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2025年1月

2025.01.17

味噌汁&林鉄レイアウトの改修(4)

早くロコ運転したいので続けて作業を行う。
 
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準備は終わった!
大地に地衣類が芽生えて「本格的に植物が生える」準備は
出来たので、いよいよ草撒きを行う。
じゃあ早くやれ!と言われそうだが、開始するのはちょっと勇気が
必要である。
 
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前作の教訓
これは2021年に作成した作業軌道(ループ線)のレイアウト
の草撒きである。
林鉄の風景が草撒きで表現可能か?というトライであった。
このときは成功したつもりだったのだが、完成後に車両を
運転していると「もうちょっと彩度が低い方が?」と
感じるようになった。
それをしみじみと思い出して作戦を考える。
(注:単に勇気がないだけかも?)
 
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草撒きの素材と機材
この作業は「レイアウトの最終工程」なので、実はあまり実施する
機会がない。
1年以上やっていないと「コツをほぼ忘れてしまう」ことになる。
(単にアホなのかも?)
使用する機材と素材は上記のものである。
NOCHの草撒き機は9Vの電池を用意しないといけない。
(注:使用頻度が低いと電池がダメになっていることがある)
素材はNOCHやウッドランドシーニックの1mm?~5mm?で
色も黄色っぽい~濃い緑とバリエーションが最低でも5種類を
用意している。
本当はもっと茶色っぽいのやらグレーっぽいブラウンのものが
欲しいのにそういうアイテムがないのは、この商品を作っている
欧州ではそういう風景(植生)が無いからなのだろうか?
(単に”日本の品揃え”なのかもしれないが?)
今回は国産素材としてKATOの達人芝(9mm)も使用する。
 
Misorin220250117
草撒き開始!
勇気を出して作業開始である。
これは私のクセなのだが「難しいところから開始」する。
作業軌道下、それも山肌(急斜面)に近いと草撒きの難易度が
各段に上がる。
上記5種類を日照や土の具合などを考えて少量を部分分けして
散布していく。
草撒きの極意は「垂直に落とす」ことである。
横に寝たまま木工ボンド水溶液で固まってしまうと、地面を
繊維が覆って見えない「不自然な姿」になってしまう。
そのため、散布してすぐ寝てしまった草素材は掃除機で吸って
垂直に刺さったものを上に向け、方向を揃えるために
ドライヤーでさらに方向を揃えていく。
この作業、木工ボンドの乾燥との時間勝負なのでチマチマと
撒いては整えていくので時間がかかる。
 
Misorin820250117
作業をどんどん進める
地味な努力で少しずつ草が大地を進んでいく。
地面の着色(ターフや草パウダーも含めて)を意識しつつ草撒きを
しているのが分かる(かも?)
作業軌道住変の草撒きのポイントは以下の通り。
・桁下:やや枯れた感じの短い草
・手前(日向)は緑の短いもの
 =>台枠側に長い草は手が触れて剥がれやすい
・奥側:山側から覗き込んだ感じで5mm?のものを3種
    使い分ける
 
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駅側の植生
人里側は1mm?の短い2種類が主力になる。
山側の斜面に長めのものを使って「人里との境界」っぽくする。
 
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KATOの達人芝(9mm)
田んぼの畔は濃い緑を使う。
ここで「耕作放棄の田んぼ」の表現にKATOの達人芝を使用した。
植えてみると「自然な草の感じがなぁ」である。
素材の彩度が高くて人工の繊維っぽいこともあるが、海外製品の
ように「複数色の繊維の混合」ではないから?と思った。
この分野では、やはり欧州メーカーの方がノウハウを持っている
ことをしみじみ実感した。
 
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樹木を試しに入れてみる
草撒きの進捗に合わせて土、ターフ、草パウダーも加えて
植生の感じを整えていく。
樹木を1本植えてさらに感じを整えていく。
 
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草撒き作業完了!
じわじわと進行していた「山林部の草撒き」がついに反対側まで
到達した。
地形に合わせて草が生えている感じになった?
 
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樹木を植える
 
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苦労した2段脚側から見たところ
草が生え、樹木を植えると「生きた自然の風景」を感じて
ちょっと癒される(遠い目)
 
これで地形と植生に関する大掛かりな改修作業は終わった。
後は作業軌道の脚の補強(ディテール)追加などの仕上げ
となる。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2025.01.15

味噌汁&林鉄レイアウトの改修(3)

前回と間が開いてしまったが、ナニもやっていなかった訳ではない。
割とルーチンでやる作業が多いので区切りのよいところまで・・・
と思ったら10日以上過ぎてしまった。
 
Misorin120250115
発泡スチロールを盛る
前回でペーパータオルの地面を剥がした。
その上に発泡スチロールを追加で貼って盛っていく。
私のレイアウトでは石膏や紙ねんどは使わない。
それは重量軽減の効果もあるのだが、それに加えて「工作を進めて
いく課程で変更時にカッターナイフでザクッとカット」出来る
ためである。
このようにしておくと完成後でも簡単に地形を変えられる。
長年やっているとこういう知恵が付いてくる。
 
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台枠をさらにカット
作業軌道(桟道)については基本変更はないのだが、変化を付ける
ために台枠をカットして土台部分を下げてみることにした。
頑丈な構造だから大丈夫!とやってみたらそのせいで苦労した。
 
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削って地形を作っていく
おおざっぱに削った後で、岩を付けるためにザクッとカットして
発泡スチロールのブロックを接着する。
 
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ペーパータオルと石垣を貼る
発泡スチロール削りが済んだところで、地面にはペーパータオル、
岩はテッシュを木工ボンド水溶液で貼っていく。
着色は「真っ白で木工ボンド水溶液が固まると色乗りが悪い」
のでベース色(茶色)をベタッと塗るのでも良いが、この後の
本格的着色前のシミュレーションと練習も兼ねて色を入れる。
(白いペーパーに塗っているので彩度が高くて実感的ではない)
このタイミングで石垣シートも接着する。
久々にやったらバリバリになっていて曲げたら割れてしまった。
(後で石を貼ればいいのだがちょっとショック)
 
Misorin520250115
駅側の石垣
人里のある側にも石垣シートを貼る。
私は「石垣は自然の地形と人の土地の境界線表現」だと思っているので
こういう使い方が多い。
 
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河原予定地
大胆にカットした「河原にする土地」にベニヤ板を張って土手?
の斜面を付ける。
 
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おおよその地形を整え終わる
ペーパータオルとテッシュ、石垣設置を終了した。
着色の要領(地面の違い)はこんな感じか?
 
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灰を撒く
表面をざらざらにして着色後の彩度を落とすため全体に線香の
灰を撒く。
これで着色についてはリセットされる。
 
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本格的に地面着色
アクリルカラーで本格的に着色していく。
灰撒き前の画像と秘策すると判るが、かなり彩度が落ちている。
地面の着色については「この上に草撒きされて最終形」であることを
意識して行っていく。
 
Misorin1020250115
砂や土、ターフなどで地肌仕上げ

着色が済んだところで「生きた地面」にしていく。
私の場合、以下の素材を撒いてさらに着色を調整している。
・砂
・砂利
・土
・ターフ
・草パウダー
 
「地衣類が芽生えたレベル」の地面になった。
次はいよいよ「草撒き」である。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2025.01.03

味噌汁&林鉄レイアウトの改修(2)

Misorin220250103
2025年新春風景
今年の「レイアウトの正月風景」をしみじみ堪能した。
この勢いで今年は「稼働率の低下しているレイアウトの改修」を
進めていく(HPの年賀更新するのを忘れた(あほ))
 
ということでいよいよ本命の工作である。
 
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去年の残作業
味噌汁&林鉄レイアウトの改修計画のため、旧年中に作業軌道の
S字カーブの緩和を行った。
元日から作業の進め方を検討するのだが、現状把握のため残りの
地面も剥がした。
結果2015.6月~7月に改修したこの作業軌道の3脚が壊れていた
ので修理した。
 
翌日になり「いよいよ工作開始」である。
着手する前に「構造の再確認」を行う。
 
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台枠の現状
今回の改修にあたってこのレイアウトの変遷を整理する。
2002.12.23 作業軌道レイアウト着工
2003.2.1 草軽風レイアウト着工(ん?)
2003.3.1~5.4 三段脚を追加して台枠サイズ680x350
2004.11.9~12 草軽風+作業軌道の台枠を合体(ん?)
 =>本線とループ線(支線)台枠サイズは800mm
2013.9.22~10.13 台枠サイズを元に戻して支線を撤去
 =>本線にループ線(R103/8%勾配)
2015.6.30~7.27 ループ線が実質走行不能(涙)と判断して
 味噌汁&林鉄レイアウトに改修
 =>台枠サイズ755x355=>805x415に変更
 =>カーブをR150からR177にしてダックス走行可能
2016.12.11 台枠角カット、フィーダ端子増設/変更
2020.4.4~6.14 駅周り風景(田んぼ、ストラクチャ)
 =>ポイントをPECOのナロー用に交換するついでに
   側線追加
う~ん、なんという激しい変化(唖然)
このような経緯で「台枠構造は極めて複雑」である。
作業軌道は絵画用の太い角材の木製パネル、合体した
草軽風レイアウトの台枠、それに2015年改修時に台枠サイズ
拡大でさらに外側に枠を加えてある。
構造は複雑になっているが、強度はあるので「外側の枠は
カットしても大丈夫」であることは確認した。
 
Misorin420250103

駅側より改修を検討
作業軌道側の改修(地面除く)は終了したので、ここからの工作は
駅側(田舎風景)から考えていく。
(1)右側
 狭い田んぼになっている部分は田んぼを一反無くして
 山にして台枠を加工して三段脚から続く崖風景にする
(2)左側
 印象の薄い田んぼ(う~ん)になっているものを台枠上部を
 半分カットして川(河原)にする
 =>内側に山を置くか?は検討中
(3)駅+店舗はとりあえずこのまま(少し変える)
(4)不便だったフィーダ端子(位置と端子の種類)を変える
(5)作業軌道は軌道自体の修繕は済ませたので地形と植生を
 整える
 =>令和の時代に「さすがにスポンジ草は」だったので
おおざっぱな方針は決まったので工作開始である。
 
(1)右側の工作
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改修前はこんな感じである。
後改造で作業軌道側のフィーダ端子を付けたが使いにくいのと
この位置にしたために三段脚の風景が中途半端である。
 
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台枠カット
慎重に検討して「勇気を出して台枠の一部をカット」する。
内側に「かつての作業軌道レイアウトの台枠」が見える。
強度は十分にあるのでカットしてもまったく歪み無し。
使いにくかったフィーダ端子は撤去した。
 
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無事新しい梁を追加して、三段脚から繋がる「崖の風景」
にするため道床幅ギリにカットした。
 
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作業軌道側フィーダ端子位置
フィーダ端子については「どうせ場所を変えるなら」と正面に
持ってきた。
木製ボードの枠の厚みで奥に収まった。
  
(2)左側の工作
Misorin820250103
改修前の風景
悪くはないが「インパクト無いなぁ」というのが本音であった。
 
Misorin920250103
台枠構造とフィーダ端子
中途半端な風景になっている原因は「複雑な台枠構造」が
原因であった。
そうでなくても複雑なのにフィーダ端子を付けたので
中途半端になってしまった。
 
Misorin1020250103
台枠上半分をカット
いっそバッサリ切り落とす?とも思ったのだが、結局上半分を
カットして「おとなしい河川」にすることにした。
(今後の検討で変わるかも?)
 
Misorin1220250103
地面を剥がして地形と植生を作る
ペーパータオルの地面を剥がして発砲スチロールを出す。
収納スペースの関係で山の高さ(樹木も)は変えられないが
地形や植生(スポンジ=>草撒きを見直していく。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2025.01.01

謹賀新年

Tue1420241231
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

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