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2026.02.27

ヴェガIIa(1)

今年も松屋クラカメ市の時期になった(遠い目)
 
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イタリアンバルナックコピー機 WEGAIIa
私は結構前からレクタフレックスを所有している。
レクタが割と良いカメラなので、そうなると「他のイタリア機も」
というアホな気持ちになってしまう。
そんなときに、松屋のカメラ市でCondor1を見つけてしまった。
レンズシャッター機なので「大衆向け普及品」と思ったのだが、
使ってみたらカッチリした作りでレンズも良い。
う~む、イタリアのカメラ良いではないか!
そう思うと一眼レフ=>レンズシャッター機と来ると、次は
レンズ交換出来るバルナックコピー機が欲しくなるではないか!
(注:アホなだけです)
そんなことを思って今年も松屋のカメラ市だなぁ、とXで各店の
出品を見ると・・・あ!早田カメラにゾロッとイタリアの
バルナックコピー機があるではないか!
ということで「じっくり考えた結果として購入」なので満足。
 
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当たり前だがLマウント
せっかく買ったので由来を調べる。
このカメラはイタリアのブラーノ(ベネチア)にあるCDチナグリア
という会社が製造しているもので、販売元によりボディ形状や
ファインダ(距離計の有無、一眼タイプなど)のバリエーションが
存在している。
私が今回購入したWEGAIIaはAFIOMという会社から販売になった
ものをのちにCDチナグリアから販売したバリエーションである。
=>軍艦部の<CD>の刻印
外観に違いはあっても中の機械部分は共通でLマウントである。
製造年代は1950~53年らしいのでライカではIIIfなどと同時期の
ものである。
(注:上記はあくまで私が調べた情報なので保障は出来ません)
 
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フィルムの入れにくさもバルナック機
イタリアンバルナックコピー機でもヤヌアやゾンネは裏ブタ開閉
なのだが、このタイプは「普通にバルナック機」である。
テレカを使って苦労してフィルム装填するのだが、メカ部のカバー
が結晶塗装で高級感が堪能出来る。
 
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操作性もほぼ同じ
シャッターダイヤルは持ち上げてセットするのもバルナック機と
同様である。
面白いのは「中間速度もセット出来る」ことである。
撒き戻しはA=>Rにレバーを切り替えて行う。
 
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レンズがちょっと珍しい(かも?)
このボディにはADLENAR50F3.5というレンズが付いていた。
イタリアンバルナック機はエルマー50F3.5のように絞り操作が
レンズ前面のレンズ周囲のリング?を操作するものが多いのだが
このレンズは正面レンズ銘板下にあるリングを回して操作する。
=>ヘキサー50F3.5と似ている
ところで、このレンズには「ちょっと困った」ことがある。
(1)外観はほぼエルマーなのだが「直進ヘリコイド」になって
 いて、そのための溝とピンを付けるためにマウント部が
 距離計カムギリの長さになっている。
 それだけならいいのだが、「レンズの止まる位置が通常の
 Lマウントレンズと異なる」ため、カムの切り込み部が
 ボディのコロに当たらない。
 =>要するに「距離計が無限遠にしかならない」
(2)レンズ基部がt0.5に少し削ってあるのでなんで?と
 思ったので確認するとインフストッパ分の径を削らずに
 「押しっぱなしでフォーカシングするため」だった。
 =>押しながらやらないとレンズ基部をゴリゴリやって
   ピント合わせが出来ない(涙)
ま、こういうことは「判ってしまえば対処可能」である。
実際、M9で試写するときには他ボディで距離計測してから
撮影したので問題なし。
(注:クラカメは「おおらかなココロ」が必要)
 
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Lマウントの互換性確認
バルナックコピー機だから当たり前?ではあるものの、現物がある
のだから実際に装着して確認してみる。
どうしてなのか?なのだがイタリアンバルナック機は「レンズ
装着位置がバラバラ」なのである。
で、「どれも正しくない」のがまたなんとも・・・(遠い目)
ライカのレンズを装着してみると、通常のLマウントレンズは
問題ないのだが、A型からの転換レンズはストッパ位置が異なる
ので上画像のように距離計の丸リングに当たって装着出来ない
ため注意が必要である。
装着は出来ても、止まる位置がバラバラなので平行カムのレンズ
でないと使えないのも注意点である。
さらに問題がないのか?を確認するため、ヘキサー50F3.5を
ヴェガに装着して撮影したが問題なかった。
 
色々と調べたり確認をしたので、いよいよ撮影である。
 
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ADLENAR50F3.5 絞り開放
 
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ADLENAR50F3.5 絞り開放
 
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ADLENAR50F3.5 F=1:6.3
とりあえずフィルム1本撮影してみた。
ボディは外観はライカIIIfとは異なるものの、操作性は同じで
撮影に不便はない。
シャッター音が静かで高級感がある。
レンズの描写はローコントラスト気味ながらカッチリしていて
好みのタイプである。
(注:曇天だからローコントラストなのかも?)
 
松屋のカメラ市は来週まで続くので、早田カメラにある他の
イタリアンバルナックコピー機をじっくり見てみたい・・・
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
クラシックカメラ専科No.43 Viva!イタリア 朝日ソノラマ 発行

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