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2025.06.16

東急世田谷線デハ80の制作(1)

結構時間がかかったが「国産初期一眼レフを使う」を完了した。
その間にも「模型作りたい」と思っていたが、ようやく工作を
開始する。
そうなると「長年の課題」も解決しないといけない。
 
Tama120250616
第一回国際鉄道模型コンベンションの記念製品
課題だというのだからそれにすぐ着手したいのだが、そこまで
ストイックにはなれない(なぜ?)
なにか弾みをつけるためのアイテムを探していると、上画像の
キットを入手することが出来た。
カツミの世田谷線デハ80のキットである。
この製品、第一回国際鉄道模型コンベンションの記念品なので
なんと!2000年の製品である。
う~む、1/4世紀前・・・(遠い目)
私はかつて世田谷線沿線に住んでいたことがあり、玉電デハ80は
大変なじみのある車両で、自身のレイアウト上で走行する姿を見たい
と思っていた。
入手出来たことに喜びを感じつつ、まずは車体の基本的な部分の
組み立てを開始する。
 
Tama220250616
このハンダ付けは面倒
車体側面のハンダ付け窓枠/ドアとアングルの取り付けなので
特別難しいことはない。
それに対して、前面については大きなRの付いた妻板のため
窓枠下端の隙間塞ぎの細い帯状のパーツをハンダ付けするので
結構面倒である。
あれこれ考えた結果、角材に両面テープを付けてその位置に
固定してハンダ付け時に指で押さえて隙間を塞いでハンダ付け
するという「昭和のモデラー工作」で対応する。
(注:危険なので絶対にマネしないように!)
 
Tama320250616
ウィンドシルがギリの長さなのはなぜ?
続いてウィンドシルを付けるのだが、この帯板「ピッタリの長さ」
なのである。
車体側面用は長めになっているのに、Rを付けてハンダ付けする
必要がある(位置がズレ易い)この部分でピッタリにする意味が
よく判らない(う~ん)
グチりながらもRをぴったり合わせながら慎重にハンダ付けする。
 
Tama420250616
側面に前面を取り付け
通常の場合、前面パーツを側面につけるのはそれほど難しい
ことはない。
しかしこのキットでは「前面と側面が接する部分が凄く少ない」
のでハンダ付け時に戸惑うことがあった。
この後でおでこを付けないといけないので位置がズレると
後で隙間や段を埋めるのが面倒だからである。
 
Tama520250616
おでこパーツを付けてまずはここまで
おでこを付けながら「プレス製のおでこパーツってなんか懐かしい」
と思った。
なんだかんだ言っても25年前の製品なのである(遠い目)
その後は真鍮キットについてはロスト製の前面が増えてスポッと
嵌めてハンダ付け=>ヤスリでちょっと削って段塞ぎになった。
 
Tama620250616
木の丸棒が治具
強いカーブの前面にパイプのヘッド/テールのケースをハンダ付け
するのはこれまた面倒である。
どうやってやるか?
結局、昔からやっている「木の丸棒に刺して素早くハンダを流す」
という「昭和のモデラー」の技法で対処する。
 
Tama720250616
繋ぎ目をハンダで無くす
おでこの継ぎ目部分にハンダを盛って単目ヤスリで削っていく。
これもなんとも昭和のモデラーである(う~ん)
 
Tama820250616
車体工作はあとちょっと
あとはアンチクライマーとドア上の雨どいを付ければ車体工作は
終わりである。
そう考えるとデハ80って「スッキリした構造」なのだな(笑)
 
ということで、次は「長年の課題」の話である。
  
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究5 鉄道友の会 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究6 鉄道友の会 発行
世田谷線たまでん時代 宮脇俊三 宮田道一 編著 大正出版 発行

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