鉄道模型(鉄道模型社)

2024.12.29

鉄模社ED56の制作(4)

2024年もあと3日!
ここで最後の頑張りである!
 
Ef56120241229
ブレーキロッドの取付
車体のディテールの次は台車である。
ED23は軸箱がホワイトメタルパーツを接着するタイプで
板台枠は薄い板で「ちょっとメリハリがない」とも思えるもの
なのだが、反面パーツを付けるにはやり易いタイプであった。
故人が組んだこのED56はロストパーツの軸受/軸箱可動の
高級品で板厚が厚くてメリハリがあるゆえにパーツの追加が
やりにくい(注:個人の感想です)
さらに枠が組立済であることがそれを助長している。
などいうグチはともかく、基本的にはED23と同じ方法で
ブレーキロッドを付けていく。
付けにくいので片方の台車をやるとぐったりして、2日がかり
になってしまった。
最後にカプラー解放テコ(片持ち)とエアホースを付けて
ハンダ付け工作を完了した。
 
Ef56220241229
砂箱は代替品
苦労の末にハンダ付け工作は完了した。
ここで大きな問題が残っていた。
遺品であるこのED56は「残りパーツがロストした状態」で
私のところに来た。
ウチにはパーツストックがあるので基本的には問題ないのだが
ED56独特の砂箱はさすがにストックがない。
色々と迷ったのであるが、結局「標準的なものでいいか」と
いうことでエコーの砂箱を接着した。
 
Ef56320241229
久々に塗装
台車と床板は定番のいさみや カラープライマー(黒)
ボディは本来はぶどう1号?なのだが、私はどうも「茶という
より黒なんだよなぁ」が嫌で、ぶどう2号を塗装する。
ED23同様にプラカラーにするつもりだったが、なぜか
運転スペース上に置いてあったマッハのぶどう2号を
塗ってしまった(笑)
後で考えてみると、この塗料はEB56を塗ったときのもので
あった。
ED56が「我が子(EB56)と同じ色を」と願った結果かも?
と雅なことを思ったりする(遠い目)
 
Ef56420241229
仕上/組立
塗装を終わり、テールランプに赤を入れ、ライトに銀を入れて、
汽笛を金で塗って・・・と仕上げは意外にやることがある。
その後で組み立てるのだが、パンタを固定するネジが
入れにくい(元々このパンタは中央のネジで固定)ので
ビスや碍子を飛ばして目が点になる(怒)
動力台車は1台なのでウェイトは軽め?と考えた結果、
先日鋳造した50gのタイプをネジ止め改造して使用した。
(追加したければこの上に貼ればいい)
組立終了して走行・・・あれ?動かない。
仕方なく再度バラして確認すると台車枠が車軸端に当たって
いた(呆然)
制作過程で確認したはずなのに、そういった凡ミスが出る
のが私らしい(反省)
 
Ef56520241229
完成したのでテスト走行
思ってもいなかった苦労をしてしまったが、テスト走行は
快調であった。
なんで買ったかまったく忘却していた大型パンタx2が堂々と
した姿でカッコいい。
 
Ef56620241229
先に完成したED23と
長年未完成で放置されていたED56シリーズであるが、今年ようやく
揃って完成することになった。
この2両、両方とも「故人から譲られたED56x2」で、それが
姿を変えてこうして並ぶことになった。
 
Ef56720241229
ED56ファミリーがようやく揃った
そうそう「顔を譲られた子供」の存在もあった。
実車は1台しかないのに、ウチでは大勢力である(笑)
 
今年も車両制作はここまで。
来年はなにをやろうか?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2024.11.25

鉄模社ED56の制作(3)

久々の新DCCサウンドの導入テストの影響で間が開いてしまった。
 
Ef56120241125
前面左側の手スリ付け
久々の工作開始はボディから始める。
ED56の手スリ付けが停滞した理由は「割りピンの入手」
がその一因になっている。
ED23のときには甲丸の割ピンを使用したのだが、手持ちの
割ピンが少なくなってしまった。
慌てて補給しようとしたが0.4φ線用の甲丸割りピンは
すでに品切れ状態(遠い目)
それならばと平ピンの0.4φ用に変えて・・・などと
やっているウチにDCCサウンド導入になった。
それから半年以上・・・(遠い目)
割ピンを使って手スリを付けていく。
 
Ef56220241125
その裏側
まっすぐな手スリなら割りピンを入れても簡単なのだが
ED56のカクッと曲がったところに付けるとなると意外に
手間である。
そのうえ鉄模社ED56は運転室仕切板があるのでコテを
当てにくい。
 
Ef56320241125
右側前面の手スリ
続いてさらに面倒な右側の手スリ付けである。
このような90度横向きになる手スリでは割ピンを片方の直線部
を入れてもう一方を入れようとすると割りピンが抜けて
「ア~!」となる(無念)
さらにその先が30度ほど曲ってまた割りピンなのだから困った
ものである。
スペーサーになるいさみやのt0.5ペーパーも入れ方をあれこれ
考えないといけない。
 
Ef56420241125
その裏側
まずは縦の手スリの割りピンをハンダ付けしてカット。
これでコテ先が入れやすくなったので横方向の割りピンを
ハンダ付けしていく。
 
Ef56520241125
ようやくボディの工作終了
面倒な手スリ付けを終わり、ヘッドライトと汽笛を付けて
ようやくボディの工作が終了した。
それは良いことなのだが、珊瑚のLP42(座無し)のストックが
ついに尽きてしまった。
使い慣れたパーツが無くなってしまったのはなんとも悲しい。
 
さて、残りは台車のディテール工作だ。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2024.05.14

鉄模社ED23(2号機)の制作(4)

ED23もいよいよ「完成への道」である。
前回の記事:
 
Ed231_20240514
カプラー解放テコ
ED56時代の開放テコは「片側」のタイプである。
ED23になって貨物機として使われるようになると、入換業務も
行うようになってこのようになったようである。
テコ受(小さい)をうまくハンダ付けしていくのは面倒である。
尖ったもので押さえながらハンダを流すのだが、ピンッ!と
飛ばしたりして・・・(あほ)
それに加えてED23の前端梁にはバッファー取付穴?があって
それを塞がないように付けないといけない。
 
Ed232_20240514
ハンドレールナップ付き手スリ
ED23は戦時対応?で改造されたので簡素な作り?と思っていると
前面の手スリはなぜかハンドレールナップ付きの高級品である。
運転室ドアは普通のタイプなのになぜ?
形というか取り回しが複雑だからだろうか?
SLで使うハンドレールナップでは背が高いので割りピン(半甲)
を使ったのだが、いざ始めてみると結構数が必要で危うく足りなく
なりそうでちょっと焦った(笑)
 
Ed233_20240514
ステップ
運転室横にあるステップは豪華に?とエコーの折畳ステップを
と思ったのだが、試し貼りするとコレジャナイ感。
実車資料を見るとアングル材をなんとなく貼ってあるだけの
ようである。
ということで0.8アングル材を使うことにした。
 
Ed234_20240514
ステップ取付
0.8アングル材を「適当に切って貼った」ところ。
いい感じになったか?はともかくとして、これ「実際に登れた?」
と思うと面白い。
 
Ed235_20240514
ホワイトメタルパーツを接着
全てのハンダ付け工作が終わったのでホワイトメタルパーツの
接着を行う。
 
Ed236_20240514
未塗装完成
塗装すると見えなくなってしまうので未塗装完成の姿。
車体を作り始めたときには簡単に済ませるつもりだったが
結局マジメにやってしまった。
 
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塗装作業
私は塗装が苦手である(う~ん)
少しでも塗装上がりを改善するためガンをタミヤのニードル径0.5φ
を購入して今回から使用開始。
車体:GMカラーのぶどう2号
下回り:いさみやのカラープライマー(黒)
 
Ed238_20240514
インサイドギア
塗装が終わって下回りを組んでみるとウォームが噛んでしまう
ことが判った。
カツミEF66用の35mmインサイドギアにスペーサーを入れて
使うのではウォームの当りが浅いことが判った。
ということで、結局モータブラケット部は追加パーツでかさ上げ
することにした。
それは「過去の輸入電機シリーズの工作記録を見ての判断」である。
こういうことは「記録を残す」ことが大事である。
ED23(初号機)のインサイドギア
Ed2313_20240514
 
Ed239_20240514
ウェイトを載せる
下回りを組んでウェイトを搭載した。
予定では1号機と同じ背の高いタイプを使うつもりであったが
横のアングルに当たるので四角いものになった。
 
Ed2310_20240514
走行テスト
さっそく走行テストを実施した。
静粛にスムーズに走行することを確認した。
やはりウォームギアを手直しして良かった。
(ED56も直さないとダメか?)
 
Ed2311_20240514
ED23が揃った(ん?)
これでようやくED23が2両になった。
左のものはEBで購入したので私は動力系の作り直しが中心で
今回の2号機は私が令和の技術で作ったものである。
こういう「モデラー違い(昭和と令和)」があるのは時代の
変化が感じられて面白いと思う。
私は「自作至上主義」ではないので「他のモデラーが作った
ものの個性」を知ることは好きである。
そういうものは「走行性能向上のみ」を行い、外観については
(支障がないレベルなら)残すようにしている。
考えてみると私の鉄道模型は「父(TMS第一世代?)の遺品」
から始まっている。
そのせいかもしれない。
 
Ed2312_20240514
もしED23が重連したら?
最後に「2両揃ったらやってみたかったこと」である。
実物の資料で「こんなに庇が出っ張っていると重連したら
当ってしまうのではないか?」という話である。
ED23は1両しかいなので2両作るモデラーは珍しい。
(というかいるのか?)
さっそくやってみたら、庇ではなくデッキとテールライトが
当りそうになることが判った(笑)
 
こういうことが出来るのが「模型の楽しさ」かもしれない。
(違うかもしれない)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
国鉄輸入電機の系譜(上)(下) 吉川文夫 著 (株)ネコパブリッシング 発行

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2024.05.13

鉄模社ED57の制作(5)

予想を超えて苦労しているED57。
常にこちらの予想を超える存在こそ鉄模社の凄さ!
(そうなのか?)
 
Ed571_20240513
輸入電機シリーズの動力
輸入電機シリーズの標準動力はこのタイプが同梱されている。
使い方は上画像の上のようなものである(ED12のもの)
この使い方をすると以下の問題がある。
(1)ウォームギアが入れにくい(知恵の輪のような方法)
(2)組んでしまうとギアが内側なのでウォームギアの交換が出来ない
下のものがED57用なのであるがED12やED56の35mmと
比べるとかなり軸距離が長いのでこのギアを生かすしかない。
 
ちなみに「輸入電機シリースの独特な動力」を改造して使用する
方法は以下のページ参照。
 
Ed572_20240513
インサイドギアに改造
他のモデルでもそうしたのだがギアを外側にして使う
インサイドギア方式に改造する。
構造は「カワイモデル伝統の方式」で基本は下のものと
同じなのだが、動輪径が大きい(15φに対して17.5φ)
のでモーターブラケット部分は+1mm高くなるように
作ってある。
 
Ed573_20240513
台車に組み込む
インサイドギアが出来てモータ搭載することでようやく床板と
ボルスターの仕様が決められるようになった。
軸距離が長いのでED56よりかなり後方にモータが来る。
 
Ed574_20240513
床板の加工
ED12からの伝統?の方式で「ボルスターは床板と一体」である。
t0.6の板で穴を塞ぐように床板+ボルスターを追加する。
ところで、ED56までは「将来2モータ化」を想定してある。
(非モータ搭載側も開口部が広い)
ではED57ではどうするか?
この車両の場合、インサイドギアが独自仕様(軸距離が長い)
ので将来このインサイドギアを作るような気がしない(笑)
それに加えてt0.4の床板なので開口を広げると強度が落ちて
しまう。
結果として「ひょっとしたら2モータ化可能」程度にして
おいて開口は必要最小限に確保することにした。
 
Ed575_20240513
台車の取付
床板が出来たので台車を取付てみる。
仮組の段階で1mm中央側に台車を寄せたことによって、後端梁の
止めネジがカーブで接触する(=ショートする)ことが判ったので
少し加工してネジも薄いタイプにしてある。
それでも接触する可能性はあるので、いずれ後端梁は改造するかも
しれない。
センターピンの構造はED56/ED27と同様である。
(簡単に脱着可能)
ところで台車内側寸法は22mm(他の車両は21mm)だったが
動力の調整の結果+0.5mm拡げてある。
 
Ed576_20240513
走行テスト
走行可能になったので走行テストを実施。
結果は良好であった。
 
Ed577_20240513
モータの納まり具合
車体を被せてモータの納まり具合を確認する。
背の低いモータを使用しているが屋根までギリギリであること
が判る。
なるほど、これではDV18時代には上述のような「独特な動力」
の作りにしないと収まらなかったことが判る。
(しかし、それではカーブを曲がれないと思うがどうか?)
 
Ed578_20240513
とりあえず基本部分が出来た
動力テストも済ませ、車体~台車と揃って全体の雰囲気を
確認出来るようになった。
故人が購入していたジーメンスパンタ(カツミ)を載せて
みると、パンタを畳むとモニター部にギリの位置になる
ことが判った。
ED56のときには違うものを使用したが、ED57の場合は
多少の問題はあってもこのパンタを使用する予定である。
 
今後はさらに詳細を検討して工作を進めるのだが、検討の
ベースは出来たのでしばしED57の工作はお休み。
ED56に戻るか?
それとも違う車両(ED41?)をやるか?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
国鉄輸入電機の系譜(上)(下) 吉川文夫 著 (株)ネコパブリッシング 発行

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2024.05.06

鉄模社ED57の制作(4)

これが最後の苦労だと思いたい!と台車の組立を開始する。
 
Ed571_20240506
もはや見慣れた構成
ED57のキットの「見慣れた特徴」であるエッチング板を
貼り合わせていく形式である。
今回は折り曲げがないのがありがたい。
ちょっと違うのは「高級なロストパーツもある」こと。
 
Ed572_20240506
詳細な構成
この台車の特徴は独立した軸箱+バネでサスペンション?に
なっていることである。
構成は上の通りなのだが・・・これ問題あるぞ!
・バネが引きバネが1本入っているだけ
 =>本来は押しバネで短いものではいと使えない
  (押しバネを切っても使えない)
・立派なロストパーツの軸箱+軸箱モリ(バネ付き)になのに
 軸箱モリの下側がない
 =>バネで押し下げると外れてしまう
 =>というか「ここまでやってなぜそれを作らない?」
ということで、結局は「軸箱固定」に決定!
=>それならED23のようなホワイトメタルパーツを接着の方が
  むしろ楽なんだが・・・
 
Ed573_20240506
輸入電機シリーズの動力
台車の話をしたのでついでに動力の話。
輸入電機シリーズは上のようなギアボックス?が添付されている。
これちょっと見ただけでは「で?どうやって使うの??」である。
説明書をしみじみ読んで思い出したが、左側の上辺にモータ取付
板をハンダ付けして使うのである。
う~ん、それDV18でも床板にモータが当るんじゃね?
過去に組んだり改造したりしたものでは、結局インサイドギアを
作る(パーツとして生かして)or他社製品を利用している。
=>鉄模社らしいアバウトな構造
 
構造を確認したところで組んでいく。
 
Ed574_20240506
貼り合わせ
まずは2枚の板を張り合わせていく。
このときに前後端梁や枕梁を付けるための折り曲げ+ハンダも
行う。
注意点としては、現在主流のエッチング折り曲げ方式のように
「どっちに曲げるか?」を作り分けてないことである。
そのため、無理くり曲げるところもあって面倒である。
上画像にあったブレーキ関係のエッチングはそういうことも
あって結局外して後で付けることにした。
(どうせならロストパーツにしてくれれば良かったのに)
 
Ed575_20240506
軸箱を付ける
まずは軸箱モリ+バネをハンダ付けする。
説明書にはなんの説明もない(笑)のでスタイルブックを見ながら
位置を決めた。
次は軸箱なのだが固定する仕様に決めたのでハンダ付けするのだが
位置が問題なのである。
軸箱のロストパーツの形(軸穴の位置)が微妙なのである(笑)
そのため、軸箱モリに軸箱を入れて「どの軸箱でも穴が一定になる
位置」を調べてからその位置に固定した。
こういうことは「スケール論ではなく現実問題」である(遠い目)
 
Ed576_20240506
裏側を削る
ED23とED56の経験から、輸入電機シリーズの台枠内側の幅は
21mmだということは判っている。
(というかそれは16番の車輪の規格なのかも?)
それではED57はどうなのか?
なにしろ「どういう寸法がいいか?」が判らないキットなので
自分で決めるしかない(絶望)
キットの枕梁を元に車輪(詳細は後述)を入れて決めるのだが、
車輪入れる=>ダメ=>軸箱を削る=>車輪を入れる・・・を
何度も繰り返して決める作業は辛い(涙)
結局、上画像のようにかなり削ることになる。
(注:実はこれでもまだ不足かも?)
 
Ed577_20240506
17.5φの動輪
ED12とED57は動輪径が大きい。
電機には珍しい17.5φ(実車1400mm)である。
この径の車輪はカツミ/エンドウにはないのでキットについている
ものを使うしかない。
ところがそれが問題なのである。
輸入電機シリーズは好評だったからか?何度もキットが再販されて
いる。
そのときにどうやら「動輪が足りない(他社に同規格品がない)」
と不良品を手直したり絶縁のものにブッシュを入れて非絶縁にしたり
したものが多いのである。
今回の場合はこんな感じ。
・非絶縁動輪のネジがバカになっているものが1個
 =>仕方がないので軸にロックタイトで固定(う~ん)
・絶縁車輪にブッシュを入れて軸穴を開けたもの(上画像)
さらに悲しかったのは「車軸が欠品」だったことである(絶望)
鉄模社の車軸はこんな感じ
(1)外側に小さいナットがあるタイプ用
(2)ナット止めも出来るが単純なねじ込みも可能なタイプ
(3)カツミ/エンドウと同じ
う~む、なんという一貫性の無さ!
(3)の場合はどうということもないのだが、今回は(2)の
タイプだった。
こういうときにストックしてある修理用パーツを使うのだが
(2)は実は結構珍しいタイプなので「無かったらどうしよう」と
ちょっと焦った(結果的には手持ちがあった)
こういうことがあるので鉄模社だけでなく各社の車輪/軸を
確保しているのだが、こういうことは「昔からの努力」の
賜物である。
 
Ed578_20240506
苦労の末に台車が出来た
あれこれ苦労したがどうにか形になった。
台車枠内側寸法は結果的に22mmになっている(現状)
動輪が大きいのでなんとも立派である。
 
Ed579_20240506
ED56の台車と比較
どうせならとED56の台車と比較してみた。
ED57は軸距離が長いのだが台車の長さはED56とほぼ
同じである。
なんで?と少し考えて気が付いた。
ED56とED57はアーティキュレート式だからである。
(台車を繋いで引張力を伝えるタイプ)
なんのことはない「車体サイズがほぼ同じ」なのである。
(有効長の関係?)
 
これでようやく主要構成品が揃った。
次は仮組しての検討である。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
国鉄輸入電機の系譜(上)(下) 吉川文夫 著 (株)ネコパブリッシング 発行

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2024.05.05

鉄模社ED57の制作(3)

うっかり始めてしまった「地獄への道」は続く(遠い目)
前回に続いて次は床板である。
「まあ床板ならすぐ出来るだろう」という油断が・・・
 
Ed571_20240505
床板のパーツ
エッチングパーツのみのパーツを組んでいく構成である。
それはいいのだが「え?アングル材を自分で曲げるの?」
一般的にアングル材は精度よく曲げることが難しいので素材として
購入してくるものである。
(注:この製品の発売時もそれは同じ)
それを「自分で曲げてね!」と来たか・・・
こういう長くて幅がないものは曲げにくい。
 
グチっていてもどうにもならないのでアングル材を作る。
手順は以下の通り。
 
Ed572_20240505
20m車体折り曲げ治具登場
短いものは万力で出来るのだが100mmくらいあるアングル材は
20m車両の車体曲げ治具を使用する。
この治具は父の時代から使っているものだが、これを使うのは
10年ぶりくらいか?
これで咥えて曲げ作業開始!
 
Ed573_20240505
地味に折り曲げ
長い鉄棒(ヤスリ)を当てて力の限りで曲げていく。
幅がないので凄く力を入れてもこのくらいが限界である(遠い目)
 
Ed574_20240505
金工ハンマーで叩く
次なる手段は金工ハンマーで叩く。
この方法で直角に曲げると表面がボコボコになってしまう。
そのため、後工程で飾り帯で隠れる部分を表に出して曲げる
のがコツである。
 
Ed575_20240505
叩いてヘロヘロになったアングル材をまっすぐにする
上手順で曲げたアングル材は治具から外すと反ってしまう。
そのため万力で咥えてだましだましまっすぐにする。
ある意味「金属工作の基礎」かもしれない。
 
Ed576_20240505
アングル材の次は?
アングル材は揃ったので組んでいく。
出来上がったアングル材を見ると判るのだが幅がまちまちである。
これを「綺麗にまっすぐなアングル材に見えるように」組むのは
どうするか?
 
Ed577_20240505
飾りの帯板
まずは長いアングル材に飾りの帯板をハンダ付けする。
これで「横から見たアングル材の幅が揃う」ようになる。
 
Ed5710_20240505
中央の長いアングル材を仮止め
上手順で作成したアングル材を仮止めする。
(本固定しないのは後で修正する可能性があるから)
 
Ed578_20240505
折り曲げて短いアングル材
先頭部分の短いアングル材(ボディ形状に合わせて曲がっている)を
帯板を曲げてそれに合わせて仮止めする。
これで四隅のアングル材を固定してから、前に台枠の帯板をハンダ付け
して精度を確認して本格的にハンダを流して固定する。
 
Ed579_20240505
出来上がった床板を付けてみる
苦労したが車体にポコッと嵌った。
これで固定方法の検討が出来る。
 
固定方法の検討のために台車も組むか?
そして・・・また「軽い気持ちで地獄入り」してしまった(続く)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
国鉄輸入電機の系譜(上)(下) 吉川文夫 著 (株)ネコパブリッシング 発行

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2024.05.04

鉄模社ED57の制作(2)

軽い気持ちで「ちょっとだけ」と始めたED57の工作は厳しい。
 
Ed571_20240504
複雑な先頭部分をハンダ付け
仮組を一度外して先細になった屋根のリベット押し出し。
妻板の穴開けをしてからまたセロテープで仮組する。
先日の修正で「それなり」に合うようになったものの、隙間は
あるので以下の手順で作業を行う。
(1)屋根中央(全体の1/3の長さ)を裏打ちしてハンダ付け
(2)妻板下側をハンダで仮止め
(3)妻板と先細屋根の接点部分をハンダで仮止め
(4)ボディ部のカーブに合うように先細屋根のカーブを合わせる
 ように裏側からキサゲで押して合った位置でハンダを流す
(5)運転室側面?と先細屋根の隙間を裏打ちもしながら
 ハンダを流す
(6)先細屋根板が固定出来たところで運転室側面/妻の板を
 合わせて上部分をハンダ付け
(7)妻板左右上部分の隙間を裏打ちしてハンダを流して塞ぎ、
 キサゲで平にする。
 
Ed572_20240504
車体内側
手順はおおよそ上記の通りだが、実際は隙間の空き具合によっては
手間が異なる。
なんだかんだでハンダ付けが終了した内側はこんな感じ。
 
Ed575_20240504
モニター部分
続いて屋根上のパーツを付けていく。
モニターの妻とその前後の板をハンダ付けする。
屋根中央については開口を広げる(後述)ため補強を付けた。
こうして上側から見ると判るのだが「あれだけまったく合う
ことのなかったものがシレっとピッタリ合っている」ように
するのが真鍮工作の妙なのかもしれない(遠い目)
 
Ed573_20240504
屋根の切り欠き
中央部分の開口を広げる理由。
・モニター部屋根と妻板の隙間をハンダ付け工作で埋めるために
 コテを入れられるようにする
・モニター屋根上のランボードの脚をハンダ付けする
裏側から見ると判るがモニター妻を屋根に差し込む両側の溝を
かなり長くしてあるのが判る。
 
Ed574_20240504
車体は形になった
キット開封時には「絶望しかなかった」車体の合わなさだったが
入念に検討?して地味に工作した結果ピッタリと合わさるように
なり形になった(遠い目)
ちゃんと組んでみるとED57はこのシリーズでは最後のものなので
かなり良い出来であることが判る。
 
ここでも「床板だからサクっと」と軽い気持ちだった。
まさか「同じような間違い」をまたしてしまうとは・・・(続く)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
国鉄輸入電機の系譜(上)(下) 吉川文夫 著 (株)ネコパブリッシング 発行

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2024.05.01

鉄模社ED57の制作(1)

EB電機は完成、ED23は塗装待ち。
ED56もあと一歩である。
なのに・・・
 
Ed561_20240430
ED57のキット開封
本来はED56の工作をしないといけないのだが、どうしても
気になってしまう。
そう!輸入電機シリーズ最後の難敵「ED57」である。
実はこのキットも「遺品」なのである(ち~ん)
考えてみると鉄模社のキットが遺品って・・・(辛い)
開封して驚いた!「え!なんだこのパーツ数は!」
大量のエッチング抜きのパーツがぞろそろ出て来る!
こ、これは・・・(嫌な予感)
 
Ed562_20240430
裏押しのリベット
パーツを確認した後でとりあえずボディが仮組出来るか?を
確認する。
このシリーズの特徴である「裏押しのリベット」をやってみる
のだが、これがなんとも押しにくいのである。
屋根カーブのかかり部分や窓枠(エッチングが崩れそう)など
難敵なのである。
ペンチでピンを摘まんで1個1個丹念に押していく。
(注:角度に注意しないと窓枠をダメにします)
 
ウォーミングアップはこのくらいにして仮組を開始する。
 
Ed563_20240430
なに一つとして・・・
とりあえずボディの主な構成物を合わせてみる。
う~ん・・・どのパーツもまったく合わないではないか!(絶望)
 
Ed564_20240430
モニター部分はさらに
モニター部分のパーツを合わせてみる。
まったく合わない(限りない絶望)
 
Tue3_20240430
モニター部を車体に載せてみる
まあどうせそうだろう・・・と思ったが心底合わない(生き地獄)
 
この絶望的状況をどうするか?
いかん!このままでは全滅する!
とりあえず一時退避(一晩寝る)して体制を整えよう!
  
Tue4_20240430
図面を見ながら
一夜明けてあれこれ考える。
だめだ!難敵だと思って敵(なのか?)に呑まれていては
負けてしまう!
そうだ!「鉄模社のキットは理屈ではない!感じるのだ!」
という師匠(誰?)の教えの通りに行こう!
とりあえずスタイルブックの図面を見ながら「お前(ED57)は
どうなりたいのだ?」と問いかけながら曲げたり削ったり切れ目を
入れたりして地味に合わせていく。
それにしてもこのモニター部の屋根板は妙に板厚が厚い。
曲げを直すのも大変である。
しかしやっていて判った。
この曲げパーツ「板厚を厚くすることによって削って形を合わせて
から裏側からリベットを押す」のである!(驚愕)
う~む、リベット付き曲げ板部ってそんな作り方するんだっけ?
さすがは鉄模社・・・(恐るべし)
こういうことは「キットと闘いながら感じ取るものなのだ」と
しみじみ実感する。
(注:個人の感想です)
 
Tue5_20240430
どうにか仮組み
2時間ほどの格闘の結果、どうにか仮組が出来た。
このキットのパーツ、個別に見ると図面通りに見えないこともない
のだが、組み合わせるとなに一つ合わない。
それでも屋根カーブを合わせたりモニター部の妻?は削ったり
屋根の差込を広げたりするとそれなりに入るのである。
これまでこの輸入電機シリーズのキットを全て制覇(ん?)して
きた私にも厳しい闘いであった(遠い目)
(注:まだ終わってないけど)
 
Tue6_20240430
この隙間をどうする?
おおよそのイメージは判ったので次はハンダ付けして
本格的に組んでいく。
それはいいのだが、この妻と屋根の隙間は悲し過ぎる!
この辺りはもうちょっと考えてみるべきか?
 
Tue7_20240430
裏側からコテも当たらん(絶望)
モニター部分も隙間が空いている(ご~ん)
この部分、キットの通りに組むと裏側からコテが当らない。
なにか工夫しないとダメである。
 
鉄模社輸入電機シリース最後の闘い、ED57との死闘は
始まったばかりである。
(ああ、開封しなければ良かった)
 
この絶望的状況から立ち上がれるのか!(続く)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
国鉄輸入電機の系譜(上)(下) 吉川文夫 著 (株)ネコパブリッシング 発行

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2024.04.26

鉄道模型社ベースのEB電機の制作(3)

間が空いてしまったが実は地味に工作していた。
前回の話:
 
Eb561_20240426
EB56特有のテールライト
工作は私の苦手な「ディテール工作」である。
エコーさんがロストパーツを充実してくれたので悩みは
かなり解消したのだが「その車種独自」のものは自分で
作る必要がある。
今回は「ED56(実車)のテールライト」である。
この車両のテールライトは「物凄くシンプルなまん丸」
なのである。
遺品のパーツを整理するとそのパーツが出て来たのだが
これは「本物のED56」で使わなくてはいけない。
(ややこしいなぁ)
あれこれ考えた結果、
・2φカシメを薄くカット
・1-1.5φパイプを薄く切る
・1φネジで止めてハンダを流す
という方法になった。
 
Eb562_20240426
ディテールパーツを付ける
残りのディテールパーツは手持ちのロストパーツを付けていく。
スイスロコの中でED41とED54に使われている「船の汽笛?」
のようなタイプをエコーさんがロストパーツで作ってくれた
ので助かった。
(昔組んだスケールのED54の時代には無かった(涙))
 
Eb563_20240426
塗装
今回からガンをタミヤのニードル径0.5φの吐出量の多い
タイプを使うことにした。
(それまではエアテックスの0.2φ)
おかげで塗装がかなり楽になった。
EB56はマッハのぶどう2号、EB54はいさみやのカラー
プライマーである。
 
Eb564_20240426
EB54の補重
EB電機は車重を200g程度にしてある。
EB56はウェイト付きなので良いのだがEB54は自分で
積まないといけない。
台枠上に板を追加して鉄模社DD51から降ろした(笑)
ウェイトをカットして使用した。
 
Eb569_20240426
EB56の動力
この動力装置はEB10のものを車輪を交換して使用している。
整備して気が付いたのだが、この構造は故人のED56の動力と
ほぼ同じである。
ED56の方はエンドウの2:16ウォームギアにしてあるが
故人が組み込んだ1:20が余剰になったのでこちらで
使用することにした。
これで「ED23とED56とEB56の3兄弟」になった(遠い目)
 
Eb565_20240426
これで完成
細かい筆入れをしてライトのレンズ、パンタを付けて完成。
EB54を黒にしたのは正解だったようで、なんかカッコいい。
ところで完成したものを眺めていて気が付いたことがある。
それは「車体の特徴」である。
・EB56(ED56)はメトロポリタンで英国製
・EB54(ED54)はSLMでスイス製
まったく違う国のものなのに
・機械室部分の帯板を使った外装
・機械室が運転室前でスパッと終わっている
・絞り込んだ運転室と機械室部の段差
電装品はどちらもブラウンボーベリーなのだが、その辺りで
ボディデザインに影響が出るのだろうか?
(注:しかしED12はそのような構造ではない)
こういうことはEB電機にするデザインの検討過程で特徴を
洗い出しているから気が付いたことである。
 
Eb567_20240426
EB54の非ブーフリ式台車側
ボディ制作開始時にはブーフリ式台車をどうするか?で
悩んだが、制作が進むとこちら側をどうまとめるか?
が大変だった。
鉄模社ED54のエッチング車体を使うからである。
カットしても不自然ではない位置でスパッと切るのだが、
結果的には良かったようである。
 
Eb566_20240426
ボディを分け合った「兄弟」
ED23(2号機)もそろそろ完成である。
このED23とEB56は「同じボディを分け合った兄弟」である。
鉄道模型社マインドがこのように分割されて増えていくのは
なんとなく楽しい。
 
EB電機完成の後の計画は?
実は「あること」を考えている(遠い目)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
電気機関車展望[1] 久保 敏・日高冬比古 著 交友社 発行
国鉄輸入電機の系譜(上)(下) 吉川文夫 著
            (株)ネコ・パブリッシング 発行 

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2024.04.20

鉄模社ED56の制作(2)

「元は同じ車両」なので悩みはやはり同じ?
 
Ed561_20240420
パンタをどうするか?
ED56のパンタは大柄である(ザックリした表現?)
故人は関西私鉄の電車に使われている横碍子タイプを
購入して箱の中に入れてあった。
実車の資料を見るとED56のパンタは「普通に下に置く」
タイプである。
どうやら故人も「さてはてどうしたものか?」と手が止まった
らしく、中心位置(これがあとで問題になる)に穴を開けた
ところで終わっていた。
さてはてどうしたものか?
私の場合、こういうときは電車では「パンタ台を脱着式」に
して楽をしようとするのだが、機関車は櫓?を組んだパンタ台
のものはほとんどない。
不本意ではあるが手持ちパンタの在庫を発掘すると、
枠は同じで台座部は「いわゆる天賞堂方式(PS14)」のものを
発見した。
う~んこれなんで買ったんだっけ?=>自分(謎)
考えても用途は無さそうなのでED56に使うことにした。
 
さて、そうなるとED23同様にパンタ台をどうするか?
 
Ed562_20240420
3mm角パイプを使う
発掘して気が付いたのだが「あれ?このパンタ用の碍子がない」
天賞堂のこのタイプはプラ製の碍子を差し込んで真ん中のネジで
固定する。
ところがその碍子がないのである(絶望)
う~む、そうなるとパンタ台を作ってネジ止めか(遠い目)
で、どうやって作るか?
あれこれ悩んだ結果、ED23のときに使った3mm角パイプを
半分にカットして使うことにした。
(肉厚がt0.5はあるのでタップが切れるから)
とりあえずt1.0の板で治具を作り万力に咥えて糸鋸で
カットしてみる。
 
Ed563_20240420
高さを揃える
カットしたものは高さにムラがあるのでヤスリで揃える。
この方法、慣れて来ると反対側は「切らずに使える」ことも
判った(ラッキー!)
 
Ed564_20240420
当然こうなる
正確に固定するため治具(17x19の穴)を作って屋根上に
置いてみた。
当たり前なのだが屋根カーブ分で浮き上がってしまう。
これは内側削らないとダメか(ふむ)
 
あれこれ検討して手順を決める。
(製作法を記録しておくと後で便利?)
 
Ed565_20240420
1.0φのネジを切る
角パイプの状態で0.9φの穴を開けて1.0φネジを切る。
 
Ed566_20240420
t0.8+t0.3
脚の高さを0.8mmにするためt0.8の治具を作り、糸鋸の
刃の厚さ分のt0.3を入れた高さで万力で咥える。
(このやり方次第で色々なパンタ台が作れる)
 
Ed567_20240420
糸ノコでカットする
糸ノコで縦に切り目を入れて横からカットする。
(注:この方法はバイスや万力の口金を痛めるのでお勧めしない)
 
Ed568_20240420
t0.8で削る
脚の水平を出すだめt0.8治具に合わせてヤスリで仕上げる。
 
Ed569_20240420
内側を0.2mm下げる
t0.6の治具を作成して内側を0.2mm削る。
 
Ed5610_20240420
セロテープで治具ごと固定してハンダ付け
4個パンタ台を作ったところで治具を使って屋根上に固定する。
あれこれ確認した結果、故人の開けた穴は使えない(涙)ので
セロテープで固定する。
上画像を見ると判るが、パンタ台に「予め1φネジを切る」のは
このように固定するためである。
(ネジは作業後でサビサビになる)
ところで、このパンタは「スケールではない」のでパンタ台位置は
当然「なんとなく」である。
(帯板を踏まないようにしてある)
 
Ed5611_20240420
パンタを仮止めして確認
出来たところでパンタを置いて感じを確認する。
まあ、こんな感じか。
パンタ位置を気にするのは「大きなパンタがモニターに干渉
しないか?」が問題だからである。
結果は良好であった。
 
Ed5612_20240420
勢いに乗じてランボードも取付
パンタ位置が決まったのでランボードとモニターも取り付けた。
よしよし、グッと実車感が出たぞ。
 
走行可能になり車体パーツもここまで付けると
「お!いい感じではないか」
という気持ちになってくる。
 
ED23とED56ももうすぐ完成?
(とか言いつつ、違うことをやりがちなのだが)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献:
国鉄輸入電機の系譜(上)(下) 吉川文夫 著 (株)ネコパブリッシング 発行

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