分に綺麗な色だが)
ウチのキハ82系が「カツミの極初期製品」なので、ただ
所有していただけで60年も生き残れない。
前面継ぎ目ハンダ割れの修理に合わせてハンダやり直し(裏打ち)
塗装はやり直し、小型クーラの追加、動力をキハ80に
寄せるなど大改造を経て現代に到っている。
(注:他の車両もすべて私が整備して現存)
 
Kiha2_20240908
新しい動力
ウチにはキハ82系改装後に購入した宮沢キハ81系もある。
先頭車以外は同じカツミなので動力車をDCとDCCにすれば
どちらにも対応出来る。
まずはDC動力車(キハ82系用)を開けてみたら、なんと!
カツミの新動力(MP前)だった。
動かしてみると動力は快調で、キシ80が動力車になっていた
のをキハ80に変更した。
 
Kiha3_20240908
開けてビックリ!
キハ81系用のキハ80は2M式だった。
これはチョロくDCCサウンド化出来る・・と開けてビックリ!
「え!DCCサウンド化してあるぞ!」
驚いたことに中身はDCCサウンドの始祖「いさみやのボイスレターの
回路を使ってファンクションデコーダで音を出す」製品だった。
ということは、これ25年くらい前に仕込んだもの?(驚)
 
Kiha4_20240908
超久々に音を出してみる
どんな音が出るのか?と音を出してみた。
結果は・・・「ホーンだけ」だった。
25年前にはこれでも「やった!サウンドだ!」だったのだ!
 
Kiha5_20240908
キハ80にSmileSound搭載
歴史を堪能してからSmileSound搭載開始。
20m車なので特に問題なくあっさり作業完了!
 
Kiha6_20240908
定番の使い方
サウンドについてはDMH17H+KATOパワトラを使用する。
モータ設定ファイルをKATOパワトラにすることでDC車両の
「コントロールがしにくい」は問題解決した。
 
Kiha7_20240908
走行/サウンドテスト
上記サウンドデータでテスト走行を実施。
当たり前だが快調に走行した。
 
Kiha8_20240908
何度も更新されて60年!
極初期キハ82系は何度も何度も改装され、極初期DCCサウンド
搭載(笑)=>最新のSmileSoundでDCCサウンド更新と
オリンピックを2度経験した模型は逞しく生き残ってきた。
走行する姿を見ると本当にしみじみとする。
なんといっても「自分が幼児だったときのもの」を令和に
なってまた眺めているのである(遠い目)
 
Kiha9_20240908
そしてまた改装
喜んで運転していると、キハ81系購入時にいっしょに
交換したACEカプラーのために連結面間隔が狭いことと
カプラーの連結が強すぎて車体が捩じれて集電状態が
悪くなることが判った。
ということでK&Dカプラーに交換するのだが・・・
う~む、60年経っても改装かぁ~!
今回の改装で「車齢100年でも使える」かもしれない。
 
追伸:
Kiha10_20240908
高校時代に作ったペーパー製キハ81
私の高校時代にはキハ81を先頭にした「くろしお」が
話題になっていた。
先に書いたキハ82系の更新作業は終わっていたので、
ペーパー製のキハ81を作成した。
この時代はちゃんと室内を入れてヘッド/テールライトも
点燈していたのか(遠い目)
 
Kiha11_20240908
懐かしの「くろしお」が復活!
カプラー取付を直してさっそく先頭に入れてみた。
当時はクリアタイプのレンズが無かったのでヘッドライトは
2φの絶縁ネジである(しみじみ)
それでもヘッドマークはちゃんと作っている(透過素材で
光る(はず))からがんばっている。
 
追伸:2024.9.9
Mon9_20240909
真鍮ボディ編成のSmileSoundテスト
これまでのSmileSound搭載車両はロコまたは単独で
運転するDCまたはECだった。
今回、金属ボディの編成モノに搭載して判ったことがある。
カツミのキハ82系は1両:250gくらいある。
基本編成(6両):1644g
ペーパーのキハ81含む編成:1768g
この編成でエンドレスを周回していると、あるタイミングから
DSairLiteからのコマンドを受け付けなくなることが判った。
原因はなんとなく判るのだが、解決策を考えないといけない。
 
Mon10_20240909
車輪の汚れ具合
フル編成(1768g)でR730のエンドレスを周回テスト。
結果、11周でコマンドを受け付けなくなった。
原因はハッキリしていて車輪(+レール) の汚れである。
上画像はそのときの車輪の汚れ具合である。
真鍮車輛は片側2輪で集電しているので、このくらいの汚れでも
SmileSoundでは影響が出ることが判った。
 
う~む、どうやって解決する?(悩)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2024.09.06

鉄模社C56にSmileSound搭載(1)

一時期涼しかったがやはり猛暑。
そろそろ涼しくなってくれないとロコ工作が進まない。
(言い訳臭い?)
 
C56620240906
鉄模社C56を開けてみた
SmileSoundの搭載もそれなりに進み「次に搭載したら良い
車輛はなにか?」ということになった。
それで思い出したのが鉄模社C56である。
整備も兼ねて開けてみると・・・ん?なんだこれは!
しばし考えているうちにだんだんと思い出して来た。
 
C56220240906
放置状態だったC56を改修
鉄模社のC56は未塗装完成品の中古を父が買ったものである。
買っただけでそのまま放置・・・
かなり経過してから、私がそれを使えるように改修した。
外観整備(かなり汚くて破損あり)して作用銅管も付けて
塗装を行った。
モータも2回交換したが、当時はこの手の小型機に収まる
ものは少なくて、相性が悪くてやり直すのは資金的にも
辛かった(遠い目)
結構苦労して動くようになったものの、当時は大型レイアウトで
長い編成を走らせることが多かったのでC56は出番がなく
仕舞ったままになっていた。
 
C56120240906
まずはSL-1対応
不遇な状態だったC56が復活したのはSL-1とEL-1が
友人の遺品として私のところに来たときだった。
よく使う幹線用ロコを改造すると稼働率が低下する
ので「動力整備が完了していてあまり使っていない
ロコ」をSL-1対応することになったのである。
対象になったのは以下の車両。
・アダチ ED61(EL-1)
・カワイ B6(SL-1)
・鉄模社 C56(SL-1)
こうして書き出すと笑ってしまう。
「いずれも今はSmileSoundになっている」
この時点で「最新のサウンドDCCになる運命」だった
のである。
 
C56320240906
当時最新のサウンドデコーダ
SL-1のテスト/HPとブログで成果公開して任務終了。
また仕舞いっぱなし・・・と思ったがそうはならず。
当時(2006年)のSL用のサウンドデコーダは大きくて
大型の幹線用テンダーロコにしか搭載出来なかった。
それがなんと!小型機にも搭載可能なサウンドデコータが
発売になったのである。
・SOUNDTRAX TSUNAMI(TSU-1000)
・MRC mini
小形とはいってもB6には入らない。
そこでC56の出番である。
理由は「SL-1用にスピーカー搭載していたから」
DCCサウンド化するにあたってモータはマシマ1225に
交換した。
2種類のデコーダの搭載結果は良好で、TSUNAMIを
搭載して継続使用することになった。
 
それでDCCサウンド搭載は終了!とならないのが
笑ってしまう。
その1ケ月後にはまた改修となる。
 
C56420240906
当時最新のKATO DCCフレンドリー
KATOからNゲージ車両にワンタッチで搭載出来る
電車用デコーダEM13が発売になった。
これは当時「画期的に小型」であった。
う~む、これはなにかに使ってみたい!
そこで搭載対象になったのがC56である。
理由は「SL-1の接点があるので接点式のデコーダと
組合せが出来るから」である。
新型デコーダのテストも兼ねてC56は集電シューも
付けて本体のみで走行可能、デコーダはモータ上に
取付て「SLとしてはデコーダが外から見えない」
仕様になった。
 
C56520240906
SOUNDTRAX接点式SLサウンド
サウンドデコーダはSOUNDTRAXの接点式である。
これも「SL-1用に接点があった」ことで採用になった。
改めて搭載方法を見ると、2006年のスピーカーは
小径のものを「普通の使い方」をしていることで
ある。
接点式のサウンド(シュ~というノイズを接点で
ブラストにする方式)で音量は小さかっただろう。
画像を見るとMRCの20φエンクロージャー付きが
あったのだがスペース的に入らなかったのだろう。
 
今回の改造時に車両の状態を確認すると、車輪が
かなり汚れていたので「かなり使った」ことが
判る。
2006年時点ではサウンド搭載機が珍しかったのである。
それから18年の時が過ぎて・・・
また最新のサウンドデコーダ搭載となるのである。
50年前のロコがここまで使われるとは、なんとも
面白い話である。
(この話続く)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2024.09.02

珊瑚模型キハ05にSmileSound搭載

不思議なコースの台風10号はようやく消滅。
(また猛暑になるのか?)
 
Kiha1_20240902
珊瑚模型のキハ05発掘
南部縦貫キハ102を発掘中に「そういえば珊瑚模型のDCが
あったよな?」と気が付いた。
珊瑚のDCはキハ07とキハ05を持っている。
そのうちキハ05の箱にはDCCというラベルが貼ってあった。
これは使える!と中を確認すると・・・
おお!なんとSoundtraxのギャロッピンググースのデコーダ
が入っているではないか!(貴重品)
懐かしいので動かしてみようか?と思ったのだが、モバイルの
Lenzのデコーダが反応しない(う~ん)
仕方なくテストベンチで動かしてみるとグースのエンジン音と
クルマのホーンの音がいい感じ。
とはいえ、キハ05の音?となったのでSmileSoundに
交換開始する。
 
Kiha2_20240902
最近発掘した高級キューブタイプスピーカー
スピーカーは大き目のものにしようか?と考えた結果、
最近発掘した高級キューブタイプを使うことにした。
(高級品をデットストックする私って・・・)
18x13mmのタイプのエンクロージャーが無かったのだが
他のサイズのものがなぜかピッタリだった(なんで?)
 
Kiha3_20240902
普通に搭載して走行テスト
MTC21のデコーダにDMH17c+KATOパワトラのモータ
設定ファイルをローディングする。
この組合せ定義のおかげでDCへの導入がスムーズになった。
走行テストをすると、むしろ調子が良すぎるくらいで
この動力(2:16ウォーム使用)ではスロットルは絞り気味
で使うのが良いことが判った。
(このタイプの動力がウチには多い)
 
Kiha4_20240902
SmileSound搭載気動車が増えた
一時期はSmileSoundのDCサウンド定義はコントロールが
問題?となって導入が停滞したが、上記の組合せで
使えることが判ったので導入が進んだ。
このDC3両とカツミCタンク、DD13(一次)があれば
「地鉄レイアウトが作れる!」と妄想(遠い目)
 
こうなるとカツミのキハ80系にも搭載してみたいと
思うのだが手持ちのデコーダが無くなった。
技術的問題が解決すると「最後は資金問題」と
なるのか・・・(さらに遠い目)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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