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2024年10月

2024.10.14

ワールド工芸 花巻デハにSmileSound搭載

SmileSound搭載を猫屋線デハでテストを実施した。
 
Sun520241013
花巻デハにNext18(R05)を搭載する
猫屋線デハにNext18を搭載したときにはR05しか無かった。
前の日記でも「音量が小さいのが惜しい」と書いている。
3個セットを買ったので残りは2個。
なんとか使えないものか?と考えるものの、MTC21やその後
にR06が出てしまうとどうも使う気になれず。
花巻デハでなんとか使えないか?とNext18(R05)でサウンドを
テストする。
・都電7700
・箱根登山モハ1(吊掛)
・旧国(吊掛)
前の2種は汽笛とベル?がちょっと聞こえるくらいで走行音は
聞こえない。
なぜか旧国だけは「小型レイアウトで使う分には充分」に
聞こえることが判った。
猫屋線デハでも同様だったので採用する。
 
Sun620241013
苦労して搭載完了
サウンドの選択は終わったのでデコーダとスピーカーを
搭載する。
Next18はNゲージ用なのでTOMIX ED61の動力に搭載は
可能のはずだが、軽便用として多少ボディサイズに余裕が
あるはずなのに案外悩みは多い。
動力上部を絶縁強化して基板を載せ、スピーカーは
DBのエンクロージャーを半分にカットして前面部に
搭載した。
 
Sun720241013
軽便電車でサウンドを堪能
猫屋線デハに続いて花巻デハにもNext18を搭載した。
すでにDigitrax SFX004でサウンド化した車両が3両ある
ので電鉄軽便のDCCサウンド化率はかなり高くなった。
私にとっての軽便車両は「走らせて楽しむもの」い」である。
それだけなら別に音が出なくても可能である。
しかし「音を出して走る車両」の面白さを知ってしまうと
そうでない車両の稼働率は低くなる。
要するに「サウンドはちょっとクセになる」ものである。
架線があって音が出て・・・なんか楽しい。
 
Sun820241013
旧国サウンドを路面用標準にする
実は路面電車へのSmileSound搭載もテストを行っている。
Next18(R06)による爆音化を生かして「動作音が大きい
ダルマヤ動力をサウンド化する」実験である。
都電7000と都電7700のサウンドでテストを行っていたのだが
汽笛やベルは良くても走行音は今イチである。
それくらいダルマヤ動力は音が大きいのだが、極低速で
安定して走行することと耐久性やメンテナンス(車輪などの
パーツがある)を考えるとDCCサウンド化して使いたい。
Digitrax SFX004は音量が小さいのでそれが出来ないことが
悩みであった。
花巻デハの結果を受けてこちらでも旧国サウンドをR06で
使用すると「これならいいか」という結果になった。
 
なんだかんだで使いこなしが可能になってきたか?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2024.10.11

KATO DE10にSmileSoundを搭載

そろそろサウンドDCCも一段落?
 
De10120241011
MRC Sounder(DL)
先日、2016年2月にMRC Sounder(DL) でDCCサウンド化した
DD51とDE10x2を久々に出してテストすると、なぜかDE10の
1両がうんともすんともになっていた。
この件、以前天賞堂ハチロクで経験した「デコーダがダメ」に
似ているのではないか?
ということでこちらもSmileSoundに交換してみることにした。
久々に開けてみるとDE10は8ピンが使えることが判った。
 
De10220241011
Next18を8ピンにする
Next18の基板を8ピン仕様にする。
考えてみるとこの基板に8種類のケーブルを全部付けた
のは初めてかも?
 
De10320241011
ギリギリで納まる
基板にNext18デコーダを付けてボンネットをはめると・・・
あれ?ギリで締まらない(あほ)
ケーブルが3mmくらい短かった。
仕方がないのでボンネット後端をちょっとカットして対応する。
スピーカーについてはMRCで使っていたものを元の位置に
固定した。
 
De10420241011
やはり停まったり動いたりする
KATOの製品に付けたのだから大丈夫だろう、とテスト走行する。
ほ~ら!快調・・・あれ?
しばらく快調に走ると停まったり動いたりする。
これはまた「SmileSoundあるある」なのか?
 
De10520241011
スピーカーを変えてみる
最近テストして判明した「スピーカー相性問題」かもしれない
と交換してテストを行う。
結果は「やはり停まったり動いたり」であった。
 
De10620241011
Digitrax SDXH186を搭載
ここまで試したのだからと、次はDigitraxのMTC21仕様の
デコーダを試すことにした。
今度は長さを間違えずにMTC21の8ピン基板を調整した。
で、動かしてみると・・・
やはり「動いたり停まったりする」ことが判った。
  
結局「原因はロコ」だった。
KATOの製品でも「古いものは要注意」が教訓?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2024.10.04

エンドウB20にSmileSound搭載(3)

またか!と言われるかもしれない。
しかし、B20にこだわることには理由がある。
前回のB20の話:
 
B201_20241004
次の搭載目標は2-B機
私がDCCサウンドを搭載しようとするSLは「稼働率が低い」
ものが多い。
(もう一つは「2両持っている」)
せっかく苦労して制作or整備したものを使わないのは気の毒
だからである。
ウチの場合、古典ロコが牽引力やトレーラー車が少ないことで
どうしても稼働率が低くなってしまう。
最近、小型タンクロコはサウンドカー、もう少し大きいものに
ついてはサウンド搭載して使う機会を増やしている。
そうなると「難易度が高くで対応出来なかった」2-B機が
ターゲットになる。
集電する動輪が2軸で重量のかかり方も微妙なので最後に
なっていたのだが、こうなると「同じB型のB20で問題を
解決しておかないといけない」となる。
 
B2011_20241004
Next18(R06)に交換
前回の記事での問題点を確認する。
(1)サウンドの音が小さい
 =>ブラスト音がぜんぜん聞こえない
(2)走行がカクカクする
走行については集電(接触)を改善することで地味に良く
なってきたが、問題は(1)である。
デコーダ自体の問題の可能性が高いので個人の努力では
どうにもならない。
困っているとメーカから「新バージョンのR06で音量が
MTC21と同等になる」との発表があった。
さっそく購入して交換することにした。
(ああ、出費が・・・)
B204_20241004
さらに問題発生するも「面白いこと」が発覚
新バージョンのNext18(R06)に交換してテストをすると
それでも問題が発生した(グッタリ)
(1)SQ相当スピーカーで音割れ、ノイズが出る
 =>ブツブツ、ジャ~というノイズが出る
 =>特に汽笛では完全に音が割れる
(2)走行がカクカクする
う~む、そう来たか(達観)
後者についてはSQ相当=>MRC20φに交換してみた。
これで音割れとノイズが解消した。
そこで面白いことが判った。
なんと「カクカク走行がスムーズになった」のである。
ん? スピーカーが走行に関係するって!
 
なぜなのかは判らないが面白くなってきたぞ。
これは一つ「網羅的に調査・分析する必要がある」と実感。
 
B203_20241004
サウンドデータとスピーカーの相性確認
まずは「音割れするスピーカー」の確認である。
・サウンドデータ(C12/C56、DMH17c、名鉄7000)
・スピーカー(SQ相当品、SQ、Micro-SQ、16φ)
・デコーダはMTC21とNext18(R06)
テスト結果は以下の通り
      音割れ
SQ相当品  する
SQ(ESU) しない
Micro-SQ  汽笛で発生
16φ     しない
とりあえずSQ相当品はSmileSoundでは使わない方が
無難なようである。
 
B202_20241004
モータ設定ファイルの確認
発進がうまくいかない、走行が遅い、カクカク走行については
モータ設定ファイルをKATOパワトラ指定にすることでDCやECは
解決してきた。
ではSLではどうなのか?
B20(サウンドはC12/C56)で行うと快調に走行するようになる
のだがブラスト音がまったくシンクロしない(笑)
そこでモータ設定ファイルで変更されるCV値を比較してみた。
う~む、こんなにも違うのか・・・
確認して思ったのは、DigitraxやMRCでは普通のモバイルタイプ
の設定と同じでOKなものが、SmileSoundでは大きく変更されて
いることである。
これはおそらく「サウンドに合わせている」からなのだが、
こんなに大きく(しかも通常は変更しないCVも)変える
必要があるのだろうか?
この件は地味に研究するとして次の確認作業に入る。
 
B205_20241004
とりあえずMicro-Cube
手持ちのスピーカーの中で「割と良い結果」のMicro-SQを
搭載して確認する。
判ってはいるがブラスト音はよく聞こえるが汽笛は割れる。
驚いたのは「カクカク走行が解消した」ことである。
こうなると「スピーカー選択はモバイルの回路に影響がある」
のは確実なようである(う~ん)
 
B206_20241004
メーカー販売のスピーカーとサウンドデータの相性確認
DesktopStationに発注したスピーカー(数字部分省略)
CMS:18x9x3mm 8Ω/0.7w エンクロージャー無し
CES:26x13x8mm 8Ω/1.2w 細長いエンクロージャー
ASE:25x25x7mm 6Ω/1.0w 四角いエンクロージャー
これにESU SQ 8Ω/0.5wを入れてテストを行う。
 
B208_20241004
資料調査とテスト結果
サウンドのテストデータをさらに追加。
蒸気:C12/C56
DC :DMH17c
路面:都電7000
EC :名鉄7000
EL :EF64
評価項目:
・音量
・音割れ、ノイズ
・ホーン/汽笛・ミュージックホーン
・ブラスト音の音量/音質/歯切れの良さ 等
・吊掛音(うなり音)の出方
について各スピーカーでテストを行う。
この手のテストは「網羅的」になるのでかなり手間で
ある。
この問題、かつてMRCやDigitraxでもやったので
「もう済んだ話」と思っていたが「メーカが変われば
全部やらないといけない」のだとしみじみ実感。
サウンドデータについてはモータ設定も一覧化。
(いずれちゃんと一覧にしよう)
 
テスト結果は以下の通り。
(1) 出力1w~ のものがすべての項目で良好
(2)比較としてCMS<CSE<ASE の順
ここで気が付いたのだが私はESUのSQは1wだと思っていた
のだが改めて確認すると0.5wだった。
このSQでもサウンドについては問題ないのだが、たまに
「コマンドを受け付けなくなる」現象が発生した。
因果関係は判らないが、ここでも「今まで悩まされた現象」
の原因らしいものが判った。
注意!
これらのテスト結果は「あくまで個人の感想」です。
本当に正しいか?の保障はなく「結果の保障なし」
であることをご理解下さい。
個人の感想を「鵜呑みにする」のは危険です。
 
B207_20241004
成績の良いスピーカーの改造
テスト結果を元にB20の改良作業を行う。
スピーカーについては一番結果の良かったASEを使う。
そのままでは搭載出来ないのでエンクロージャーを可能な
限り小さく改造する。
エンクロージャを小型化すると当然音質に影響するのだが
テストすると「それほど低下しない」ことが判った。
注意!
メーカ製品を加工することは危険です。
スピーカーだけでなくデコーダも破損する可能性があります。
お勧めしません!(というか止めましょう!)
実施する場合は「自己責任」です。
 
B209_20241004
スピーカー搭載
小形にしたASEを搭載する。
SQまではキャブ天井部に接着していたが、ASEは大型なので
水タンク間に搭載することにした。
両側がダイキャストで強度高/重量がある状態なので
取付強度は各段に上がった。
 
B2010_20241004
多大なる努力と出費の末に「爆音B20」
テスト結果は以下の通り。
(1)サウンドは一気に音量/音質改善
(2)走行は始動時にちょっとカクッとするが良好
ああ、ここまでの道は長かった(遠い目)
これでやっと「爆音B20」になった。
 
初めての装置をモノにするには「莫大な手間と出費」が
必要になることをしみじみ実感した(遠い目)
 
B2012_20241004
まだまだ続く「サウンド沼」
これで2-B機にサウンド搭載すれば終わりか・・・
おっと、もっと本命がいた!
路面電車である!(呆然)
路面電車は車体が小さく、低速走行をするため動力は
割と大きい。
しかも架線集電したり、ECはSLより良い音質が出るよう
工夫しないといけないのである。
悩みは尽きないのである(ち~ん)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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