C54の改修(吊掛モータ化の実験)
桜撮影の季節も終わり、そろそろ模型工作に本気を出さないと!

発掘したC51とC54
ちょっと理由があってウチのテンホイーラーを出して調べていたのだが
そのときに「そういえば長年改修待ちのロコがあったような?」
と思い出して捜索すると、上画像のC51とC54を発掘した。
C51(ちょっと不思議な構成)はともかくとして、C54については
「放置してまずかったなぁ」とず~っと思っていた。
このロコは模型友人(故人)から「オレの先輩でTMSに記事を書く
くらいのモデラーの人がいて”これ使ってよ”と預かった」んだよね、
という話だった。
さらに「このC54はTMS掲載されたかも?」というのである。
で「ということなのでよろしくね!」と渡されたのであった。
それから20年以上・・・(遠い目)
う~む、偉大?な先輩の作品を私も放置してしまった(反省)
ということで「まずは走行可能にしよう」ということになった。

整備して走行テスト
まずは通常の整備をして走行テストしてみた。
結果は以下の通り。
・'70年代前半としては「標準的な騒音と振動」
・先台車と従台車が脱輪する
う~む、やはりちゃんと直さないとダメだな(当たり前?)

先台車の構造
先台車を外してみると、長いバネで上から押していて、長いネジ先に
チョコンとナットが付いていた。
う~む、これでは押上げすぎ(第一動輪が浮き気味だった)なのと
台車の押し下げ範囲が狭くて脱輪するのは当然である。

先台車ネジの交換
上画像上のものがオリシナル。
上画像下は手持ちパーツの新しいものを探し出して交換した。
従台車はバネを調整して脱輪しないようになった。
さて、次は動力である。

'70年代としては標準的な動力
う~む、見慣れた風景(笑)
このままモータだけ変えてもいいのだが、以前から試してみたい
ことがあった。
上画像のような「モータの長い軸先にウォームを動輪のギアに
押し付けて駆動する方法」については、振動と騒音が出やすい。
長年整備していて騒音と振動の要因を以下のように分類してきた。
(1)ウォームギア自身から発生
(2)駆動部(ギア)=>モータ=>台枠(車体)と振動が伝わって発生
(3) 〃 =>動輪軸=>台枠(車体)と振動が伝わって発生
これらへの対応について、本体を改造せずに対処する方法はないか?
そこで考えたのがウォームとモータの部分を吊掛式にすれば
(2)の要因が解消出来るのでは?ということである。
=>台枠にモータを接続しないので振動が伝わらない
効果は限定的ではあるが、やってみる価値はありそうである。

真鍮板を切って簡便な吊掛台座を作る

吊掛台座にモータ取付部を付ける

吊掛モータ(簡易型)が出来た
本体側は最小限の加工だけで、吊掛モータは上画像のような構造で
作成してみた。
「出来るだけ少ない手数で」と思ったので”モータの長い軸で
ウォームを押し付ける方式”はそのままとした。

装着したところ
一体型になったので脱着が楽になった(笑)
パッと見た目は「え?なにが変わったの??」である。

ウェイトを追加
いずれは牽引力測定をするので根性を入れて補重する。
私的には限界まで追加したつもりなのだが+59gだった(無念)

吊掛モータ化して走行テスト
走行テストの結果は以下の通り。
・車体の振動は減少
・騒音については1/2になった?
・モータが変わったので走行性能は向上
という感じである。
やはり「まだまだ改良は必要」という感じである。
追伸:2026.4.20
いさみや2階レイアウトで牽引力測定

重量貨車牽引で登坂
牽引力測定の結果は、2%勾配(一部3%?)を重量貨車x3両(1200g)を
なんとかギリギリ牽引して登坂することが出来た。
このクラスのロコでこの牽引力ならまあまあの結果だった。
ここまで来ると「やはり騒音がなぁ」と思った(遠い目)
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
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コメント
ウォームギアの固定ですが、モーター軸にネジで固定するとどうしても偏心するので騒音の原因にならないですか?
自分はパイプを使って軸径変換と軸延長する場合、固定はロックタイト塗って軸を挿入して、数分ぐらいモーターとパイプ付きウォームだけで空回しして固着を待ちます。そうすると偏心ゼロとはいかないが、最適化して固定されるように思います。
投稿: ゆうえん・こうじ | 2026.04.21 18:56
ゆうえんさん、こんにちは
この「モータ軸押付式」はウォームの偏心を含めて問題ありとは思っています。
本来はギアボックス別体にすべきですが「簡便に吊掛式」にしたら少しは静粛になる?という実験でした(結果は今イチ)
投稿: ム | 2026.05.03 17:11