鉄道模型(ギアードロコ)

2022.07.26

トーマモデルワークスのシェイII(12)

ようやく完成?
 
Tue5_20220726
細かいパーツを装着
車輪にギア模様のパーツを接着、シャフトの無い方の台車枠を
取付。
ついでにシャフト側の台車枠を調整して振動を減らす。
 
Tue6_20220726
面倒なネジ切り
カプラーポケットのネジ切りを忘れていた。
穴からあけないといけないので面倒である。
ドームもそうだったが、こういう小さくて変な形のものに
穴を開けてタップを切るのは面倒である。
失敗してタップを折ると「かなり遠い目」になるので
注意が必要である。
 
Tue7_20220726
炭庫にウェイトを入れる
ボイラー側同様に板ウェイトをふにふに曲げて炭庫にも
ウェイトを入れる。
少しでも多く入れたいので複雑な形になった。
ウェイトを工夫した結果は以下の通り。
・下回り:39g
・ボイラー+キャブ:27g
・炭庫:15g
これで81g、シェイIの75gより重く出来た。
 
Tue8_20220726
ようやくトーマシェイII完成
まだ細かいパーツの接着は残っているが一応完成。
なんだかんだで中断期間(あほ)が長かったが完成すると
よく走るし充実感あり。
これでシェイI~プラシェイまで揃った。
トーマモデルさんには次はハイスラーの製品化を・・・と
思うが・・・(ムリか)
 
Thu4_20220728
私の「悪いクセ」
私には悪いクセがある。
「同じことをやるのが嫌い」なのである。
6年前にこのキットを組み始めたときに、動力装置はIとは
ぜんぜん違うのでヤル気満々だったのだが、その一番難しところ
が終わってしまうと「あ~、また同じ工作か」となって、違う
テーマのものを始めてしまう。
こういう「飽きっぽい性格」を改めないとなぁ(遠い目)
 
Thu5_20220728
レイアウトで運転してみる
 
Thu7_20220728
色々な角度で走る姿を見ると楽しい
配線が逆になっていたのを直して(あほ)レイアウトで
走らせてみる。
レイアウト上で走る姿を見ると苦労した甲斐があったと思う。
  
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2022.07.24

トーマモデルワークスのシェイII(11)

ようやく塗装。
 
Sun4_20220724
蒸気機関車の塗装は面倒
なんどやっても蒸気機関車の塗装は面倒である。
形が複雑なので書くブロックに分けて塗装するのだが
うまく吹付しやすいように保持するのが面倒なのである。
 
Sun5_20220724
庇、ドーム、煙突・・・
蒸気機関車は庇やツララ切りがあったり、ドーム類と煙突が
吹付の気流?を乱して塗料が付きにくい。
塗料の付き具合を見ながら角度や保持方法を工夫しながら
塗っていく。
ところで、今回の塗料はいさみやのカラープライマー(黒)である。
この塗料は本来は艶ありで、塗料であって塗料でないので艶消し剤
が無いのだが「それをうまく半艶にする」のはコツがある。
色々と条件があるのでヤル気と同期するのが難しい。
(と、言い訳をしてみる)
 
Sun6_20220724
塗装が済んで下回りを組む
塗り上がった下回りを組んでいく。
蒸気機関車は「バラして再組みすると調子が出にくい」のだが
シェイはさらにその傾向が強い。
そのうえ配線をボイラーやキャブに干渉しないように通して
いく(注:非オリジナルです)のだがバラすと「あれ?
どう通していたっけ??」と忘れてしまう(あほ)
シャフトも2本ある(笑)ので組んでいるとジョイントが
外れたりしてイライラする。
この下回り、塗装前は片方不調(前台車側振動)だったが、
再度組んだら2両ともそこそこ前台車不調に変わった(あほ)
 
Sun7_20220724
ウェイトを作る
ナロー用蒸気のウェイトは鉛板1tを丸めてフニフニ潰して
棒にするいつもの方式である。
20mmくらいの長さにするとボイラー部の重さは30gくらいになる。
 
Sun8_20220724
とりあえずここまで
ヘッドライト、汽笛を塗って、窓ガラスを入れて今日の
工作はここまで。
この後はボイラー部とバランスを取るように炭庫側に補重を
して組んでいく。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2022.07.11

トーマモデルワークスのシェイII(10)

なかなか進捗しない・・・(牛歩状態?)
 
Shey1_20220711
憂鬱だったことからやる
なんとなく手が止まっていたのが砂箱の付け方である。
形が不安定で脚部のハンダ付けがやりにくいからである。
(特に外側の穴が台枠で塞がっている(笑))
グチっていても仕方がないので、外側の脚をハンダを
「カッコ悪く止めて」2個固定してから内側の脚に
床板の裏からハンダを流して固定する。
内側をやるときには炭庫のネジを外さないといけない。
(ハンダが流れたら最悪)
やってみればどうということもない作業なのだが、
ハンダ付け工作に慣れていない人には難しいだろう。
 
Shey2_20220711
こちらも意外に面倒
続いてボイラー回りのディテールパーツの取付。
ボイラーが真鍮棒を挽いて作った肉厚なものなので
ハンダコテが内側に入らない、ハンダがなかなか流れないと
いう悩みはある。
こういうときには「手順」を考えないと「ハンダコテを長く
当てすぎてばらばら」になる。
手順のおおよそ以下の通り。
(1)ランナーに付いた状態でベルを組み立てる
 =>ベル本体の穴を0.7φで深くする
(2)ドームを全部外してベルをハンダ付け
 =>炙り過ぎ注意
(3)スチームドーム横を0.8φで深くして0.7φ真鍮線を
 固定する。
 =>ドームは本体ネジ止め後にドリル使うと容易
(4)ボイラー両脇のインジェクターのような板(笑)を
 ハンダ付け
(5)砂撒き管をハンダ付けして周辺をキサゲ
(6)汽笛をハンダ付け
 =>テコの取付は断念(穴開けに失敗(涙))
 
Shey3_20220711
あともうちょっと
もうほとんど先が見えた。
じゃあ早くやれよ=>自分
 
Shey4_20220711
セロテープはハンダ付けの友!
さて、残りの工作。
エンジンカバーからサドル下に行く配管を付ける。
こういうときはボール紙を治具にしてセロテープで固定
してハンダ付けをする。
エンジンカバーは一応ネジ止めなのだが、脱着すると配管が
外れたり塗装が剥がれるかもしれないので固定した。
(Iのキットでもそうした・・・はず)
 
Shey5_20220711
工具箱?を固定して工作終了
工具箱?は接着する。
(ハンダコテで炙ると他のパーツが外れるかも?)
 
さて、これで一応工作終了。
ああ、タップリサボってしまった(あほ)
洗浄してから塗装である。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2022.06.14

トーマモデルワークスのシェイII(9)

完全なる「牛歩戦術」
 
Tue4_20220614
振動が出る方のジョイント部
Tue9_20220614
振動が出ない方のジョイント部
ここからはハンダ付け工作になる。
走行テストまで行った下回りを分解する。
画像を撮影しておいて「振動の出る原因」を考える。
こうして比較すると前位台車側で振動が出る方の
ユニバーサルジョイントは屈曲が強い。
う~ん・・・同じに組んだハズなのに(呆然)
 
気を取り直してハンダ付け工作に入る。
Tue7_20220614
基本的にはIのキット同様
Iのキットで「経験済」なのでスムーズにいくはず・・・
残りのパーツはこれくらいなのだが「前回どうやって
組んだっけ?」(あほ)
6年以上経過すると何も覚えていない(ち~ん)
 
Tue5_20220614
煙室戸とヘッドライトのハンダ付け治具
とりあえずヘッドライトを付けるか?
あれ?これIのときどうやってハンダ付けしたっけ?
あちこちヤスってどうにか入るようにするが、不安定な
形なので治具が必要である。
(もしくは「熱さに耐える指」が必要)
う~~~~ん・・・1時間考えて出来た治具が上のもの。
 
Tue6_20220614
とりあえずハンダ付け終了
治具が出来れば作業は「一瞬」である。
こういうときに思い出すのである。
父は私(中学時代)にこう言った。
「良いモデラーとは治具が作れる人のことである」
こんなときに昔のことを思い出す(遠い目)
 
さて、残りは難易度は低い・・・はず。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2022.06.13

トーマモデルワークスのシェイII(8)

まだまだ続くシェイII工作・・・
 
Sun3_20220612
I型とII型で連動ギア比が異なる件
前回の工作では「ユニバーサルジョイントが回らない」で
終わってしまった。
そういえばと思い出したのが「II型はギア比が違う」という
話である。
どうしてそうなったか私には??ではあるものの、上がI、
下がIIであるが「そういえばちょっと違うかも」である。
そのせいかどうかは疑問があるが、ギアが当らないので
回らない。
どうしたものか??
 
Sun4_20220612
シリンダ側で調整する
シリンダ部のロストパーツはIと同じようである。
おそらくそのせいではないか?ということでt0.3の
帯板を入れて軸位置を調整することにした。
帯板を張ってペンチでU型にして形を整える。
 
Sun5_20220612
どうにかジョイントは回ったのだが・・・
先の調整でジョイント部は回るようになった。
ところがが!である。
なかなかスムーズに回転しない。
特に前台車側で振動が出る。
2両のうち、なぜか1両は後進しない・・・
ああ、また調整か・・・
なんだかんだで4時間かかってどうにか動くようになった。
なんという修行感!
 
Sun6_20220612
ロード・オブ・鉄模社
II型でもココロが折れそうになった。
これまでも乗工社シェイから始まり、トーマシェイも3種類。
そこで思うのである。
「すべてのシェイ工作は鉄模社シェイへの修行の道」
まだまだ先は長い・・・(遠い目)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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2022.06.08

トーマモデルワークスのシェイII(7)

猛烈に久々のブログ更新である。
実は不幸が2連発
(1)帯状疱疹に気が付くのが遅れて、首回りと左上腕部を
 広く浸潤されてしまった(今もまだ完治していない)
(2)左腕を手術(今もリハビリ中)
結果的に模型工作が出来なかった(呆然)
おかげで2ケ月ほとんど寝た切り状態(ち~ん)
う~む、このままではいかん!
 
どうにか左腕を動かせるものの、まだ握力(特に親指)が完全に
戻らないので糸ノコ作業は厳しい。
ということでトーマシェイIIの残り作業をやることにした。
 
Wed7_20220608
発掘したシェイIの治具を使う
このキット、2016年10月に着手したのだがクランクシャフトを
組む治具がIIのキットには入っていない(なぜ?)ので
Iのキットのものを使うことにした。
ところが!である。
その治具が行方不明で工作停止(ち~ん)
その後、偶然2019年(おいおい)に発見したのだが、上回り
をちょっと組んだだけで別のことを始めてしまった(あほ)
いつの間にかトーマのプラシェイに追い越されてしまったが
ようやく再開。
この治具の使い方
(1)クランクを外位置にしてロックタイトを軸に塗って
 内側に動かす
(2)上にズラしてカップ取付幅にカットする
 
Wed8_20220608
(3)下に戻してカップ(偏心)をロックタイトで固定
これを思い出すのに2時間かかった(アホすぎ)
ああ、キットに治具が入っていればこんなことには・・・
 
Wed9_20220608
組みあがったクランクシャフトと連動ギアの調整
シャフト側にはロックタイトが残っていたり幅がタイトに
なっていることもあるので入念に調整する。
確認後、ユニバーサルジョイントをピンを入れて組む。
 
Wed10_20220608
仮組みして動作確認
ユニバーサルジョイントを仮に付けて走行テストを行う。
動力部については2016年時点で調整済なので問題なく走る
のだが・・・あれ?ジョイントが回らないぞ(唖然)
調べてみるとシリンダ側の遊びが大きいので連動ギアが
うまく噛み合っていないことが判った。
う~ん、やはり楽は出来ないな!=>シェイ
この辺りは塗装後の最終組みでどうにかなりそうなので
上回りの工作をしよう。
 

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2020.12.29

トーマモデルのプラシェイ(9)

2020年もそろそろ終わりなので完成させよう!
 
Tomo1_20201229
小パーツを塗装
キャブや屋根は塗装してあったが、小パーツがまだなので
塗装する。
サボっていたキャブ内の塗装もあちこと行う。
 
Tomo2_20201229
なるべくしてなった・・・
ボイラー上に細い枠があるベル。
「これは差し込もうとすると折れるのでは?」と危惧して
いたがやはり折れた(ち~ん)
(ちょっとココロが折れたが長男なのでなんとか耐えた)
 
Tomo3_20201229
ベルの修理
どうせ折れるからロスト製のベル・・・と思ったが、それでは
負けたことになるので悔しい。
仕方がないのでベル下に穴を開けて下から0.6φ洋白線を
入れて、欠損した枠部分を帯材で作って接着した。
塗装すればなんとかなるだろう。
 
Tomo4_20201229
とりあえず完成
どうにかこうにか形になった。
ちょっと悲しいのはキャブを取り付けたら微妙にあちこち
調整が狂った?ようで後進でS字カーブ抜け時に脱線する
クセがついてしまった(遠い目)
もう年末なので本格改修出来ないから目をつぶろう!
 
ということで、完成!
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
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2020.09.24

トーマモデルのプラシェイ(8)

上回りを入手したものの、色々あって遅れてしまった。
 
Tom_s1_20200924
上回りの終了を計測
まずは計量を行う。
車重40gを目標しているので上回りの重さが??なのが
問題であったが、これでようやくハッキリした。
この重さだとウェイトは10g以上搭載しないといけない
のだが大丈夫だろうか?
 
Tom_s2_20200924
説明書通りにタップを切る
タップを切るのだが、2ケ所ほど穴が貫通していないところ
があったので1.1φドリルでさらった。
(小さめにするのがこの素材のコツなのを理解した)
屋根もネジ止めなのだが、切り止めネジをやる自身がない
(折れたタップを取っておけばよかったのに・・・)ので
接着にすることにした。
 
Tom_s3_20200924
塗装ブースで作業する
このところ天気が悪いので塗装ブースで作業を行った。
シェイとは関係ないが、ビスタカーなど16番の車両対応の
ためのブース改造もやらないといけない。
(ヤル事はどんどん溜まっていく)
 
Tom_s4_20200924
ウェイトを作成する
私は軽便ロコ用のウェイトは鉛板を丸めてボイラー内の
径にしてからラジペンでジワジワ潰して丸くする方法で
作成している。
旋盤などの高級工作機器の無い者の知恵である(笑)
 
Tom_s5_20200924_20200924211901
前台車に集電シューを付ける
集電シューを付けるついでに床板に当たる部分を削る。
台車の動きが若干良くないので薄いワッシャーをセンターピンに
挟むことにした。
キット添付のこの電線は細くてしなやかで大変良い。
メートル単位で分売して欲しいアイテムである。
 
Tom_s6_20200924
集電シュー取付部が当たる部分を削る
台車を床板に取付するとゴリゴリと動きが悪い。
確認すると床板の凹み部分にシュー取付部が当たっていたので
削り取る。
 
Tom_s7_20200924
あれこれ部品を交換
まずは取付部を折ってしまったエンジン部を新品に交換する。
ドライブシャフトもパーツ購入したジョイント部で作り直し。
こうやって眺めていると「このキットは電線を通す方法は
モデラー工夫なんだな」と思って笑ってしまった。
(上回りの構造上、床上を通せない)
 
Tom_s8_20200924
ウェイトは15g
ラジペンでうりうりやって丸めたウェイトの他に、
板ウェイトを折り曲げて縦釜部用ウェイトも作成した。
結果、15gを搭載出来たのはラッキー!
 
Tom_s10_20200924
後台車の首振り改善を実施
配線を通すとその分後台車の首振りが悪くなった。
そうでなくてもギリギリの穴なので思い切って広げた。
工作しながら「最初からこの大きさでは?」と思ったが
そうでも無いのだろうか?
 
Tom_s9_20200924
残念ながら炭庫にはウェイト入らず
ボイラー部は思っていたより大きなウェイトが入った。
動力部のある後台車にもウェイトをかけたいのだが、
炭庫内には動力部が収まるのでほとんど隙間がない。
板ウェイトを少し入れたが結局動きを阻害するので外して
しまった(残念!)
 
Tom_s11_20200924
あれこれやるもS字カーブで脱輪!
工作の内容こそ少ないが結構苦労してようやく動くように
なった。
走行テストを行うと・・・あれ?
蒸気機関車の模型でよく経験する「塗装するために分解して
再度組むと動かない!」が発生する。
当初は直線部でも脱輪、あちこち調整するとR177カーブは
曲がるもののカーブを抜けて直線に入ると脱輪・・・
対応のためドライブシャフトの長さ変更、エンジン部の
ジョイントパーツを交換・・・を繰り返す。
気が付くと工作開始から10時間以上!(が~ん)
すっかり深夜になった頃にカーブ通過はOKになったが
S字カーブを克服出来ない!
あ~!なんてこったい!
らちが明かないので、とりあえずここで水入り。
 
Tom_s12_20200924
United合同シェイでの経験を思い出す
一晩寝て、翌日しみじみと考える。
S字カーブでの脱輪は側面ジョイント(後台車側)の抜き差しが
スムーズにいかないために台車が脱離することまでは判って
いる。
過去に同じことが無かったか?
そういえば・・・(遠い目)
United合同のシェイは台車と絶縁するためジョイント(Box型)
の中に絶縁紙が折って入っているのだが、これの形が悪かったり
棒型のジョイントに汚れなどがあると脱輪することがある・・・
あ!それか!!
このシェイのジョイント部は両方とも3Dプラ素材でザラッと
しており抜き差しすると抵抗感がある。
それに加えて棒型の方の長さが不足すると、先端が摩擦を
生んでさらに動きが悪くなる。
そこで考えた対策は以下の通り。
(1)抵抗を減らすため2面を金属にする
 =>ベリ銅t0.08の帯板を貼る
(2)長さを0.8mm延長する
 =>先端部はエポキシで埋めて丸めにする
工作そのものは簡単なのだが、なにしろ小さいパーツなので
老眼には厳しい!
接着後は表面に汚れがないことを十分に確認する。
 
Tom_s13_20200924
改良ジョイント部を組み込む
出来たパーツを後台車に組み込む。
これまでに何度も何度も何度も何度も・・・やっているので
慣れたものである。
組み込むとそれ以前の抜き差しの不具合がウソのように
スムーズになった。
シェイのような複雑なロコは、こういうちょっとした改善が
効いてくる。
結果、S字カーブ通過はアッサリ解決。
 
Tom_s14_20200924
ようやく快調に走行!
S字カーブ通過問題は解決したので、レイアウト上で牽引テストを
実施する。
快調に走行するようになった姿を見ていると楽しい。
この状態で自重37g、牽引力測定の後であちこち筆差しして
から屋根を付けて完成としよう。
(もう一両をそろそろ組むか?)
 
追記:2020.9.25
Tom_s15_20200925
牽引力測定を実施
カプラーを組んで、牽引力測定を行った。
結果、前回は40g/3%勾配だったものが68g/3%勾配と
大幅に向上した(自重はほとんど変わらないのに)
MW運材台車(15g)を4.5両牽引して勾配線で使えるので
性能的には合格である。
キャブ内?に色差しと思ったが、とりあえず屋根とディテール
パーツを付けて完成にするべきか?
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
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2020.08.31

トーマモデルのプラシェイ(7)

猛暑は続くのに、寝室のエアコンが壊れてしまった(ち~ん)
 
Tomp1_20200831
R177S字カーブでの脱線原因
可動ベベルギアの調整を終わり、あとはR177カーブで
ときどき前位台車が脱輪する問題の解決だけが残った。
数日考えて「ここかな?」と気が付いた。
火室下部のエンジン側がカーブにかかるとシャフトが
微妙に接触するらしい(上画像参照)
このパーツ、シャフト位置決めと脱落防止(台車を
大きく捻って持ち上げると抜けてしまう)の役割を
果たすので省略することが出来ない。
結果、ギリギリまで削ることで解決した。
 
Tomp2_20200831
レイアウト上で走らせてみる
走行が安定したのでレイアウト上で運材台車を牽引させる。
まだ上回りが発売にならないので完成時の車重が??なので
現時点での下回り重量(18g)と同等のウェイトを搭載して
36gとした。
(実際はもうちょっと重くなると思っているが)
カプラーはマイクロトレインズの11-712の短い方を使用
している。
平坦線のR177カーブ(S字カーブ含む)PECO OO-9
SETRACKの通過など問題なし。
まだテスト中なので後位台車だけの集電なのにまったく
通電不良が発生しないのはさすがである。
 
Tomp3_20200831

3%勾配で前位台車脱輪
平坦線テストの次は勾配線での牽引力確認である。
3%勾配を登坂させようとすると、前位台車が脱輪する。
どうやら、カプラーが微妙に捻ってしまうらしい。
この辺りは今後の調整課題だろう。
 
Tomp4_20200831
3%勾配での牽引力結果は「まあまあか?」
側面シャフト無(補重40g)よりは軽量になっている。
結果は40gであった
MW運材台車(積載)が15g(当社標準)なので、2.7両の
牽引が可能である。
この辺りも今後の調整の問題であろう。
(金属モデルは75g)
 
Tomp5_20200831
破損個所を直す
交換パーツはあるのだが、今後もこういうことがあるだろう
ということで補修してみた。
ベリ銅t0.08の帯板が出て来たので、それを添え木にして
接着した(地味)
 
Tomp6_20200831
色々あったがシェイのキットとしては好ポイント!
ちょっと苦労したが、それでも本格派のシェイのキットと
しては驚異的に組みやすい。
失敗したり破損したりしても交換パーツがまあまあの金額で
分売されているのもありがたい。
私のように工作中や運転中に破損したりすることが多い
モデラーには安心感が高い。
上回りの発売が待ち遠しい。
 
Tomp7_20200831
今後の展開に期待
私は勝手に「カプラーは金属モデルと同じもの」と思っていた
のだが、実際は汎用のK&D互換のものを使うことになっていた。
それでも良いのだが、やはり画像右のタイプも欲しい。
台車バリエーションも含めて、今後の展開に期待したい。
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
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2020.08.25

トーマモデルのプラシェイ(6)

パーツを割ったショックから立ち直って工作を進める。
 
Tomp2_20200825
エンジン部の組立て
トーマモデルの金属シェイはこの部分が面倒である。
(なのでIIの工作はここだけで止まっている)
その点では、プラシェイはジョイント部を差し込むだけなので
工作は簡単である。
それはいいのだが、蒸気シリンダのクランクは「軸を刺すだけ」
なのがちょっと気になる。
(まあ、些細なことなので後で考えよう)
 
Tomp1_20200825
前位台車の側面シャフト工作は楽
後位台車のように可動ベベルギアは無いので、パーツ類を
差し込んで(と書くと本当に簡単に見えるが・・・)いく。
例の小さな円錐形パーツは先端が割れてギザになっているので
先端を平らにしてから差し込む。
 
Tomp3_20200825

ジョイントのリング部に線材を差し込んで固定
等倍マクロレンズで撮影しても小さい!リングパーツに0.5φ洋白線
を差し込んでジョイントパーツを固定する。
老眼にはかなり厳しい!(号泣)
もっとも、慣れてくると「え?こんな簡単な作業でこの複雑な
ジョイントを組めるの!」というほど良いアイデアである。
ただ差し込むだけで組立/分解が何度でも可能なので、
のちの調整時にはかなり助けられた。
(あとは強度がどうなのか?が気になる)
 
Tomp4_20200825
台車側のジョイント部について
台車側のジョイントは伸縮する構造のため細い棒状の
構造である。
パーツをよ~~っく見ると長短の2種ある。
シェイの場合、前後でジョイント長が異なる場合が多い。
(画像上はUnited合同のシェイ)
プラシェイのシャフト長さを計測すると、どうやら後ろが
1mm長いようなので後ろを長いものにした。
(注:後で走行テストを繰り返した結果、1mmカットしたので
 結果的には違ったようである(参考のための記載))
 
これで動くようになったので、走行テストをすると・・・
側面のシャフトが回ったり回らなかったり・・・あれ?
ベベルギア(可動)がちゃんと噛み合ってないぞ!
あれこれ深夜まで試すしたが、うまく行かない。
原因らしきものを調べておいて、対策は翌日に持ち越す。
 
Tomp5_20200825
シャフトのガタを減らす
さて翌日。
これは軸穴拡げをやったときから??だったのだが、
側面シャフト径0.8φなのに、1.1φまで拡げていいのか?
組立てて走行テストをするとガタが多すぎてギアが上下に
遊んでしまって、後進時にギアがスリップしていることが
判った。
 
後位台車パーツは予備を1組持っているのでやり直しても
いいのだが、それではトラブルの原因が明確にならない。
ではどうするか?
 
偉大なシェイの先達、United合同のシェイでは、ときどき
シャフトの遊び調整のために精密パイプを入れている
ものがあるのを思い出した。
(長年のシェイ整備経験がこんなところで生きてくる)
 
シャフトを抜いてエコーモデルの0.8-1.0φを入れる。
結果としては、これでガタが無くなった。
なるほど、トーマモデルさんは、私に「偉大な先達の
偉業を再認識させる」ために、説明書をああいう風に
しておいたのか(温故知新というヤツ?)
再度動作確認を行うと、この対応以前にムリに動作させて
ベベルギア(小)を舐めてしまい、先端がすり減って
しまってうまく噛み合わない。
パーツには予備がもう1個あるので、ベベルギア(小)は
交換して改善された。
 
Tomp6_20200825
ドライブシャフト長さの調整
先に20mmにしたドライブシャフトであるが、もう少し
長い方が良さそうである。
22mmにしてみると、長すぎて台車同士を押しやって
ヘの字形になることが判った(ち~ん)
結局、21mmにしたのだが「シャフトを長くする作業」は
全てやり直しなのでかなり面倒である。
R177S字カーブ通過テストで「当たっているかも?」と
思われる台車上部の角も削る。
(他の部分でも同様に削る地味な作業)
この辺りは、鉄道模型にはよくあることである。
 
Tomp7_20200825
衝撃の出来事発生!
カーブ通過テストをしながら、あちこち修正しているときに
この事件は発生した。
台車を外したり付けたりをしてあれこれ加工して、
さて、また組むか・・・あれ?
え?エンジン部が脱落しているじゃないか!
見ると、取付部がバックリ割れている!
おいおい、こんな大きな部分でも欠けるのかい!
(しまった!油断した!!)
 
Tomp8_20200825
真鍮板で補修する
長年鉄道模型を組んでいるので、こんなことで諦めない!
すかさずt0.3真鍮板をL字にして裏側から接着して解決!
そういえば、私が小学生のときに父が「ベテランモデラーとは
”工作の失敗から素早く立ち直る人だ”」と言っていた。
(私の父は宇宙戦艦ヤマトの沖田館長か!)
なるほど、トーマモデルさんは私に「モデラーの掟」を
思い出させるために、こういうトラップを仕組んだのか!
(「山猫は眠らない」のベレンジャーの気持ち・・・)
 
Tomp9_20200825
2日間の激戦の末、どうにかちゃん走るように
後位台車についても平大ギアのカバーやボルスター部も
削り、どうにかこうにかR177カーブ周回では問題は
無さげに走行するようになった。
あ~、疲れた。
 
さて、翌日(まだ続くのか!=>自分)
 
Tomp12_20200825
火室下部パーツは重要
塗装待ちしていた火室板部をネジ止めする。
取付て気が付いたのだが、ドライブシャフトを適度な可動範囲
にする役目も持っているようで、取り付けると調子がいい。
(付けて初めて気が付く効果)
 
Tomp10_20200825
第三動輪のウォーム噛み合わせ調整
テストしていて「ときどき側面シャフトがまだ止まる」のが
気になっていた。
詳細に調べると、どうやらウォームと噛み合わせが微妙で
ベベルギアに力がかかるとスリップしている。
この手の調整は「古典的鉄道模型手法」で解決可能である。
動輪押さえ板にt0.1のプラ板を貼ることで調整完了!
これで静粛?に走行するようになった。
この画像で第4動輪の押さえ板部を確認すると、さして走行させて
いない?のに早くも微妙に摩耗している(微量だけど)
まあ、これでその解決方法は判ったので問題なし!
 
Tomp11_20200825
台車inモータ方式といえば中村精密
このキットを組む前に「台車inモータと言えば中村精密」
であることを思い出していた。
画像を見ると判るが、この方式(カツミの輸出ロコにもある)
になると第三動輪にかなりの負荷がかかるので、頑丈な構造と
正確な組み、精度の高いギアが必要となる。
こうやってアップで見ると「ほれぼれする出来」である。
整備を確実に行えば壊れないのだが、不調になったときの
修理はかなり痺れる(強烈に遠い目)
トーマモデルさんが「金属モデルでも出来ればやりたくない
(個人の感想です)構造」にチャレンジしてくれたのは、
私に「困難に立ち向かう勇気を忘れるな!」と励ましを
くれるためだったに違いない!
(鉄道模型って”スポコン”なのか!)
 
ここ数日「モデラーとは試練に立ち向かうもの」という
鉄則を再確認したのであった(凄く遠い目)
(まだ終わってないぞ!=>自分)
さて、もう一両分あるキットを組むか?
(上回りを購入してからでもいいか)
 
注意!
ここに記載されていることは「私の個人的経験」です。
参考にされてもいいですが、正解である保証はありません。
進捗状況によっては、内容を変更する場合もあります。

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