カメラ関係

2022.12.15

アルパレフレックスのアダプタ(2)

模型作りが停滞したまま12月も真ん中(あほ)
 
Alpar1_20221215
苦労してソンベルアダプタ?が完成
M37接写リング+M42チューブ(の中リング)+キエフの
ヘリコイドという「ヘンタイとしか思えないアダプタ」が
ようやく完成。
一見「まったく合う気がしないパーツ」が実は組合せ可能
になってしまうことを発見するのは楽しい。
(単にアホなのかもしれないが)
 
さて、いよいよ撮影である。
前夜にソンベルとタクマーを使ってしっかりと訓練。
古いカメラは「フィルムを入れて即撮影」とはいかない。
(その労力を模型に使えよ!=>オレ)
純正レンズはAngeniux50F2.9を使うことにした。
このレンズは距離計連動なのでレンジファインダ使用で無難に
成功を狙えるからである(ちょっと悲しい)
 
Alpar3_20221215
Angeniux50F2.9 F=1:5,6(レンジファインダで撮影)
 
Alpar4_20221215
SOM-BERTHOT FLOR50F3.5 F=1:5,6
撮り鉄?についてはレンジファインダで撮影するとファインダの
位置関係(ピントグラスを避けて横にある)の関係かどうも
真ん中に持って行けない。
ソンベル50F3.5での撮影については、撮影したときにはダメかも?
と思ったが現像結果はカッチリ写っていた。
(ちなみにタクマー50F3.5での撮影は失敗)
 
Alpar5_20221215
タクマー50F3.5 F=1:5,6
 
Alpar6_20221215
SOM-BERTHOT FLOR50F3.5 F=1:5,6
残り少ない紅葉の撮影。
快晴のおかげもあってかいい感じに写っている。
同じ条件で撮影してもタクマーとソンベルで微妙の描写が
異なるのが楽しい。
 
Alpar7_20221215
SOM-BERTHOT FLOR50F3.5 絞り解放
 
Alpar8_20221215
タクマー50F3.5 絞り解放
 
Alpar9_20221215
Angeniux50F2.9 絞り解放
絞り解放での3レンズでの撮影。
いい感じ?にハレーション気味になっているが、プリズマレフの
一眼ファインダもボ~っとハレーション気味になるのでピント
合わせが辛かった(単に老眼かも?)
当たり前かもしれないが3本中一番新しい?タクマーがやや安定
した写りになっているように思うがどうか?(気のせい?)
 
Alpar2_20221215
使いにくいカメラでアダプタを使うということ
ウチのプリズマレフは実はシャッター幕交換済の完品である。
それなのにレンズが2種類(もあれば充分?)しかないので
使用頻度は高くなかった。
今回、アダプタを使うことで純正とはまた違ったレンズの
用途うが増えて撮影意欲が向上した。
え?写真の腕前=ヤル気じゃないのか?って?
私の場合、昔の銘機+銘レンズ?を使うことで「この時代の
人はなにを考えてこれを作り、どういう気持ちで写真を見て
いたのか?」を考えるのが好きなのである。
アルパレフの前身、BOLCA1の標準レンズはソンベルの
50F3.5であったらしい、ということを聞いたことがある。
戦前にこのカメラを買った人は、私と同じに「ピントの山が
見えん!(怒)」と思いながら撮影したのだろうか?
そんなことを考えるのは楽しい。
 
おまけ
 
Sat2_20221217
タクマーでの撮り鉄失敗の原因
撮影終了後、タクマー50F3.5でなぜ撮り鉄失敗?の原因分析。
結果、無限遠が出ていなかったことが判った。
t0.8でリングを作って調整したが不足、さらにt0.4のリングを
足してどうにかOKになった。
 
ああ、疲れた。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
製品を改造することはリスクが多いです。
場合によってはカメラやレンズを壊す可能性もあるので
お勧め出来ません。
参考にされる方は「自己責任」で行い、他の人に迷惑を
かけないよう留意しましょう!

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2022.12.13

アルパレフレックスのアダプタ(1)

2022年もあと3週間(しみじみ)
今年は模型よく作ったなぁ、レイアウトも作ったなぁ(遠い目)
Mon7_20221211
大掃除?で発見したもの
レイアウトや模型を作ると予備パーツや資材で部屋が散らかる。
先月から片づけを実施しているのだが、模型だけではなく
カメラ関係のパーツも整理しようと各種マウント(の材料)を
整理していたらアサペンM37の接写リングが出て来た。
それをジ~っと眺めていて思いついた。
「これ、アルパレフのマウント径と同じでは?」
アルパレフのマウントはアルミ製でしかもライカLマウントより
細いのでなかなか良い素材が無くて困っていた。
これはいいかも!ということで糸鋸とヤスリでゴリゴリ切ったり
削ったりしたらなんと!装着可能になってしまった。
しかも笑ってしまうことに一番短いリングは少しオーバーインフ
になるが無限遠が出るのである。
ちょっと得した気分か?
 
Mon8_20221211
ロック部を作る
問題はロック部分である。
アルパレフは距離計のアームが「標準レンズだけ距離計が
使えるようするボタン」がマウント部にあって、交換レンズは
これが作動しないようにマウントが作られている。
(そういうことだけは良く知っている)
そういうボタンがマウントロックのわずか1mmの位置に
あって、それを作るのが面倒なのである。
1晩考えてt0.4の真鍮板をカットしてロック部分を作成した。
(その技術で模型作れよ!=>オレ)
 
Mon6_20221211
これでアサペンのレンズが使えるのだが・・・
なんだかんだでアルパレフ-M37アダプタが完成した。
これでアサペンのレンズが使える!・・・のだが、よ~~っく
考えると手持ちのM37レンズは50F3.5しかない。
アルパレフ/プリズマレフのファインダーでこれを使うのは
どうなんだろうか?
 
Mon5_20221211
美の巨人の格言
途中、面倒なので止めようかと思ったのだが、同時に発見した
キエフのマウント部も加工して使えないか?と考えているうち
に「おお!この姿は!!」
そう!美の巨人 タローマンである!(そうなのか?)
タローマンの格言
「デタラメをやってごらん」
「真剣に命がけで遊べ!」
に励まされてどうにか作業完遂!
う~ん・・・疲れているのかも?
 
疲労感はあるが探求心は続く(それほどのこと?)
 
Mon2_20221211
発掘したキエフのマウントをカットする
なにかの役に立つだろうと、壊れたキエフから外しておいたマウントを
カットしてヘリコイドとして使うことにした。
そう書くと簡単に聞こえるが、ヘリコイドは「カットすると入らない」
のである。
なんとかかんとか工夫してどうにか戻すことに成功した。
(注意!:かなり大変です、マネしないように!!)
 
Tue4_20221213
2個目は作るのが早い
もう1個M37接写チューブを加工する。
120度でどれだけ切ればいいか?どう削るか?は判っている
ので前回よりは楽である(そうなのか?)
 
Tue5_20221213
長年使えなかったソンベルチオのレンズに光が!
出来たパーツをあれこれ組み合わせて無限遠が出るまであれこれ
試行錯誤した。
とりあえず上記のような感じで無限遠が出るようになった。
 
ああ、先は長そうだ(模型作れよ!=>自分)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
製品を改造することはリスクが多いです。
場合によってはカメラやレンズを壊す可能性もあるので
お勧め出来ません。
参考にされる方は「自己責任」で行い、他の人に迷惑を
かけないよう留意しましょう!

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2022.12.05

モメッタI型

ZEISS S-310に続いてコンパクト機の話。
 
Mom1_20221205
ハンガリーのカメラ「モメッタI型」
このカメラを知ったのはチョートクさんの「銘機礼賛2」である。
コロっとしたかわいい姿、出身?がハンガリーとちょっと神秘的な
存在だと思って興味は湧いたのだがなぜか入手する機会が無かった。
それが偶然入手してしまったのである。
このカメラ、MOM社で1954年~1962年の間に製造された
モメッタというものでこれはI型である。
レンズはYMMAR50F3.5で固定、一眼式のレンジファインダー、
小柄ながら本格的フォーカルプレーンシャッターのカメラである。
 
Mom6_20221205
フィルム装填が難しい
II型になると裏蓋脱着式になるのだがI型はバルナックライカと
同じ底蓋脱着式である。
それだけなら良いのだが、独特なボディ形状のためフィルムを
装填するのが難しい。
バルナックライカであればテレカを使えばフィルム側は加工
しなくても装填出来るが、I型は「本来のバルナック機のフィルム」
のように細長くカットしないと装填出来ない。
(注:1時間格闘した結果痛感)
ボディ形状に合わせて2ケ所カクッと曲がるので細くカットしても
引っ掛かることとボディが縦に長いのでスプロケットが奥にある
ので装填は時間をかけて慎重に行うのが良い。
ところで、このカメラコマは24x32と小さいので通常のカメラより
多く撮影出来るのだが、現像上がりはこんな感じになる。
Wed3_20221207
コマサイスが小さいだけではなくコマ間も0.5mmくらいしかない。
そのためプリント屋さんが現像上がりのフィルムをカットするのが
大変で、帰宅してスキャンするのもちょっとコツが必要になる。
  
Mom10_20221205
YMMAR50F3.5 F=1:8 1/500
 
Mom9_20221205
YMMAR50F3.5 絞り解放 1/100
撮影してみるとコンパクトなボディなので持ち歩きが楽で
操作も簡単なので撮影しやすい。
距離計窓が小さいので紅葉撮影(葉っぱにピント)は老眼には
ちょっと厳しいがF=1:3.5のレンズなのでそれほどシビアでは
ないので気にしなけばどうということはない。
レンズの描写はクセのない安定した感じでボケ味も悪くないと
思う。
 
Mom4_20221206
時代は違っても「庶民のカメラ」
今回、3台まとめて入手(一応ジャンク扱い)したものが実は
しっかり使えたことで「救出して良かった」としみじみ。
改めて眺めていて気が付いたことがある。
S-310は1972年、モメッタI型は1954年?のカメラであるが
どちらも「庶民が日常使うカメラ」である。
それで気が付くのが「普及機ではコストダウンのため汎用の
レンズシャッターを使うのにモメッタはフォーカルプレーン
シャッター」である。
この時代、ドイツでは高級機のフォクトレンダーのプロミネント
でもレンズシャッターなのである。
ハンガリーのMOM社凄い・・・で思い出した。
ポロミラーでアイレベルファインダー、世界初?のクイック
リターンミラー一眼レフのデュフレックスはハンガリーの
ガンマ社製であった。
ハンガリーがその時代高度な技術を持つ国だったことに
しみじみするのであった。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2022.12.04

ZEISS S-310

紅葉の季節もそろそろ終わり。
今年はあまり撮影していないように見えて実はそれなりに
撮影しているのだがどれからUPするか?
 
Zs3101_20221204
実は使う予定のなかったカメラ
このカメラ、紅葉撮影結果を現像に行った店に「3台セット」で
売っていたものである。
私の場合、そういう売り方のものは買わないのだが・・・
ちょっと惹かれるものとセットだったので購入。
その1台(後日)はともかくとして、2台あったカメラは
S-310というZEISSのコンパクト機である。
外観は凄くカッコいいが距離計のない「普及機」である。
使い方も判らないし「ジャンク」と書かれていたので不動だと
思ったら偶然動くことが判った。
となると使うしかあるまい!
 
Zs3104_20221204
浅い知識で撮影した結果の「悲劇」
とりあえずフィルムを入れて撮影。
なんとなく”予感”がしたので思いっきり期限切れフィルムを使って
撮影して巻き戻し・・・あれ?凄くクランクが重い!
まあ、充分に回したから・・・絶句(ち~ん)
浅い知識で使った「天罰」を久々に食らってしまった(あほ)
 
Zs3105_20221204
リワインドの方法
詳しい人に巻き戻し方法を確認。
(1)撮影終了時に巻上レバーが中途半端な位置で終わっては
 いけない(注:これが意外に難しい)
 =>正しく収納された位置にしておくこと
(2)巻き戻し時にはレリーズボタンを押し込む
 =>油断して押し方が不足するとフィルムが引っかかる
(3)巻き戻し側はクランクを起こして回すとバネが出てきて
 軸に巻き付くのだが先の注意事項を間違えるとただ
 ぐるぐる回るだけになる(悲劇)
(4)巻上/巻き戻し時は背面の赤いバーがカクカク動く
 ので判る。
 =>これが動かなくなったら終了
ああ、最初から確認してやれば良かった(反省)
 
S3102_20221203
Tessar40F2.8 F-1:8
 
S3104_20221203
Tessar40F2.8 F-1:8
目測の普及機なので「それなりの写り」だと思っていたのだが
上がりを見てビックリ!
「え!こんなに写るの!!」
ネットで検索して調べるとこのカメラのテッサーはZEISSが
きちんと自社製造したもので写りには定評があるらしい。
 
良い方に裏切られてしまった(笑)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2022.06.28

ヘクトール28F6,3というレンズ

私はかつては「大口径レンズが大好き」だった(遠い目)
まあ、それは今も変わらないような気がするが・・・
最近は暗いコンパクトなレンズが大好きである。
要するに「歳を取った」のである(さらに遠い目)
 
Hektor1_20220628
M9+Hektor28F6,3 絞り解放
このレンズ、結構前から所有しているのだが「暗いレンズ」
なのでほとんど使用していなかった。
純正フード(これは貴重)もある立派な品なのに・・・
ところが!である。
加齢の結果、軽量なバルナックタイプの出番が増えると
このレンズを使いたくなる。
で、使ってみて判った。
(1)F=1:6,3はどう考えても違う(F=1:8も怪しい)
 =>そういう意味では同時代のZeissのテッサー28F8は正直
(2)ちょっと暗い所が真っ黒(凄いローコントラスト?)
まあいいのである。
古いレンズは「特徴を生かして使ってこそ!」である。
とはいえ、銀塩でトライするのは厳しい。
ということでLeicaM9を久々に使用することにした。
猛暑の中、ご近所の円筒分水を撮影。
30分くらいで「このままではニンゲンがダメになる」と
撤退したが、写りはまあまあか?
 
さて、翌日豪徳寺周辺撮影に行く(さらに猛暑)
Hektor2_20220628
M9+Hektor28F6,3 絞り解放
 
Hektor3_20220628
M9+Hektor28F6,3 絞り解放
 
Hektor4_20220628
M9+Hektor28F6,3 絞り解放
 
Hektor5_20220628
M9+Hektor28F6,3 絞り解放
慣れてくると28mmという画角は便利である。
暗いレンズなのでデジカメと組み合わせるとISO感度設定で
使いこなしの幅が広がる。
 
Hektor6_20220628
M9+Hektor50F2.5 F=1:3.5(くらい)
 
Hektor7_20220628
M9+Hektor73F1.9 絞り解放
 
せっかくなのでヘクトール3兄弟の残り2本も使用。
こちらはまあまあ安定した写りである。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
画像の描写についてはあくまで個人の感想です。

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2022.06.15

あじさいの撮影

なんだかんだで梅雨。
 
Wed10_20220615
Leica R8 + Summilux80F1.4 絞り解放
左手のリハビリも兼ねて重量級のR8を使用した。
・・・重い。
それに加えてRのレンズx4はさらに重い。
とはいえ、やはりよく写る。
現像結果を見てよしよし・・・と思ったのだが、なにか
満足いかない感じがする。
 
Wed4_20220615
CONTAX AX + PLANAR50F1.7 絞り解放
 
Wed9_20220615
CONTAX AX + PLANAR50F1.7 絞り解放
 
Wed5_20220615
CONTAX AX + DISTAGON28F2.8 絞り解放
 
Wed6_20220615
CONTAX AX + SONNAR85F2.8 絞り解放
ウチの庭にあるあじさいを見ていて気が付いた。
「晴れた日のあじさいは元気がない」
なるほど、あじさいは梅雨の花である。
ということで、雨の日に再度撮影。
今度はヤシコンAXを使用する(そんなに重くない)
AXを使うと50F1.7や85F2.8のように「寄りが苦手」な
レンズでも花を撮影出来る。
現像結果を確認すると、なるほど花が元気である。
 
Wed7_20220615
CONTAX AX + PLANAR50F1.7 絞り解放
 
Wed8_20220615
CONTAX AX + PLANAR50F1.7 絞り解放
ついでに植物園でも撮影。
今日はヤシコンのレンズでの結果が良い。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
画像の描写についてはあくまで個人の感想です。

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2022.04.01

レクタフレックスの接写リング

私は「クラカメは使って楽しむもの」と思っている。
それなのに・・・未使用のものがあったりする(遠い目)
 
Fri9_20220401
なぜか使わずにいたもの
レクタフレックス本体もかなり長らく使わずにいたが、それ以上に
放置されていたのが「接写リング」である。
このリング、ジャンク品として購入してマウントアダプタに改造
しよう・・・としたが、作りがあまりに良いので加工出来ず。
そして・・・20年以上の年付きが経過。
カメラ本体、レンズも修理して使えるようになって数年。
せっかくなので接写リングも使うことにした。
 
Fri7_20220401
Angeniux50F1.8 F=1:4 接写リング使用
 
Fri3_20220401
Angeniux50F1.8 F=1:4 接写リング使用
桜撮影に使用すると「ちょっと近すぎるかな?」と感じた。
たぶんダメだろう(ピンぼけ、手ブレ)と思っていたのだが
現像結果は「お、いいじゃんか」
レクタフレックスの接写リング、この半分の長さのものも
見ることがあるがそちらは凄く高価。
その点、この「長すぎるリング」は安かった(さらに遠い目)
 
Fri8_20220401
Angeniux50F1.8 絞り解放
 
Fri6_20220401
Angeniux50F1.8 F=1:2.8
通常使用でも良い結果が出た。
絞り解放のグルグルボケは最高である。
今回の教訓。
「加工しないで良かった」
やはり文化財は保護しないといけない(反省)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
画像の描写についてはあくまで個人の感想です。
参考文献
クラシックカメラ専科 No.9 35mm一眼レフカメラ 朝日ソノラマ 発行
クラシックカメラ専科 No.43 Viva!イタリア  朝日ソノラマ 発行

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2022.03.02

ペトリV6を使う

国産一眼レフで使ってみたいのにず~っと買えずにいた
カメラがある。
 
Petri1_20220302
ようやく購入したペトリ
行かないはずのカメラ市で偶然見つけてしまった。
ペトリV6である。
ペトリカメラの前身、栗林製作所1907年創業で、なんと!
国内では小西六写真工業につぐ「日本で2番目」のカメラ製造
会社である。
1959年、ニコンF、キヤノンフレックスと同年にペトリペンタを
発売、その後も一眼レフを開発・販売している。
今回購入したペトリV6は1965年の製品で、その前のペンタV3の
軍艦部のデザインを変更したものである(え?それだけ!)
スペック的には平凡で1軸不回転ダイヤルの1/500~1/2、B
分割巻上は出来ないレバー巻上である。
 
Petri2_20220302
独特なスピゴットマウント
一眼レフ最初の製品、ペトリペンタはM42だったが、次のV2から
このマウントになった。
ワンタッチでレンズ交換出来て便利!
・・・かとは思うのだが、ペトリの交換レンズは少ないので
純正M42アダプタを使うケースが多かったのではかろうか?
そして、最後の製品のMF-1はM42に戻っている。
 
使い勝手は良い方のカメラなので50F1.8の写りを確認するため
さっそく撮影してみる。
 
Petri4_20220302
50F1.8 F=1:5,6 1/500
 
Petri5_20220302
50F1.8 絞り解放 1/125
普通の一眼レフなので世田谷線の撮影は楽々。
ファインダはまあまあ見やすい。
招き猫の撮影結果を見て思ったのだが、F=1:1.8くらいのレンズで
ピンを合わせたやや右の招き猫以外はストン!とボケていている
のがこのレンズの特徴だろうか?
発色は地味目。
ところでこのボディ、1/500が時々幕速が不安定になるようで
左1/4が露出不良になることがあった。
(古いボディにはよくあることである)
 
Wed2_20220302
50F1.8 F=1:8 1/250
 
Wed3_20220302
50F1.8 絞り解放 1/500
 
Wed5_20220302
50F1.8 F=1:4 1/500
曇天なのでISO200のフィルムを使用したが、やはりMax1/500
っだと少し辛い(笑)
レンズの特性なのか?ファインダの作りなのか? 白いものだと
ファインダ像がボ~っとしてややピン合わせが辛い。
(注:単に老眼という説もある)
フィルム2本使って思ったのは「意外に使いやすい」である。
そういえば、私が一眼レフを使い始めたときの参考書
「シリーズ日本カメラ17 一眼レフの使い方」の巻末にある
国産35mm一眼レフ全ガイドにはペトリも含まれているのだが
「普及品として使いやすく価格も安い」として好評価である。
その時には読み流していたが40年以上経過してそれを実感
することが出来た(笑)
 
Petri3_20220302
ペトリの謎仕様「カウンタの動くタイミング」
え?フィルムを入れないとダメなの?と思って装填してみても
動かない。
しばらく操作していて気が付いた!
「あれ?レリーズ後にカウンタが動いてる!
動作を見ていると撮影が終了するとカウントアップする。
なんで?と思ってネットで調べてみると、カウンタを動かす
レバーをミラーが復元するときに叩いて動かしているとの
ことである。
ペトリのトップカバー上を見ると意外にスペースがなくて、
通常のカメラのように巻上側にカウンタを置けなかったので
このようなしくみになったと思うのだが、知らないで使うと
結構焦る。
判ってしまえばどうということはない。
それにしても思うのである。
カウンタの「現在の数字」の意味
(1)これから撮影するコマ数
(2)撮影が完了したコマ数
なんとも微妙(笑)
で、気が付いたのである。
この仕様だと「最後の1コマの数字が出ない」のである。
問題はないがちょっと悔しいかも?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
画像の描写についてはあくまで個人の感想です。
参考文献
クラシックカメラ専科 No.9 35mm一眼レフカメラ 朝日ソノラマ 発行

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2022.02.24

PROMINENTを使う(2)

コロナ禍なので松屋のカメラ市には行かない予定だった。
しかし、結局行ってしまうダメな私。
 
Voigtlander31_20220224
PROMINENTの交換レンズ
カメラ市の会場を流すだけでいいか?と思っていたのだが
早田カメラさんで話をしているうちに棚にあったものに
気が付いた。
PROMINENTの交換レンズである。
HP更新で20年ぶりくらいにフォクトレンダーの本を読んで
その独自の仕組みを実際に体験したい!と思っていたので
ある。
ということで購入。
 
Voigtlander32_20220224
独特なマウント部
パッと見た目には「どうやって装着?」のマウント部である。
装着のこの画像の位置でレンズを入れて角度2度!程度回すことで
ロックする。
ロック部は右側のレバーだがちょっと頼りなく見えるが外れた
ことはない。
装着時にはボディ左のヘリコイドリングを無限遠にしておかないと
この爪部分に入らずにちょっと焦る。
 
Voigtlander34_20220224
フォーカシングのしくみ
フォーカシングは標準レンズ同様にボディ左のフォーカスリングを
回して行う。
ピントを合わせていくとレンズ部(画像左)とシャッターユニット
の間が狭くなっていって鏡筒本体内の機構でレンズ焦点距離の
焦点距離変換(かなり凝ったしくみ)になるのだが外から見ても
あまりよく判らない(正面から見ると内筒が動くのが判る)
 
Voigtlander39_20220224
DYNARON100F4.5 F=1:16
とりあえず撮影してみよう!ということでビドム装着で試写。
35mmは特に問題ないのだが100mmでは上下にズレてしまう
ことが多かった。
この画像(のみ)はまあまあ成功か?
ところで、フィルムは10年期限切れのISO400フィルム(けち?)
を使ったのだが劣化ナシは嬉しいのだがシャッター速度が
MAX1/500のこのカメラでは絞り値が不足しそうになって焦った。
 
Voigtlander40_20220224
PROMINENTでやりがちな失敗
試写結果はそれなりだったが100mmのズレを克服するために
キヤノン35mm/ZEISS85-135mmファインダを装着して
撮影を行った。
ところが!である。
実際に撮影しているとフォクトレンダー本にも注意書きされて
いる「PROMINENTのレリーズトラブル」を連発!
レンズシャッター機のこのカメラ、レリーズすると巻止め解除
とシャッター作動していくのだが「レリーズをとことん押し込
まないと巻止めのみ解除」になってしまうのである。
安いレンズシャッター機ならばそれでもレンズシャッターを
切ることは出来るのだが、PROMINENTは多重露出の防止の
ためなのか?作動しなくなってしまう。
そうなると1コマ無駄にして巻き上げて撮影するのだが、
撮り鉄のようなものでは上画像のように完全にタイミングずれ
の撮影になってしまう(怒)
このトラブルは「押しにくい位置のレリーズの押込み不足」が
原因で縦位置では発生しやすい。
これはなんとかしないと!
 
Voigtlander37_20220224
色々と工夫する
2回の撮影経験(失敗)を元に対策を行う。
(1)ファインダ(100mm)はニコン10.5cmを使う
(2)頻繁にファインダ交換するので脱着式アクセサリシューで
 ボディが傷つかないようにパーマセルを貼る
(3)レリーズミスについては超ショートレリーズを作成して
 押込み不足が発生しないようにする
21世紀の「ミラーレスデジのマウントアダプタ全盛期」に
超不便なこのカメラを使う工夫をする自分がエライ?
 
Voigtlander41_20220224
DYNARON100F4.5 F=1:5,6
レリーズ対策後に縦撮りすると良いタイミングで撮影可能になり
失敗コマもなくなった。
それは良いのだがVSEのような白いボディを1/500MAXの
レンズシャッター機で撮影するのは厳しい(そこか)
 
Voigtlander42_20220224
SKOPARON35F3,5 F=1:5,6
100mmの話ばかりしたが35mmについては特にトラブルは
なく「よく写るレンズだな」であった。
ここでもISO100フィルムを使用したのだが「シャッター速度が
1/1000まであったら絞り解放が使えるのに」とちょっと惜しい
気持ちになった。
フィルム3本使用してようやく使い方がマスター出来たか?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
画像の描写についてはあくまで個人の感想です。
参考文献
フォクトレンダー オフィスヘリア 発行

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2021.10.23

ウルトラマチックというカメラ

誰も覚えていないと思うが、以前このブログで困った話をした。
 
Ultra1_20211023
ウチのズーマーは無限遠が・・・
ズーマーを久々にアサペンLX?で使ったときに「このレンズ
無限遠のピンが甘いぞ」というのに気が付いた。
10年以上前に購入したものなのに今さら気が付く?
別に困りはしないのだがハッキリさせてはおきたい。
そうなると純正ボディで確認したいのだが、前出の通りで
フォクトレンダーのボディは持っていないのである。
しかもデッケルマウント機は困った問題がある。
それは「ファインダーが素通しタイプが多い」のである。
フォクトレンダーのボディで素通しでないもの
・ベッサマチックm
・ウルトラマチックCS
・ベッサマチックCS
いずれも数が少なくて入手が難しいのである。
幸運なことに、偶然某所で一応動くが・・・なのでレンズ代
でいいよ、というウルトラマチックCSを見つけたので購入。
それを使って確認した結果は「無限遠は出てない」(ち~ん)
ところで、このカメラはともかく重い。
ボディ単体で855gもある。
ズーマーが802gなので上画像の組合せにすると大変である。
 
Ultra2_20211023
フィルム装填から悩む
このボディ、露出計X、当然AEはXなのだがシャッターは動作して
いるので使ってみようということになった。
ところが!である。
ウルトラマチック「どこを操作すれば裏フタが開くのか?」が
そもそも判らない(笑)
左肩の謎のノブとツマミを操作すると巻上ノブがポコン!と
出る・・・という謎ギミックから順に謎を解いていく。
 
Ultra3_20211023
フィルム装填は楽なのだが
苦労して裏フタを開けてフィルムを入れるのだが、このカメラの
巻取り軸は優れものでフィルム先端を3コマ目くらいで折って
突起に引っかかるように差し込めば終わりである。
おお!便利!
しかし、さすがはフォクトレンダー!この状態ではスプロケットは
フリー状態で巻上が出来ないしくみになっている。
苦労して巻き戻しノブを押し込んで裏蓋を閉めないと巻上がらない
のだが「フィルムが送られているか?」は巻き戻しノブ上面の
模様がゆ~っくり回るかどうか?でしか確認出来ない。
 
Ultra11_20211023
自動リセットの逆算カウンタ
ウルトラマチックのカウンタは自動リセットである。
お!便利!と思うのだがこのカウンタ、リセットする前に
20枚(え?)か36枚か?を選んでおく必要がある。
逆算式だからなのだが、36枚撮りなのに20枚でリセットする
と20枚でストップしてしまう。
すぐに気が付けば先の裏蓋開閉をしてリセット出来るのだが、
これも先に書いたが「巻き戻しノブを上げてまた戻すのは意外に手間」
なのである。
こういう「凝っているのは判るが便利なのかそれ?」を堪能する
のがフォクトレンダーのカメラとの付き合いなのかも?
 
Ultra5_20211023
ウルトラマチックCSのファインダー
このカメラは1965年から販売されている。
ファインダーは近代的?なスプリット/マット面である。
購入したときに「マット面でもピンが見られる」と期待したのだが
実際にはボ~っと見えるだけで今一つである。
前モデルまでの素通しを止めたのは、利便性向上ではなく
TTL開放測光を可能にするためだったのか?
こうなると、同年代のカメラのファインダーはどうなのか?が
気になるので撮影してみた。 
Ultra8_20211023
コンタレックススペシャル(1960年?)
 
Ultra6_20211023
ALPA6b(1959年)
 
Ultra7_20211023
ライカフレックスSL(1968年)
 
Ultra9_20211023
ニコンF(1960年)
世間では良く見えない!と評判?のALPAのファインダーであるが
6bのファインダーは意外によく見える。
凄いと思うのがライカフレックスSLのファインダーで、受光素子が
ミラーボックス下部にあるのでミラーはハーフミラーなのだが
ファインダーは暗くはなくて見やすい。
ニコンFはフレネルの線が画像縮小のためモアレになってしまった
がアイレベルファインダーでは暗くはない。
 
Ultra10_20211023
見やすくするための地味な努力
先の通りのファインダーを老眼の私が使うのは厳しい。
少しでも見やすくするためにゴムのアイピースを付けてみた。
この後、トップカバーを外してファインダー内清掃したことも
あってまあまあ見えるようになった。
 
Ultra4_20211023
シャッター速度優先AE可能なデッケル
前モデルのウルトラマチック(1962年)からシャッター速度優先
AEが可能であったが、CSではTTL開放測光になった。
ここで気が付いたことがある。
それは「AE撮影が可能な日本の一眼レフの最初は?」である。
資料を調べてみるとクラ専No.30 アサペン特集において
ES(1971年)の説明に「世界で最初のTTL開放測光、自動露出
の一眼レフ」とあるのを見つけた。
ウルトラマチックCSは6年も前に実現していたのに・・・
考えてみると、前モデルでセレン式外光式AEだったものを
TTL化したが「デッケルマウントはプレビューが出来ない」
ので結果的に開放測光になった?のでフォクトレンダーは
「世界初の!」と言いそびれてしまったのだろうか?
今となってはどうでもいいかも?ではあるものの、世界最古の
カメラメーカーの謙虚さ?が気の毒なのでここに書いてみた。
このカメラのシンクロコンパーは、他のデッケルのようなライト
バリュー式ではないので絞り/シャッターのダイヤルが独立で
回せるので操作がしやすい。
 
Ultra12_20211023
Septon50F2 F=1:4
 
Ultra13_20211023_20211023131101
Dynarex90F3.4 F=1:5,6
私が所有しているデッケルマウントのレンズは友人の遺品
である。
こうやって「本来の銀塩ボディ」で撮影していると、派手さは
ないが味のある描写を見ることでしみじみとする。
 
Ultra14_20211023
長年解けない「謎」
ウルトラマチックCSを入手して思い出したことがある。
私は友人からレグラCTLというM42のカメラをもらった。
このカメラ、普及品が主体のレグラにしては妙にハイスペックで
シャッター速度は最高速1/2000、シンクロは1/125とミノルタ
X-1と同等の高級品である(そうなのか?)
それはいいのである。
問題は「なぜかウルトラマチックに似ている」のである。
外観だけでなく、以下の共通点がある。
(1)巻取り軸の構造がほぼ同じ
(2)巻上レバーの位置がトップカバー下
ウルトラマチックはレバー上に露出計関係のパーツがある
のでこのような形にせざる負えなかったのだが、M42の普通?
のフォーカルプレーン機(しかも設計年次は新しい)が真似る
理由はどうも思いつかない。
そういえば、シャッターダイヤルとレリーズが同軸にある
Zeiss配置(注:そういう呼び方をする人もいる)だったりする
など色々と想像させる要素は多い。
クラカメ趣味は「こういう想像(妄想)」をするのがまた
楽しいのである。 
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
画像の描写についてはあくまで個人の感想です。
参考文献
フォクトレンダー オフィスヘリア 発行

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