SIGMA Mark-1というカメラ
桜の季節は終わってとりあえず銀塩撮影は中休み。

あのシグマの初のカメラ
中休みなので変わったものを使おう、ということでこのカメラを
発掘してみた。
なんですかこれは?と言われそうだが、なんと!今ではピッカピカの
最新鋭デジカメも発売するレンズメーカーのシグマが初めて
自社ブランド名で発売した「シグマMark-1」である。
この話、アサカメのチョートクさんの連載記事で知ったのだが、
影響を受けやすい私は友人の紹介で入手することが出来た。

スクエアシャッターがちょっと曲者
後ろから見てもなんともサッパリしているカメラである。
このカメラはスクエアシャッターなのだが、この時代の廉価版
に使われているものはコパルではない。
そのため、入手後すぐにシャッター不調になったのだが、
修理名人のおかげで復活した。
それから20年近く経過しても、今でもちゃんと動作している。
(ありがとうございます)

シンプルなロゴ
それにしても「サッパリしたデザインのカメラ」である。
つるんとしたプレス製の軍艦部にシグマのロゴと名称、そして
Mark-Iと書いてあるだけである。
そこがなんともカッコ良くて「独特の存在感」がある。
ボディは動作しているのですぐに使える。
問題は「レンズ」である。
このカメラ、チョートクさんのもの(を見せてもらった)を含めて
「ボディはあっても販売時のレンズがついた状態」で見つかった
ものがないのである。
これはなんとも不思議である。
私のクラカメ先輩Tさんとその話をしていると「友人がレンズ付き
で買っていたよ」という目撃談が出てきた。
それは標準レンズ(50F1.4?)だったが、シグマブランドでは
無かったというのである。
その話を聞いてから20年・・・未だその謎は解けず。
ということで「純正ではないレンズ」で撮影してみる。

Cassaron50F2.8 F=1:5,6

Cassaron50F2.8 F=1:5,6
このレンズはたぶんエディクサに装着されていたもので、
前玉回転式の小型・軽量のレンズである。
使っていると「あまりシャープな感じがしない」描写で、
フォーカシングしても「ピンが合うというよりボ~っとして
合っている?」という感じにしているだけ?と思ってしまう。
上の遠景撮影の左上の画像がちょっと流れている?ような
感じなのも気になる。

Angeniux50F1.5(S21) 絞り開放

Angeniux50F1.5(S21) F=1:2

Angeniux50F1.5(S21) F=1:5,6
次はなにを使おうか?と考えて思い出したのがこのレンズ。
絞り開放では「暴れる後ボケ」なのだが、ファインダーを
覗いているとそういう感じではなく、なにか「古いフランス映画
を見ているような穏やかな感じ」である。
F=1:2に絞ると後ボケは穏やかになるのが面白い。
古いレンズなのでローコントラスト気味だが、明るいところで
絞って撮影すると穏やかな発色がいい感じである。
カメラは相変わらず調子が良いのは判った。
私が生きている間に「本当の標準レンズ」に出会うことは
出来るだろうか?(遠い目)
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
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