鉄道模型(全般)

2025.01.01

謹賀新年

Tue1420241231
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

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2024.12.12

珊瑚模型のDD54

2024年もあと1ケ月を切った。
工作の〆や来年の計画などしているところである。
(クラカメで紅葉撮影もまとめないとなぁ)
 
Wed620241211
ウチのDD54
先日、DD54の書籍が出た。
なかなか興味深い内容なのでじっくり読んでしまった。
ウチにはDD54が3両ある。
・珊瑚模型のDD54:なぜかDCC化してある
・エンドウのDD54:普通にDC仕様
・造形村のDD54:ESUのデコーダでDCCサウンド化
珊瑚模型のDD54の話はこれからするのだが、造形村のDD54の
話は以下の記述があった。
 
Wed720241211
珊瑚のDD54を分解整備
せっかくDD54の本を読んだので「一番実車っぽい」珊瑚の
DD54を動かしてみることにした。
裏側から見ると中間台車前にギアボックスで軸を落として
両側にシャフトが通っていて「いい感じ」である。
久々なのでモータ軸に注油・・・ん?
これどうやってボディ開けるんだっけ?(呆然)
 
Wed820241211
実車っぽい動力が面白いのだが
とりあえずそれっぽいネジを外す。
ステップ、カプラーを外してもビクともしない(う~ん)
長い方のシャフトの燃料タンクを外して中間台車押さえ板を
外すと中間台車外側枠を止める段付きネジがある。
それを外したらようやく車体が外れた(疲労感)
 
Wed920241211
モータ軸に油を差したいだけなのだが
車体が外れたので中を見るとこんな感じ。
購入したときは「前オーナーが完全に絶望して放棄」だったので
そこから相当に苦労して完成させたのだが、そのときにモータは
EN22にしたようだ(おぼろげな記憶)
なぜだか判らないがDCC化してある。
それはいいのだがモータの軸のメタルが見えない。
ギアボックスと床板に固定する金具があるのだが、これどうやって
外すんだっけ?(絶句)
 
Wed1020241211
結局「全バラシ」になる
モータ軸に注油するだけなのにギアボックスを床板から外す
のだが床板に固定する金具がジャマしてなかなか外れない。
なんとか苦労して外したら前台車も分解することになり
結局「全バラシ」になってしまった。
そこで思ったことがある。
DD54の本にはDD54採用の目的として「1エンジンにすれば
DD51の2エンジンより整備の手間が減る」という意図が
あった?ということが書いてある。
しかし、実際はV16/ギアトレインのDOHC/6バルブの
エンジンにメキドロ式変速機でDD51よりも何倍も整備が
大変になった、と書いてある。
なるほど、珊瑚模型さんは「模型で実車の苦労を伝える」のを
意図して製品化したのか!(違うから)
 
Wed1120241211
ようやく動いた
整備を済ませて組み立てるのだが「バラすときに逆」をやれば
とはいかない。
台車のセンターピンは絶縁材x2を上からネジで止めるのだが
短いシャフトの方はモータ+ギアボックスを固定/台車の
センターピンをネジ止めするとシャフトが入らない(絶望)
ネジは普通に2mmネジで絶縁材は平たい円盤なのでシャフトを
入れながらセンターピン固定するのは「手が3本欲しい」
作業になる(う~ん)
長いシャフトの方が入れやすいのだが、普通に台車のセンター
ピンを止めてシャフトを入れるとテスト駆動するとシャフトが
抜けて落ちてしまう。
う~ん、こんなところも「実車を再現」なのか?
燃料タンクを付けると抜けないようになっているのだが、
今度は中間台車の外枠が入らない(絶望x2)
燃料タンクを外して台車を思いっきり振るとシャフトが
外せるので台車枠を入れて段付きネジで固定。
その後で逆の手順でシャフトを入れて燃料タンクを固定。
中間台車を入れて線バネを入れ、押さえ板を付けると
やっと組立て完了である。
組立時にDCCは解除して普通にDC仕様に戻した。
結局、元に戻すのに1時間・・・(呆然)
走行させると動作音大きく快調に走行した(遠い目)
 
こう書くと「実車同様に短命な製品」だった?と思う人が
いるかもしれない。
実際はそんなことはなく、何度も再生産されたロングラン
商品だった(笑)
この複雑で「動かすだけでも大変」な動力は6次型が
発売になった頃には普通の縦型モータの各台車駆動になった。
それにしてもこのDD54はいつ組んだもの?と調べてみた。
2001.8.27 組みかけの品を購入して塗装剥離
2001.9.1 プラ製のフィルタを真鍮で自作
2001.9.3 モータをEN22に交換
2001.9.6 床板改造(穴塞ぎ)
2001.10.25 塗装
2001.11.4 仕上げ(完成)
2005.10.1 DCC化
模型日誌には文字の記載しかなく、写真も画像もないのだが
きっと苦労したんだろうなぁ(遠い目)
 
寄り道してしまったが鉄模社ED56をなんとかせんと!
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2024.05.22

カツミの581系

鉄模社のロコとの闘いは続くのだが、たまには違うものを
やって気分転換をしよう!
 
Tue6_20240521
動力車を直す
ある日、パーツと素材を買いに行くと委託コーナーに
581系のセットがあった。
私の世代は旅行で寝台を利用すると581系や583系に乗った人が
多いのではないか?
あの狭い上段、中段で横になりながら「いつかは下段(広い)」
と思っていたのだがとうとう果たせず(無念)
実車では夢を達成出来なかったので「それならば模型を」と思い
ながらようやく実現することが出来た。
一応完成品購入なのだが、初期製品(ということは30年以上前)
なのでガッツリ整備が必要であった。
まずは動力車を直すのだが、私には見慣れたインサイドギアで
動力関係は洗浄、モータ交換、ウォームギア交換(2:16)
などの整備を行った。
 
Tue9_20240521
走行テスト
ウェイトは1個減らして自重439gになった。
当たり前だがテスト走行は問題なし。
 
Tue7_20240521
クハネとサハネ
続いてトレーラー車両の整備。
窓ガラスは全て交換。
台車塗装はモハネと同様。
サハネが屋根の一部が凹んでいたので裏側から叩いて直した。
・クハネ:281g
・サハネ:235g
床板が分厚い鉄板(う~ん)、床下機器がホワイトメタルなので
凄く重い(う~ん)
 
Tue8_20240521
サシも修理
こちらも同様の整備(屋根の凹みも)
自重276gと重いのは水タンクの多いホワイトメタルの
床下機器のせい?(涙)
 
Tue10_20240521
意外にもこの時代の車両が好き!
修理を終わって運転スペースで走らせてしみじみとする。
ついでにこれまた古い前面がダイキャスト(遠い目)の
181系も軽整備して運転する。
 
私が古い車両の工作が多いので新しい?電車に興味がないと
思われがちなのだが、実際はこの時代の電車と気動車も好き
なのである。
やはり「実車で実際に旅行したことがある」というのは、
模型に対しても愛情が湧くのだろうか?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2023.12.31

2023年の趣味活動(遠い目)

2023年も終わりなので活動を振り返ってみる。
 
1.クラカメ関係
Toshi20231_20231231
なんだかんだとクラカメを使ってきたのだが「プラウベルマキナを
使ったことがない」と気が付いた。
そんなとき松屋カメラ市でどうにか購入出来る価格でマキナIIsを購入。
超マイナーなアイテムなのでネット上にも使い方などの情報はなく
交換レンズの使い方(テレマキナのピント合わせなど)に手間取ったが
どうにか撮影出来るようになった。
 
2.鉄道模型
(1)路面電車とレイアウト
Toshi20232_20231231
路面単線レイアウト
複線レイアウトが色々とあって停滞しているときに、その予備資材を
使って作成したのがこのレイアウトである。
住宅街側のストラクチャー作りにさんけいのキットを使うことで
スピードアップすることで珍しく短期間で完成した。
このレイアウトを作った目的の中に「クロス(90度)の架線」の試作も
あったが特にトラブルもなく成功したのは嬉しかった。
 
Toshi20233_20231231
路面複線レイアウト
2019年に着工したものの、まずはポイントの開発に手間取り、次は
架線関係の技術的問題(複線なれではの)に時間を取られた。
どうにか設備関係がなんとかなっても、建物を配置しようとすると
真ん中のスペースが狭い(R140の内側)という落とし穴!(あほ)
どのような建物が良いか?とあれこれ作るものの今イチ感が続いた。
結局、こちらもさんけいのアパート1を使うことでそれなりの感じ
(昭和40年代くらい)になったので一応完成となった。
 
路面電車はレイアウトだけ出来てもどうにもならない。
車輛側の関連技術もそれに合わせて解決していった。
 
Toshi202313_20231231_20231231150901
架線クリーニングカーと専用レール磨き
架線集電をするようになると当然だが架線が汚れる。
脱着式架線なので外して磨けばいいのだが、いちいちそれを
やるのは手間である。
そこでシングルアームパンタを参考にして架線クリーニング
装置を作成した。
単純な構造にしたのが幸いして、紙ヤスリ/接点クリーナーを
交換式にしたので凄く便利になった。
それに合わせて、架線下のレールを磨くためのクリーニング棒も
作成することで、マメにレールも清掃出来るようになった。
 
Toshi20234_20231231
集電装置の標準化
架線集電とDCCサウンド対応を開始するために「集電装置の
取付方式の標準化」を行った。
同一車両でも用途によっては違う集電装置を使えるのが
便利だからである。
あれこれ検討した結果「すべての装置は2φネジ固定」に統一する
ことでどの車両でも自由に集電装置が選べるようになった。
 
Toshi20235_20231231
ダルマヤ動力の整備
'90年代の路面電車の動力装置はダルマヤの動力が大半である。
キドマイティにちょっと手こずりながらもDCC化して使って
いたのだが、今となっては走行性能が見劣りしてしまう。
ということで動力装置の全バラシ整備と最新のモータへの交換を
実施した(現状では15両くらいが対応済)
 
Toshi20236_20231231
DCCサウンド
動力/集電装置の整備をしながらDCCサウンドを搭載するのだが
2003年までは2ケタまでのデコーダなのに遠い目になった。
DCCサウンドについてはDigitraxのSFXシリーズを使うのだが
最新のSFX006やSDH166Dにサウンドデータがローディング
出来ずに停滞していた。
そこでTP260に最新版のSoundLoaderと修正パッチを当てて
どうにかSDH166Dが使用可能になった。
KATOの小型コネクタが生産終了してしまったので、秋葉原で
一回り大きいコネクタ(涙)のキットを購入して路面用の標準と
して使用することで搭載を続けている。
(現時点で10両がDCC化)
 
(2)軽便鉄道
Toshi20237_20231231
ターンテーブル開発(ゴムベルト式)
トラバーサに続いて小型レイアウトで使用可能なターンテーブルの
開発を行った。
以前、クラッチ式のものを作成したものの動作が今イチなので、
あれこれ違う方法を試した結果、大昔に父がオープンリールデッキを
自作(そういう時代だった)しているときにベルトドライブの話を
していたのを思い出して秋葉原の千石電子でベルト、プーリー、
ギアードモータを購入。
ゴムベルトの引っ張り方とプーリーの支持方法の試行錯誤にかなり
時間がかかったが、安定して動作するものが出来た。
 
Toshi20238_20231231
味噌汁軽便レイアウト
ターンテーブルだけ作っても仕方がない(笑)
それを活用して単端を使うレイアウトを作ることにした。
祖師谷軽便鉄道のプランを単純化して方向転換はターンテーブルに
任せるという「この大きさ(600x450)でダブルターンテーブル」
という豪華な仕様のレイアウトとなった(笑)
 
Toshi20239_20231231
水表現
新レイアウトでは「川を入れたい」と思うものの、味噌汁軽便
レイアウトが小さくて入らない!
悩んだ末に角に「別に作った川を貼る」という大胆な手法?で
川を入れた。
今回からディープウォーターを使用しているのだが、せっかく
使うので「水表現をとことんやろう」と川だけでなく海や
滝なども作成して技法を確認した。
 
(3)車輛工作
Toshi202310_20231231
単端充実
味噌汁軽便レイアウトに合わせてMW井笠ジ5x3両を組んだ。
同一車種だけでは寂しいので珊瑚の沼尻ガソのモータ交換と
猫屋線のガソにKATOの新動力装置を組み込むことで、
寂しかった単端勢力が充実した。
 
Toshi202312_20231231
軽便車両のDCCサウンド(サウンドカー)
軽便車両は小さいのでサウンド装置の内蔵が難しい。
そのためトレーラー側にサウンド装置を搭載するのだが、
集電性能の悪さから音切れして今イチであった。
あれこれ工夫しているうちに「KATOのNゲージ用軸受と
中空車輪を使ったらどうか?」と試したらあっさり解決!
サウンド問題が解決したので、デコーダ搭載のロコを増やし
南筑のブタさん(焼玉エンジン)もサウンド対応が可能になった。
(DigitraxのSounder(SL、DL)を再生産して欲しい)
 
Toshi202311_20231231
いさみやの豆タンク
車輛関係が軽便と路面電車だけ?となりそうな2023年だったが
なんと!何十年も前に頓挫していたいさみやの豆タンクが
製品化されたので組んでみた。
小形ロコなので少し苦労したが設計が良いので、走行性能は
極めて良好である。
 
さて、来年はなにをやろうか?
  
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2023.10.22

いさみやの豆タンク(8)

色々とあって塗装が遅れてしまった。
ようやく塗装をするのだが「私は塗装が苦手」である。
そのことで見事にトラブル発生!
 
Mame1_20231021
見事に失敗
いつものようにカラープライマー(黒)で吹付塗装開始!
う~ん、ちょっとゆず肌気味?と思ったのだが、作業を
進めていくうちにあることに気が付いた。
「あ!コールバンカーがざらざらだ!」
コールバンカーはホワイトメタル(鋳物)なので、ちょっと
ペーパーをかけておいた。
塗装中に#1000のペーパーをかければいいか・・・と思って
いたのだが、鋳物肌がガッツリ出てしまい、ペーパーを
ちょっとかけたくらいでは消えないではないか!
さらに水タンクのパーティションラインも軽くヤスった
くらいでは全然だめ・・・
う~む、いい加減な作業をしてしまったぜ(ふっ)
諦めてシンナー浴で塗装を剥がした。
その後、#600~#800で丹念に磨きをかけた。
 
Mame2_20231021
ラッカーに変更
2度目の塗装ということで、久々にエッチングプライマーと
黒ラッカーで塗装することにした。
今回も塗装肌は今イチだったがどうにか塗装終了。
ホワイトメタルパーツの肌については、接着した後での
磨きなので少し不満が残った。
このロコ、上画像のように各部を分けて塗装出来るので
蒸気ならではの塗りにくさは緩和されるのだが、水タンク
はキャブ前取付側に突起を付けて、キャブ側は穴をあけて
おいて塗装後に貼る方式だともっと良かったかもしれない。
(注:個人の感想です)
 
Mame3_20231021
組立開始
ロッド機は「快調に走るものを分解すると組むのが面倒」である。
未塗装段階であれこれ調整したものをまたやるからである。
動輪を入れてロッド類をシリンダに入れるためには当然
シリンダブロックを固定しないといけない。
このキットではサドル-カプラー-ボイラーの固定ネジで止める
ので下回り単体時ではフラフラして作業出来ない。
そのためナットで締めて作業を行うことになる。
組んでいるときにシリンダブロック固定ネジを別に付けようか?
とも思ったがカプラーがあるので難しい。
いっそ、カプラーを非絶縁のロスト製にしてみるか?と思ったが
結局オリジナルのままになった。
バルブロッドの固定と集電ブラシも同一のネジで、これも組立時に
やりにくいので別ネジに・・・も断念した。
そういえば、組んでいるときに動輪押さえ板をウェイト無しで
固定出来る構造にしたい、と考えたこともあった。
不便を感じつつ「結局その構造しかない」というのは小型ロコ
あるある!なのかもしれない。
「知恵の輪的構造」は小型ロコの設計者の苦労の結果かも?
 
Mame4_20231021
絶縁強化
前回の走行テスト時には「ショートしていないか?」の
確認も行っている。
牽引力測定は「運転時に使える車両(重量)の確認」だけでなく
「DCC化時ショート問題」の確認も兼ねている。
ショートの発生は負荷をかけて行わないと意外に発見出来ない
ことは20年以上DCCを使用していの教訓である。
豆タンクにおいてはパックのメーターを見ていると、微妙に
ジョートしている?ことが散見された。
ということでセル板を集電ブラシ周辺に貼ってある。
バルブロットガイドが使っているうちに集電ブラシに接触しそう
なので細くカットして貼るのに苦労した。
 
Mame5_20231021
前からの姿
 
Mame6_20231021
後ろからの姿
色々あったがようやく完成。
このロコ、キャブ側面の窓はガラスがあると使いにくい?と
思うのだが、それなら引き窓枠がある?などと考えたものの
結局窓セルを貼ってしまった。
蒸気機関車の組立をやっていると、どうしてもエッジが立った
部分の塗装がチコっと剥げてしまうことがある。
(注:私だけかもしれない)
前からの画像でキャブ庇の角が微妙に剥げてカラープライマーで
補修したのが少し目立ってしまった(遠い目)
屋根の曲げ後についても塗装により少しバレてしまった。
まだまだ腕の未熟さが目立つ結果になってしまった(反省)
 
Mame7_20231021
走行テスト
完成したので自宅運転スペースで走行テスト。
貨車を出してきて運転すると「凄く小さいロコだなぁ」
しみじみ思った。
実物が動いているのを見たら感動するだろうなぁ(遠い目)
 
なんだかんだで苦労の多い・・・いや、自分の老眼と
技術の低さ(工作+塗装)を実感するのであった。
まだまだ修行である。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2023.10.08

いさみやの豆タンク(7)

私が作成する16番の動力付き車両(キット組み)は「あの儀式」を
済ませないと塗装の工程に進めない。
そう!走行テスト(牽引力測定)である。
 
Sun7_20231008
牽引力測定を行う
いさみや2階のレイアウト(2%勾配あり)においてまずは長距離?
走行テスト。
基本設計+部品精度が良いからか?極めて静粛にスムーズに
周回をしたのにちょっと喜ぶ。
10周ほど試し運転したが特に発熱もない。
さて、次は牽引力測定である。
自重71g(キット仕様のままで補充なし)の小型ロコである。
ウェイト貨車は100g、200gを使用する。
(後で考えたら400gもやれば良かった?)
 
Sun5_20231008
200g貨車を牽引して2%勾配を登る
100gについては牽引している気配すら感じさせず登坂(笑)
勾配途中からの牽き出しも問題なし。
200gは正直「途中で止まるかなぁ」と思いながらテストした
のだが、結果は連続走行ではなんということもなく登坂。
さすがに勾配途中からの牽き出しは無理だった。
 
Sun8_20231008
300g貨車によるテスト
300gについては平坦部ではなんといういことなく走行。
2%勾配についてはいいところまで登坂したが、最後の難関
(3%勾配?)で停まった(無念)
 
テスト終了後、車輪とロッドピンについて確認したが緩みなし。
モータの発熱もほとんどなし。
 
軽便のコッペルくらいの大きさ(模型的にも)のロコとしては
優秀な結果であった。
さて、塗装するか(笑)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2023.09.28

いさみやの豆タンク(6)

ようやく大きな工作が終わった(はず)
完成に向けて細かい工作をこなす。
 
Mame1_20230927
煙突のタップ切り
煙突と座をどうやってボイラーに止めるか?
少し考えた結果、1.4φネジを煙突側に切ることにした。
 
Mame2_20230927
煙突をボイラー内からネジ止め、シリンダブロックからも
1.4φネジで固定する。
下側のネジは普通の蒸気キット同様に板をハンダ付けして
タップを切った。
 
Mame3_20230927
キャブ取付板
説明書によるとキャブ取付板のネジ間隔が間違っているとの
ことで指定の方法で板を付けてネジ穴を開けた。
やってみて判ったのだが、普通にネジ止めすると微妙に
センターに来ないことが発覚(ち~ん)
結局、台枠側の穴を1.6φの長孔にすることで解決。
(古典的手法?)
 
Mame4_20230927
カプラー取付
添付のカプラーを改造して使えるようにした。
シリンダブロック下に入る部分は大胆にカットしないと
入らなかったが、これだと絶縁にならない?と思ったが
気にしないことにした(おおらか)
 
Mame5_20230927
ようやく接着
キャブ手摺/ドアノブを付けてハンダ付けは終了!
これでようやくホワイトメタルパーツの接着である。
ああ、これで完成だ!・・・あ!キャブ下ステップを
付けてない(呆然)
 
Mame1_20230928
ボイラー取付ネジは1.7φにした。
取付部分(通常の前面板部分)はt0.2しかなくてネジの
頭だけで止めると歪んでしまうのでt0.4の板で裏打ちを
して補強した。
(もっと広く補強を入れるべき?)
 
Mame2_20230928
ステップ取付
洋白帯板を曲げて板を簡易治具にしてハンダ付けした。
 
Fri3_20230929
キャブ内に裏打ち
サイドタンクを付けて気が付いたのだが、ロコを手で
持つときにサイドタンクを持つと前妻がペコッと歪むことが
判った。
これは精神衛生上悪いことなので、t0.3の板を接着して
補強を行った。
 
Mame3_20230928
どうにか組立を完了。
塗装は軽便祭の後にやるとして「あの儀式」を済ませないと!
(次回に続く)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2023.09.27

いさみやの豆タンク(5)

下回りの工作の次は上回りである。
私はこのキットを見たとき「このキャブは」とちょっと警戒して
はいたのだが・・・
 
Mame1_20230926
曲げる前に寸法確認を行う。
説明書によると窓上1.5mmの位置からキュッと曲げて
そこから緩やかにカーブしていくことになっている。
こうやって眺めると判るがキュッと曲った肩の部分が
側板の延長でなく庇部なので曲げのときに咥えることが
出来ない。
う~む、ちょっと嫌な予感・・・
 
Mame2_20230926
悩んでいては進まないので説明書の通り万力に咥えて
曲げてみた。
う~ん、やはり肩のキュッとした曲げが出ない(う~ん)
ま、ここまでは予想してはいた(けどショックではある)
さて、ここからは「長年やってきた技(ゴマカシ?)」の
腕を見せるしかない!
 
Mame3_20230926
角材を使って微妙な曲げをする。
この作業と並行して大きな丸棒で屋根のカーブを付けたり
しながら緩くカーブを曲げていく。
ある程度曲がるのだが肩のキュッは出ない(そりゃそうだ)
庇部分もまっすぐのままである(う~ん)
 
Mame4_20230926
こうなったらと真鍮板を使って微妙に肩を曲げていく。
t0.8の真鍮板x2枚を微妙に使って庇部分を含めて肩のキュッを
付けていく。
 
Mame5_20230926
かなり苦労してなんとか妻を付け始める程度に曲げた。
終わってから気が付いたが、このキットはt0.4の真鍮板に
抜きが出来るくらい深くエッチングをかけている。
ならばエッチングで掘り下げた部分(通常の面)はt0.3
だろうと”いつもの調子で”曲げに入ったのが失敗であった。
厚さを計測するとt0.2で場所によってはそれより薄い?
くらいであった。
考えてみれば、手に取った段階で薄い!と思ったのだが
その感触から確認しなかったのは失敗であった(無念)
昨今の繊細なキットは私には向かないのだろうか?
それはともかく、真ん中を仮止めして妻のカーブに
カーブを合わせてハンダ付けの準備を済ませる。
 
Mame6_20230926
キャブが小さいので手持ちで仮止めして組む。
前の妻はそれでもなんとか固定出来た。
問題は後ろの妻である。
ドアの抜きがあるため側面は「t0.2の1mm無い帯板」に
なっている(う~ん)
そこを指で摘まんで妻を仮止めしようとするとグニャっと
曲がって「強烈な絶望感」に襲われることになる。
その毎に歪みを修正してまたやると・・・である。
どうにか克服してドアを付けるのだが、ドア下がネジ固定の
折り曲げになっているので治具が使えない!
仕方なくピンセットで位置決めするのだが、ここでまた
細い側面が曲がる・・・(虚脱感高し)
 
Mame7_20230926
苦闘の末、どうにかキャブ組み終わった(虚空)
ようやく真ん中を正式に接合する。
 
Mame8_20230926
ボイラーを丸める
径は10mmなので、長年使っているベンツのバルブを
使って丸めていく。
蒸気機関車を組んでいると「硬い丸い棒」をいっぱい
もらっておくと吉である。
 
Mame9_20230926
ようやくここまで出来た。
力尽きてしまったので今日はここまで!
 
山場は超えた?が上回り工作は続く(ち~ん)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2023.09.25

いさみやの豆タンク(4)

猛暑は少し緩和。
しかし、今夜も「老眼地獄編」は続く・・・(遠い目)
 
Mame1_20230924
弁室に0.6φの穴を開ける
ここでもミニバイスが大活躍である。
説明書ではここに0.6-0.4のパイプを入れることになっているが
省略することにした(典型的老眼対策)
 
さて、次はガイドヨーク+バルブロット回りである。
本来はディテールパーツなので「動力部テストとは関係なし」
のはずなのだが、このキットでは集電ブラシの取付に関係する
のでここをパスすることが出来ない(う~ん)
 
構造的には簡単だが細くて微妙に精度が要求されるので
治具を使う工作が連続する。
 
Mame2_20230924
ガイドヨークを取付板にハンダ付け
両面テープと角材で簡易治具を上画像のように作成した。
 
Mame3_20230924
バルブロッドとスライドバーに伸びる部分をハンダ付け
ロッドをセロテープで止めてハンダ付け、その横にガイドヨーク
のカットした残りをハンダ付けする。
ここでは厚い板材が治具として活躍する(これは定番)
 
Mame4_20230924
ロッカーアームを先のバルブロッドをハンダ付けしたときに
の応用で厚板+角材で治具を作ってハンダ付けする。
位置関係は動輪間の中間にロッカーアームが来るように
する(この位置決めが意外に面倒)
 
Mame5_20230924
ガイドヨーク+バルブロッドの長さ合わせをする。
切り過ぎると1からやり直しになるので慎重に進める。
長さの目安は下に置いた方眼紙の目盛りを参考のため撮影して
おいた。
 
Mame7_20230924
いよいよ動かくためにモータとウォームギアをロックタイトで
固定する。
キットの取付板の穴を広げずにウォームがピタっと合うのは
設計が良い証拠か?
 
Mame6_20230924
集電ブラシを作る。
プリント基板にベリ銅線をハンダ付けする。
この後、これを現物合わせで曲げていくことになる。
 
Mame8_20230924
ガイドヨークをうまく避けるように集電ブラシを曲げる。
これが結構大変で、あっちを合わせるとこっちが接触、
そちらを合わせるとこっちがタイヤに触らない・・・が
連続する(ち~ん)
やっているうちに、いっそガイドヨークを省略するか?とも
思ったが「ここで諦めたらニンゲンがダメになる」と思い直して
なんとか組み込むことが出来た。
走行テストをするとスムーズに動くので元設計が良いことを
実感出来た。
 
Mame9_20230924_20230925005201
下回りが出来たところで眺めてみる
ここまできて、ふとナローのコッペルと並べてみた。
なるほど、ほぼ同じ大きさである。
元々のいさみやの豆タンクの企画では9mm、10.5mmの
製品を作って「ポーター機の素材」にすることも考えていた
と聞いている。
こうやって「自分で組んでその小ささを実感」した。
 
ようやく下回りの工作がほぼ済んだ。
次は上回りである。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2023.09.24

いさみやの豆タンク(3)

いきなり涼しくなった。
これはいよいよ「ハンダ付け工作の秋」である。
反面・・・老眼には辛い(季節関係なし)
前回以上に小さいものを組む「地獄編」である(ち~ん)
 
Mame1_20230923
ピークルーペ使用
前回0.4φの穴を開けたクロスヘッドにピストン棒をハンダ付け
する。
固定+水平を出すために上図のようにやるのが私流である。
ハンダがちゃんと回っているか?をピークルーペでじっくり
確認して作業を進める(早くも「地獄編」の始まり)
 
Mame2_20230923
メインロッド+ピンのハンダ付け
前回にリンクを貼った(2011年)を見て思い出した。
(記録は大事である)
いさみやのt0.5の方眼紙を治具にしてメインロッドを固定して
クロスヘッドとのクリアランス(0.3mmくらい?)を空けて
ハンダ付けをする。
方眼紙の目盛りで判ると思うが極小ハンダ付けで可動部分に
ハンダを流すのは瞬間芸でかなり疲労する。
 
Mame3_20230923
クリアランス
位置関係はこのようになる。
両面テープにピンを付けて作業するため「うっかり飛ばし」
が発生しない。
0.3mm程度の隙間にするようにいさみやの方眼紙をt0.2~
t0.5の組合せで調整するのが楽だと思う。
(ここでも目視確認が老眼には辛い)
 
Mame4_20230923
クロスヘッド裏に板を貼る
ここまででも「地獄編」なのだが工作はさらに続く。
クロスヘッド裏側にt0.2の板を貼らないといけない。
少し考えた結果、1.5mm帯板(t0.2)を上図のようにすることで
ハンダコテでハンダを流す余地を作り(一瞬で効果的に流す)
余り部分は後でカットすることにした。
こういう「敢えてはみ出し部を付ける」のは金属工作を
長くやってきたものの悪知恵である(笑)
 
Mame5_20230923
仮組みして余分をカット
組んでみてピストン棒の余りをカットする。
この作業は後で何度でも出来る(笑)ので短く切り過ぎない
方が良い。
(失敗するとかなり泣きを見るから)
 
Mame6_20230923
クロスヘッドと各ロッドの関係
ここまで工作するとクロスヘッドと各ロッド(+ピン)の
関係が確認出来る。
この時点でクリアランスがどうなっているか?を確認する
ことは蒸気機関車工作の要である。
場合によってはシリンダブロック側の直しが発生することも
あるのでサボらずマメにやるのが吉である。
(ちゃんと出来ると「満足感」もある)
 
Mame7_20230923
ブレーキ関係を付ける
ここまででかなりパワー(老眼力)を使い果たしているのだが
最後の力を振り絞ってブレーキ関係を付ける。
台枠側にパーツを付ける穴がないので自分で開けて、ロッドを
通す支持部は裏側から角材に両面テープに貼って押しながら
ハンダを流して止めるのだが位置決めは難しい。
アーム部分は上画像のようにいさみや方眼紙で支持して
ハンダを流した。
 
Mame8_20230923
ウェイトを接着
これで台枠へのハンダ付けは済んだのでウェイト兼ネジ止め部
を接着した。
硬化すればようやく動力を入れることが出来る。
  
なにはともあれ「老眼には辛い作業」は済んだようである。
しかし、工作はまだ続く。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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