モデルガン

2013.09.08

S&W No.2

昨日「いよいよ林鉄レイアウト検討か!」とネタを振っておいて違うことを
するのが私らしい。

ず~っと前に書いたと思うが、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」を見るまでは
銃器関係にほとんど興味が無かった。
「龍馬伝」の中で龍馬が高杉晋作からもらった銃が「なんでこんな古臭い銃なんだ?」
と思ったのもさながらだったのだが、お龍さんがその拳銃をパンパン打つ
のを見て「お龍さんって、パーカッション式の火薬入れて銃弾ぎゅーぎゅー詰める
のを出来たんだろうか?」という疑問を解くために、この拳銃について調べ始めた
のが・・・きっかけとなった(遠い目)。

Sw_no21_20130908
 マルシンの「坂本龍馬の銃」という、ストレートな商品名!

結局、興味はあったものの、実は案外初期のS&Wの拳銃の資料はなく、
製品もマルシンの「坂本龍馬の銃」という、ストレートな名称のものが昔発売に
なっていた・・・という状況であった。

ここで、簡単にS&Wの起業当時の話。

ホーレイ・スミスはスプリングフィールドで造兵廠に18年勤務。
ダニエル・バイアード・ウェッソンは兄が銃砲店を経営しており、
そこで銃器の製造技術を学ぶ。
2人は、最初に企画したのは弾頭に発射薬を仕込んだボルカニックを
使った銃を生産しようとしたがなかなか起業出来ず。
すると、企業家(投資家?)のウィンチェスターが出資を申し出る。
結局、レバーアクションライフルはウィンチェスター、ボルカニックから発展した
リムカートリッジ弾を使った拳銃はS&Wということになった。
初期のカートリッジ弾は薬莢の強度の問題などもあり、22口径の小口径タイプ
のNo.1が製品となった(1857年?)
参考文献:
 ザ・ファイヤーアームズ 床井雅美 著 (株)大陸書房 発行
 歴群「図解」マスター 銃 小林博昭著 (株)学研パブリッシング 発行

Sw_no22_20130908
 シリンダーを外してカートリッジを入れる形式

No.2は36口径である。
Model No.1、N0.1 1/2、No.2はシリンダーを外して装弾するもので、
前ヒンジの形式である。
ちょっと強度に疑問も感じるが、モデルガンの場合は装弾してシリンダー
をフレームに入れようとしたときに、うっかりフレームを下にしてシリンダを
入れようとすると弾がバラっと落ちてかなりイラっとする(笑)
やはり、まだまだ初期の製品だったのだと実感した。

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 シンプルな機構

弾丸がカートリッジ式である以外は、機構などはシンプルなものである。

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 長年の疑問「バレルの下の棒はなんだ?」が解けた

「龍馬伝」でNo.2を見て「バレルの下の棒はなんだ?」という疑問を持った。
結果としては「カートリッジ交換時にシリンダに張り付いたカートリッジを
突いて出す棒」であることが判明。
判ってみれば簡単である。

ということで、それなりに疑問解決。

次はいよいよ、26年式の元になったModel No.3か?

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2013.08.11

コルト ドラグーン(M1848)

以前、「八重の桜」起点で、同年代の米国の拳銃、コルトの話をしたことが
あった。

あ~、マジメに調べたな(しかもモデルガンまで入手して)と、満足していた
のだが、ふと、なにか足りないものに気が付いた。

「あの銀河鉄道999で出てきたドラグーンがない!」

結構名を聞く割には、どんなものなんだ?と思っていたのだが・・・・
え?モデルガンあるの!(驚!)

しかし、またしても絶版である(ご~ん)
これまた、結構苦労して入手。

Coltdragoon1_20130811
 コルト・ドラグーン(M1848) 2ndモデル

ファーストモデル(7000丁)、フラックモデル(300丁、ウォーカーのパーツを利用)
ののち、セカンドモデルが発売になった。
製造数は2700丁である。
2ndモデルまではトリガーガードがスクウェア・バックであるが、
3ndモデル(10500丁)ではラウンドトリガーガードになっている。

Coltdragoon2_20130811
 ウォーカー(M1847)との比較

ウォーカーと比較すると、5cm短くなり、300g軽量化されている。
モデルガンとしては、ウォーカー1095g、ドラグーン1050gとあまり差がない(笑)
そのため、手に取るとドラグーンの方がズシリと重く感じる。

Coltdragoon3_20130811
 ウォーカーとの比較(1)

ウェッジの入る方向が逆というか、パターソンと同じ(以降もこの方向)に戻っている。
ローディングレバーの固定がフックに変更。
銃身も短くなっている。

Coltdragoon4_20130811
 ウォーカーとの比較(2)

右がウォーカー、左がドラグーン。
装薬量を若干減らすことで、重量軽減&短縮を実現している。
シリンダ・ストップ・スロットが、ウォーカーの円形からガイディング・グループ付きの
長方形のカットに変更になっている。

Coltdragoon5_20130811
 ウォーカーとの比較(3)

グリップのバックストッラップが真鍮になっている。

歴史背景:
 1846~48年(日)英国、米国の船が近海に出没、測量などを実施
        (米)米墨戦争
 メキシコと西海岸側の州の独立を巡る戦争は1848年まで続く。
 以降も、白人の西海岸進出によるアーリーアメリカンとの抗争は続く。

 1848年という年は、日本と米国というより、ヨーロッパでフランス、ハンガリーと
 相次いで革命が起こった年であった。

 44口径のドラグーンは、M1851 NAVYが発売になっても、次のM1860ARMYが
 出るまで継続して発売されていく。
 意外なのは、この大きくて重いドラグーン(+ウォーカー)が、政府関係に
 売られたのは総生産数約22000丁のうち9000丁で、他はコマーシャル
 セールスであった。
 米国内の状況が、平時においても強力な打撃力のある拳銃を要求していた
 ということは、日本では考えられないことである。

ドラグーン・モデルから、産業革命に入った米国東部における最新技術、
マシニング加工により、加工の80%を行い、工業製品としての規格化・互換性の
確保が行われるようになった。
これを実現した人物として、それ以前からの協力者、エライシャ・ルートを
忘れてはいけない。
スチームエンジン+シャフト・ベルトによる工作機械による工場、技術
トレーニングセンタの設立など、その後のコルトの基礎を作り上げた人物であった。

参考文献: 別冊GUN コルトのすべて(国際出版株式会社)

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2013.07.21

マルシンのJrシリーズのP08

ちょっと前から探していた品がようやく入手出来た。

Jrgun6_20130721
 マルシンのJrシリーズのP08

当時、まったくの子供だった私はこういうものがあるのは知らなかった。
モデルガンの銃刀法規制が厳しくなったからか? 子供向けに積極的に
販売したかったのか?は不明だが、’75年からJrシリーズとして小型で
簡易メカの金属モデルガンが発売になったようである。

その中にP08があったので「どんな製品なんだろう?」と思ったのである。

Jrgun1_20130721
 当時のカタログが手に入った。

P08だけでもうれしいのに、カタログが手に入ったので当時の事情が
判るようになった。
それにしても、この表紙の雰囲気がなんとも当時のセンスなのが良い。

Jrgun10_20130721
 同じマルシン製のP08と

タニオアクション版(元は中田商会)、最新版、そしてJr版と比較すると
大きさや雰囲気はこういう感じである。
JrシリーズのP08は、どちらかというと中田商会版に近いように思う。

Jrgun8_20130721
 内部の構造

構造をチェックしたときに「え?タニオアクション?」と期待したのだが、
結果的には後退させたトグルをリリースするだけの機構であった。

Jrgun9_20130721
 装弾はこういう感じ

トグルを後退させ、弾丸ごと前進してパンッ!となるようである。

Jrgun14_20130721
 他にもこういうものを持っていたりする

実はJrシリーズは「間違ってP38を買った」ことから、P08を買ってみよう
と思い、ついでに同シリーズのものをいくつか買ってしまった。

この製品が現役だったとき、私はプラ製の巻き火薬のものでパンパン!と
やっていた。
このような金属モデルは、きっと裕福な家の子供用だったのだろう(遠い目)

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2013.07.20

HWSの26年式拳銃(エアーガン版)

私は銃器マニアではない(たぶん)
単純な機械好きであって、「結構複雑でかつマメな整備が必要な機械なのに、
工具なしで分解可能」という、なんとも高度な設計というか、デザインが
行われている”しくみ”に興味があるのだ。

ということで「基本的にはタマを撃つことには興味はない」ので、ときどき
モデルガンを買って構造を見て感心したりする程度である。

なのに、おそらくは20年ぶりくらいにエアーガンを買ってしまったのには
ちょっと訳がある。

Sat1_20130720
 なんか「前にも見たような?」HWSの26年式拳銃

このパッケージング、このリボルバー、なにか「見覚えがある」ような・・
そう、HWSの26年式は少し前に「え?こんなマイナーなものがモデルガンに
なるのか?」と登場したのである。
ご丁寧に箱も同じだ。

Sat2_20130720
 上がエアーガン、下がモデルガン

グリップの色、シリアルNo.(その字体も)が違うくらいで、外観をぱっと
見ただけでは同じものに見える。
私のエアーガンの知識は「見た目は実物に似ているがあくまでタマが出るもの」
として、ややデフォルメのかかったものである・・・という感じである。
ところが、この26年式はなんら遜色はない。
むしろ、シリンダーが金属製(後述)になり、気持ち重くなっていたりして、
良い感じである。

Sat3_20130720
 驚いたというか、興味を引いたのは・・「え?これのどこがエアーガン?」

噂には聞いていたので「中が見てみたかった」のである。
このエアーガン、なんと実物通りにサイドプレートが開いて・・・・「え?中身は
実物通りではないか!」なのである。
実際には少し違いがあるのだが(これも後述)、松葉バネにシリンダーを動かし
ハンマーの機構まで「ほぼ実物通り」というのだから驚く。
「外観がそっくりでタマが出ればよいではないか」という、エアーガンの概念
(自分的に)を大きく超えているのに驚く。

では「少なくともモデルガンとは違う部分」とは?

Sat5_20130720
 シリンダーの後ろ側はダミー

エアーガンとしての機構は、シリンダー内に収まっている。
ゆえに、この後ろの部分はダミーのプレートである。
26年式、ブレークオープン式のリボルバー初のエアーガンという名誉も
得て、なかなか大したものである。
というか、この20年くらいで、ここまで進化したのか?

Sat4_20130720
 機械部分で唯一違う部分はココ!

機械部分はほとんど実物というか、モデルガンとほぼ同じである。
(よくよく見ると、松葉バネはやや大きくなっているような?)
唯一と言ってもいい「異なる部分」は、ハンマーがバルブを叩く量?を
加減するために、松葉バネを微妙に調整するイモネジが追加(画像中央くらい)
になっているぐらいである。
注意:
エアガンタイプの26年式は、「空撃ち」をガチガチやって遊ぶと、このネジが
引っ込んでしまい、ガス洩れが発生するようになる。
まあ、マメに調整すればいいだけなのだが、そういう遊びは素直にモデルガン
でやるのが無難なようだ。

と、ここまで堪能しての感想。

知らぬ間に、エアガンの世界は「ともかくタマが正確に撃てれば」という段階から
「より実感的に、よりしくみも忠実に、しかもエアガンとしての性能も」と大きく
真価していたのをしみじみと感じた。
で、思うのである。
「鉄道模型(少なくとも自分の作るもの)はこういう風に”より一層の面白さ”」
を追及してきただろうか?という疑問。

私は元々が「ディテールよりは動力性能」という傾向が強かったが、動かす
方はそこそこ新規の試みをしてきたが、より実感的に!とか、より”らしさ”
と考えただろうか?と・・・

こういう製品を手に取ってみると、なにか自分の至らない部分を再認識出来て
面白い。

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2013.07.10

頑住吉氏のボーチャートピストル

実をいうと、私はその時代の氏のホビージャパン誌での活動を知らないのだが、
最近になって、坂本竜馬の拳銃=>日本軍の拳銃の不思議を調べていると
氏の作成した型取りして量産した製品が出てくるので「世の中には凄いことを
する人がいるんだな」と思っていた。

キャスティングでパーツを量産することは、鉄道模型でもやることだが、モデルガン
はそれなりの大きさがあるし、実物の制約があるので抜きが難しい、ましてや
量産向きのものではないから、その苦労に尊敬の念を感じた。

それはともかく、オークションで探し物を落札するついでに、ふと入札したところ
このような大物を落札してしまった。

Borchart28_20130709
 ボーチャートピストル、ストック付

元々数が少ないうえに、'90年代の製品なので、入手出来たのは驚きである。

Borchart30_20130709
 これだけの大きさのものをキャストで作るのは驚き

形の複雑さもあるが、この大きさをキャストで作るのは勇気がいることだ。
引きも出るし、経年で変形することもあるからである。
今回入手したものは、スライド部が少し曲がってはいたが、他の部分は
しっかりとしていた。
これは一種の「キャスト製品の耐久性確認」にも役に立ったことになる。

Borchart29_20130709
 形態については、21世紀の製品と互角か?

Borchart31_20130709
 ストックを付けた姿は立派!

キャストで作ったものなので、厳密なモデルガンとは言えないものの、こうして
ストックを付けて眺めたり構えたりすると結構いい感じである。

Borchart32_20130709
 以前入手した26年式と

氏の製品は、キャスト製品の一応の耐久性を証明して、現代でも「よく出来て
いるな」と感心することが出来る。
私とは違うジャンルのモデラーの方の製品を堪能出来るのは楽しい。

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2013.07.07

幕末の出来事とコルトの関係

NHKの2013年の大河ドラマ「八重の桜」も、前半の戊辰戦争の話が
佳境に入った。
その前から気になっていたのだが、山本八重の使ったスナイドル銃なのだが、
購入のエピソードの「どうしてドイツ人の商人から」というのを見て、
「そういえば、戊辰戦争(1868-69)に、米国の南北戦争(1861-65)の
余剰銃があまり見られないのはなぜか?」という疑問が出てきた。

それで思い出したのが「昔、コルトの本を買ったような?」である。
本棚から発掘されたのが「別冊GUN コルトのすべて(国際出版発行)」
である。

Coltgun2_20130706

この本をしみじみと読んでみると、なかなか面白いことが判ってくる。
幕末の日本における拳銃は、中国・ロシア向けにS&Wが輸出していた
ものの一部が入って来たNo.1フレームと2フレームが有名である。
そう「坂本竜馬が持っていた」拳銃である。
コルトの拳銃は日本の幕末の歴史に何も関係していないのだろうか?

21世紀になって良かったこと(?)は、コルトのその時代の製品の
モデルガンを手に取って味わうことが出来るという幸福もあるので
地味に歴史的年表との関係も調べてみた。

Coltgun1_20130706
 下からパターソン(1836)ウォーカー(1847)M1851NAVY(1850-73)

ここで、サミュエル・コルトの話を少し。

サミュエル・コルトは、1814年にハートフォードで生まれた。
いろいろとあって、16才のとき(1830)に世界を見るために船員に
なったのだが、その船の上で思いついたパーカッション式のリボルバーの
1835年に英国、フランスで特許を取得。
それを背景に米国でも特許を取得。
その間、試作してきたものを1836年に本格的な製品にするのである。

という「超省略型前提知識」を元に、各モデルと時代背景に入る。

1.パターソンモデル(1836-41)

Coltgun3_20130706

当時の米国で工業化が進んでいたパターソンにおいて製造されたのが
コルト初の量産モデルのパターソン・モデルである。
ハートフォード(紛らわしいがこれは現代のメーカー名(笑))の
製品は、No.1~5までのモデルの5(36口径)を製品にしている。
手に取ってみると小柄で携帯性の良さを感じる。
大柄で単発のパーカッションの拳銃が主流の中で、5連発のこの
銃は威力を発揮したことだろう。
歴史背景:
 1836年(米)アラモ砦の戦い=>テキサスが独立
    (独)ドライゼ銃(近代的ボルトアクションライフル)
 1837年(日)大塩平八郎の乱
 1842年(米)パテントアームズ社倒産
時代背景的には、コルトの商品は有益なものであったはずだが、
受け入れられるまでに時間がかかったのか?放漫経営か?で
倒産してしまった。
その頃の日本は、大きな出来事は大塩平八郎の乱くらいで、まだ
海外からの圧力はこれから?という状態であった。

2.ウォーカーモデル(1847)

Coltgun4_20130706

コルトそのものは倒産してしまったが、製品はしっかりと受け入れ
られて、特にその後も戦乱が続くテキサスにおいて成果を上げた。
結果、1846年にウォーカー大尉からの申し入れを受け、威力のある
44口径の「コルト史上最大の拳銃」であるウォーカー・モデルが
軍用に1000丁、民間向けに100丁生産された。
ハートフォードの製品化したウォーカーを見ると「デ、デカ!」と
驚き、プラ製であるにもかかわらずズッシリと重い。
実物は2kgもあるとのことであるが、これを2丁持って戦場に行った
ウォーカー大尉はズッシリとくるこの銃に満足を感じたのだろうか?
(ちなみに、そのときの戦闘でウォーカー大尉は戦死)
歴史背景:
 1846年(日)黒船が浦賀に来航
    (米)米墨戦争勃発
テキサス独立に続き、メキシコと西海岸側の州の独立を巡る戦争は
1848年まで続く。
時代背景的には、強力な打撃力のある火器を要求していた。
そして、西海岸側を手中にすることにより、米国はいよいよアジア
への進出を開始する。
西海岸への白人の進出は、現地のアーリー・アメリカンとの衝突を
生み、火器の需要はますます高まっていくことになる。

3.M1851NAVY(1850-1873)

Coltgun5_20130706

あまりにデカく重いウォーカー・モデルを改良したドラグーン、
そしてこの手の製品では一番売れた1849ポケットを経て、
M1851NAVYが登場する。
NAVYは海軍というより、36口径を意味するようになり、
44口径はARMYと呼称されるようになった。
この製品はCAWのもので、手に取ってみるとかなりすっきりと
していて、なるほど「これなら安心だ」という気持ちになる
拳銃ではある。
歴史背景
 1853年(日)黒船来航、開港を迫る
 1854年(日)日米和親条約
 1857年(英)セポイの乱
 1858年(日)日米修好通商条約
    (日)安政の大獄
 1860年(日)桜田門外の変
 1861-65年(米)南北戦争
 1868-69年(日)戊辰戦争
CAWのM1851NAVYは実はかなり前の製品で、入手するのに
時間がかかった。
それでも入手したかったのは、上記の年表に関係してくるから
である。
1854年のペリー来航時に、徳川将軍へのおみやげ品として、
このM1851NAVYが数丁渡されたのだが、そのうちの1丁が
水戸藩に渡り、それをコピーした銃で行なわれたのが、
桜田門外の変なのである。
当日は吹雪で火縄銃ではどうにもならない天候であったが、
パーカッションの銃ならば使用可能である。
剣の腕前には自信のあった井伊直助でも、この近代的で威力の
ある銃(コピー品の性能は実際は??だが)で一撃されたら
ひとたまりもなかったであろう。

ここで、コルトが日本史の重大事件に登場する。

水戸藩のコピー銃、最近になって日本人のコレクターがその
存在を公開したが、「大阪のコレクターって?」と思った
ら、やはりお宝鑑定団でおなじみの澤田先生であった。
その話の中に「材質は銀」とあるのだが、強度的に問題が
なかったのだろうか?

これだけ混乱した日本であるから、英国や米国は武力で・・
となりそうであるが、当時の船舶の輸送力問題もあるが、
英国はセポイの乱(実はこの戦争も発端は銃なのが皮肉)
米国は南北戦争・・となれば、どうしようもなかったのだろう。
結果として、「日本は相手国の事情に救われた」ことになる。

それにしても、米国の南北戦争終結で余剰になった銃はどこに
行ったのか?もっと日本に入ってきていても良かったのでは
ないか?
興味は尽きない。 

その後の日本の歴史に出てきた拳銃は?

Coltgun6_20130706
 S&W No.3を経て、自国生産の拳銃は1893年

その後の日本は、やはりS&Wの拳銃が主流で、スコフィールドになる
前のNo.3フレームが海軍で採用になった。
そして、その一部機構を参考にした26年式拳銃が制式になった
のは1893年のことであった。

隣の国の主流の拳銃が、日本ではまったく出てこないというのは
ある意味で面白いことである。

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2013.04.13

MGCのP-08

何もしていない訳ではなく、銀塩やら大判デジやら、マニアックなモデルガン
やら・・・と鉄道模型以外のことをやっていて、なかなかブログ更新出来ず。

私は戦記マニアでも銃砲マニアでもないのだが、機械好きなので面白い構造の
メカを見ると、どうも興味が湧いてくる。

以前にも、タニオアクション(ある意味、これも独創的なメカ)のP08に凝って
みたりしたが、「それと同じ時代にMGCからはリアルタイプのP-08が出ていた」
という話を聞いて、いつかは現物を見てみたいと思っていた。

それが唐突に実現。

Mgc_p081_20130413
 以前から所有しているタニオアクションのP08とMGCのP-08

Mgc_p083_20130413
 構造的にはしっかりとショートリコイス&トグル動作もする

Mgc_p085_20130413
 フィールドストリッピング。 なるほどリアルな構造(この時代には珍しい)

Mgc_p0810_20130413
 MGCの選んだプロトタイプ(左)は、かなりマニアな製品

などと、マニアな分析などしているとなんとなく楽しい。

さて、マニアなモデルガンの構造確認、銀塩撮影、大判デジカメ・・・と楽しんだ後は、
模型制作をしなくては!

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2013.03.19

CAWのパパ南部、エキストラクターに続いてシアバー折れる

Tue6_20130319
 シアバー後端のストライカーの突起が当たる部分が・・

先にエキストラクター先端のキャッ今日に当る部分が折れた。
交換パーツの問い合わせをして1週間以上経過・・・・返事なし。

きっと、対策パーツを・・・・(信じて待つのみ)

そんなときに、ある方のHPで「シアバーの後端が割れます」との情報を
見て、確認する・・・・・(ご~ん)

ああ、やはり割れている。

たぶんまた回答なしの可能性は高いが、とりあえず交換パーツの
問い合わせをしてみるか(遠い目)

それにしても・・・・鉄道模型もこういうところ(結局所有者がひたすら負担)
があるが、モデルガンは、昔っからその上を行くのだなぁ、もう21世紀
なんだけど。

さて、気を取り直して・・・

Tue7_20130319
 パパ南部と14年式の同じ個所を比較してみる

そういえば・・・と気が付いて14年式と比較してみる。
ストライカーの突起が当たる場所が変わっており、14年式では面積のある
ガッチリとしたものになっている。
そうか!きっと実物(南部自動拳銃)でもこの部分は弱点だったのだ!

なるほど、CAWさんは実物通りに作って「南部自動拳銃の難点」を
教えてくれたのか・・・・・ああ、ありがたい(感謝の気持ちは大事だな)

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2013.03.10

ボーチャートとルガーと南部自動拳銃の関係

私は戦記マニアでも銃砲マニアでもない(はず)。
しかし、機械というか、からくりというものに興味があるので、変わったもの
があるとうっかり購入して調べてしまったりする。

たとえば

Borchardt9_20130310

Borchardt10_20130310

なるほど、こうやって分解(フィールドストリッピング)して部品構成を
比較すると、ボーチャート=>P-08と改良されたたものだと理解できる。
(注:ルガーさんはボーチャートさんと同じ会社の人で、改良の責任者)

Borchardt6_20130310

Borchardt11_20130310

ボーチャートの独特なフレーム後部が、板バネを使ったものであったの
だが、それを改良してグリップ部にトグルリンクがうまくリンクするように
したのか・・・と、その道のりを想像したりする。

Borchardt14_20130310
 ボーチャートのこのトリガーとシアーの関係が

Borchardt16_20130310
 P-08ではこうなって

Nanbuauto27_20130217
 南部自動拳銃ではシアーの作用する方向は変わっても考え方は同じ

「機械のしくみの疑問」を理解したいという気持ちは大切なのだと思う。

さて、そろそろ模型というか、ロンビックイコライザとレイアウトをやらんと。

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2013.02.24

CAWのパパ南部、エキストラクターが折れる

別にどうということもない?ネタである。

Sun3_20130224
 唐突にエキストラクターの爪が折れる

さして頻繁にでもないが、パパ南部で排莢(ダミーカートなので、弾丸が出るが)
していると、なにか細かいパーツがポロっと出てきた。

ん?

あれ?エキストラクターの爪ではないか!

最近のモデルガンは、こういう部分(結構力やら衝撃がかかる)もダイキャストで
作るのか・・・・

昔のモデルガンであれば、板材でプレスで作るよなぁ・・・
マルシンのベビー南部もこの部分は鉄板プレスなのに。

21世紀ともなると、こういう作り方なのか? とちょっと悲しくなった。

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