地方鉄道

2010.08.07

変化する銚子電鉄

珍しく実物の話。
先日、新車の運用が始まった銚子電鉄を見てきた。

Chyosi17_20100807
 運用の始まった2000系。 8/6はグリーンの方であった。

Chyosi22_20100807
 端正な顔立ち。これからの主力にふさわしい。

Chyosi21_20100807
 少しお疲れ気味の1002。彼らの運命も気になる。

炎天下、1日撮影をしていたが、どういう訳か鉄道を見ていると暑さが
それほど気にならない。
2000系はクーラー使用なしであったが、どうやら銚子は都心より少し涼しいよう
で、吹いて来る風で十分に涼しかった。

Chyosi29_20100807
 木製の架線柱、木製の枕木。 これらも過去帳に入ろうとしている。

今回、銚子電鉄の撮影のために重い腰(いや、全身か?)を上げたのには
理由がある。
新型が導入される以上、保線も進むはずである。
危険ではないにしても、やはり他の地鉄並みに保線は進むはずである。
木の枕木、年季の入った架線柱はいずれ過去のものになるはずだ。
それは、正しいことだ。
銚子電鉄は「地元の人のための生きた鉄道」なのである。
地元に貢献し、利益を上げるために施設はどんどんと更新してもらいたい。
そして、生きている姿を保って欲しい。
この架線柱は君ヶ浜の畑の中のものであるが、事実この前後はPC架線柱
に交換されている。
ひたひたと「近代化」の波は近づいているのだ。
そして、各駅の空いた土地に、PC枕木が山積みされていた。
いずれ、線路の更新も開始されるだろう。

鉄道ファンとしては「生きている鉄道」をいつまでも残して欲しい。
しかし、モデラーとしては「古風な姿」に郷愁を感じるのも事実である。
ならば「記録できるうちに記録しておこう」と思うのである。

そういえば、以前「模型としての架線と架線柱の話」をするとUPした。
色々と取材はしているのだが、どういう出だしにするか迷っている。
「実物の話」をするのではなく「模型(それも架線集電する)」の話なので
どうしたものか?と思っているのだ。
思いつきで言ったことを、実行するのは案外難しいものだ。

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