鉄道模型(鉄道模型社)

2019.12.21

京福テキ512(鉄模社EC40改)(9)

思っていたより完成まで引っ張ってしまった。
 
Keifuku1_20191221
塗装開始!
集中して工作をすればいいのに、あれこれ他の車両に手を出して
塗装がノビノビになってしまった。
快晴の日にようやく塗装開始!
まずはカラープライマー(黒)を吹付。
 
Keifuku2_20191221
悪夢のトラブル連続!
カラースプレーの塗装完了。
さて、次はスプレーでぶどう2号を、ということで吹付ると・・・
ブシャッ・・・(唖然)え?なにこのびちゃっと出た塗料は!
あ~、こりゃダメだ!とシンナーどぼん(ち~ん)
手持ちのラッカーを発掘し、まずはプライマーを吹くか・・・
ビシュ~・・・え?エムテックのパイプに盛大に亀裂が入って
空気漏れ(呆然)
慌ててタミヤのスプレーワーク登場!
さすがは世界のタミヤ!問題なく塗装出来た!
 
Keifuku3_20191221
マッハのぶどう1号?はどうか
どうにか塗装を完了。
ところで、今回使用したマッハの塗料は旧EL・PC外部というもので
おそらくはぶどう1号のことか?
昔から「黒すぎでは?」と使わなかったので、半端に残っていた
ので使った(ケチ?)のだが、やはり「黒いなぁ」が実感。
 
Keifuku4_20191221
前から見たところ
 
Keifuku5_20191221
デッキ側(スノープロー装備)
 
仕上げを行い、どうにか完成した。
「鉄道模型社らしさ」を残すために、ナンバーの10000は
残してあるし、正面中央の窓もオリシナルのままである。
他にもいろいろあるのだが、全体としては「いい感じ」には
なったと思う。
工作再開時に「勢いをつけるためにスノープローも」と
思ったのは正解で、この車両の面白さが倍になった。
 
Keifuku6_20191221
小貨物列車を牽引する古典機
テスト走行を行うと、古い小型機関車がノッシノッシと
ロッドを動かしながら走る姿はほほえましい。
 
さて、2019年はあと何両完成出来るか?
模型職人の闘いは続く。

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2019.11.24

鉄道模型社 ED41を組む(6)

鉄模社ED41の工作は続く。
 
Sat6_20191123
ディテール工作の進め方を検討する
NEKOのアプト式電機(中)を見ながら進め方を考える。
(1)屋根上前位のエアータンク間隔
(2)デッキ部はオリジナルの部品を使う(少し加工)
(3)屋根上ランボードはいつものやり方
 
Sat7_20191123
パンタ取付台は新規に作成
キットにはなぜかパンタ取付の穴も台の部品もない。
ひかり模型のパーツは使いきってしまったので、厚板の
アングル+t0.8の板を重ねてパンタ台パーツを作成した。
それにしても・・・出来た部品の精度が低くないか?
=>自分(呆然)
 
Sat8_20191123
ランボードはテキ512と同じ
前位エアータンクはヘッドライトと仮置きして、間隔13mmで
いいだろうと穴を開けた。
ライトはロスト製LP42にしたら径が小さくて??な結果になった。
ランボードはテキ512でおなじみ3x1アングル材を使う方法。
 
Sat3_20191123
砂箱蓋はロスト製
鉄模社のキットで楽しみなのが「味のあるロストパーツ」である。
側面の穴は何?と思ったら、中に入っていたロストパーツを裏から
貼ることが判った。
それはいいのだが、穴が小さすぎてピッタリになるよう慎重に
削ってハンダ付けした。
それにしても、裏側がこれって(笑)
 
Sat4_20191123
まあまあいい感じになった
この時点で車体:71g、下回り:173g 全体で244gになった。
テスト走行は姿かたちではないが、ある程度パーツを付けて
「完成時の重量」にしておかないと意味がない。
動力部が今一つ華奢なのであまり重く出来ないが、あと100gは
欲しいところだ。
 
追伸 2019.12.11
 
Wed9_20191211
取付板の作成 
Wed10_20191211
ラック台車と電池箱は一体の構造
ED41の工作も終盤?
前後デッキとラック台車/電池箱を付けるのだが、作っては現物合わせ
・・・を繰り返すため、失敗だったときにやり直しがきくように
ネジ止めにすることが多い。
取付板を作成したのだが、後で気が付いたのだがED41はED42とは
異なり、後位には踏板しかないことが判った(遠い目)
 
Wed11_20191211
3両そろい踏みで走行テスト
京福テキ512のリベンジで走行テストを行った。
ED41と3920型も快調に走行。
 
ー 訃報 -
11/21 夜にツィッターで突然の中澤氏に訃報を知りました。
氏とはNiftyのFTRAINで知り合いました。
鉄道模型日誌を調べてみると、1997年6月?にドア開閉の
金魚鉢を見せて頂き、会話していることが判りました。
(写真は発見出来ず)
当時レンツのDCCを導入した私は、車両やレイアウトの制御に
ついて会話、自身もドア開閉する車両を作ろうかな?という趣旨の
話をしたにも関わらず果たせず(無念)
その後は直接お会いする機会は減って、高い技術をネットorTMS
紙面で見させて頂き、確実にレベルアップされていることに
感動致しました。
本年2月の鉄道模型芸術祭で10数年ぶりにお会いすることが
出来て嬉しく思い、来年の芸術祭を楽しみにしていたのですが
残念であります。
ご冥福をお祈り致します。

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2019.11.20

鉄道模型社 ED41を組む(5)

京福テキ512の先も見えたので、トーマのシェイIIを完成?
思ったのだが・・・
 
Ed411_20191120
ED41を走行可能にするため、動力を仕上げる
 
Ed412_20191120
前位台車と同じに作ったら寸法が違う!
京福テキ512の工作をしていると「鉄模社製品を組む喜び」が
復活してきた。
そうなると、アプトシリーズのED41と3920が「あとちょっと」
なのを思い出す。
京福テキ512は走行テストの再トライをしないといけないので
一応走行可能な3920の前にED41を走るようにすることにした。
前位台車は既に動力組込を完了しているので、後位台車に
モータを搭載すれば楽勝!
しかし、鉄模社の製品がそんな生易しいはずがない。
モータブラケットを作成して取り付けると・・・あれ?
モータ位置が1.0mm高い!
しばらく鉄模社製品の工作していなかったのでカンが鈍った!
台車中央にあるスコッチヨークの車軸が、削出し台枠の精度?と
動輪押さえ板の微妙な差でギア位置が変化しているらしい。
まあ、鉄模社製品で「この程度のことは驚きに値しない」
ブラケット位置を調整して問題解決。
 
Ed413_20191120
走行テストは意外にスムーズだったが・・・
51gのウェイトを載せて171gの状態で走行テストを行う。
珍しく、一発で快調に走り出した。
そのうち、唐突に不動になることもあり「なんで?」と思って
いると、前位台車がゴトンゴトン音を出し始めた。
 
Ed414_20191120
原因はスコッチヨークを押さえる板が折れた
ED41の足回りは面白くて、動輪側の上下動が気持ち多めで
スコッチヨーク部の軸を動輪押さえ板で固定している。
ここがまたややこしくて、ガッチリ押して固定するとビクとも
動かなくなってしまう(笑)
そのため、これまた上下動を許す位置を調整するのだが、
実は結構力がかかる部分で、エッチングで折り曲げという
華奢な作りが折れてしまったのであった。
ま、鉄模社製品でこの程度は「小さなこと」である(遠い目)
真鍮アングル材を削って固定して解決。
 
Ed415_20191120
せっかくなので、上回りをなんとかするか
快調に走るようになったとなると「どうせなら上回りも」という
気持ちになってくる。
ああ、またしてもトーマのシェイIIの完成が・・・(呆然)
前回のED41の日記
http://choco-choco.cocolog-nifty.com/chocochoco/2016/07/ed41-2a8d.html  

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2019.11.17

京福テキ512(鉄模社EC40改)(8)

先日、京福テキ512の走行テストを行った。
 
Sat3_20191116
テスト結果はさんざんな結果に
「凝った足回りじゃないから動くだろう」と高を括って
自宅運転スペースでの走行テストも行わずに大きなレイアウトで
走行テスト!・・・あれ?
ほとんど動かない。
なんとか動きだしても、カーブで脱輪まで発生する始末。
それを見て気が付いた。
「電機だと思って油断したが、このロコはホイールベースが
 異常に長いロット式機関車」ということである。
(注:実物は横動を意識した車輪で、ロットも分割されている
 ので必ずしも同じではない)
この手のロコの問題点。
(1)レールのちょっとした具合で車輪が浮く
  (C型の場合は中間動輪が軸になってシーソーになる)
(2)重量バランスを取らないと脱輪する
長年蒸気機関車を作っていながら、こんな基本を忘れるとは・・・
 
Sat2_20191116
対策1:集電ブラシを追加
鉄模社EC40のオリジナルが長い軸間の方だけにブラシがかかって
いたから「それでいいか」と思ったのが間違いであった。
もっと軸距が短いC12でもダメなのに、EC40のように異常に
長いタイプでは全軸にブラシを付けるのは当然であった。
短い軸距の方の外側に追加の集電ブラシを付けた。
 
Sat4_20191116
対策2:重量バランス改善のためウェイトを追加
当初は大きなウェイト(63g)だけであった。
「実物もここのモータあるし」と思ったかどうかは?だが
軸距の短い方の真ん中にウェイトがあるということは、
長い方の先端の車輪は、中間の車輪を軸にして「浮きやすい」
のは当然で、長軸距側を先頭にしてカーブにかかると脱離
することになる。
とりあえずは26gのウェイトを「動輪よりやや外側」に
取り付けた。
(短軸距側は1軸31.5gが真上からかかっているので
 こちら側はやや外側に配置して重さのかかり方を調整)
最終的にボンネット内に補重するか?は少しテストしてから
判断することにした。
この対応の結果、自重は+26gで180g=>206gになった。
  
ところで、実車(テキ512時代)も長軸距側は何もなくて
かなりアンバランスになっているはずだが、脱輪は発生
しなかったのだろうか?(謎)
 
以上の2対策ののち、念入りに運転スペースで走行テストを
実施した(反省)
とりあえずは問題はないようである。
 
Sat5_20191116
最後のディテールパーツの取付
そろそろ完成にしたいので、最後のディテールパーツの
取付を行う。
ヘッドライトは車体側にホワイトメタルのものを接着。
テールライトはデッキ上や車体側のフックにかけるカンデラ
タイプで、デッキ奥のボディ端にハンダ付けする。
 
Sat7_20191116
あれ?この位置でいいの?
このテールランプ、取付後に撮影しようとして気が付いた。
平行に見た場合、手摺の配置の妙で「どうやっても全部写らない」
のである(ち~ん)
実物は手摺がもうちょっと細いから少しはマシだと思うが
これでは後方から良く見えないのではないか?
テキ512は最後までこのスタイルだったが、テールランプを
デッキ上に移しては?という話は出なかったのだろうか?
模型を作ることで、実物の問題点に気が付いて、現場の運用を
想像することは楽しい。
 
Sat6_20191116
小貨物列車を牽引する姿がいい
ウォーム2段減速で動作音大きくエンドレスをゆっくりと
走る姿はなんともほのぼのとする。
鉄道模型は、やはり「走らせてこそ」である。

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2019.11.15

京福テキ512(鉄模社EC40改)(7)

始めた当時は「サクっと工作して京福テキ」と思ったのに
気が付くとガッツリ工作しているような?
 
Thu4_20191114
カプラー解放テコを付ける(前)
 
Thu2_20191114
カプラー解放テコを付ける(後)
EC40は元はスクリューカプラーだったからか?解放テコが
「いかにも後付け」のような形で付いている。
さらに京福で後方?をデッキにしたときに、その??な位置を
踏襲したのか?デッキ上からテコ受けがニョキっと出る形に
なるという、これまた不思議な形になっている。
(前端の高さが少ないからかも?)
これまた長年使っている解放テコのパーツ(小さい帯板に穴)
をあれこれ捻ったり、差し込むように先端を微妙にカットするなど
「あ~、老眼が!(涙)」と苦労してさらに差込部が短いものを
ハンダ付けするのがこれまた大変・・・
それでもどうにか形になった。
このロコ、台枠が低い位置にあるのでK&Dも上にナックルが来る
タイプを使用しているので、テコ位置がギリギリで、ちょっと
焦った。
 
Thu3_20191114
スノープロー取付はカプラーのネジと兼用
実物写真x2枚ではスノープローをどのように固定しているか?
がまったく判らない。
かろうじて「接続用の枠」がチラっと見えている部分から
想像すると、台枠下部に取付部があるようだが・・・
あれこれ検討の結果「判らないのでのちの宿題にする」ことに
した(どうせ見えないから)。
後で改造出来るように、固定部は最小限の構造とするため
安直にカプラーネジといっしょに固定することにした。
いい考えだ!と自画自賛したが、後で考えると「別にカプラーは
外して固定してもいいんじゃね」と気が付いた(ち~ん)
 
Thu5_20191114
前位にスノープローを付けてみる
 
Thu6_20191114
後方上側から見る
これで「ハンダ付けする部品は完了」となった(はず)
後は、ヘッドライトとテールランプ(カンデラ式)を1個接着すれば
終わりなのだが、パーツケースを大々的に発掘したら、いい感じの
カンデラ式テールライトが無い!(涙)
パーツは買ってくれいいとして、このくらいで工作を終了し、
塗装して完成させよう。
 
ところで、京福テキ512の車体は茶色?黒??
(謎は深まる)

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2019.11.11

京福テキ512(鉄模社EC40改)(6)

京福テキ512の工作は地味に続く。
 
Mon2_20191111
窓枠を入れる
ディテールを追加してしみじみと見ると「窓がガランとしてる」と
思うようになった。
資料を調べると、EC40の初期時代(屋根かさ上げ前)は窓枠が
無く広々とした窓になっている。
鉄模社はおそらくこの時代をモデル化したと思われる。
(注:鉄模社だからなぁ(遠い目))
私は少しでも多く鉄模社の雰囲気を残したいのだが、これを
京福テキ512と言っていいか・・・
検討の結果、以下のようにすることにした。
 (1)前面はそのままにする
 (2)側面、ドアは窓枠を入れる(2段窓まではやらない)
窓枠のケガキは真鍮板をカットして内側からあてがい、マジックで
書いてその形に抜くという古典的技法である。
 
Mon4_20191111
窓枠を入れたところ(前方向)
 
Mon5_20191111
窓枠を入れたところ(後方向)
窓枠は木製なので太目にしてある。
 
Mon3_20191111
スノープローの固定方法を考える
なにしろ1方向から見た写真が2枚あるだけなので、固定方法が
判らない。
悩んでいても進まないので、少ない資料から判断して
固定用の取付枠を作る。
枠はt0.6の真鍮板を切り抜いて枠の形にする。
 
Mon6_20191111
さて、これをどう取付るか?
京福テキシリーズ?については、後のタイプになると
スノープローの高さを変更出来るようになっているが、
テキ512は単純に固定する方式に見える。
車体側の台枠には特にボルト止めのようなものは見えず、
台枠下側から固定するようなのだが構造は???である。
さて、ここからどうするか?

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2019.11.09

京福テキ512(鉄模社EC40改)(5)

長くなりそうなのでページを変える。
 
Keifuku4_20191109
ひかり模型の挽物のパンタ台を使う
まずはパンタ台を付けることにする。
部品を探すと、電機を作るときに30年以上愛用してきた
ひかり模型の挽物のパンタ台が4個出て来た。
(かなりの数を買ったが使いきって半端が残った)
取り付けるための治具(パンタ取付寸法の板)を作るのだが、
EC40は国鉄の中・大型機と違って屋根が丸いので、「これは
ミスチョイスだったか?」と思ったが、ハンダで隙間を埋めて
なんとか形にした。
こういう部品は最近では見かけないので、これから電機の
工作をするのは苦労しそうである。
 
Keifuku9_20191109
雨トイが実は凄く難しい
前の工作でなぜ手が止まったのか?
雨トイを付けようとして思い出した。
EC40は実車もそうなのだが、窓上と屋根の間が狭い。
それだけならまだしも、ドイツ人の生真面目な性格から?
「縦トイを絶対に端に置く」のにこだわっていて、絶妙な
カーブで側面から前面側に曲がっていってトイと結合する。
さらに笑ってしまうことに、京福に行ってから?細い
トイでは雨水がこぼれるのか?ドア上から微妙なカーブで
太いトイになって結合するようになった(唖然)
さて、どうするか?
(1)0.5と0.7帯板を比較(上画像)の結果、細い方にする
(2)絶妙なトイの太さ変化は止める
(3)仕方がないので縦トイはマジメにやる(ち~ん)
 
Keifuku10_20191109
やってみるとこんな感じ
0.5幅でどうにか雨トイを付け、前面から微妙に屋根フチを避けた
位置にマス?を付けて、縦トイは車体角を微妙に避けて結合。
う~む、ほぼフリーモデルの鉄模社EC40でこの苦労・・・
 
Keifuku5_20191109
3x1アングル材でランボードの脚を作る
雨トイが付いたので、次はランボードである。
3x1アングル材をカットして脚を作る方法は、極めて古典的
表現方法である。
スケール重視のモデラーの方は両脚?ありにして車体に穴を
開けて植え込んで実感的表現をしている。
私はズボラでテキトーであることもあるのだが、車体に
いっぱい穴を開けてハンダを大量に流すと、あとで再工作を
するのが難しくなってしまうのがどうも・・・なのである。
(だからTMSコンペでは努力賞か準佳作止まり?)
この方式であれば、剥がすのも簡単で穴はないので、
何度でも工作をすることが出来る。
(「オヤジの知恵」なのかも?)
 
Keifuku6_20191109
とりあえず前から見てみる。
 
Keifuku7_20191109
後ろからも見る。
手スリも付いたので出来を見てみる。
なんか、イイ感じである。
元が半フリーモデルの鉄模社EC40にマジメに工作したなぁ
としみじみする。
あともうちょっとで完成に出来そうだ。
 
Keifuku8_20191109
なぜここまでやる?それは「鉄模社の製品だから」
半フリーモデルの車体と台枠だけを生かすために、2段ギア
減速の動力部、車体は歪みと取って内側から徹底的に補強、
デッキ新製、スノープローに本気工作の雨トイ などなど・・・
なぜそこまでやるのか?
それは「鉄道模型社の製品だから」である。
作りたくなる模型とは「正確なスケール」「豊富なディテール
パーツ」だけではない。
「苦労してでも作ってみたいオーラ」なのではないか?

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京福テキ512(鉄模社EC40改)(4)

ある人の日記を見ていて、16番の地方電鉄ロコの工作が
やりたくなった。
 
Keifuku1_20191109
京福テキ512のスノープローを作る
鉄模社EC40改造の京福テキ512、前回の記事
http://choco-choco.cocolog-nifty.com/chocochoco/2016/07/512-ec40-660d.html
 
せっかく始めるのだから「ちょっと違うことをしよう」と
いう気になった。
NEKO出版 RMライブラリ 国鉄アプト式電気機関車(上)に
スノープロー付きのテキ512の写真を見て「これだ!」
ネットの時代は画像や図面などをふんだんに入手して
スケールモデルにこだわった模型を作る人が増えたが、
私のように古いニンゲンは「一枚の写真から想像で作る」
のが習慣になっている。
作り方もレーザーカットや3Dプリンタではなく「現物合わせ」で
真鍮板を曲げて試行錯誤している原始的方式である。
 
Keifuku2_20191109
適当に曲げたものに適当に板を貼って切る
t0.3の板にスジを入れて真ん中から折り曲げ、上からノコを入れて
テーパーのある丸い棒に当ててカーブを付ける。
それに適当にカットした三角形の板がピタっとつくように
曲げを調整し、ハンダ付けしてまたカット。
原始的にもほどがあるテキトーな工作!(笑)
 
Keifuku3_20191109
仮付けして感じを見る
実車の取付方法が??なので仮止めしてみる。
おお!なんかカッコイイじゃないか!
元のボディがスケールではないから、スノープローもテキトー
でいいか?
 
さて、ここまで来たら完成まで持って行くか?

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2016.07.18

鉄道模型社ベースのEB電機の工作

この3連休、雨天になりそうでならなかった。
水不足が心配である。

そろそろレイアウト工作、特に路面電車(もちろん架線集電)に戻りたい
のであるが「何か忘れている」のが気になっていた。

う~む・・・・あ! 思い出した!!

Mon3_20160718
 気にかかっていたもの、それは「鉄模社系EB電機」

ず~っと気になっていたもの、それは「作りかけのEB電機」で
あった。
それは「なんらかの形で鉄道模型社と関係があるもの」なのであった。
これを置いて先に進めない・・ということで、まずはED56の運転室部を
使った(機械室は新規に作成する力の入りよう)EB56の工作をする。
(注:残りの部分?はED23になってます(こちらも未完))

しかし・・・この手間のかかりよう・・・「この情熱と時間をスケールモデル
に使えば2両くらい完成するのでは?」と思うことがある。
しかし、そうではない。
モデラーは「理屈ではない」のである(そうなのか?)。
「表現したいもの、形にしたいもの」を実現することこそが、キモなので
ある(やや言い訳くさい・・)

オークションでこのために落札したEB10の台車枠を試しに取り付けて
みると、ED56の「ちょっとステップのある雰囲気」に似ている。
なにかこういい感じなので、このまま装着する方向でボディ側に
取り付け台を付けた。

Mon4_20160718
 もっと問題のEB54、オークションで落札して鉄模社の・・・

さて、問題はEB54である。
この機関車、ムリを言って譲ってもらって輸出用蒸気の20φの
動輪を加工して作った動力装置(テストそのものは完了)のボディを
作らないと・・・と思って何年も・・(遠い目)
そんなとき、オークションで鉄模社ED54の機械室部のみを落札し
「いつの日かこの部品を使って(猛烈に遠い目)」と思って、これまた
何年も・・・
このことが気になったままにしては、次の工作が出来ない!
思い切ってカットして使うことにする。

Mon5_20160718
 ボディを輪切りにして、運転室部は新規作成!

まずはじ~~~~~っとボディを眺め、カットするポイントを
見定める。
スケール機であれば「実物資料を参考」に出来るのだが、自由形で
しかも「見た感じで実物を連想させる」というようにすることは、かなり
難しいことである。

大昔に、EB電機シリーズを作った(で、TMSに掲載)ときのことなので
あるが、あの車両は「ボディをカットして寸詰め」したものはない。
「いかにそのイメージした車両の雰囲気」をデザインしたのである。
私は、「模型とは実物の図面に縮尺をかけて作るのではない」と
思っている(注:個人の感想です)。
実物っぽく表現するため「デザイン(あるいはデフォルメ)する」という
遊びだと思っている。
100歩譲って「スケールモデル」は縮尺してもなんとかなるが、
EB電機のように「どうやってもデフォルメしないといけない」ものは
自分のアイデア勝負になってくる。
しかも、鉄道模型社のボディを切り接ぐのは容易ではない。
断面が各所で違うからである(呆然)
これを乗り越えて「鉄道模型社スピリッツを自由型にある」のは
モデラー魂に訴えるものがある。

Mon6_20160718
 ほぼ工作を終わり、「B型標準」の10cmにまとめる

なんだかんだと面倒な工作をして、最後は「ウチのB型標準」の
長さに整える。
これが実は難しいのだ。
当てずっぽうにやっているようでいて、実は「やっぱり当てずっぽう」に
やりながら、最後は「B型標準の10cmにする」というのは、高度な
カンピュータ計算無くしては出来ないのだ。
(注:なんだそれ?)

庇を前後で3.5mmカットして10cmにまとめる。
ここまでのカット/新規部品/繋ぎを、いい加減にやっているようで
実はいい加減でも「最後に狙い通りになる」ようにするのが、モデラー魂
なんだと思うのである(注:個人の感想です)。

Mon7_20160718
 なんとなくそれっぽくなったが・・ここからが大変

パンタを仮付けして、今日はここまで。
う~ん、ここからが大変である。
軸距をカツミのEB電機に合わせて(注:元が牽引力測定用なので)
いるので、実物のED54のブッフリ式とは違うので、「フリーモデルの
センスでアレンジ」しないと足回りはそれっぽくならない。
他にも、短めのデッキ部などもアレンジしないといけないだろう。

しかし、「それが楽しい」のである。
模型作りというのは「実物寸法に単に縮尺をかけるのではなく、
モデラーとしてのアレンジを加えて”表現をする”もの」だからで
ある(注:個人の感想です)。

といいつつ、そろそろ路面電車のレイアウト(とそれに関連した車両工作)
が気になる。

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2016.07.10

京福テキ512(鉄模社 EC40改) (3)

今日は晴れ。
そうなると、洗濯や布団干しなどで忙しい。
それに、選挙もあった。
(要するにに”言い訳”)

さて、そろそろレイアウト工作に戻りたい。
しかし、「ある程度けじめ」を付けないといけない。
ということで、鉄道模型社の京福テキ512である。

Sun4_20160710
 デッキは着脱式である

色々と考えた結果、デッキは着脱式とした。
もう何年・・・デッキを作らなかったかと(遠い目)
久々に作成したら、結構手間取った。

Sun5_20160710
 パンタを仮止めすると、なにかこういい感じ

デッキが出来たので、パンタを仮止めしてみた。
う~ん、いい感じである。

鉄道模型社のアプト式が3形式、揃ってみると気分がいい。

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