カメラ関係

2022.06.28

ヘクトール28F6,3というレンズ

私はかつては「大口径レンズが大好き」だった(遠い目)
まあ、それは今も変わらないような気がするが・・・
最近は暗いコンパクトなレンズが大好きである。
要するに「歳を取った」のである(さらに遠い目)
 
Hektor1_20220628
M9+Hektor28F6,3 絞り解放
このレンズ、結構前から所有しているのだが「暗いレンズ」
なのでほとんど使用していなかった。
純正フード(これは貴重)もある立派な品なのに・・・
ところが!である。
加齢の結果、軽量なバルナックタイプの出番が増えると
このレンズを使いたくなる。
で、使ってみて判った。
(1)F=1:6,3はどう考えても違う(F=1:8も怪しい)
 =>そういう意味では同時代のZeissのテッサー28F8は正直
(2)ちょっと暗い所が真っ黒(凄いローコントラスト?)
まあいいのである。
古いレンズは「特徴を生かして使ってこそ!」である。
とはいえ、銀塩でトライするのは厳しい。
ということでLeicaM9を久々に使用することにした。
猛暑の中、ご近所の円筒分水を撮影。
30分くらいで「このままではニンゲンがダメになる」と
撤退したが、写りはまあまあか?
 
さて、翌日豪徳寺周辺撮影に行く(さらに猛暑)
Hektor2_20220628
M9+Hektor28F6,3 絞り解放
 
Hektor3_20220628
M9+Hektor28F6,3 絞り解放
 
Hektor4_20220628
M9+Hektor28F6,3 絞り解放
 
Hektor5_20220628
M9+Hektor28F6,3 絞り解放
慣れてくると28mmという画角は便利である。
暗いレンズなのでデジカメと組み合わせるとISO感度設定で
使いこなしの幅が広がる。
 
Hektor6_20220628
M9+Hektor50F2.5 F=1:3.5(くらい)
 
Hektor7_20220628
M9+Hektor73F1.9 絞り解放
 
せっかくなのでヘクトール3兄弟の残り2本も使用。
こちらはまあまあ安定した写りである。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
画像の描写についてはあくまで個人の感想です。

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2022.06.15

あじさいの撮影

なんだかんだで梅雨。
 
Wed10_20220615
Leica R8 + Summilux80F1.4 絞り解放
左手のリハビリも兼ねて重量級のR8を使用した。
・・・重い。
それに加えてRのレンズx4はさらに重い。
とはいえ、やはりよく写る。
現像結果を見てよしよし・・・と思ったのだが、なにか
満足いかない感じがする。
 
Wed4_20220615
CONTAX AX + PLANAR50F1.7 絞り解放
 
Wed9_20220615
CONTAX AX + PLANAR50F1.7 絞り解放
 
Wed5_20220615
CONTAX AX + DISTAGON28F2.8 絞り解放
 
Wed6_20220615
CONTAX AX + SONNAR85F2.8 絞り解放
ウチの庭にあるあじさいを見ていて気が付いた。
「晴れた日のあじさいは元気がない」
なるほど、あじさいは梅雨の花である。
ということで、雨の日に再度撮影。
今度はヤシコンAXを使用する(そんなに重くない)
AXを使うと50F1.7や85F2.8のように「寄りが苦手」な
レンズでも花を撮影出来る。
現像結果を確認すると、なるほど花が元気である。
 
Wed7_20220615
CONTAX AX + PLANAR50F1.7 絞り解放
 
Wed8_20220615
CONTAX AX + PLANAR50F1.7 絞り解放
ついでに植物園でも撮影。
今日はヤシコンのレンズでの結果が良い。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
画像の描写についてはあくまで個人の感想です。

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2022.04.01

レクタフレックスの接写リング

私は「クラカメは使って楽しむもの」と思っている。
それなのに・・・未使用のものがあったりする(遠い目)
 
Fri9_20220401
なぜか使わずにいたもの
レクタフレックス本体もかなり長らく使わずにいたが、それ以上に
放置されていたのが「接写リング」である。
このリング、ジャンク品として購入してマウントアダプタに改造
しよう・・・としたが、作りがあまりに良いので加工出来ず。
そして・・・20年以上の年付きが経過。
カメラ本体、レンズも修理して使えるようになって数年。
せっかくなので接写リングも使うことにした。
 
Fri7_20220401
Angeniux50F1.8 F=1:4 接写リング使用
 
Fri3_20220401
Angeniux50F1.8 F=1:4 接写リング使用
桜撮影に使用すると「ちょっと近すぎるかな?」と感じた。
たぶんダメだろう(ピンぼけ、手ブレ)と思っていたのだが
現像結果は「お、いいじゃんか」
レクタフレックスの接写リング、この半分の長さのものも
見ることがあるがそちらは凄く高価。
その点、この「長すぎるリング」は安かった(さらに遠い目)
 
Fri8_20220401
Angeniux50F1.8 絞り解放
 
Fri6_20220401
Angeniux50F1.8 F=1:2.8
通常使用でも良い結果が出た。
絞り解放のグルグルボケは最高である。
今回の教訓。
「加工しないで良かった」
やはり文化財は保護しないといけない(反省)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
画像の描写についてはあくまで個人の感想です。
参考文献
クラシックカメラ専科 No.9 35mm一眼レフカメラ 朝日ソノラマ 発行
クラシックカメラ専科 No.43 Viva!イタリア  朝日ソノラマ 発行

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2022.03.02

ペトリV6を使う

国産一眼レフで使ってみたいのにず~っと買えずにいた
カメラがある。
 
Petri1_20220302
ようやく購入したペトリ
行かないはずのカメラ市で偶然見つけてしまった。
ペトリV6である。
ペトリカメラの前身、栗林製作所1907年創業で、なんと!
国内では小西六写真工業につぐ「日本で2番目」のカメラ製造
会社である。
1959年、ニコンF、キヤノンフレックスと同年にペトリペンタを
発売、その後も一眼レフを開発・販売している。
今回購入したペトリV6は1965年の製品で、その前のペンタV3の
軍艦部のデザインを変更したものである(え?それだけ!)
スペック的には平凡で1軸不回転ダイヤルの1/500~1/2、B
分割巻上は出来ないレバー巻上である。
 
Petri2_20220302
独特なスピゴットマウント
一眼レフ最初の製品、ペトリペンタはM42だったが、次のV2から
このマウントになった。
ワンタッチでレンズ交換出来て便利!
・・・かとは思うのだが、ペトリの交換レンズは少ないので
純正M42アダプタを使うケースが多かったのではかろうか?
そして、最後の製品のMF-1はM42に戻っている。
 
使い勝手は良い方のカメラなので50F1.8の写りを確認するため
さっそく撮影してみる。
 
Petri4_20220302
50F1.8 F=1:5,6 1/500
 
Petri5_20220302
50F1.8 絞り解放 1/125
普通の一眼レフなので世田谷線の撮影は楽々。
ファインダはまあまあ見やすい。
招き猫の撮影結果を見て思ったのだが、F=1:1.8くらいのレンズで
ピンを合わせたやや右の招き猫以外はストン!とボケていている
のがこのレンズの特徴だろうか?
発色は地味目。
ところでこのボディ、1/500が時々幕速が不安定になるようで
左1/4が露出不良になることがあった。
(古いボディにはよくあることである)
 
Wed2_20220302
50F1.8 F=1:8 1/250
 
Wed3_20220302
50F1.8 絞り解放 1/500
 
Wed5_20220302
50F1.8 F=1:4 1/500
曇天なのでISO200のフィルムを使用したが、やはりMax1/500
っだと少し辛い(笑)
レンズの特性なのか?ファインダの作りなのか? 白いものだと
ファインダ像がボ~っとしてややピン合わせが辛い。
(注:単に老眼という説もある)
フィルム2本使って思ったのは「意外に使いやすい」である。
そういえば、私が一眼レフを使い始めたときの参考書
「シリーズ日本カメラ17 一眼レフの使い方」の巻末にある
国産35mm一眼レフ全ガイドにはペトリも含まれているのだが
「普及品として使いやすく価格も安い」として好評価である。
その時には読み流していたが40年以上経過してそれを実感
することが出来た(笑)
 
Petri3_20220302
ペトリの謎仕様「カウンタの動くタイミング」
え?フィルムを入れないとダメなの?と思って装填してみても
動かない。
しばらく操作していて気が付いた!
「あれ?レリーズ後にカウンタが動いてる!
動作を見ていると撮影が終了するとカウントアップする。
なんで?と思ってネットで調べてみると、カウンタを動かす
レバーをミラーが復元するときに叩いて動かしているとの
ことである。
ペトリのトップカバー上を見ると意外にスペースがなくて、
通常のカメラのように巻上側にカウンタを置けなかったので
このようなしくみになったと思うのだが、知らないで使うと
結構焦る。
判ってしまえばどうということはない。
それにしても思うのである。
カウンタの「現在の数字」の意味
(1)これから撮影するコマ数
(2)撮影が完了したコマ数
なんとも微妙(笑)
で、気が付いたのである。
この仕様だと「最後の1コマの数字が出ない」のである。
問題はないがちょっと悔しいかも?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
画像の描写についてはあくまで個人の感想です。
参考文献
クラシックカメラ専科 No.9 35mm一眼レフカメラ 朝日ソノラマ 発行

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2022.02.24

PROMINENTを使う(2)

コロナ禍なので松屋のカメラ市には行かない予定だった。
しかし、結局行ってしまうダメな私。
 
Voigtlander31_20220224
PROMINENTの交換レンズ
カメラ市の会場を流すだけでいいか?と思っていたのだが
早田カメラさんで話をしているうちに棚にあったものに
気が付いた。
PROMINENTの交換レンズである。
HP更新で20年ぶりくらいにフォクトレンダーの本を読んで
その独自の仕組みを実際に体験したい!と思っていたので
ある。
ということで購入。
 
Voigtlander32_20220224
独特なマウント部
パッと見た目には「どうやって装着?」のマウント部である。
装着のこの画像の位置でレンズを入れて角度2度!程度回すことで
ロックする。
ロック部は右側のレバーだがちょっと頼りなく見えるが外れた
ことはない。
装着時にはボディ左のヘリコイドリングを無限遠にしておかないと
この爪部分に入らずにちょっと焦る。
 
Voigtlander34_20220224
フォーカシングのしくみ
フォーカシングは標準レンズ同様にボディ左のフォーカスリングを
回して行う。
ピントを合わせていくとレンズ部(画像左)とシャッターユニット
の間が狭くなっていって鏡筒本体内の機構でレンズ焦点距離の
焦点距離変換(かなり凝ったしくみ)になるのだが外から見ても
あまりよく判らない(正面から見ると内筒が動くのが判る)
 
Voigtlander39_20220224
DYNARON100F4.5 F=1:16
とりあえず撮影してみよう!ということでビドム装着で試写。
35mmは特に問題ないのだが100mmでは上下にズレてしまう
ことが多かった。
この画像(のみ)はまあまあ成功か?
ところで、フィルムは10年期限切れのISO400フィルム(けち?)
を使ったのだが劣化ナシは嬉しいのだがシャッター速度が
MAX1/500のこのカメラでは絞り値が不足しそうになって焦った。
 
Voigtlander40_20220224
PROMINENTでやりがちな失敗
試写結果はそれなりだったが100mmのズレを克服するために
キヤノン35mm/ZEISS85-135mmファインダを装着して
撮影を行った。
ところが!である。
実際に撮影しているとフォクトレンダー本にも注意書きされて
いる「PROMINENTのレリーズトラブル」を連発!
レンズシャッター機のこのカメラ、レリーズすると巻止め解除
とシャッター作動していくのだが「レリーズをとことん押し込
まないと巻止めのみ解除」になってしまうのである。
安いレンズシャッター機ならばそれでもレンズシャッターを
切ることは出来るのだが、PROMINENTは多重露出の防止の
ためなのか?作動しなくなってしまう。
そうなると1コマ無駄にして巻き上げて撮影するのだが、
撮り鉄のようなものでは上画像のように完全にタイミングずれ
の撮影になってしまう(怒)
このトラブルは「押しにくい位置のレリーズの押込み不足」が
原因で縦位置では発生しやすい。
これはなんとかしないと!
 
Voigtlander37_20220224
色々と工夫する
2回の撮影経験(失敗)を元に対策を行う。
(1)ファインダ(100mm)はニコン10.5cmを使う
(2)頻繁にファインダ交換するので脱着式アクセサリシューで
 ボディが傷つかないようにパーマセルを貼る
(3)レリーズミスについては超ショートレリーズを作成して
 押込み不足が発生しないようにする
21世紀の「ミラーレスデジのマウントアダプタ全盛期」に
超不便なこのカメラを使う工夫をする自分がエライ?
 
Voigtlander41_20220224
DYNARON100F4.5 F=1:5,6
レリーズ対策後に縦撮りすると良いタイミングで撮影可能になり
失敗コマもなくなった。
それは良いのだがVSEのような白いボディを1/500MAXの
レンズシャッター機で撮影するのは厳しい(そこか)
 
Voigtlander42_20220224
SKOPARON35F3,5 F=1:5,6
100mmの話ばかりしたが35mmについては特にトラブルは
なく「よく写るレンズだな」であった。
ここでもISO100フィルムを使用したのだが「シャッター速度が
1/1000まであったら絞り解放が使えるのに」とちょっと惜しい
気持ちになった。
フィルム3本使用してようやく使い方がマスター出来たか?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
画像の描写についてはあくまで個人の感想です。
参考文献
フォクトレンダー オフィスヘリア 発行

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2021.10.23

ウルトラマチックというカメラ

誰も覚えていないと思うが、以前このブログで困った話をした。
 
Ultra1_20211023
ウチのズーマーは無限遠が・・・
ズーマーを久々にアサペンLX?で使ったときに「このレンズ
無限遠のピンが甘いぞ」というのに気が付いた。
10年以上前に購入したものなのに今さら気が付く?
別に困りはしないのだがハッキリさせてはおきたい。
そうなると純正ボディで確認したいのだが、前出の通りで
フォクトレンダーのボディは持っていないのである。
しかもデッケルマウント機は困った問題がある。
それは「ファインダーが素通しタイプが多い」のである。
フォクトレンダーのボディで素通しでないもの
・ベッサマチックm
・ウルトラマチックCS
・ベッサマチックCS
いずれも数が少なくて入手が難しいのである。
幸運なことに、偶然某所で一応動くが・・・なのでレンズ代
でいいよ、というウルトラマチックCSを見つけたので購入。
それを使って確認した結果は「無限遠は出てない」(ち~ん)
ところで、このカメラはともかく重い。
ボディ単体で855gもある。
ズーマーが802gなので上画像の組合せにすると大変である。
 
Ultra2_20211023
フィルム装填から悩む
このボディ、露出計X、当然AEはXなのだがシャッターは動作して
いるので使ってみようということになった。
ところが!である。
ウルトラマチック「どこを操作すれば裏フタが開くのか?」が
そもそも判らない(笑)
左肩の謎のノブとツマミを操作すると巻上ノブがポコン!と
出る・・・という謎ギミックから順に謎を解いていく。
 
Ultra3_20211023
フィルム装填は楽なのだが
苦労して裏フタを開けてフィルムを入れるのだが、このカメラの
巻取り軸は優れものでフィルム先端を3コマ目くらいで折って
突起に引っかかるように差し込めば終わりである。
おお!便利!
しかし、さすがはフォクトレンダー!この状態ではスプロケットは
フリー状態で巻上が出来ないしくみになっている。
苦労して巻き戻しノブを押し込んで裏蓋を閉めないと巻上がらない
のだが「フィルムが送られているか?」は巻き戻しノブ上面の
模様がゆ~っくり回るかどうか?でしか確認出来ない。
 
Ultra11_20211023
自動リセットの逆算カウンタ
ウルトラマチックのカウンタは自動リセットである。
お!便利!と思うのだがこのカウンタ、リセットする前に
20枚(え?)か36枚か?を選んでおく必要がある。
逆算式だからなのだが、36枚撮りなのに20枚でリセットする
と20枚でストップしてしまう。
すぐに気が付けば先の裏蓋開閉をしてリセット出来るのだが、
これも先に書いたが「巻き戻しノブを上げてまた戻すのは意外に手間」
なのである。
こういう「凝っているのは判るが便利なのかそれ?」を堪能する
のがフォクトレンダーのカメラとの付き合いなのかも?
 
Ultra5_20211023
ウルトラマチックCSのファインダー
このカメラは1965年から販売されている。
ファインダーは近代的?なスプリット/マット面である。
購入したときに「マット面でもピンが見られる」と期待したのだが
実際にはボ~っと見えるだけで今一つである。
前モデルまでの素通しを止めたのは、利便性向上ではなく
TTL開放測光を可能にするためだったのか?
こうなると、同年代のカメラのファインダーはどうなのか?が
気になるので撮影してみた。 
Ultra8_20211023
コンタレックススペシャル(1960年?)
 
Ultra6_20211023
ALPA6b(1959年)
 
Ultra7_20211023
ライカフレックスSL(1968年)
 
Ultra9_20211023
ニコンF(1960年)
世間では良く見えない!と評判?のALPAのファインダーであるが
6bのファインダーは意外によく見える。
凄いと思うのがライカフレックスSLのファインダーで、受光素子が
ミラーボックス下部にあるのでミラーはハーフミラーなのだが
ファインダーは暗くはなくて見やすい。
ニコンFはフレネルの線が画像縮小のためモアレになってしまった
がアイレベルファインダーでは暗くはない。
 
Ultra10_20211023
見やすくするための地味な努力
先の通りのファインダーを老眼の私が使うのは厳しい。
少しでも見やすくするためにゴムのアイピースを付けてみた。
この後、トップカバーを外してファインダー内清掃したことも
あってまあまあ見えるようになった。
 
Ultra4_20211023
シャッター速度優先AE可能なデッケル
前モデルのウルトラマチック(1962年)からシャッター速度優先
AEが可能であったが、CSではTTL開放測光になった。
ここで気が付いたことがある。
それは「AE撮影が可能な日本の一眼レフの最初は?」である。
資料を調べてみるとクラ専No.30 アサペン特集において
ES(1971年)の説明に「世界で最初のTTL開放測光、自動露出
の一眼レフ」とあるのを見つけた。
ウルトラマチックCSは6年も前に実現していたのに・・・
考えてみると、前モデルでセレン式外光式AEだったものを
TTL化したが「デッケルマウントはプレビューが出来ない」
ので結果的に開放測光になった?のでフォクトレンダーは
「世界初の!」と言いそびれてしまったのだろうか?
今となってはどうでもいいかも?ではあるものの、世界最古の
カメラメーカーの謙虚さ?が気の毒なのでここに書いてみた。
このカメラのシンクロコンパーは、他のデッケルのようなライト
バリュー式ではないので絞り/シャッターのダイヤルが独立で
回せるので操作がしやすい。
 
Ultra12_20211023
Septon50F2 F=1:4
 
Ultra13_20211023_20211023131101
Dynarex90F3.4 F=1:5,6
私が所有しているデッケルマウントのレンズは友人の遺品
である。
こうやって「本来の銀塩ボディ」で撮影していると、派手さは
ないが味のある描写を見ることでしみじみとする。
 
Ultra14_20211023
長年解けない「謎」
ウルトラマチックCSを入手して思い出したことがある。
私は友人からレグラCTLというM42のカメラをもらった。
このカメラ、普及品が主体のレグラにしては妙にハイスペックで
シャッター速度は最高速1/2000、シンクロは1/125とミノルタ
X-1と同等の高級品である(そうなのか?)
それはいいのである。
問題は「なぜかウルトラマチックに似ている」のである。
外観だけでなく、以下の共通点がある。
(1)巻取り軸の構造がほぼ同じ
(2)巻上レバーの位置がトップカバー下
ウルトラマチックはレバー上に露出計関係のパーツがある
のでこのような形にせざる負えなかったのだが、M42の普通?
のフォーカルプレーン機(しかも設計年次は新しい)が真似る
理由はどうも思いつかない。
そういえば、シャッターダイヤルとレリーズが同軸にある
Zeiss配置(注:そういう呼び方をする人もいる)だったりする
など色々と想像させる要素は多い。
クラカメ趣味は「こういう想像(妄想)」をするのがまた
楽しいのである。 
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
画像の描写についてはあくまで個人の感想です。
参考文献
フォクトレンダー オフィスヘリア 発行

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2021.10.11

ローライSL2000Fを使う

そろそろ寝ようか?と思ったら震度5の地震・・・
揺れが収まってから家内をチェックしたときになぜか
「ローライSL2000Fは動くだろうか?」とチェックする
気になった(あほ)
3003の方は3年に一度くらいは使うのでいいのだが、こちらは
「ひょっとしたら10年くらい使ってない?」ような気がする
のでドキドキだったが、動かなかったのは3003だった。
1時間ほどあれこれやって、マガジンの設定を間違えていただけ
なのが判った(地震の後にアホすぎ)
こりゃいかん!ということでSL2000Fを使うことにした。
 
Rollei1_20211011
純正グリップとの組合せ
SL2000Fを使うときはグリップとセットである。
3003ではビデオカメラのように片手でグリップできるようになる
のだが、このタイプではどうも持ちにくい。
 
Rollei2_20211011
マガジンの使い方を再確認する
このカメラの特徴はなんといってもマガジン交換式である。
このマガジンだけでも「ちょっとしたカメラ」と同じレベルの
複雑な作りで使い方を間違えると困ったことになる。
ところで面白い話がある。
フィルムホルダーを抜くときは上画像のポジションにする
のだが、このO_Oというポジションの「読み」が不明
なのである。
マニュアル(英語、日本語)にも読みはなく、カメラレビュー誌
の解説記事でもO_O とわざわざフォントを作っている(笑)
 
Rollei3_20211011
にぎやかなカメラ上面
直観的にクイッと回せるダイヤル操作はなかなか使いやすい。
シャッター速度ダイヤルはAとXにはクリックがあるのだが
15~1/1000は「可変抵抗のようにスルスル」になっていて
1/1000の先になってしまったりして焦る。
ウェストレベルファインダーはなぜか左右逆になることもなく
見やすいのでローアングルで使いやすい。
 
Rollei4_20211011
アイレベルファインダーは独特
アイレベルは視度補正がガッツリ出来るので見やすいはず?なのだが
覗く角度(スイートスポット)が凄く限られていて少しでも斜め
になると見えなくなる。
視度補正をちゃんと合わせてファインダーを覗くと「ピンの合った
ところが浮き上がるように見える」独特な使い心地である。
おかげで28mmクラスの広角レンズでもフォーカスしやすい。
もっともアウトフォーカス部はゆらゆらして見え(個人の感想)
ることがあり、無限遠で使うときに被写界深度内にあるところも
ゆれて見えてちょっとイラっとすることもある。
 
Rollei6_20211011
Planar50F1.4 F=1:5,6
 
Rollei5_20211011

Planar50F1.4 絞り解放
 
Rollei7_20211011
フィルムスキャン結果で衝撃の事実!
フィルムスキャンをしていて「あれ?」
シャッターが残っている?コマがある。
製造後30年以上動いている奇蹟のボディなので仕方がない?
と思ったが、さらに確認すると「AEで1/1000時に縦撮り」
するとこうなることが判った。
まさか重力が影響するとは!
 
改めて「クラカメには作法がある」ことを認識。
このくらいの心遣いが出来なくては使えないものなのだ。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」であり、
各レンズの描写コメントは「個人の感想」です。
参考文献:
カメラ レビュー No.28 1983年3月 朝日ソノラマ 発行

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2021.09.29

PROMINENTを使う(1)

今月は「長らく使っていなかったカメラを使う活動」である。
(そうなのか?)
ニッカIIILとヤシカYFも使って「これで使っていないカメラはない」
としみじみしていたが・・・
自分のカメラのHPの目次を見ていて気が付いた!
「おいおい!Voigtlanderが無いぞ!」
 
Prominent1_20210929
まったく忘れていたPROMINENT
デジカメの時代になってからはちょっと聞かなくなってしまった
フォクトレンダーは創業は1756年(モーツァルト生誕年!)と
世界最古のカメラメーカーのひとつである。
双眼鏡や顕微鏡などの光学製品を製造していたが1841年には
総金属ボディ/数学計算に基づく設計のレンズを装備した
カメラを作成している。
そのようなメーカーなので私もかつてはビテッサを使ってはいた
ものの今では手元にボディは無い・・・と思っていた。
ところが!思い出したのである。
「ノクトン50F1.5といっしょにボディを買ったはず」
捜索すると出て来た!(あほすぎ=>自分)
プロミネント1型である。
このカメラは1951年発売になった戦後フォクトレンダーの
最新カメラである。
 
Prominent2_20210929
0番シンクロシャッターを装備
特徴的(なことが多すぎのカメラだが)同年代のライカや
コンタックスがフォーカルプレーンシャッターであるのに対して
プロミネントは大型の0番シンクロコンパーを使用した
ビハインドシャッター機である。
シャッター速度は1/500~1、Bでこの方式のおかげで全速
シンクロである。
制約の多いこの方式の標準レンズはノクトン、ウルトロン、
カラースコパーの3種であるがノクトンは(一部の例外はある)
他のボディで使用したものはない。
(私はノクトンが欲しかったのでプロミネントを所有している)
 
Prominent3_20210929
特徴あるフォーカシング方式
凝り過ぎメーカーのフォクトレンダーなのでフォーカシング
機構だけでも「言葉で説明出来ない」くらい複雑である(笑)
ボディ内にあるシンクロコンパーを取り付けてある
フォーカシング・ユニットを押し出すピンをカムを動かす
ためのダイヤルは巻き戻しダイヤルと同軸に配置されている。
これを回してフォーカシングする操作はちょっとコツがいる。
コツといえばシャッター速度設定も1/500だけは「巻上前に
セットしないと入らない」という「知らないと故障かと思って
凄く焦る」ものもあり、クラカメは「作法が大事」であることを
思い出させてくれる。
 
作法が他にもいっぱいあるのでフォクトレンダーの書籍を
久々に読みながらちょっとワクワクする。
さて、いよいよ撮影である(ちゃんと動作するか?)
 
Prominent4_20210929
Nokton50F1.5 F=1:8
プロミネントは0番シャッターを使っているためか?大柄な
ボディで大きな巻上ノブの先にある小さなレリーズが押しにくい。
そのため撮り鉄しようとするとレリーズのタイミング(間合い)
が難しい。
3コマほど失敗したがどうにか撮影出来た(笑)
 
Prominent5_20210929
Nokton50F1.5 絞り解放
 
Prominent6_20210929
Nokton50F1.5 絞り解放
 
Prominent7_20210929
Nokton50F1.5 F=1:2.8
マウントアダプタでライカやデジカメで使っているのでノクトンが
「解放から良く写るレンズ」なのは判ってはいるのだが、こうして
純正ボディで銀塩撮影してみても「ああ、やはりいいな」と
しみじみ思う。
さすがはフォクトレンダーである。
スキャンして判ったのだが、このシャッターは1/500と1/250は
なんとか使用出来るもののそれより低速は遅くて露出が不安定
であった。
なんとかフィルム1本撮影出来て良かった。
  
Prominent8_20210929
同時代のライバルと
使用して思うのは「ともかく重い」である。
実測してみると924gであった。
同時代のライカIIIfにSumarit50F1.5を装備すると742g
スペック的にはライカの方が上、レンズのバリエーション
(過去資産も含めて)圧倒的ライカ優位ではあるものの、
フォクトレンダーのレンズの素晴らしさ、そして「存在感」
は捨てがたいものがある。
フォクトレンダーのカメラボディが欲しい!(遠い目)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
画像の描写についてはあくまで個人の感想です。
参考文献
フォクトレンダー オフィスヘリア 発行

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2021.09.25

出番の少ない?クラカメで撮影(3)

実はミランダよりこちらが先だったがなんとなく順番逆転。
 
Kare1_20210924
意外に出番が無かったこの2台
カードンとリードは10年以上所有しているカメラである。
レンズは先行して入手していたのだが、資金難によりボディは
後になってしまった(遠い目)
その頃はちょっと忙しくて使う機会が無かった。
 
Kare2_20210924
Ektar47F2 絞り解放
 
Kare3_20210924
Ektar47F2 F=1:4
 
Kare4_20210924
Ektar47F2 F=1:5,6
カードンは購入時から距離計のハーフミラーが劣化していたので
エクターを絞り解放で使うにはどうか?と出番が無かった。
10年以上経過して「これでは気の毒」となって距離計修理を
含めたオーバーホールを済ませたものの、今度はコロナ禍で
1年出番が遅れてしまった。
このカメラはLeicaIIIaを参考にしている?ので距離計と
ファインダーの間が離れているタイプで寒冷地で手袋をして使う
ためにレリーズと巻上ノブに特徴がある。
構造そのものはバルナックライカと同じなので特別なコツなどは
ないが、操作感はライカとはそれなりに異なるのが楽しい。
エクターも久々に使ったが良く写るレンズである。
 
Kare5_20210924
Tayler-Hobson50/f2 絞り解放
 
Kare6_20210924
Tayler-Hobson50/f2 F=1:5,6
 
Kare7_20210924
Tayler-Hobson50/f2 F=1:8
同じバルナックコピーでもリードはIIIbを元にしているので
カードンより近代的に感じられる。
メッキも綺麗、操作感もスムーズで「さすがはイギリス」と
感心する。
テイラーホブソンの50F2はボディ同様外観の仕上げが美しくて
使うのを躊躇っていたが今回使ってみるとカッチリ写る良い
レンズだと改めて思う。
 
同じ時代にバルナックライカを元にしているのに、国が違うと
結構違うものなんだなとにやにやしてしまう。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」であり、
各レンズの描写コメントは「個人の感想」です。

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2021.09.22

出番の少ない?クラカメで撮影(2)

猛暑が終わるのを待って使うクラカメがある。
 
Mira1_20210922
猛暑に弱いカメラ
「早く猛暑が終わって欲しい」と出番を待っていたカメラ。
それはミランダTである。
なぜか?というと貼り革が凄く弱くて汗で湿気ると表面が
剥がれてダメになってしまうからである。
クラカメというのは「結構気を使う」のである。
もう一つ理由があって、それはシャッター速度が1/500までしか
ないことがある。
自動絞りがない一眼レフを使う場合、撮影する際は「絞りを
実絞りにセットして被写体を待つ」のであるが、ピーカンの
天気では(ISO100を使っても)1/500でF=1:11なので
「真っ暗な中を何かが接近してくる」のを撮影するように
なってしまう。
若い頃はそれでも平気だったが歳を取ると暗いところで動く
ものを見るのが辛い(涙)
そのため「雲が多いがちょっと晴れ間」の天気を狙うことになる。
 
Mira2_20210922
Zunow50F1.9 絞り解放
 
Mira3_20210922
Zunow50F1.9 F=1:5,6
この2枚、実は2回目の撮影のものである。
1回目は久々に使ったので老眼で絞り解放でピンが合わせにくく
ズノーのプリセット絞りの操作もうまくいかなかった。
複雑な操作などいっさいないシンプルなカメラなのだが、
シンプルさゆえに?(いや老眼ゆえに)慣れるにはどうしても
使って覚えないといけない。
 
Mira7_20210922
一回目の失敗した例
この日はまあまあの快晴だった。
そのため1/500で絞り解放でピン合わせ=>F=1:4に絞るのだが
そんなことをしている間にカモの1羽がこちらに寄って来てしまい
「おいおいジ~っとしていてくれい!」の図である(笑)
動物をプリセット絞りで撮影するのは慣れが必要である。
 
Mira4_20210922
初めてExアダプタを使う
今回、20年近く前に購入しておきながら使っていなかった
ミランダのアダプタを使うことにした。
M42用とEx用を持っているのだが、前者は外バヨネットを
使うのでボディに傷がつく?かもしれないで止めた。
(慎重派?)
このアダプタ、レンズ側のピンをカバーする形になっている
のでKomuraのピンがちょっと外気味になっているので
Angeniux90F1.8と135F3.5しか装着出来ず。
 
Mira5_20210922
Angeniux90F1.8 絞り解放
 
Mira6_20210922
Angeniux135F3.5 F=1:5,6
135mmの方は「あれ?ファインダでは見えなかった小田急の
オーバーパス(上方)が入っている」
ミランダの視野率はContax Dよりは良いと思うのだがそれでも
80%くらいなのだろうか?
ま、そういうことをフィルムスキャンしてから考えるのも
楽しいことなのである。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」であり、
各レンズの描写コメントは「個人の感想」です。

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