吊掛モータ

2013.07.28

吊掛モータ用の33枚ギア

猛暑だったり、突然豪雨だったり・・
結構激しい天候である。

Sun3_20130728
 真ん中のギアが11.5φの車輪用の33枚ギア

米国DLで11.5φの車輪に36枚ギアを使ったところ、ガードレールがある
ところで歯が当たる・・・というテスト結果を以前書いた。

それから数日経過して、11.5φの車輪用の33枚ギアが発売になるとのことで
1両分を譲ってもらってきた。

単体で見ると、「そんなに10.5φ用(30枚)と違わないか?」と思ったりする
のだが、こうやって並べてみると、やはり結構違うものである。

笑ってしまうことに、今は左側の13φに36枚は使うのだが、11.5φの車輪は
なにか車両を完成させないと・・・(う~ん)

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2013.03.26

11.5φの車輪用の吊掛モータ(2)

Tue8_20130326
 念のため、念には念を・・の絶縁をする。

実際には、絶縁側の車輪の方には、厚めの絶縁ワッシャが入るので
ショートの可能性はないのだが、動く部分でもあることだし、DCC化してから
ショートすると面倒だったりするので、念のため車輪が触りそうなところを
薄いプラ板で絶縁処理をする。

こういう「後でやると面倒なところ」は、先に手を打っておくというのは、
DCCサウンド化の経験から来るものである。

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2013.03.25

11.5φの車輪用の吊掛モータ(1)

いよいよ9:36のギアの組み合わせを生かす。

Mon1_20130325
 左:10.5φ(9:30) 右:11.5φ(9:36)

この新しい軸受けは、27枚~34枚(モジュール0.3)で使えるように
なっている。
今回使用するギアは36枚なので、少し径が大きい。
ただ取りつけるだけなら、そのまま取付が可能であるが、それでは固くて
動かないので、0.5mmほどネジと軸受け部分の切欠きをヤスってやるだけで
モータの取り付けはokである。

こうして比べてみると、2割ギアが多いとかなり大きく感じる。

Mon2_20130325
 この新タイプの吊掛モータの新しい部分。 端子が近代的。

このタイプになって、端子を車輪の径の外に持っていく金具が便利になった。
このようにモータの端子に入れてハンダを流し、パチンと切ってヤスれば完了。
これははっきり言って便利だ。

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2013.03.18

ギア比 9:36

Mon7_20130318
 日光の11.5φの車輪と協育歯車のモジュール0.3の36枚

新しい軸受部がもうすぐ出るので、11.5φの車輪用にもっと大きなギアが
使えないか?と探してみた。

36枚、いけそうである。

実際は34枚程度が良さそうな気がしている。

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2013.03.03

新型吊掛モータ(の試作品)の走行テスト

そういえば、テストをしたことをすっかり忘れていた。

Sun1_20130303
 さらに過酷な牽引力テスト(通称「いじめ」)

いつもの通りの牽引力測定である。
今回は、電力の計測はいらないので、吊掛モータの新しい部品(軸受部分)の
耐久性確認だ。

800g~1200gという荷重で急発進/急停車、勾配を勢いよく上がる、
勾配途中からの牽き出し・・・などなど。
あまりに過酷なので、カーブですっ飛んでみたり・・その衝撃で台車から
車軸が外れたり・・・・

このような「過酷すぎるテスト」でも、とうぜん吊掛モータの新パーツは
ビクともしなかった。

というか、この内容って「モータ自体への過酷なテスト」のような気も?

Sun2_20130303
 どうせ走らせるなら「レールクリーニング」

なにしろ単純に牽引力測定をしていると・・・飽きる。
で、思い出したのが「牽引で負荷がかかるのはレールクリーニングでも」
さっそく、レールクリーニングカーを出して、保線も兼ねたテストを実施。
ああ、便利だ(って、違うか)

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2013.02.24

新型吊掛モータ(の試作品)

先週と今週は、鉄道模型以外の趣味のちょっとしたまとめをやっていた。

そうだったのであるが、こういうものを「試してみる?」と受け取った。

Sun4_20130224
 新型の吊掛モータの試作部品

今までのものとは違うタイプの吊掛モータのパーツである。
エッチングパーツで折り曲げて使う。

この形式、実は面白い特徴を持っている。
複数のギア比に対応しているのである。

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 9:24(8.5φの車輪用)ギアはギリギリで届かない

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 9:28(9.5φ車輪用) 余裕で使える

Sun7_20130224
 9:30(10.5φ車輪用) もちろん大丈夫

大径のギアの丁度いいのがないので試していないが、感覚的には34枚くらい
まで余裕のようである。
このように、1種類の金具?であらゆるギア比に対応出来るのである。
これは素晴らしい。

Sun8_20130224
 端子側は接着。 組むとこんな感じになる。

さて、どのギア比で?と考えた結果、結局無難に9:30で組んだ。

組立てはもちろん簡単である。
まず、ピニオン側でギアの位置を合わせてネジ止めする。
そして、端子側は接着する。

ところで、この組立では端子を従来のパーツで延長しているが、製品版は
専用のもっとカッコイイ専用のパーツになるそうだ。

Sun9_20130224
 ほんとうはロンビックの車両にしたかったが・・・

実は3週間前くらいから「ロンビックイコライザの実用車両」を作ろうとして
いる。
しかし、どんな形にするか?で迷っているのだ。
この新型吊掛モータでやりたいのだが、残念なことにロンビックイコライザの
設計がまだなので、仕方なく従来の吊掛モータのテスト車両(単車)を
再改造(といっても、今の仕様に合わせただけ)してテストすることにした。
重量はちょっと重くなって174gである。

ということで、今日はここまで。
明日にでも連続運転のテストをしてみよう。

ところで、市販価格は今までのものよりは少し高くなるようである。

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2012.11.05

小径車輪用の吊掛モータ

Turikake_20121105
 動輪の大きな径のテストは終わったので、次は小径車輪用

以前、小径車輪用の吊掛モータのテストをやっていたのだが、その後
すっかり忘却していた。
画像のものは8.5φのボギー台車用。
単台車では実は14:20と14:24の走行テストは終わっている。

一応、ギア比9:45まではテスト完了なので、路面電車用の小径車輪の
ための吊掛モータの試作を開始しようと思う。

今回はピニオンが9枚なので、28枚より少ないギア数では、アイドラーギア
を入れないといけない。
こうやって確認してみると、9.5φは28枚でいけそう、8.5φは24枚で
いくことになり、24枚はアイドラーギアが必要だ。

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2012.10.17

吊掛モータ関係の作業計画

すっかり涼しくなった。
これで、工作が進む?

私はロコ屋である。
なので、電車の手持ちがない。
せっかく吊掛モータが実用になったので、搭載して試験・・と思うと、買うなり
作るなりしないといけないので、それなりに手間である。

Wed3_20121017
 鉄道模型社のクハ65を改造して・・・

「よし!鉄道模型社のクハ16(65)が生かせる!」と喜んだ。
で、苦労してたつた模型のクモハ12040を(組むだけでも大変なのに)クハ16200
にして、あとはクハをクモハ11にして!と思ったのだが・・・
調べていて気が付いた・・「あ!南武支線にいた17m車は非貫通だ!」

う、う~ん・・・・

実はなんとなくそんなことが起こる予感もしたので、ピノチオのクモハ11300と
サハ17(旧31系)を買ってあった。
しかし・・・・サハをクモハに・・・
また苦労しそうな気配が・・・(けんなり)

Wed4_20121017
 45枚ギアのテスト車両を探して

旧型電機の動輪対応として、45枚の歯数のギアのテスト車両を探していた。
「これがいいのでは」と思ったのが、ED14なのである。
台車について、ちょっと案があるのだ。
で、車体はつぼみ堂のED11のものをおごり、台車はカワイモデルのED14の
ものを使うという案で行くことにした。
(注:背景にいるつぼみ堂のキハニ5000はロンビックイコライザのテスト用)

Wed5_20121017
 台車の塗装を剥がして確認すると・・・・

改造計画を立てるために塗装を剥離。
確認すると・・・・う~ん、台枠の車軸の入る穴が・・・
パーツも欠品あり。

なにかこう「仕事を増やしただけじゃん!(号泣)」の気配。

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2012.09.17

量産型の吊掛モータ(ギア比9:40)

続いては、新型電機用の動輪のギア比でのテストを行う。

Turikake7_20120917
 協育歯車の40枚(モジュール0.3)をスライスしたものを使う

今のところは、製品では30枚のギアのみが提供される。
機関車用のギアについては、私が協育歯車のモジュール0.3をスライス
したものを使用する。
軸受は、標準添付の6角パイプに、t0.8を2枚間に挟んで接着すればよい。

Turikake8_20120917
 台車への組み込みは同じである。

Turikake9_20120917
 床板はフラットだが、機関車用としてウェイトを追加搭載する。

床板がフラットであること、配線の手際などは、クモハ157系と同じである。
今回は機関車としての性能計測をするため+90gの補充を行っている。
このED100(懐かしい!)の重量は、332gである。
吊掛モータは、粘着がいい(空転しない)ので、むやみに補重する必要はない。

Turikake10_20120917
 牽引力測定(通称”いじめ”)を行う。

牽引力テストの結果は以下の通り。
 ・空車     : 4V/0.1A 10分連続走行でモータ微小な熱
 ・1両(400g) : 5V/0.15A  10分連続走行でモータ微小な熱 
 ・2両(800g) : 平坦部 5V/0.2A
           勾配(上り) 7V/0.2A
           勾配(下り) 4.5V/0.2A  
     10分連続走行でモータ微小な熱
 ・3両(1200g) : 9V/0.4A 
          勾配途中での引出し 13V/0.6A 
 ・4両(1600g) : 10V/0.4A  
 ・5両(2000g) : 12V/0.4A  
 ・6両(2400g) : 13V/0.6A  
 ・7両(2800g) : 勾配途中で動けなくなる
2両(800g)牽引時以外は、計測のための短時間走行(エンドレス1周)で
ある。
このモータの定格は、9V(無負荷時)であることを忘れてはいけない。

計測結果は、テスト車を組んだ私も驚くほどの牽引力であった。
2%勾配(一部3%)のあるレイアウトを、332gの小型機関車が、700gクラスの
大型機関車並みの性能を出すのである(短時間ではあるが)
大したものである。

9:30の仕様、9:40の仕様を試した結果、以下のような教訓を得た。
 ・1台車2モータ(並列)は、0.1Aの消費電力になる。
  =>車両数や台車数を決めるときの目安
 ・4個モータ(2台車_並列)の場合、車重は250g~350gが良い。
 ・通常走行電圧は4V~7V(勾配時)

吊掛モータでは、低電圧で走行をさせる。
そのため、洋白レールで距離の長いエンドレスのレイアウトを走行させる
ためには、集電性能向上を考えないといけないことが判った。

まあ、これから続けてこのモータ搭載の車両を作っていくので、あれこれ
考えてみよう。

注意!
 このブログに掲載している内容は、筆者の個人的経験である。
 ここを参照してなにかを行ったにしても、その結果を保障するものでもなく、
 筆者は一切の責任を負わない。
 「自己責任」という言葉を良く理解して、大人の礼儀をわきまえること!
 また、内容についての問い合わせにも対応しない。

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量産型の吊掛モータ(ギア比9:30)

ようやく、量産品が販売になる。
その製品のバラ状態(現在販売のため組立中とのことなので)を入手し、
本格的に性能テストを行うことにした。

Turikake1_20120917
 製品はこのパーツ構成+α

モータ(モジュール0.3で9枚のギア打ち込み済)に、6角パイプ(軸受)
30枚ギア打ち込み済(日光の車軸)、1.4φネジ(長さ1.4mm)、
モータ固定用のラグ、細い電線(この画像には写っていない)が
セットになっている。
私の場合は自分で6角棒を接着しているが、製品版は軸は固定済に
なるとのことであった。

Turikake2_20120917
 モータの取り付け方法(上から)

Turikake3_20120917
 モータの取り付け方法(横から)

モータの取り付けは、ラグ板を画像のように曲げて、枕梁につけた
真鍮線(0.4φくらいで十分)に軽く通しておくだけで大丈夫である。

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 配線の例(あくまで私のやり方)

配線は別にどうということもないが、1両に載せるモータが多く、回転方向を
合わせる手間もあるので、エンドウの集電シューセットのプリント板を使って
上に配線を出して止めている。
まあ、この辺りは人それぞれだろう。

Turikake6_20120917
 恒例の牽引力測定(通称”いじめ”)

動力装置である以上、性能計測を行う。
カワイ157系に、以下のように吊掛モータが搭載されている。
 クモハ157(2) : 2個搭載 自重222g(当初) =>254g(補重)
 クモハ157(4) : 4個搭載 自重227g(当初) =>259g(補重)
補重を行ったのは、当初の状態で走行テストを行ったところ、牽引力が
今一つ(過去のテスト経験と比較して)だったからである。

計測してみると、以下のような結果になった。
 クモハ157(2) : 2両(800g) 12V/0.2A
 クモハ157(4) : 2両(800g) 9V/0.2A
            3両(1200g) 9V/0.3A
この結果は面白い。
モータが多い方が電圧が低くて済むのである。
仕事量(牽引するもの)が同じであれば、モータが多い方が効率が良い
のである。
これは、この吊掛モータを使って編成ものを組むときの参考になる。

Turikake4_20120917
 フル編成(って、4両しかない)での連続走行

クモハ157はモータを4個と2個搭載で、フル編成(4両しかない(涙))で連続
走行を行った。
 ・平坦地 :         4.5V/0.2A
 ・勾配(2%、一部3%?) :  7V/0.3A
という感じである。

注意!
 このブログに掲載している内容は、筆者の個人的経験である。
 ここを参照してなにかを行ったにしても、その結果を保障するものでもなく、
 筆者は一切の責任を負わない。
 「自己責任」という言葉を良く理解して、大人の礼儀をわきまえること!
 また、内容についての問い合わせにも対応しない。

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