鉄道模型(軽便鉄道)

2023.10.02

第19回軽便鉄道祭(体験編)

毎年軽便鉄道祭に参加して思うことがある。
それは「出展者と見学者の距離感が近い」ことである。
お願いするとすぐ自分の車両を走らせたり撮影出来たりする
のは楽しいし、自分のレイアウト作りの参考になる。
今回は小茂内鉄道さんにほぼ1日密着?運転体験をさせて
頂いた。
かつてのTMS(レイアウト全書を読んだ人はご存知)では
かつては「レイアウト探訪記」があって楽しかったのを思い出した
のでそれっぽく書いてみることにした。
 
注:あくまで雑談なので「べき論」ではありません。
 
Kmiso1_20231002
小茂内鉄道全景(俯瞰)
この風景、実は展示終了前にお願いして駅側から撮影させて
もらったものである。
オーナー氏と「味噌汁軽便鉄道の風景」を会話した中で
「なにがあるといいのかな?」という雑談をした。
(1)田んぼ
 ・私からは「日本の田園風景のマストアイテムなのに良い
  素材がないよね」とボヤき。
 ・オーナー氏からは(今回は)時間が無かったのでKATOの
  芝職人(長いタイプ)を使ったが、KATOのおかげで単色の
  タイプのものが出たので助かった。
 ・その後の雑談では「いっそハイテク草撒き器で稲のように
  撒けるやつがあれば」という話も出た(願望)
(2)田舎の駅(後述)
(3)田舎の街並み
 =>消防団の建物はどんなものがいいか?で結構
   あれこれ意見が出た(笑)
  (注:画像内では蔵の後ろにあります)
 =>配置については後述
(4)川
 ・私からは「季節によって水量などで川の表情が変わるよね」
   =>今年だと猛暑なので水量が凄く少ない、など
   =>オーナー氏からは「水量少な目にすると夏にしか
     見えないよね」(なるほど)
 ・オーナー氏から「田んぼ側から見たときに川のレイアウト
  の横切り方は違う方が良かったかも?」という話
  =>私からはこの角度(駅側)から見るとこれがベスト
   のように思う。
(5)生垣
 ・オーナー氏は「あれこれ試した結果、この方式(スポンジに
  葉っぱを撒く)のが良かった」とのこと
 ・私からは「枝葉感を出そうとあれこれ素材をミックスして
  作ったらキモいものになった」という参考にならない
  話をしてしまった(ち~ん)
 
Kmiso6_20231002
味噌汁軽便鉄道における駅とは?
この話は背景ボードを外して「駅のイメージとは?」で
雑談をした。
味噌汁軽便鉄道の駅のイメージ分類
(1)存在感のあるタイプ(笑)
 ・しっかりとしたホームがある
 ・駅舎や付属施設(詰所、トイレなど)がある
 ・交換線、貨物用の引き込みがある
 =>実物では尾小屋、頚城、西大寺、井笠?
(2)言われないと気が付かないタイプ
 ・併用軌道で道のあるポイントで止まる
 ・ハッキリとしないホームがなんとなくある
 =>実物では沼尻?
この話、「結局どうしてそうなるんだろう?」という話になり
・尾小屋や沼尻は鉱石輸送などで終点-終点での貨物輸送が
 中心なので「貨物拠点だけしっかりした駅になって、中間駅は
 ”停車すればいいか”」の発想だった?
・井笠や西大寺は旅客中心&乗客が多いので「駅舎が必要」
 だったからかも?
・会話して「鉱石輸送はないのに頚城は中間駅にも貨物ホーム
 があるよね」となり、味噌汁軽便の奥深さを感じる(遠い目)
 
Kmiso11_20231002
線路を挟み込む街並み
私の作るレイアウトはサイズが小さい(=余裕がない)ので
線路配置は台枠ギリギリになり、エンドレス外側にストラクチャーを
配置する構成を試す機会がなかった。
小茂内鉄道では「田舎の街並み」として併用軌道を建物で囲う
デザインになっているが、撮影してみると良い感じである。
=>配置が巧みなので撮影がしやすい
ところで、これは帰宅して画像を見ていて気が付いたのだが、
・オーナー氏:生真面目な性格?なので住宅が多い
・私:街並みを作ると飲食店や宴会が出来る旅館がある
   =>レイアウト全書の探訪記で「バー(呑み屋)で会話」
     を刷り込まれている?
この辺りは好みの問題?(笑)
 
続いて車両を走らせながらの話。
私も味噌汁軽便レイアウトを作っているのだが、オーナー氏と
話が合ったのが「味噌汁軽便はかつての軽便レイアウトの主流
だったのに、気が付くとあまり見かけなくなった」という
話である。
そういえば私の制作動機も「ウチには何台もレイアウトあるのに
味噌汁軽便がない」であった。
そんな話をしていると「味噌汁軽便に合う車両って?」という
話になった。
私は「旅客車両としては単端がいいかも?」
 
Kmiso3_20231002
沼尻のガソ 
Kmiso4_20231002
井笠のジ5
こうやって単端を走らせていてオーナー氏との会話。
私:かつてはこの20人乗りで商売になったんだよね
オーナー氏:昔は乗客が少なかった?
私:しかもエンジントラクター用の25馬力!
オーナー氏:それでよく走ったよねぇ
私:九十九里鉄道はのちにV8で100馬力に交換した
  のを自慢したと本に出ていた。
オーナー氏:時代ですねぇ
私:乗ってみたいよね
オーナー氏:乗り心地悪いけど楽しそう
私:乗車して終点でターンテーブル押したいね
 (私はその夢実現のためターンテーブル作成)
オーナー氏:ターンテーブル回しだけでもやりたい!
私:単端の製品って今はないんだよね(HOn30)
オーナー氏:増えるといいね
 
Kmiso5_20231002
トレインスコープ
「別の角度でレイアウトを見るツール」としてトレインスコープを
使用させてもらった。
実際に乗客気分になってレイアウト探訪記」が面白いか?
実際の撮影結果は以下の通り。
Kmiso7_20231002
田園風景と建物
Kmiso8_20231002
橋からの風景
Kmiso9_20231002
駅(改札口)
Kmiso10_20231002
駄菓子屋さん?
え?なんで静止画なんだ?って??
撮影結果を確認して「一番心配していたこと」がやっぱり
発生していたのである。
そう!「にやにやしているオヤジ(要するに私)」が
ガッツリ写っているのである!(あほ)
それはともかく、この製品は20年近く前のものなので、
もっと性能の良いカメラが欲しいと思ったりするのであった。
 
Kmiso2_20231002
車輛のあれこれ
今回の私の車両はDCCサウンド搭載車中心であった。
サウンドについてはMRC Sounder(SL,DL)を使用しているので
車輛に合致している?という問題はともかくとして、音量は
あるのでオーナー氏からも「音出るといいよね」という話に
なった。
 
Kmiso13_20231002
SLのMRC Sounderはサウンドカー方式
軽便のSLではサウンド一式ロコ内に収まらないので
Sounder+スピーカーはトレーラーに搭載して、ロコとの
接続は「レールで繋がっている」形式である。
この方法、過去にやってぜんぜんブラスト音が出なくて
軽便祭に出すことを断念(涙)
今回は集電ブラシを作り変えてそれなりに改善。
実走させてみると、それでもポイントのフログ(絶縁)で
音が切れてチグハグなブラスト音になってしまった(無念)
この方式は「サウンドカーがあれば全蒸気Sound化」が
出来る(笑)ので引き続き改善方法を検討の予定(遠い目)
他にも花巻デハ(SFX004搭載)もあったが、電車の音は人が
多い展示会場ではやはり地味であった。
さて、サウンドは好評だったが、オーナー氏から「そういえば
貨車がないね」と言われてしまった!
しまった!沼尻イメージのこのレイアウトではやはりセタと
車掌車がないと!(反省)
オーナー氏からは「来年は車両も充実させますよ!」という
話を聞いて、私もなにか作ろう!と思うのであった!
 
Kmiso12_20231002
味噌汁軽便の風景とは?
1日「密着味噌汁軽便鉄道」をしていると、そのイメージは
どんなものか?ということを改めて考えることになった。
オーナー氏と話ながら「普通にあった日本の田舎の風景」
「ああそれ見たことある」なのかな?と、結論はないが
方向はそのような感じなのかと・・・
 
貴重な体験をした1日であった(ありがとうございます)
ということで、来年に期待して終了!
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2023.10.01

第19回軽便鉄道模型祭

今年も祭りの季節である。
 
Kmatu20231_20231001
入口で凹む
受付を済ませて今年のエッチング板を見て「老眼にはムリ」と
凹む(ち~ん)
 
Kmatu20232_20231001
木曽のレイアウト
シェフの木曽レイアウトを見て「がんばってるなぁ」と
感動する。
 
Kmatu20233_20231001
物販は混雑
 
Kmatu1_20231002
次の製品化は林鉄とのことで楽しみ
 
Kmatu20234_20231001
書籍充実
物販コーナーでは書籍がいっぱいあって嬉しい。
予算の都合(涙)でこの書籍を購入。
 
Kmatu20235_20231001
クリッタークラブは乗工社製品
 
Kmatu2_20231002
毎回パワーのある展示で興味深い
 
Kmatu4_20231002
圧巻の街並み!
 
Kmatu5_20231002
駿遠線の車庫の全貌を初めてみたような気がする
 
Kmatu3_20231002
まとまりのいいレイアウトは参考になる
 
Kmatu20236_20231001
いよいよ今日の目的地に到着
会場を一通り見てから今日色々とお世話になる小茂内鉄道さんに
到着した。
ここで色々と運転させてもらい、気が付いたことをまとめて
いこうと思う。 
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2023.07.15

猫屋線ジ1の動力化、珊瑚模型沼尻ガソ整備

味噌汁軽便鉄道開業に向けての努力は続く。
 
Gaso1_20230714
手持ちのKATOチビ凸用動力
ウチになにか手持ちの動力装置はないか?
探してみると10年以上前に購入して使っていない
KATOチビ凸の動力装置があった。
これを使うためにまずは簡単にジ1の床板につけて
みると背が高くてカッコ悪い。
ということで、3mm低くするため複雑な形の床板を
作成する。
t0.6真鍮板に3x3アングル材を付けて現物合わせで
切り抜いていく。
 
Gaso2_20230714
ウェイトを搭載
結構苦労して複雑な形を作り、車体側もちょっと削ってどうにか
納めることが出来た。
ウェイトも載せた。
 
Gaso3_20230714
珊瑚の沼尻ガソと同じ高さ
かなり苦労したが沼尻ガソと同等の高さになった。
 
Gaso4_20230714
走行テスト
古い動力装置なのでスローは弱いのだがまあいいか、という
レベルで使えるようになった。
 
Sun2_20230716
珊瑚模型の沼尻ガソ
続いて珊瑚模型の沼尻ガソのモータをキド=>アル1015に
交換する。
この沼尻ガソはなんと!元々はキャラメルモータ仕様の
極初期製品なのだが、キド+DCCサウンド化して使っていた
強者である。
 
Sun3_20230716
まだまだ現役!
とりあえずDCCサウンドは外して使うことにした。
ウチにはもう少し新しい珊瑚模型の沼尻ガソがあり、そちらが
DCCサウンド化されているのでまあいいだろう。
この「日本のナロー気動車初製品」はまだまだ現役である。
 
Gaso5_20230714
単端が5両!
今までは沼尻ガソx2しかなかった当社に単端が大量に
導入されることになった。
 
さて、これでレイアウト工作に戻れる・・・
ってまたターンテーブルかぁ(さらに遠い目)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
軽便参加III 南軽出版局 発行
レイルNo.29 私鉄紀行/瀬戸の駅から(上) エリエイ出版 発行
レイルNo.30 私鉄紀行/瀬戸の駅から(下) エリエイ出版 発行

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2023.07.13

MW井笠ジ5の制作(3)

いよいよ残り2両を完成させる。
 
Gaso1_20230713
小さいパーツでも治具が必要
ボンネットのロストパーツ(鋳物)に小さいホーンを
ハンダ付けするのだが、たったこれだけのことでも
治具を使わないと60Wハンダコテでもハンダが流れない。
(大きな鋳物だから)
私は父から「ハンダ付けは治具とキサゲが要」とゲンコツで
教えられた(遠い目)
それはいいのだが、このホーンは取付部が0.4φという細さで
ロストのグニャグニャで強度が明らかに足りない。
(それはブレーキシューも同様)
今後、この位置では折れないかどうか心配である。
実感的?以前に「模型としての強度」を確保して欲しい。
(注:個人の感想です)
 
Gaso2_20230713
手スリ、ドアノブの取付
こういうハンダ付けにいさみやの車体制作シート(t0.4)を使う
のは私の定番手法である。
ハンダコテで加熱しても紙は案外燃えないものである。
(焦げるくらいのことはある)
手スリはいいのだが、ドアノブはt0.2を下に入れて隙間を
作ってハンダ付けしたが面倒あった。
この後の塗装で思ったのだが、このドアノブ程度の程度なら
「前面ロストに作り付けでいいんじゃね?」と思うのは
私だけなのだろうか?
(注:個人の感想です)
 
Gaso3_20230713
2両の組立終了
1両目では無かった鮮魚台も組んでハンダ付け工作終了。
洗浄していよいよ塗装である。
 
Gaso4_20230713
猛暑の中で塗装
夜になっても32度の猛暑の中で塗装する(呆然)
私の苦手?な塗分けのある塗装なのでそれを2回やることになる。
カラープライマー(グレー、黒)MW井笠色(黄、緑)である。
高温なのはともかくとして、高湿度で塗装しているとコンプレッサの
チリコシに水が大量に溜まる。
1度の塗装を終わると途中でなんども水抜きしてもどうしても水滴が
溜まってしまう。
これではエアー中にも水分が混じっているのだろうなぁ(呆然)
ああ、エアコンのある部屋で塗装したい(願望)
 
Gaso5_20230713
重量計測
下回りを組んだところで重量計測。
あれ?1両目より少し重いぞ(謎)
鮮魚台の3gを引いても多いのはなぜ?
(屋根板の削りで力尽きたせい?)
 
Gaso6_20230713
3両揃う
色々とあったが3両揃った。
これだけの数があれば味噌汁軽便鉄道が開業出来る!
最後にフォードA型のラジエターの枠の金色を塗ると
いい感じになった。
 
Gaso7_20230713_20230713233201
ターンテーブルに載せて大きさを見る
ようやく鮮魚台付きの車両が出来たのでターンテーブルに
載せてみる。
う~ん・・・デカい。
大きめの主桁(60mm)でこれかぁ・・・
実車は運転士+車掌(女性)でこれを転回していたのかと
思うと「ニンゲンって凄い」と感動してしまう。
考えてみると、BタンクやCタンクって「動力部だけ」なので
案外短いのだが、単端は「30人乗りの客室のあるバス」だから
体積があるのは当たり前なのか(ふむ)
こういうことも「実物を見て初めて実感」するものである。
 
さて、これでレイアウト工作に戻れる・・・
ってまたターンテーブルかぁ(遠い目)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
軽便参加III 南軽出版局 発行
レイルNo.29 私鉄紀行/瀬戸の駅から(上) エリエイ出版 発行
レイルNo.30 私鉄紀行/瀬戸の駅から(下) エリエイ出版 発行

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2023.07.09

MW井笠ジ5の制作(2)

前回撮影を忘れた下回り工作を撮影したので続き(笑)
 
Gaso1_20230709
ギアボックスを組む
いつものようにプレスパーツの歪みを修正してパーツを
ハンダ付けしていく。
このネジ穴のあるパーツ、珊瑚やアダチなら叩いて止める
カシメになっているので固定を位置決めがやりやすいのだが
MWのものはゆるゆるの穴に入れてハンダ付けするように
なっている。
う~ん、付けにくい・・・
しかも下にちょっと隙間が出来るのでうまく位置合わせして
ハンダを流すのはちょっとコツが必要だ。
付けるときにも1個を双方に固定して、合わせるときに
微調整してから組まないとギアボックスが歪むことになる。
(注意してもちょっと歪むのだが)
 
Gaso2_20230709
床板への固定パーツを付ける
先の組みに歪みがないことを確認してから、床板への固定パーツを
ハンダ付けする。
このパーツがこれまた微妙に歪んで付きやすく、仮止めして
ちゃんと平行が出ていることを確認してから本格的にハンダを
流すようにする。
(注意してもちょっと歪むのだが)
 
Gaso3_20230709
床板を組む
続いて床板である。
まずは前側を斜めにカットする。
え?こういうものはテストショットの段階で確認後
プレス型を修正するのが普通ではないの?
(注:個人の感想です)
続いて単台車をハンダ付けするのだが、グニャっとした
ブレーキシューがジャマしたり、単台車のロストパーツの
下辺が微妙に斜めになっていたり、床板の穴が大きすぎて
かつ形がおかしいので角材を治具にしても「結局カンで
位置合わせ」してハンダを少し流して仮止めして、
角度を確認してハンダを流すことになる。
こういうものはテストショットの段階で確認後、鋳物の型を
修正するのが普通ではないのか?
(注:個人の感想です)
 
Gaso4_20230709
組み終わったパーツを調整する
下回りのハンダ付けが済んだところで合わせてみる。
当然、微妙な歪みなどがあるので修正するのだが、
ちゃんと指定位置に固定するとパーツが干渉してギアボックスが
床板に入らない、ボンネット部がネジ止め出来ないなどの
問題があるので盛大に削って入るようにする。
こういうものはテストショットを量産前に組んで確認した段階で
プレスと鋳物の型を修正して製品ではピッタリ合うようになって
いるのが普通なのではないか?
(注:個人の感想です)
 
Gaso5_20230709
生活の知恵(Eリング飛ばし対策)
下回りを塗装したのち、ギアボックスの組立である。
MWの製品といえば、前回の魚梁瀬の野村組DLで極小Eリングを
飛ばして大混乱した。
今回はそういうアホなことをしたくない。
あれこれ考えた結果、ギアボックス組みのときは周囲を白ボール紙
で囲って作業することにした。
これならば飛ばして行方不明になることもない。
この方法、実はクラカメ修理屋さんの知恵なのである。
(良いことはなんでも参考にする)
ところで、実際には1個飛ばしたりしたのだが、こうやって
囲ってあると「落ちる位置が限られる(予想出来る)」ので
工作後に探すと発見が可能であった。
 
Gaso6_20230709
絶縁処理をしてギアボックスを組む
DCCサウンド化することを前提に絶縁処理はそれなりに
厳重に行った。
集電ブラシが当りそうな部分はセル板で絶縁、配線のハンダ付け
部分は被覆をかけてある。
こういうことは後でやろうとすると面倒なので、予めやっておく
のが生活の知恵である。
 
Gaso7_20230709
モータ交換と高さ調整
キット同梱のモータはマシマ1015なのでより走行性能の良い
アル1015に交換した。
ここで仮組みすると微妙に後ろが低いのでt0.5のワッシャを
入れて高さを合わせる。
 
Gaso8_20230709
重量計測
全部揃ったところで重量計測する。
・屋根板:11g
・車体 :16g
・下回り:30g
結果、全部で57gとBタンクよりは重いのでウェイトは
使わないことにした。
(空いたスペースにDCCサウンドが入れられる?)
ところで、今回組んだ1両目は車体をぶどう1号で塗装した。
原型?という扱いなのだが、私のイメージは「鬼太郎の妖怪バス」
である(笑)
 
Gaso9_20230709
味噌汁軽便レイアウトで走行テスト
ようやく味噌汁軽便レイアウトで走行テストが出来るように
なった。
テストの結果は、低速で安定して走る良い車両である。
それにしても「ぶどう1号って黒にしか見えない」もの
なんだなぁ(遠い目)
 
まだ残り2両の工作がある(遠い目)
味噌汁軽便鉄道開業には日車単端x3もあれば充分だが、
こうなると丸山の単端気動車も欲しく!と思うのは
人情というものか?(ああ、資金難)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
軽便参加III 南軽出版局 発行

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2023.07.03

MW井笠ジ5の制作(1)

味噌汁軽便レイアウトの工作はまだまだ続く。
それはいいのだが、ふと気が付いてしまった。
「ところで肝心の単端気動車は?」
ウチにある単端気動車は珊瑚の沼尻ガソx2である。
同じものが2両ではターンテーブルの主桁長が50mmで
良いのか?を検証出来ない。
そこで思い出した「ウチにはMWのキットがある」
井笠ジ5のキットである。
私は走行させて使う車両は2両買うクセがあるのだが、
ジ5は間違えて3両も買ってしまった(あほ)
実はそのことが足かせになって、他の単端気動車の購入を
躊躇しているのである。
これはいかん!(もっと前に気が付け!=>オレ)
 
Gaso1_20230703
まずは側面
このキット、前面と背面はロスト製の鋳物、真ん中4窓分の
側面がプレスパーツである。
説明書に従って窓枠を貼るのだが、全面の継ぎ目を意識して
窓枠位置を確認する必要がある。
 
Gaso2_20230703
差し込むためには加工が必要
側面を前面に入れるためには、前面側の接合部をヤスって
側面が差し込めるようにする。
ヤスるときの注意は、ややきつめに差し込むように窓枠部分の
凹みを削ることで、あまりぶかぶかにすると次の仮組みの
ときに位置決めがやりにくくなる。
 
Gaso3_20230703
仮組みして確認
あくまで私の「仮組みの手順」
・上下位置を合わせて上側にハンダをちょっと流して仮止め
 =>本気で流すと動かして位置決め出来ないので注意!
・側面が平行にしっかり入っていることを確認する
 =>微調整をする
・位置が決まったら下側/車体内側を仮止め(上画像)
・先の上側を板に当てて前面鋳物と面を合わせるようにして
 仮止めのハンダを溶かすようにコテを当てて本固定
 =>面積は小さいので微調整が可能
・側面の平行が完全に取れたことを確認して下側のハンダを
 本格的に流して固定する
 
Gaso4_20230703
ウィンドシルを貼る
箱になったところでウィンドシル/ヘッダーを貼る。
MWの製品はこういう部分に洋白を使うことがあるのだが
こういう「現物に貼りながら修正しつつハンダ付けする」
ものは真鍮にしてくれた方が楽なのだが・・・
(注:個人の感想です)
最初の1両で苦労したので、次からは最初の角のカーブは
曲げて貼るようにしたがそれでもやっぱり手間ではあった。
 
Gaso5_20230703
雨樋?の苦労
シル・ヘッダーの次は雨どいである。
私はこの時点で??と思った。
え?雨樋ってこの細い帯板?
だとしたら屋根の細いフチはなに?
実物資料を見るとペタっとした屋根板のフチに雨樋が
あり、さらによ~~~っく見るとすんごく小さく2段に
なっていることが判った。
なるほど、このことなのか!
ところで、このキットの屋根板もロストの鋳物である。
それはいいのだが、3両あれこれ工夫はしたものの、どうしても
微妙に隙間が空くのである。
どうしたものか?
結局、この雨樋でその隙間を解消しようとするのだが、
そうなると必然的に雨樋貼りは微妙な作業になる。
後ろまであれこれ工夫しながらハンダ付けして、最後にピタッ
と隙間を塞ぐのはそれなりに大変ではある。
 
Gaso9_20230703
前面ロストパーツに歪み
3両目を組む(遠い目)ときに前面パーツを確認すると、
後ろ側のドア枠部分の鋳物が歪んでいた。
鋳物の歪みなので直すことは難しい。
この位置はウィンドシルを貼れば気にならないだろう・・・
と諦めることにした。
鉄道模型は「諦めが肝心」の典型なのか?
 
Gaso7_20230703
なんだかんだで3両のボディ
苦労はしたがどうには1両は下回りまで、2両はボディの
組みを終了した。
下回りの工作記録がないのは単に撮影し忘れである(笑)
=>結構注意点があるのでいずれ掲載予定
同じキットなのだが3両で微妙に印象が違って感じるのは
気のせい?
 
Gaso6_20230703
ターンテーブルに載せてみる
とりあえず1両下回りまで組んだのでターンテーブルに
載せてみる。
こうしてみると単端気動車はやはり小さい。
意外だったのは主桁60mmのターンテーブルに載せて
見ると「案外ギリギリのサイズ」だったことである。
考えてみると、日車の単端気動車のサイズは、現代の
4mシャーシーのトラックとほぼ同じなのである。
そうしてみると、実物の写真でよく見る「女性車掌も
手伝って転車台で方向転換」が結構大変な作業だった
ことをしみじみ模型で確認したことになる。
それでも「実写の転車台はもっと主桁短いのでは?」
と思うのだがどのくらいなのだろうか?
ホイールベースを見ると主桁長は50mmでも問題なさそう
なのでレイアウトの方は計画通りで進める。
 
Gaso8_20230703
組立中の保存方法
井笠ジ5のMW製品は箱なしである。
今回のように3両も組むとなると、組立長にどうやって
保管するか?が問題になる。
私はこういうときにはテッシュの空き箱を加工して
保管するようにしている。
工作が終わればミックスペーパーとしてリサイクルに
回すのでなんともエコである。
 
工作はまだまだ続く。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
軽便参加III 南軽出版局 発行

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2022.11.14

MWの野村組DL(2)

ドア位置を間違えたショックから立ち直って塗装。
 
Nomu1_20221114
2両で色違いにする
祭板の野村組DLの色の候補は上画像左のダックエッググリーン
(英空軍迷彩色)なのだが前作の谷村GLが茶色なのでその塗装
のボディとの2種類にした。
カラープライマー(白、黒)を塗ってから各塗装を行う。
ダックエッググリーンの台枠は阪急マルーンにしてみた。
(注:この判断は・・・だったかも?(ち~ん))
 
Nomu2_20221114
モータを削る・・・
塗装を完了したので動力装置の組込みである。
説明書をみると「モータを削る」とある(は?)
なんで?と仮止めして確認したのが上画像でモータブラケット
を含めて大ギアにぶつかる(ち~ん)
 
この後、ギアボックスを組んでいくのだが、極小Eリングが
入らないわ飛ばすわ・・・(怒)
その毎に捜索をするのだが予備1個は2両とも紛失(ち~ん)
あまりに苦労したので撮影を忘れた。
くっそ~!組みにくい!と激怒したが、動かして見ると
調子はいい。
助六5tの「抜けてしまうピン」よりはかなり改善されていると
思ったものの、ギアのピンで集電ブラシをEリングで固定する
方式はメンテナンスの面からも疑問を感じる。
(注:個人の感想です)
 
Nomu3_20221114
クリアランス状況
とりあえずギアボックスとモータを固定したところ。
大ギアとモータ/モータブラケットのクリア状況はこんな感じ。
ところでこの製品は外観上の台枠にギアボックスとモータを
別々に取り付ける構造である。
そのため「微妙な固定位置」でスムーズさや静粛性が凄く
変わる。
 
Nomu7_20221114
ギアボックスの固定
ギアボックス側が長ネジなので位置は動かせる。
上画像右側が台枠との固定のみ、左側はボディの固定ネジも
兼ねている。
長ネジだから調整可能!と思いがちだがちょっと違う。
ボディのクリアランスの都合なのか?下画像のようにギア位置が
「ギリで先端部がかかる」だけなのである。
そのため、調整範囲は意外に狭いので要注意である。
 
Nomu4_20221114
集電ブラシの絶縁処理
これは極小ロコならではなのかもしれない(違うかも?)が、
集電ブラシの端子がモータブラケットのネジ止め部に微妙に
接触してしまうことがあるので絶縁処理した。
 
Nomu5_20221114
ウェイトの搭載
動くようになったところで補重である。
キットには助六5tでおなじみのウェイトがタップリ入って
いるがバランスを考慮して搭載したのは上画像のものだけ。
ボンネット側のウェイトはウォームに当たる部分を大きく
削ってある。
 
Nomu6_20221114
一応完成で僚機と記念撮影
一応完成したところで同クラス機と記念撮影。
面白いのは助六5tと野村組DLは同じ34gに仕上がった。
谷村GLは27gである。
この手の小型機はスペースの制約が多いのでおのずと
似たような重さになるのだろうか?
 
Mon6_20221114
林鉄レイアウトで運転
一応完成したのでレイアウトで走行させる。
ダックエッググリーンの方はボディが少しポテッとした
感じになるのと阪急マルーンの台枠がつやつやなので
実感処理をしてみた。
 
Mon5_20221114
やはり「レイアウトがあると」車両が欲しくなる。
ドア位置を間違えるミスはしたが谷村GLの「相棒」が出来て
満足である(遠い目)
軽便の車両はレイアウトがあるとがぜん作りたくなる。
 
Wed2_20221116
初代作業軌道レイアウトで運転
そういえば!と初代のレイアウトにも入線してみた。
このレイアウト、R50/8%勾配(一部10%)という厳しい
走行条件なので助六5tやホイットコムは「やっとこさ」
という走行状態であった。
さて野村DLは?と思ったらスムーズに走る。
う~ん「MWの小型ロコの動力は良くなっている」
(注:ウチの野村DLは初代製品です)
MW製品も改良されているのだな(遠い目)
 
それはともかく・・・祭板を組まないとダメか?(笑)
  
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験と私見」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2022.11.10

MWの野村組DL(1)

新電鉄軽便レイアウト+車両追加も済んだ。
さて、次はストラクチャー作り?
色々と検討しているがまだ決まらない。
それならば!ということで車両を作ることにした。
 
Nomu1_20221110
MWの野村組DLキットを組む
2019年にTwo-Foot Model Works 谷村鉄工所GLの
エッチング板キットを発掘・組み立てた。
そのときに「野村組DLも欲しい」と思ったのだが、私らしく
違うものに興味が行ってそのままになってしまった。
久々のリアル軽便祭に行って牧場さんと祭板の話をしていた
ときに前の祭板の内大臣森林の野村組DLの話になり
「これはいいぞ」と思い、動力装置を買っておいた。
よし!板をやるか!!
しかし、板を見ると「う~ん、細かい!」(老眼)
そこでココロが折れそうになったので、これまた発掘した
MWのキットを組むことにした。
さっそく開封してみると・・・小さい(ち~ん)
それでも部品数は多くないので「腕慣らしにはいいか」という
判断で着手。
(注:この時点で「致命的な判断ミス」をしている)
 
Nomu2_20221110
妻を組む段階で
妻板にパーツを付けていく。
窓枠などは特に問題はないのだが、タイフォンとヘッドライトの
ロストパーツ側は0.4φくらいの棒なのに対して穴は
0.8φくらい(注:個人の感想です)あるのである。
この小さいものにこの穴でどうやって保持してハンダ付け?
結局、目をショボショボさせながらピンセットで摘まんで
ハンダこてをあてて「流れたかぁ?」と何度も確認しつつの
作業になった。
 
Nomu3_20221110
箱にする作業
妻と側面にパーツを貼る作業終了
(注:この画像で「え?」と気が付く人がいそう)
箱にしていくのだが妻板の厚みを縁取りにするように
箱にするのはいいとして、なにしろ小さいので治具を
どうするか?が難しい。
t0.1もない縁を出しつつ直角にするのである。
6x6の角材に両面テープを付けてこれまた目をしょぼしょぼ
させて位置決めしてハンダ仮止めして角材を外し、直角を確認
してからハンダを流す地味な作業である。
このような「素材側に位置決めの方法がない」のは
「昭和のキットだよねぇ」と思う(遠い目)
 
Nomu4_20221110
せっかくロストで作ったパーツなのに
キャブ背面の燃料/水タンクのカバーであるが、ここだけ
なぜか洋白板である。
それは別に問題ないのだが、手摺が「お!ちゃんとハンドレール
ノブじゃないか」と喜んだの束の間・・・
「え?これ穴大きすぎじゃね?」
せっかく台座のあるハンドレールノブなのに「穴が台座より大きい」
のである(ち~ん)
これってどういう意味?
これならば割りピンにした方が工作しやすいのに(笑)
結局、台座がギリギリで残るくらいに治具を作って調整して
ハンダを流すのだが穴が大きいのでキサゲするなど、
ちょっとなんだかなぁ、という結果であった。
 
Nomu6_20221110
フロントの手摺
フロントグリル?と手摺がまた迷った。
グリルを付けるとラジエターが塗装出来ないのである。
一晩「後付けする方法」を考えたのだが思いつかず。
それは「グリルに手摺をハンダ付けする構造」だからである。
結局、ラジエターの塗装は断念したものの、次は手摺の強度
である。
キットの説明書には上側先端(画像参照)をグリル側にハンダ
付けして下側は台枠部に0.6φの穴を開けて差し込む・・・と
なっている。
え?それ洗浄の段階で取れてしまうんじゃね?(疑問)
1時間ほどボディを眺めて思いついたのは、谷村鉄工所GLの
ように取付部を作る方法である。
1x1のアングル材をラジエターに付けてその先端に穴を開けて
そこに差し込んでハンダ付けした。」
ところで野村組DLのフロントグリルは2種類ある。
片方は平らで穴がいっぱいあるタイプ、もう一つがこの格子
のタイプである。
この格子タイプ、最初入らないので「サイズ間違い?」と
思ったら折り曲げて使うものであった。
え?こういうタイプ実物にあるの?と疑問を感じたのは
ともかくとして「これなにかに似てないか?」
で、気が付いた「そうだ!ロビンマスクだ!」
ということで、ウチではこのタイプをロビンマスク、
もう片方をジェイソンを呼ぶことになった(そこか)
 
上回りはこんな感じ。
次は下回りである。
 
Nomu5_20221110
台枠は角材の治具でOK
 
Nomu7_20221110
ギアボックスのこのパーツは付けにくい
 
Nomu8_20221110
ギアボックス取付部の治具
下回りハディテールパーツがないので治具があれば組み易い
はずなのだが、久々のMWのキットなので少し手間取った。
特にギアボックスのスペーサがアダチのSLキットのように
カシメだと思ったら違った上に「中途半端な位置」でハンダ
付けしないといけないのである。
その問題は両面テープ+角材で治具を作って対応した。
 
Nomu10_20221110
砂箱の悲劇
2両組み終わって満足していると、「あれ?このパーツは
ナニ?」というものが出て来た。
消火器?それともマフラー??
結局、砂箱ということが判ったがあまり見たことのない
ものである。
結局、1両だけ付けてみようとエポキシで接着。
説明書ではこの位置?なのでよしよしと思ったのだが・・・
台枠に載せると下のカバーにモロに当たる(ご~ん)
ナ、ナンジャイこりゃ~(と、太陽にほえてみる)
よっぽど引っ剥がそうかと思ったが、変化をつけるのに
よかろうとカバーを少しカットしてみた。
(注:お勧めしません、カッコ悪いです)
後でNEKOアーカイブの本の写真をよ~~~っく見ると
このタイプの砂箱の下側は円錐形ではなく「平らにカット」
されているようである(ああ、ちゃんと本確認しれば良かった)
 
Nomu9_20221110
2両組み終わって気が付く「悲劇」
なんだかんだあったが2両組み終わった。
さて、次は塗装だ!と実物資料を眺めていて気が付いた。
「あれ?キャブがなんか違う」
私の野村組DLの知識はNEKOライブラリの魚梁瀬森林
鉄道の本にある数枚の写真くらいしかない。
(注:この本の画像では前側に小窓あり)
なので「キャブ側面の小窓は前側だな(助六5tの経験)」と
思って組んだのだが、野村組のロコはドアが前なのである。
あ~!やっちまったぜ!(遠い目)
まあ「これが普通」と思ったくらいなので「オレの野村組DL」
だと思えばいいか。
今回の教訓「昭和のキット(マインド問題)は注意しろ!」
 
さて、次は塗装である。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験と私見」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2022.11.02

富井電鉄デハ2007の動力化

新電鉄軽便レイアウトがそれなりに完成した。
そうなると、それに合わせて新車を導入したくなる。
先日、いいものを発見した。
富井電鉄デハ2007である。
前回の動力化の話:
 
動力化するのはいいのだが、問題はタネ車である。
手持ちのTOMIX ED61が無い。
困ったなぁ、と思っていると・・・「そうだ!近所の模型屋!」
私はNゲージを買わないのですっかり忘却していたが、地元に
ことぶきや模型があった!
さっそく行ってTOMIX ED75を購入!
(動力装置はED61と同じだから)
 
Wed4_20221102
前回同様の改造
3x3のアングル材+3mm帯板(t0.4)を使って改造する。
2年ぶりに作業するとなんだったっけ?となることが多い。
 
Wed8_20221102
ビューゲル仕様にする
プロトタイプの花巻デハはZパンタだったような気もするが
今回はビューゲルにしてみた。
取付規格は同じなので交換可能なので問題なし。
右の都電6000は架線高:65mm仕様、左の猫屋線は
架線高:60mmでビューゲルを気持ち短めにしてある。
この架線対応の自作ビューゲルは構造が簡単なので高さを
変更するのが容易である。
 
Wed6_20221102
軌道線風を堪能する
 
Wed7_20221102
花巻電鉄のバリエーションが増えた
縮尺が異なるが実車がそもそも体格差(笑)があるので
気にならない。
これでますます電鉄線が楽しくなった。
 
Thu5_20221103
草軽風レイアウトにも入線
このレイアウトでもビューゲルの使用テストを行った。
特に問題はなかったが片方のポイントの架線柱が短アーム仕様
だったので先日作成した長いアームのタイプに交換した。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
鉄道模型趣味 No.302
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究5 鉄道友の会 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究6 鉄道友の会 発行
鉄道工学 森北出版株式会社 発行

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2022.10.22

草軽風レイアウトの改修(7)

山を切り開いて建物を作ってから1年以上・・・
前回の更新:
新電鉄軽便レイアウトの工作といっしょに仕上げを行う。
 
Kusag3_20221022
崖部分を発泡スチロールで塞ぐ
 
Kusag4_20221022
石垣シートを貼る
 
Kusag5_20221022
草を撒いて仕上げ終了!
崖部分の仕上げを済ませて築堤側から遠景を見ると
こんな感じになる。
同じスポンジ素材の草なのに発色が違うのは
いずれ同じ風合いになるだろうか?
 
このレイアウト、最初に一応完成したのは2019年。
その後もなんだかんだと改修を続けて今の姿になっている。
「レイアウトに完成なし」の典型か?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。
参考文献
鉄道模型趣味 No.302
レイアウト全書 (株)機芸出版社 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究5 鉄道友の会 発行
RAILFAN 12月臨時号 車両研究6 鉄道友の会 発行

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