レグラフレックス2000CTL
そろそろ模型工作をしたいのにカメラねたが尽きない。

謎のカメラ
ウチにはかなり前から謎のカメラがある。
それがこのレグラフレックス2000CTLである。
1987年のクラシックカメラ専科No.9 35mm一眼レフカメラに
OEM版を含めて2つの記事が記載されており、チョートクさんの
記述によると・・・
(1)ドイツでごく短期間に販売された
(2)OEM版でバリエーションがいくつかある
(3)結構珍しいもので入手が難しい
(4)ハイスペックで作りが良いが製造メーカーなどの詳細不明
なんともミステリアスなのである。
謎すぎてうんちくが語れないのでディテールを確認する。

上から見たところ
このカメラはM42の機械式カメラなのだが、驚きのスペック!
・1/2000がある
・布幕横走りシャッターでシンクロが1/125
=>なんと横走りシャッター最速!
正体不明・製造メーカー不明でこの高性能は驚きである。

フィルムカウンタが見にくい
先の画像で「フィルムカウンタがない」と思われるのだが
アイピースの横の小さい窓がカウンタである。
とっても見にくくてパッと判らずに戸惑う。

ホクトレンダーのウルトラマチックに似てる?
チョートクさんは「デザインがライカフレックスに似ている?」と
表現していたが私は「ウルトラマチックCSそっくり?」と思った。
並べてみるとなんとなく似ている?のと巻き上げレバーの位置が
同じだったりするのだが関連性は判らない。
(どこまでも謎のカメラ)
私は友人から譲ってもらったのだが、M42でハイスペックなこの
カメラを使おう使おうと思って・・・10年以上経過(ち~ん)
こりゃいかん!ということでやっと使用することにした。

カッサロン50F2.8 F=1:5,6
このカメラの標準レンズはOEM先によりバリエーションがある
らしいが、私のものにはこのレンズが付いていた。
チョートクさんの記事にも「この時代に前玉回転式?」とある
ように前玉回転式で小型軽量なのだが、どうもピンが甘いようで
この画像でも中央のピンが甘い?

クルタゴン28F4 絞り開放
1/2000が使えるカメラなので楽勝で絞り開放!
それはいいのだが、このカメラのファインダは「素通しに近い」
もので広角レンズではピン合わせが辛かった。

スコパレックス35F3.4 F=1:4
ここでも1/2000の威力発揮!(そこか)
スコパレックスはカチッとファインダで視認出来たのでピンがいい。

リサゴン35F3.5 絞り開放
やはり1/2000の威力で勝負!(もういいから)
プリセット絞りのちょっと古臭い鏡筒のこのレンズ、写りは
カチッとしていて発色もいい。

オートアルパ マクロ50F1.7 F=1:5,6
ALPA Si2000の標準レンズで実はチノン製。
M42でマクロが出来て便利なのだが、写りは割りとサッパリ系
だと思う。

トラベナー135F3.5 F=1:5,6
セミオートのこのレンズ、絞りの動作が少し遅いようで
ときどき露出オーバーになる(う~ん)
今回は露出はOKだった。
久々に近代的なカメラを使ったような気がする(遠い目)
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
クラシックカメラ専科No.9 35mm一眼レフカメラ 朝日ソノラマ 発行
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