続いては、新型電機用の動輪のギア比でのテストを行う。
協育歯車の40枚(モジュール0.3)をスライスしたものを使う
今のところは、製品では30枚のギアのみが提供される。
機関車用のギアについては、私が協育歯車のモジュール0.3をスライス
したものを使用する。
軸受は、標準添付の6角パイプに、t0.8を2枚間に挟んで接着すればよい。
台車への組み込みは同じである。
床板はフラットだが、機関車用としてウェイトを追加搭載する。
床板がフラットであること、配線の手際などは、クモハ157系と同じである。
今回は機関車としての性能計測をするため+90gの補充を行っている。
このED100(懐かしい!)の重量は、332gである。
吊掛モータは、粘着がいい(空転しない)ので、むやみに補重する必要はない。
牽引力測定(通称”いじめ”)を行う。
牽引力テストの結果は以下の通り。
・空車 : 4V/0.1A 10分連続走行でモータ微小な熱
・1両(400g) : 5V/0.15A 10分連続走行でモータ微小な熱
・2両(800g) : 平坦部 5V/0.2A
勾配(上り) 7V/0.2A
勾配(下り) 4.5V/0.2A
10分連続走行でモータ微小な熱
・3両(1200g) : 9V/0.4A
勾配途中での引出し 13V/0.6A
・4両(1600g) : 10V/0.4A
・5両(2000g) : 12V/0.4A
・6両(2400g) : 13V/0.6A
・7両(2800g) : 勾配途中で動けなくなる
2両(800g)牽引時以外は、計測のための短時間走行(エンドレス1周)で
ある。
このモータの定格は、9V(無負荷時)であることを忘れてはいけない。
計測結果は、テスト車を組んだ私も驚くほどの牽引力であった。
2%勾配(一部3%)のあるレイアウトを、332gの小型機関車が、700gクラスの
大型機関車並みの性能を出すのである(短時間ではあるが)
大したものである。
9:30の仕様、9:40の仕様を試した結果、以下のような教訓を得た。
・1台車2モータ(並列)は、0.1Aの消費電力になる。
=>車両数や台車数を決めるときの目安
・4個モータ(2台車_並列)の場合、車重は250g~350gが良い。
・通常走行電圧は4V~7V(勾配時)
吊掛モータでは、低電圧で走行をさせる。
そのため、洋白レールで距離の長いエンドレスのレイアウトを走行させる
ためには、集電性能向上を考えないといけないことが判った。
まあ、これから続けてこのモータ搭載の車両を作っていくので、あれこれ
考えてみよう。
注意!
このブログに掲載している内容は、筆者の個人的経験である。
ここを参照してなにかを行ったにしても、その結果を保障するものでもなく、
筆者は一切の責任を負わない。
「自己責任」という言葉を良く理解して、大人の礼儀をわきまえること!
また、内容についての問い合わせにも対応しない。
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